2001年12月15日公開の映画『シュレック』。
ドリームワークス制作の3DCGアニメ映画で、ウィリアム・スタイグの絵本を原作とするファンタジーコメディ。監督はアンドリュー・アダムソンとヴィッキー・ジェンソン。緑色の怪物シュレックが、おしゃべりなロバのドンキーと共に、囚われたフィオナ姫を救う冒険を描きます。さまざまな童話のキャラクターが登場するのにも注目です。
この記事では、映画『シュレック』で流れた音楽のうち15曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『シュレック』で流れた曲とは?
オープニング
Smash Mouth - All Star
オープニングで流れた曲は、Smash Mouthの『All Star』です。
シュレックが昔話を読み、「おとぎ話じゃあるまいし」と言いつつ本を閉じます。家を出ると軽快で楽しそうな音楽が流れ始め、シュレックの日課が始まる!泥のようなシャワー、個性的な絵などからシュレックの人柄が伝わってきますね。そう、とても品があるとは言えない緑の肌を持つ彼は…人々から好かれてはいないようでした。
男性ヴォーカルの歌がポップな感じをさせ、コメディっぽい雰囲気を伝えてくれますよ。
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ファークアード卿が魔法の鏡に話しかけるシーン
Herb Alpert & The Tijuana Brass - Whipped Cream
ファークアード卿が魔法の鏡に話しかけるシーンで流れた曲は、Herb Alpert & The Tijuana Brassの『Whipped Cream』です。
ファークアード卿が魔法の鏡にお姫様候補を伝えるシーンで、軽快な音楽が流れます。軽やかに紹介していく魔法の鏡にピッタリな音楽ですね。
候補1はシンデレラ、2人目は白雪姫、3人目はフィオナ姫…部下たちもノリノリで「1番!」、「3番!」と声を上げていく盛り上がりが楽しそうです。
ファークアード卿がフィオナ姫を選ぶシーン
Rupert Holmes - Escape (The Pina Colada Song)
ファークアード卿がフィオナ姫を選ぶシーンで流れた曲は、Rupert Holmesの『Escape (The Pina Colada Song)』です。
ファークアード卿がフィオナ姫なら完璧だと言いつつ、部下たちも拍手喝采!男性ヴォーカルの歌が流れる中、選考をすると物語が進んでいくのにワクワクします。魔法の鏡がフィオナ姫に関して言いよどんでいたのも気になりますが…。
一方、ドンキーの案内でシュレックが城を訪ねて来るのにも注目ですよ。
ドンキーがデュロックの案内所のスイッチを入れるシーン
Welcome To Duloc
ドンキーがデュロックの案内所のスイッチを入れるシーンで流れた曲は、『Welcome To Duloc』です。
デュロックに入ると人っ子一人いなくて不思議がるシュレックとドンキー。ドンキーは案内所のスイッチを入れると、たくさんのからくり人形並び、歌ってくれるのでした。
「ルールを守ってサービスをいろいろ利用してね」という歌詞や、「パーフェクトなデュロック!」と締めくくるのが印象的。記念写真も出してくれて面白いなと思いました。
シュレックたちが競技場で戦うシーン
Joan Jett - Bad Reputation
シュレックたちが競技場で戦うシーンで流れた曲は、Joan Jettの『Bad Reputation』です。
競技場にてファークアード卿は「シュレックを倒した者を選ぶ!」と言い、仕方なく戦うシュレック!アップテンポな賑やかな曲と勢いのある女性ヴォーカルの歌が流れる中、乱闘が始まります。
プロレス用のリングにてダイナミックに戦うシュレックから目が離せない中、しっかり技を決めていくのも凄いですね。 勝負がつく瞬間と歌が最高潮になるのが合ってて良かったです。
シュレックたちが危険な地へ向かうシーン
The Proclaimers - I'm On My Way
シュレックたちが危険な地へ向かうシーンで流れた曲は、The Proclaimersの『I'm On My Way』です。
シュレックとドンキーが二人で歩いていき、夜も昼も歩いていくのんびりとしたシーンで穏やかな曲が流れました。男性ヴォーカルの歌は元気になる雰囲気がありましたね。
焚火を消すシーンがコミカルだなと思いつつ、硫黄の臭いが満ちた危険な地へ…溶岩を渡るための不安定な吊り橋があり、ドンキーが動揺している様から危険性が伝わってきます。シュレックが頼もしいなと思いました。
ロビンフッドが歌いながら自己紹介するシーン
Vincent Cassel - Merry Men
ロビンフッドが歌いながら自己紹介するシーンで流れた曲は、Vincent Casselの『Merry Men』です。
フィオナが口笛を吹くシーンからロビンフッドが歌い踊りながら自己紹介するシーンは上記の動画のとおりです。特にロビンフッドの歌はミュージカルを思わせる笑えるシーンとなりました。
この後、フィオナがカンフーを披露するスピード感のあるアクションシーンが続きますよ。 シュレックのお尻に矢が刺さったことでフィオナが矢を抜こうとするのには冷や冷やします。
シュレックたちが城に戻るシーン
Eels - My Beloved Monster
シュレックたちが城に戻るシーンで流れた曲は、Eelsの『My Beloved Monster』です。
シュレックは木を利用して橋のようなものを作ったり、フィオナが蜘蛛の巣を利用して虫を捕まえたり!平穏なシーンと共に穏やかな曲が流れます。
男性ヴォーカルの歌が身に染みるなと思いつつ、実は行動がブラックなシュレックとフィオナに注目ですね。 カエルやヘビを膨らませて風船のように浮かべるのは、ちょっと怖かったです!
シュレックとフィオナが串焼きを食べるシーン
Jason Wade - You Belong To Me
シュレックとフィオナが串焼きを食べるシーンで流れた曲は、Jason Wadeの『You Belong To Me』です。
シュレックが焚火で串焼きを作り、おいしそうに食べるフィオナ達。穏やかな曲が流れる中、シュレックとフィオナの良いムード…男性ヴォーカルの歌がムーディーな感じで良かったですね。
ドンキーに邪魔されてしまいましたが、夕方だとわかってフィオナが慌てて人目を避けるのが気になりますが… フィオナに隠された真実に驚きますね。
シュレックが一人で沼に戻るシーン
John Cale - Hallelujah
シュレックが一人で沼に戻るシーンで流れた曲は、John Caleの『Hallelujah』です。
シュレックがもと居た沼に戻り、一人っきりであることを助長させるような男性ヴォーカルの歌が流れます。切なさを感じさせる中、「ハレルヤ」という歌が流れていくのが印象的…フィオナも悲しそうな表情で結婚式の準備を進めていましたね。
キャラクターは喋らず、表情で語るシーン演出が良いなと思いました。 独りになったドンキーがピンクのドラゴンを見かけて寄り添っていくのも、後の展開を思うと注目ですね。
シュレックとフィオナが結婚するシーン
Smash Mouth - I'm A Believer
シュレックとフィオナが結婚するシーンで流れた曲は、Smash Mouthの『I'm A Believer』です。
ファークアード卿とフィオナの結婚式を邪魔するシュレック!そのおかげでフィオナがモンスターの姿を明かし、ドラゴンによって助かる一同…そうしてシュレックがフィオナに「愛してる」と言い、キスをして呪いが解けるフィオナ!2人の結婚式が始まると同時にクールでカッコいい曲が流れます。
魔法使いが馬車を用意してそれに乗り、いろいろな童話のキャラクターに見送られるラストが良いですね。 ドンキーが歌って、みんなも踊るのが賑やかでした。
エンディング1曲目
Self - Stay Home
エンディング1曲目で流れた曲は、Selfの『Stay Home』です。
ハッピーエンドともにエンディングへ!スタッフの紹介がある中、アメリカのポップロックバンドSelfによって制作された曲が流れました。ターやドラムのエネルギッシュなサウンドが良いですね。
リードメンバーのマット・マハフィーが映画の粗編集を観た後、シュレックの「気難しい」性格を反映するような歌詞とメロディを作り上げたとのことです。 気難しいシュレックの物語は続編でも語られていきますよ。
エンディング2曲目
Baha Men - Best Years Of Our Lives
エンディング2曲目で流れた曲は、Baha Menの『Best Years Of Our Lives』です。
バハマ出身の音楽グループ、バハ・メンが2001年にカバーした曲は、笑いどころの多いシュレックにピッタリでしたね。エンディング2曲目では、レゲエフュージョンとポップラップの要素を取り入れた明るく陽気なアレンジが印象的でした。
ギターやドラム、ホーンセクションが中心で、エネルギッシュでダンサブルなサウンドが特徴ですよ。
エンディング3曲目
Leslie Carter - Like Wow!
エンディング3曲目で流れた曲は、Leslie Carterの『Like Wow!』です。
アメリカの歌手レスリー・カーターによるデビューシングルが3曲目で流れました。明るくエネルギッシュなポップサウンドが特徴で、軽快なリズムとキャッチーなメロディが印象的。
ギターやシンセサイザーの明るい音色が、楽曲全体に活気を与えていますね。歌詞は、恋に落ちたときの高揚感や喜びを表現しているとのことで、シュレックとフィオナの関係を思わせました。
エンディング4曲目
Dana Glover - It Is You (I Have Loved)
エンディング4曲目で流れた曲は、Dana Gloverの『It Is You (I Have Loved)』です。
アメリカのポップシンガー、デイナ・グローヴァーが歌う曲が4曲目で流れました。物語の締めくくりにふさわしいロマンチックで感動的な雰囲気を醸し出していましたね。
デイナ・グローヴァーの澄んだ歌声と、ピアノやストリングスを中心とした柔らかなアレンジが特徴的で、聴く者の心に深く響くことでしょう。歌詞は、真実の愛を見つけた喜びと感謝の気持ちを綴っており、フィオナの呪いに関する「真実の愛」と調和していたなと思いました。