2024年9月27日公開の映画『ビートルジュース ビートルジュース』は、1988年の映画の続編としてティム・バートンが監督した最新作です。リディア・ディーツ(ウィノナ・ライダー)が再びゴーストと関わります。
彼女の娘アストリッド(ジェナ・オルテガ)と共に、ビートルジュース(マイケル・キートン)の再登場によって引き起こされる大混乱が見どころです。
ビートルジュース ビートルジュース
- 未体験
- 4
- 感情移入
- 3
- 再鑑賞
- 2
- 予測不可
- 5
- サウンド
- 5
ゴーストが見えるリディアがビートルジュースをまた呼ぶ⁉ダークコメディの演出が凄まじい!/st-point]
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
映画『ビートルジュース ビートルジュース』で流れる6曲をシーンごとに解説!
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『ビートルジュース ビートルジュース』は人気?どんな人が観ている?
川崎の映画館に日曜の午後の時間に観に行きました!入場者特典のポスターをもらってシアターに行くと、親子や家族のお客さんが多かったですね。上映時間まではワイワイ賑わっていました。
席数の埋まり具合は半分くらいで、吹替の方が上映回数自体も多かったです。おそらく、字幕上映の方は大人がもっと多いのではないかと思いました。
9月最終週としては、そこそこの人気となるのかもしれません。洋画であり、ホラーっぽい要素もあるので、観る人は多くないかも…笑って楽しめる中、ダークコメディなので目を覆いたくなるような展開があるので気をつけてくださいね!
以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレありで解説!
リディアとアストリッド
ゴーストが見えるリディアは、テレビのトークショー「ゴーストハウス」の主催。ローリーに支えられながら番組を作り上げていました。
ある日、母のデリアから連絡があり、リチャードが亡くなったと知らされます。事故で夫が亡くなったとデリアは話し、リディアも悲しみました。10代の娘のアストリッドも祖父の死にショックを受ける中、3人は祖父の家へ。
空き家を売ることになり、葬儀やお通夜をします。お通夜の際にローリーがリディアに結婚を申し込み、明後日のハロウィンに挙式しようと言いました。リディアは彼を愛しており、了承しますが…デリアとアストリッドは通夜中ということもあり、呆れます。
映画の序盤で、ビートルジュースがいる死後の世界が描かれるのが見どころでしたね。彼はボブと共に仕事をしていましたが、お調子者と言われるのがなんとなく伝わってきました。
一方で、保管庫からドロレスが復活する様はホラー!バラバラの身体を組み立てながらホッチキスで縫い留めていくのは怖かったです。ビートルジュースの元妻であるドロレスが、他のゴーストの命を吸い取って歩く姿も恐ろしさ十分でした。
リディアは娘のアストリッドと良い関係を築けておらず、ゴーストが見えることから悩みも多そうでしたね。ローリーが支えてくれるようでしたが…母のデリアから連絡があったことをキッカケに大変な事態が巻き起こります。
アストリッドとジェレミー
アストリッドは自転車で町に向かい、ハンドルを切り損ねて柵に激突。そのまま奥の木にぶつかってジェレミーに心配されました。ジェレミーは「罪と罰」を読んでおり、本の話からアストリッドと意気投合。その後、ハロウィンの日に会おうという約束になりました。
一方でリディアは大変なことに…ビートルジュースとの関わりができてしまい、動揺。昔、彼のせいでひどい目に遭ったことから、リディアは関わりたくないと思うのでした。
しかし、アストリッドの危機により、再びビートルジュースを呼ぶことに…アストリッドがジェレミーに騙され、死後の世界に行ってしまったのです。このままだとジェレミーに代わってアストリッドが死んでしまうため、リディアはビートルジュースと結婚の約束をすることで助けを求めます。
アストリッドは一人で過ごしていた青年・ジェレミーと仲良くなっていきましたね。彼の家には古いものも多く、ミステリアスな雰囲気があったのが印象的。まさかゴーストだとは思いませんでした。
アストリッドはジェレミーを生き返すために協力しますが…代わりに死ななければいけないとは思いもよらなかったでしょうね。ジェレミーは両親を殺したという経緯も明かされたりする展開は驚きの連続でした。
ビートルジュース
リディアは死後の世界に案内され、ソウルトレインに乗せられそうになったリディアを助けたのです。リディアとアストリッドが追われる中、リディアの亡き夫が助けてくれました。再会を喜ぶ間も無く、リディアたちは元の世界へ戻ります。
教会でローリーが待っており、リディアは挙式のため彼の元へ。そこにビートルジュースが現れ、ローリーに自白剤を打ちます。ローリーはお金のためにリディアと結婚を目論んだと自白したことで式はとりやめ…ビートルジュースは契約のため、リディアと挙式しようとしました。
そこにドロレスが現れ、ビートルジュースに迫りますが…アストリッドが機転を利かせたおかげでドロレスを倒し、ビートルジュースとの結婚の契約も解消できました。
リディアは「ビートルジュース」と3回唱え、彼を死後の世界に戻します。その後、リディアは悪夢にうなされることもありますが、日常を取り戻しました。
ビートルジュースにより死後の世界に来たリディア!アストリッドがあの世行きのソウルトレイン(列車)に乗りそうになるのを止められて良かったですね。ソウルトレインに乗るまでの演出で踊ったりする者たちが描かれるのもおもしろかったです。
ビートルジュースと式を挙げる際にも、歌ったり、踊ったりするシーンがあって華やかでしたね。
一方で、サンドワームに襲われそうになったり、ローリーの目論見が暴かれたり…ダークコメディとしての魅力が満載だったなと思いました。
途中でデリアが蛇の毒で死んでしまい、最後は亡き夫のリチャードと再会するという感動的?な展開が描かれたのも忘れられません。でも、ビートルジュースの赤ん坊が縦横無尽に駆け回るシーンの方が忘れられないかもですね…。
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ティム・バートン監督の作品や、死者の世界などをテーマにした以下の2作品もおすすめ!
コープスブライド
ティム・バートン監督による『コープスブライド』は、ゴシックな死後の世界を描いたストップモーション・アニメ映画。結婚式のリハーサル中に誤って死者の花嫁にプロポーズしてしまった青年ビクターが、死後の世界へと導かれる様子を描きます。
ティム・バートン特有のダークで美しいビジュアルが魅力で、愛と死後の世界をテーマにした感動的な物語です。
『ビートルジュース』の新作を楽しんだ人には、『コープスブライド』の幽霊や死後の世界を描いた不思議な世界観がピッタリ。死後の世界がカラフルで生き生きと描かれており、ブラックユーモアとともに温かな愛の物語が展開されます。
ゴシックスタイルとコミカルなキャラクターが特徴で、同じくティム・バートンのユーモアが感じられるため、『ビートルジュース』のファンには見逃せない作品です。
リメンバー・ミー
2018公開の『リメンバー・ミー』は、ディズニー/ピクサーによるアニメ映画で、リー・アンクリッチが監督を務めました。メキシコの死者の日を背景に、少年ミゲルが死後の世界に迷い込み、亡くなった家族と再会しながら音楽を通じて家族の絆を深める物語です。
鮮やかなビジュアルと心温まるストーリーが特徴で、音楽の力がテーマとなっています。
『ビートルジュース』を楽しんだ方には、『リメンバー・ミー』の色彩豊かな死後の世界の描写と、幽霊たちとの交流が楽しめますよ。『リメンバー・ミー』は、死者との温かい交流や家族愛がテーマなのが見どころ。
ユーモアのある心温まるシーンが満載で、歌のシーンもたくさんあります。お子様から大人の方まで幅広く楽しめる映画ですよ。