映画『スオミの話をしよう』で流れる7曲をシーンごとに解説！

2024年9月13日公開の映画『スオミの話をしよう』。

映画『スオミの話をしよう』は、三谷幸喜監督によるミステリー・コメディで、主演は長澤まさみ。スオミと彼女に関わる複数の男性たちを中心に、ユーモラスな展開が繰り広げられます。

スオミが華麗に歌い踊る「ヘルシンキ」も見どころですよ。この記事では、映画『スオミの話をしよう』で流れた音楽（サウンドトラック）のうち7曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます

『スオミの話をしよう』で流れた曲とは？

草野たちが寒川家を訪ねる映画の冒頭

荻野清子 - スオミ/オープニング

草野たちが寒川家を訪ねる映画の冒頭で流れた曲は、荻野清子の『スオミ/オープニング』です。

映画の冒頭からワクワクするような音楽が流れましたね。オーケストラ風の力強さと楽しい感じが伝わってくる中、警察官の草野と部下の小磯は白いバンに乗って寒川家へ。顔を隠して業者のフリをしつつ、寒川の世話係である乙骨に迎えられました。

スオミが消えてしまったということで乙骨は誘拐だと考えていましたが…旦那の寒川は警察沙汰にしたくない、遊びに行ってるだけだと考えていました。果たして何が起きたのでしょうか？

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草野がスオミのことを思い出すシーン

荻野清子 - 草野スオミ

草野がスオミのことを思い出すシーンで流れた曲は、荻野清子の『草野スオミ』です。

草野は前の妻であるスオミの身を案じつつ、寒川の元にいた時の彼女の様子を聞いて「本当に同一人物か？」と思っていましたね。家事ができて明るいスオミ…しかし、草野の妻だった時は不器用で、なんでも草野にやってもらうタイプの大人しい人物だったのです。

草野はスオミに料理を説明した一連の過去を思い出す際に、弱々しさを感じる木管楽器の音と共に、ゆ～ったりした感じな曲が流れました。今作でおなじみの「チャンチャンチャラーラー」というリズムと曲調が、不安定な雰囲気で続いていくのが印象的です。

寒川がスオミが料理を作った時のことを思い出すシーン

荻野清子 - 寒川スオミ

寒川がスオミが料理を作った時のことを思い出すシーンで流れた曲は、荻野清子の『寒川スオミ』です。

寒川は草野が言っているスオミと妻は全然違うと言いつつ、バゲットのトーストのような料理が美味しかったと語りましたね。

スオミがママ友を招く過去と合わせて、軽快なリズムでおしゃれな雰囲気で始まりつつ、サックス系の音と共にキリっとした曲が流れます。「チャンチャンチャラーラー」と奏でる音色も力強さがありました。

魚山がスオミとの過去を思い出すシーン

荻野清子 - 魚山スオミ

魚山がスオミとの過去を思い出すシーンで流れた曲は、荻野清子の『魚山スオミ』です。

1番目の結婚相手である魚山は、スオミとイタリアンの店に行ったり、一緒に走ったりした一連の過去を思い出します。スキップするような軽やかさと共に弦楽器と追いかけっこをするような曲が流れましたね。「チャンチャンチャラーラー」という音色も今まで以上に軽快な短めな音楽でした。

魚山の言うスオミの話を聞く草野たちですが、やっぱり印象が違うことで首をかしげるのでした。魚山はツンデレが好きだということは最後までしっかり覚えておきましょう(笑)

スオミが猿ぐつわをされているシーン

荻野清子 - 猿ぐつわスオミ

スオミが猿ぐつわをされているシーンで流れた曲は、荻野清子の『猿ぐつわスオミ』です。

魚山との過去も明らかになりつつ、スオミが猿ぐつわをされて大変な目に！その際に不穏さたっぷりと鐘の音のような…そしてサスペンスの始まりを思わせる短めな曲が流れました。

誘拐されたスオミが大丈夫なのかが気になる中、男性陣たちは彼女の窮地（？）を知る由も無く…最後まで見逃せない展開が続きます！

宇賀がスオミと掃除機を買いに来るシーン

山寺宏一 - ザックリカメラアナウンス

宇賀がスオミと掃除機を買いに来るシーンで流れた曲は、山寺宏一の『ザックリカメラアナウンス』です。

3番目の夫である宇賀は、スオミと家電量販店（ザックリカメラという店舗かな？）に行き、掃除機を買おうとしていましたね。耳をよ～く澄ませると、店内アナウンスが聞こえてきます。まさか山寺宏一さんの声だとは…！しっかり聞きたい人向けにサントラも紹介しておきますね。

草野の上司である宇賀は、スオミが中国人だと思っていたとは…ずっと中国語を話すスオミの姿も印象に残りました。

エンディング

長澤まさみ、宮澤エマたち - ヘルシンキ

エンディング（スタッフロールの前のシーン）で流れた曲は、長澤まさみ、宮澤エマたちの『ヘルシンキ』です。

スオミを演じる長澤まさみのミュージカル調のエンディングで締めくくりとなりましたね。彼女がこれまでの旦那や男たちを紹介しながら、ステージで踊ったり歌ったりするのがステキ！高い声を響かせる歌、男性陣たちと共にステップ中心のダンス、どちらも良かったです。

スオミはどの夫たちも大好きだとは言っていましたが、ヘルシンキに行くことが目的とのことですね。フィンランドでソウルメイトの女性と暮らしたいとのことですが…たくましい彼女たちなら夢を叶えられるのではと思いました。（間奏中、小磯がスオミと出会っていたのという伏線回収が印象に残りました！）

夫や男性陣たちの歌も良かったです！

サウンドトラック