2023年3月24日公開の映画『マッシブ・タレント』。アクションコメディ映画で、主演のニコラス・ケイジが、自身を元にした架空の役「ニック・ケイジ」として登場。物語は、落ち目の俳優ニックが大富豪ハビ(ペドロ・パスカル)の誕生日パーティーに招かれるところから始まります。過去のニコラス・ケイジ作品をパロディにしたシーンが多く、ファン必見のユーモアあふれる作品です。
この記事では、映画『マッシブ・タレント』で流れた音楽9曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『マッシブ・タレント』で流れた曲とは?
マリアたちがニコラス・ケイジの映画を見ているシーン
Trisha Yearwood - How Do I Live
マリアたちがニコラス・ケイジの映画を見ているシーンで流れた曲は、Trisha Yearwoodの『How Do I Live』です。
ケイシーに人形をプレゼントするワンシーンを見ていた2人の男女。テレビで映画を見ながら、穏やかな曲が流れていました。女性ヴォーカルの歌が温かい空間を作り出す中、訪問者が…女性がニッコリしているのも束の間、覆面をつけた男たちに襲われ気絶してしまうという驚きの展開が映画の冒頭で繰り広げられます。
この女性は選挙候補の娘・マリアであることが映画が進んでいくと明かされますよ。 静かなイントロから始まり、徐々に感情の高まりを見せ、サビでクライマックスを迎える曲なので、シーンに合わせた使い方が上手いなと思いました。
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ニックが車で歌うシーン
Creedence Clearwater Revival - Down on the Corner
ニックが車で歌うシーンで流れた曲は、Creedence Clearwater Revivalの『Down on the Corner』です。
カリフォルニア州ロサンゼルスにて車を走らせるニック演じるニコラス・ケイジが熱唱しつつ車を降ります。是非、演じさせてくれと言って圧倒する様子が印象に残りますね。再び車に乗って家に戻る際にもう一人の自分と会話するまでも曲が流れ続けました。
一生に一度の仕事だと思う一方で、娘のアディとはいい関係ではなさそう…こうしてニックが演じた古い映画を見せるのでした。
娘の誕生日パーティーに到着するシーン
Remi Wolf - Photo ID
娘の誕生日パーティーに到着するシーンで流れた曲は、Remi Wolfの『Photo ID』です。
ニックがアディの誕生日会に到着すると、パーティーは始まっていましたね。ポップな雰囲気の高音を響かせる女性ヴォーカルの歌が響く中、パーティーの様子が映し出されました。
フィンクからの電話を受け、監督と話したが聞きますが…ニックは起用されないとのこと。お酒を飲んで気を紛らわせようとする中、パーティーから流れる音楽が悲しく響き渡ります。
アディが祝われてニックも歌うシーン
Happy Birthday song
アディが祝われてニックも歌うシーンで流れた曲は、の『Happy Birthday song』です。
アディの元にバースデーケーキが運ばれ、参加者たちは「ハッピバースデートゥユー♪」と歌います。大勢に囲まれる中、後ろ方にいるニックの姿が気になります(笑)
みんなが「フー!」と盛り上げる中、ニックがピアノに向かって注目を集めようとするのがハラハラしますね。アディに「やめて」と言われても、ニックは彼女が9歳の時の話をし、16歳のアディのために作った歌を歌い始めます。妻のオリヴィアの呆れ顔から彼の立ち位置が良く伝わってきますね。
ニックがマヨルカに向かうシーン
Sweet Revival - Mr. Soul Saving Man
ニックがマヨルカに向かうシーンで流れた曲は、Sweet Revivalの『Mr. Soul Saving Man』です。
ニックはフィンクに電話をし、マヨルカの1件を引き受けて俳優を引退すると話します。切なさを感じる中、ジェットでマヨルカに向かう際にイケイケな歌が流れました。
スペインのキレイな海が映し出され、男性ヴォーカルの力強い歌と共に熱いシーンが伝わってきますね。 ニックを見つけたヴィヴィアンたちの動きが気になりつつ、驚きの展開が繰り広げられていきますよ。
ハビがプールサイドにいるニックに声を掛けるシーン
DePedro feat. Luz Casal - Te Sigo Soñando
ハビがプールサイドにいるニックに声を掛けるシーンで流れた曲は、DePedro feat. Luz Casalの『Te Sigo Soñando』です。
ハビは脚本を書き、ニックに見てもらいと思っていましたが…それを言い出すために、プールサイドでくつろぐニックに声を掛けに行きます。情熱的なスペインらしい女性ヴォーカルの歌が流れる中、ニックの緊張した面持ちを見守りましょう。
男性ヴォーカルの歌も一緒に流れていき、従弟のルカスとガブリエラを紹介。 歌が大きくなって、ニックがプールに入っていき、ハビが助けるという一連のシーンが流れます。
ハビがニックに脚本のの感想を聞こうとするシーン
Clare and Olivier Manchon - Petit Edgar
ハビがニックに脚本のの感想を聞こうとするシーンで流れた曲は、Clare and Olivier Manchonの『Petit Edgar』です。
映画『パディントン2』を鑑賞して感動したニック。そのままハビと共に夜のプールで話をする際にムーディ―な曲が流れます。ハビが脚本を送ったことを話しつつ、ニックは見るよと言うワンシーンが良いですね。
ハビが緊張すると言ったり、ニックがここに来て楽しかったと言ったり…二人の関係が深まっていくのが印象的です。
ハビがニックに薬を勧めてドライブするシーン
Count Basie and His Orchestra - Blues In The Dark
ハビがニックに薬を勧めてドライブするシーンで流れた曲は、Count Basie and His Orchestraの『Blues In The Dark』です。
ハビに勧められたドラッグ(LSD)を半ばヤケクソで摂取したニック!様子がおかしい2人がドライブしながら、怪しげな感じのピアノと楽器音が流れました。どんな映画を作るか、人物も演出もこだわるべきだと話しつつ、ぶっ飛んだ感じがします。
車から降りた後は、周りの人に怪しまれていると思い込んでハビが無理に笑顔を作って動揺したり、混乱したまま逃げたりする様子はハラハラしますね。
ニックが妻とアディと共に映画を見るシーン
Warren Zevon - Keep Me In Your Heart
ニックが妻とアディと共に映画を見るシーンで流れた曲は、Warren Zevonの『Keep Me In Your Heart』です。
映画の最初の方では良い関係を築けていなかったニック。最後はソファでのんびり過ごし、楽しそうにおしゃべりしていたのが良かったです。
ニックはアディに見たい映画を選んで欲しいと言い、彼女は少し考えてから『パディントン2』と言いましたね。
ハビの1番の映画と同じだったのと思いつつ、穏やかな曲が流れました。男性ヴォーカルの優しい歌声と共にエンディングとなる結末が良かったです。