2024年1月19日に公開された、Netflixオリジナル映画『60ミニッツ』
ドイツのノンストップ・アクションムービー。
総合格闘家のオクタビオは、別れた妻の元にいる娘の誕生日に、ビッグマッチを控えていた。
しかし相手が遅刻し、誕生日パーティに間に合わないと伝えると、元妻に「60分以内に来なければ、単独親権を申請する」と言われてしまう。
試合を放棄し娘の元へと急ぐオクタの前に、様々な敵が立ち塞がるのであった。
- 主演:オクタビオ役/エミリオ・ザクラヤ(『ロック・マイ・ハート』『RHEINGOLD ラインゴールド』)
- 音楽:ミヒャエル・カデルバッハ(『ザリファ・ガファリ 混沌の中の希望』)
- 監督:オリヴァー・キーンレ(『フォー・ハンズ』)
この記事では、Netflix映画『60ミニッツ』で流れる音楽8曲をご紹介します。 ※以下ネタバレ有り
『60ミニッツ』を観る方法
『60ミニッツ』で流れる曲とは?
オクタ達が会場入りするシーン
オクタ達が会場入りするシーンで流れた曲は、Public Enemyの『Harder Than You Think』です。
パブリック・エナミーは、アメリカのヒップホップ・グループ。社会問題に切り込んだ、過激なリリックが特徴的。
娘・レオニーの誕生日の試合が遅れてしまい、前妻から非難を浴びつつも試合会場へ向かうシーン。
これだけで激怒されるという事は、今まで相当家庭を顧みないパパだったのでしょうね。
とはいえ、優しくレオニーに話しかけたり、猫ちゃんをプレゼントしようとしたり、娘への愛は強く感じられます。
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オクタが入場するシーン
オクタが入場するシーンで流れた曲は、Michael Kadelbach、GRiNGOの『You've Got 58 Minutes』です。
ミヒャエル・カデルバッハは、ドイツの作曲家。グリンゴは、ドイツのラッパー。
試合に挑もうとするオクタに、元妻の弁護人から電話が来るシーン。
格闘系映画の1番盛り上がる入場シーンですが、この後は全く試合会場は映りません。笑
電話で娘の親権を奪われると知ったオクタは、悩んだ末血相を変えて会場を飛び出します。
オクタが車内で格闘するシーン
オクタが車内で格闘するシーンで流れた曲は、Michael Kadelbachの『You've Got 53 Minutes』です。
本作、ミヒャエル・カデルバッハが音楽を手掛けていますが、インストだけではなく歌詞入りの歌も制作しています。
気絶したフリをしたオクタが起き上がり、油断したチーノ達と戦うシーン。
さすが総合格闘家、締め技が光ります!戦い方も心得ているような。元々アウトローな生活をしていたのでは?と思わされます。
チーノの兄達がオクタのジムを襲撃するシーン
チーノの兄達がオクタのジムを襲撃するシーンで流れた曲は、Michael Kadelbachの『You've Got 49 Minutes』です。
本作の中でもかなりの盛り上がりを見せる、ファイトシーン。
ジムの面々はプロなのでしょうが、チーノ兄達も中々に屈強な人物達。息つく暇のないノンストップなアクションに、ついつい力が入ってしまいます!
コジマ(演:Marie Mouroum/マリー・ムローム)もカッコカワイイ〜!!この俳優さんは、映画『ブラック・パンサー』にもワカンダの戦士役として出演していましたよ♪
オクタがパトカーから這い出して逃げるシーン
オクタがパトカーから這い出して逃げるシーンで流れた曲は、Skrillex, Missy Elliott, & Mr. Oizoの『RATATA』です。
スクリレックスは、アメリカの作曲家、編曲家、DJ。ミッシー・エリオットは、アメリカの歌手、音楽プロデューサー、女優。ミスター・オワゾーは、フランスのエレクトロ・アーティスト、DJ。
オクタを連行するパトカーにチーノ兄達が突っ込み、ひっくり返ったパトカーの中からオクタが逃げ出すシーン。
お巡りさん見付けた!と思いきや、連行されてしまって踏んだり蹴ったりなオクタ。もうちょっと世の中を上手く渡って欲しいものです…(観ているこっちが疲れる。笑)
オクタが椅子に拘束されたまま逃げ出すシーン
オクタが椅子に拘束されたまま逃げ出すシーンで流れた曲は、Michael Kadelbach、Die Pの『You've Got 35 Minutes』です。
ダイ・Pは、ドイツの女性ラッパー。代表曲は「Alle Reden」など。
「ダニカ」というマダムなマフィアが出て来るシーン。チーノはダニカに50万ユーロ借りており、全財産を賭けたオクタの試合で八百長をして儲け、返済しようとしていたらしい。
そりゃチーノも血眼になって、オクタを執拗に追うわけですね!
ダニカを演じたのは、ユーゴスラビア・ボスニア・ヘルツェゴビナ出身の名女優・タチアナ・ソジッチ。表情を崩さない演技が素敵!
オクタがベンコ達に追われ、クラブ内で戦うシーン
オクタがベンコ達に追われ、クラブ内で戦うシーンで流れた曲は、Michael Kadelbachの『You've Got 30 Minutes』です。
劇中で流れたメロディは少し違っていますが、アレンジバージョンだと思われます。
地下鉄の中で、しばし眠りにつくオクタ。駅を降りるとベンコ達がいて、もういい加減にしてくれ…と思ったシーン。
電車に揺られ、束の間の休息を得ましたが、またしてもアッサリと見つかってしまいます。運が悪いのかタイミングが悪いのか…。
本当にノンストップだなぁと疲れて来ました。笑
オクタが電動キックボードで走り出すシーン
オクタが電動キックボードで走り出すシーンで流れた曲は、Michael Kadelbachの『You've Got 25 Minutes』です。
パウルと決別し、電動キックボードでレオニーの元へと急ぐシーン。
お腹は刺され顔中ボコボコで、満身創痍の中走り出すオクタ。もうパウルが敵なのか味方なのか全く分かりません!
最初から最後まで、本当に走り続け戦い続けるという、ドイツの独特な映画作品でした♪
(映画『最後まで行く』に似た疲労感が残ります。笑)
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