2024年9月13日公開の映画『スオミの話をしよう』。長澤まさみ主演、三谷幸喜が監督を務めるミステリー作品です。スオミというキャラクターを通じて、彼女の秘密や過去が少しずつ明かされるコメディ&サスペンスが見どころ。
登場人物たちが織りなす物語に引き込まれるでしょう。長澤まさみの演技力と歌唱力にも注目です!
スオミの話をしよう
- 未体験
- 5
- 感情移入
- 4
- 再鑑賞
- 3
- 予測不可
- 3
- サウンド
- 5
長澤まさみ演じるスオミの演じ分けが見どころなミステリー作品!?
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
映画『スオミの話をしよう』で流れる7曲をシーンごとに解説!
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『スオミの話をしよう』は人気?どんな人が観ている?
一人で観に来ている人が多く、二人組や複数人での鑑賞もチラホラ見かけましたね。席の埋まり具合は半分に満たなさそうでした。昼間の上映回にしては少ないかと思いましたが、上映回数自体は多かったので分散したのかも?暑さも厳しかったので、外出してる人が少ない印象もありました。
女性どうしで観に来ている人も多く、年齢は30代以上(40〜50代が多いのかな?)という感じ。長澤まさみ主演、三谷幸喜監督による作品と思うと、高めの年代の人たちが昔からファンだという可能性もありそうですね。
今後、口コミなどが好評なら様々な人が観るかもしれません!
以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレありで解説!
寒川スオミ
作家の寒川は豪邸に住んでおり、乙骨を秘書のように扱っていました。妻のスオミに息子の送り迎えを頼んだある日、彼女は帰って来ず…乙骨は警察の草野に事情を話します。草野は元妻のスオミが誘拐されたのではと思い、正式に捜査を依頼して欲しいと寒川に伝えました。しかし、寒川は警察沙汰は御免だった…仕方なく、草野と部下の小磯はスオミについて調べを進めます。
寒川家で手伝いをしていた魚山も、スオミの元夫だと判明。体育教師だった魚山はスオミを学生時代から知っていたのです。
寒川は詩集を出版しており、出版社の乙骨は本を出してもらうために彼の秘書のような扱いでしたね。恫喝されたりして大変そうでしたが…基本的にコミカルに楽しめるのが今作の見どころです。
スオミのことを心配する草野は、彼女が不器用で大人しい女性と言っていましたね。寒川はスオミを料理や家事ができる明るい女性と説明しますが…さらに他の夫について明かされていくのが見ものです。
スオミは青山の前ではツンデレだったとのこと。イタリアンを食べに行き、魚山がメニュー選びに困っていたシーンから夜に一緒に走るシーンまでのエピソードが印象的です。
誘拐事件
草野の上司である宇賀がスオミを心配してやって来ました。彼もまたスオミの元夫であり、彼女は中国語しか話せないと思っていたのです。
夫たちは、それぞれ別のスオミ像を描く中、犯人から身代金3億円を用意するよう電話を受ける寒川。誘拐されたと確定する中、寒川は警察沙汰からマスコミに騒がれると作家生命が危うくなると言って通報を避けます。草野たちは自分たちでスオミを助けようと意思を固めました。
寒川は2.5億は用意すると宣言。スオミの話を聞いた3番目の夫の十勝が現れ、身代金のうち5千万を支払うと言いました。車にあった現金を持ってきて草野たちとスオミについて話していると…犯人から電話がかかってきたのです。
受け渡しの詳細を聞いた寒川たちは準備を始めます。十勝のセスナを借り、3億を2つのアタッシュケースに入れて運ぶ一同。セスナから指定の場所へケースを落としました。
5人の夫たちが別なスオミを想像する中、ついに誘拐犯からの電話が!機械のような声だったとのことで、寒川が必死に電話を受けるのが印象的です。今作はカメラワークが舞台劇のようで、新鮮な感じがしましたね。
それでもセスナに乗って移動するシーンは本物のようにも見えました。誰がケースを落とすのか、取り合ってしまう男たちを見守りますが…まさかの展開が続きます。
真相
ケースを回収すると中身は空っぽ。しかし、寒川がお金を入れなかったという事態が判明します。小磯は「寒川が犯人ではないか」と指摘すると、草野は新聞の見出しからヒントを得て乙骨が内通者だと言います。乙骨は観念し、電話を受けたスオミは友人と共に夫たちの前に現れました。スオミは誘拐されていなかったのです。
5人の夫と乙骨を前に、スオミは聞かれたことに答えていきます。彼女は3億を元にヘルシンキで暮らしたいと語り、お金は自分で稼ぐと言いました。寒川は被害届を出さず、離婚を了承。夫たちは一緒に酒を飲んで和気あいあいとした雰囲気に包まれます。スオミは草野に離婚届を出して欲しいと伝え、去っていきました。
草野は地上に落としたケースを回収したことで、小磯が一連の事件の黒幕が寒川ではないかと指摘していくのがミステリー映画っぽいですね!内通者がいないとセスナは借りられないだろうという指摘や、脅迫状は急遽作られたものだという推理に引き込まれます。
スオミは3億が出に入らなかったことを残念がりつつ、ソウルメイトと共にいつも皆が求めるスオミを演じてきたと明かされた…質疑の際に色んなスオミが代わる代わる演じ分けされるのがおもしろかったです。
最後はミュージカル調だったのも引き込まれました!
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SING/シング:ネクストステージ
2021年公開のアニメーション映画で、前作『SING/シング』の続編です。監督はガース・ジェニングス。物語は、前作で成功を収めたバスター・ムーンとその仲間たちが、さらに大きなステージでパフォーマンスを披露するために奮闘する姿を描きます。
日本語吹替版では、バスター役を内村光良が、ロジータ役を坂本真綾らが担当しています。
日本語吹替版で象徴的な存在感を放つのが、長澤まさみの歌唱!ロックな雰囲気のハリネズミの「アッシュ」の声を担当し、その歌唱力が高く評価されました。
上記の予告動画で長澤まさみが熱量を込めて歌う曲も聞けるのでみてみてくださいね。その他のキャストたちの歌のシーンも必見です!
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
2010年に公開されたアクション・コメディ映画です。監督はエドガー・ライト、主演はマイケル・セラ(スコット・ピルグリム役)、メアリー・エリザベス・ウィンステッド(ラモーナ・フラワーズ役)。
物語は、主人公スコットが、憧れのラモーナと付き合うために彼女の7人の邪悪な元カレ軍団と戦うというユニークな展開が描かれます。
見どころは、斬新な演出とアクション、コミカルなシーン!ゲームのような戦闘がリアルタイムで繰り広げられ、効果音や演出もコミックのようなスタイルで表現されますよ。
元カレたちとのバトルシーンは演奏あり、アクションありと笑って楽しめることまちがいなし!独特のテーマやスタイルを持ち、飽きることなくテンポよく展開します。
元カレたちと主人公がどう戦うのか、バンド演奏などと合わせてお楽しみください。