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Netflixドラマ『忍びの家 House of Ninjas』をネタバレ解説。引退した忍びの一家が日本を救う!

beersy

Netflixドラマ『忍びの家 House of Ninjas』をネタバレ解説。引退した忍びの一家が日本を救う!

https://youtu.be/f1vPJV0MICE



2024年2月15日、全8話が一挙公開されたNetflixドラマ『忍びの家 House of Ninjas』

古来より、日本の危機を裏で解決して来た「忍び」。

その忍びを引退していた家族に再度任務があたえられ、国家を揺るがす大事件に挑む。

今、バラバラになってしまった家族の絆が試される。

  • 主演/賀来賢人(『銀色の雨』『今日から俺は!!』)
  • 原案/賀来賢人、村尾嘉昭、今井隆文
  • 監督:デイヴ・ボイル
beersy
beersy

幼い頃、幾度となく日光江戸村に行っていたbeersyです!

日本人なら好きな人が多いであろう「忍者」モノの物語。

豪華キャスト陣が、スリル満点のドラマを作り上げています!

この記事では、Netflixドラマ『忍びの家 House of Ninjas』を鑑賞した筆者が、1話ごとに感想とネタバレ解説をご紹介します。(途中まではネタバレ無しなのでご安心を♪)

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『忍びの家 House of Ninjas』の評価&感想

『忍びの家 House of Ninjas』予告編 - Netflix

  • 感動度
    3
  • 脳トレ度
    4
  • 再鑑賞度
    4
  • サプライズ度
    4
  • 話題性
    5

Netflixドラマ『忍びの家 House of Ninjas』の評価をどうぞ!

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実力派俳優の賀来賢人さんが主演・原作を務める本作!

錚々たるキャスト一覧はコチラ!!※敬称略

  • 吉岡里帆(可憐)
  • 江口洋介(壮一)
  • 木村多江(陽子)
  • 高良健吾(岳)
  • 宮本信子(タキ)
  • 蒔田彩珠(凪)
  • 番家天嵩(陸)
  • 田口トモロヲ(浜島)
  • 柄本時生(沖)
  • 嶋田久作(久世)
  • ピエール瀧(尾身)
  • 筒井真理子(向井議員)
  • 山田孝之(???)

ドラマや映画で活躍している、有名な方々ばかり。それもあって、緊迫感のある演技に釘付けになりました。

特に皆さん、セリフがないシーンでも「眼」で演技されていて、思わず固唾を呑んでしまいます…!!

また、他にも芸人の今野浩喜さん(松浦)や、かもめんたるの岩崎う大さん(晴のバイト先の先輩)が出て来たのも驚きました。

ストーリーは、江戸時代に活躍したと言われる「服部半蔵」をモチーフにしており、歴史好きなら更に楽しめると思います。(もちろん筆者のように全く分からなくても楽しめます。笑)

たくさんの伏線があって、それが徐々に繋がって行くので最高に面白いですよ!!

また、華麗な殺陣のシーンも満載なので、アクション好きな人にもオススメ。

家族愛やラブ要素、考察しなきゃいけない部分もあって、全8話ながら見応え十分なドラマです♪

以下より重要なネタバレを含みます。

ネタバレを見るネタバレを飛ばす目次に戻る

 

『忍びの家 House of Ninjas』のネタバレ解説

エピソード1 The Offer -指令-

俵家は、一見すると平凡な家族。

大黒柱・壮一は倒産スレスレの酒造の杜氏。妻・陽子は専業主婦だが、万引きが趣味。

息子・晴は自動販売機に飲み物を補充する仕事。加えて、晴の祖母・タキと、末っ子の陸。

そして仏壇には、晴の兄である岳の遺影が飾ってある。

ーー

ある日、壮一は文化庁の官僚・浜島に「遊覧船で毒がばら撒かれ、全員死亡した事件が起こったが、これは新たな忍びの脅威だ。忍びに復帰して事件を解決してくれ」と頼まれる。

実は、俵家は服部半蔵の子孫で「忍び」として日本を守っていたのだ。今は引退して細々と暮らしている。

主人である壮一は「もう家族を危険に晒す訳にはいかない」と言って、それを拒否した。

ーー

6年前、俵家は「風魔」の忍びに誘拐された政治家・向井瞳子を救うため、任務を受けて戦っていた。

しかし晴は、追い詰めた忍びに泣きながら命乞いをされ、生かしてしまう。

そして壮一が最後の1人を討ち取った時、晴が逃した忍びが現れ、岳を殺してしまった。

それがきっかけで俵家は忍びの世界から引退し、「普通の家族」になろうとしている。

ーー

晴は、いつも仕事帰りに立ち寄る牛丼屋で会う女性・伊藤可憐に恋している。

少しずつ会話が増えて行き、ついに食事をする約束をした。

しかしそこへ、浜島が現れ「彼女は危険な記者だ。忍びを知られたら、知った方も知られた方も我々が消す事になる」と言う。

「消せるもんなら消してみろ」という晴だったが、「恋愛禁止」という忍びの掟が重くのしかかった。

一方陽子は、浜島に万引きしている事を知られてしまう。

しかし陽子は「どうせ任務を引き受ければ、無罪にしてくれるんでしょ」と悪びれもしない。

「話が早いな」という浜島に「お金がないから、報酬と引き換えに任務を引き受ける」と言い出した。

ーー

晴は、やっぱり可憐の正体が気になって尾行し始めた。

食事の約束をキャンセルした彼女は、仮装パーティーが行われているクラブへ行き、誰かと情報交換をし始める。

その相手・秋山という男は「遊覧船の事故で、生き残った者がいる。そいつが犯人だ。これからもっと恐ろしい事が始まる」と言う。

可憐が「名前は?」と聞くと、秋山は「黄色い花…」と言いかけるが、近づいて来た暗殺者に殺されてしまった。

そしてその暗殺者は可憐をも殺そうとするが、晴が戦って捕まえた。そのまま相手を殺そうとするがためらって、代わりに手を刺す。

可憐と目が合い、一瞬気を抜いた晴の手を振り解いて暗殺者は逃げて行くが、クラブを出たところで車に撥ねられてしまう。

しかし晴が遺体を見ると、それは別の一般人にすり替えられており、暗殺者は行方をくらましてしまった。

晴はその場を離れるが、後ろ姿をある男が見つめていた。

beersy
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1話から濃厚で、色々と伏線がありそうでした!

浜島が所属する政府の機関も謎ですし、可憐も謎。本当に俵家を探っているだけなのか…?(ラブはないの!?)

ちょこちょこ披露される忍びの術?身体能力も、見ていて爽快でした!

そして最後の山田孝之さん。彼は敵なのか味方なのか!?

 

エピソード2 The Trail -痕跡-

いつものように晴が牛丼を食べていると、可憐が来て「昨日どこにいた?」などとカマをかけられる。

晴はとぼけてやり過ごし、可憐には気づかれなかったようだが、彼女は自分が、超常現象などを取り扱う雑誌「ムー」の記者である事を明かした。

そして「クラブで殺された秋山の自宅へ行くので一緒に来て欲しい」と言って、晴を同行させる。

2人がやって来た秋山が住むアパートの一室には、「元天」と書かれた宗教の本や絵などが飾ってあった。

可憐が写真を撮りながら調べていると、女性が帰宅したので2人は慌ててクローゼットの中に逃げ込む。

すると、クラブで晴と揉み合った殺し屋が入って来て、女性を殺し、首吊り自殺に見せかけようとする。

そして、冷蔵庫の中から黄色い花を取り出し、逃げて行った。

可憐は怯えながらも、その一部始終を動画に収めていた。

ーー

凪は家族の目を盗んで、美術品泥棒をして返す…といった遊びをくり返していた。

しかしある日、またいつものように美術品を盗むと「ninjaX」と名乗る者から「いつ返す?バレるなよ」などといった連絡が来る。

あまり気にせず、後日盗んだ美術品を返そうとすると、突然別の忍びが現れ凪から美術品を奪い去って行った。

追いかけながら凪は、それが死んだ「岳」ではないかと思い始めた。

ーー

浜島は、晴に可憐の事を聞いて、遊覧船の乗客の生き残りが今回の毒殺事件の犯人だと断定する。

そして陽子は浜島に指示され、遊覧船の会社に派遣社員として潜入する。

そこで柏木という男が、乗客名簿をシュレッダーにかけているのを発見した。

さらに、電話で誰かに謝っているのを目撃。陽子は読唇術を使い、それが「松浦」という名前である事を掴む。

しかしその夜、柏木に命じられコーヒーを運ぼうとすると、彼が何者かに首を絞められていた。

陽子はその犯人と揉み合うが、逃げられてしまう。

陽子からの連絡を受けた浜島は、BNMの調査員・清掃担当の久世率いる部下達を連れて会社へ乗り込み、社内を全て元通りにして柏木の遺体は首吊りに見せかけておいた。

そして、シュレッダーにかけられた紙を全て回収し、乗客名簿を復元しようと試みる。

ーー

晴と可憐は、秋山の家のグッズに書いてあった、宗教団体「元天会」の集会に潜入する。

不気味な会が始まると、教祖が登場し「信じましょう。力を合わせれば、失ったものを必ず取り戻せる」と言って信者達を号泣させた。

晴も、不気味な彼から目を離す事が出来なかった。

beersy
beersy

山田孝之さん、新興宗教の教祖ドンハマり!

イケメンなのに不思議な雰囲気を纏っていらっしゃるので、神秘的な魅力がありますよね。(あっ私も信者になってる?)

凪が見た忍びは岳なのでしょうか。忍びは何でもアリっぽいので、1話でもありましたが遺体のすり替えなんか簡単ですし。

可憐ちゃんも、ただの記者なのか?怪しい感じがします…!!

 

エピソード3 The Flower -幻花-

凪は、クナイを見つめながら岳を思い出していた。

すると、ninjaXからチャットで「(美術品が)高く売れそうだ」と言われる。

凪が「返して」と送ると、「俺たちの家にある掛け軸と交換だ」と言って来た。

「俺たち…?」やはり凪は、岳が生きているのではないかと思う。

そしてninjaXは「掛け軸の外題は黑邪天災図」と教えた。

凪は特に何もせずにいたが、ついに警察が自宅にまで押しかけて来たので、焦り始める。

家族の目を盗んで、掛け軸を探し始めた。

ーー

陽子は、BNMの新人である沖の手を借りて変装する。

そして、遊覧船の事件で唯一手掛かりを持っているとされる「松浦」と、婚活アプリを利用して接触した。

陽子は、ジャズの話ばかりする松浦からは何も得られないと報告したが、沖は引き続き調査をするよう依頼した。

一方壮一は、酒蔵の営業部長として、森真由子という女性を採用する。

彼女の手腕により、フランスから取材が来て、酒蔵が雑誌に載る事になったので、家族に「家族写真を撮るぞ」と伝えた。

しかし、陽子も凪も空返事しか返さない。

面倒くさがって「色々あるのよ」と返事をした陽子は、壮一から「最後に撮ったのは(岳が写っている)6年前だ。俺は写真が撮りたいだけだ」と家族への想いを聞かされ、「必ず行くから」と伝えた。

ーー

晴と可憐は、元天会の集会を出たあと辻岡が配信している動画を見ていた。すると、彼の部屋に秋山の自宅にあった黄色い花が置かれているのに気付く。

浜島に花を持って来るように言われ、再度元天会に忍び込むと、クラブにいた殺し屋を発見する。

その殺し屋は「澤部」と呼ばれており、教祖の辻岡に会わせる信者を選定していた。

さらに調べると、澤部は普段警察官として交番に勤務している事が判明。

晴は、可憐が撮った、澤部が殺人をしている動画をネタにして「辻岡に会わせろ」と脅した。

晴は「危険だから」と可憐を遠ざけようとするが、可憐は「真実を知りたい」と言って聞かなかった。

ーー

その後2人は、元天会でついに辻岡に接触する事に成功。

すると辻岡は、可憐の両親が火事で亡くなった事を言い当てる。自分1人が生き残ってしまったと。

そして晴に真剣を渡し、「彼女を解放(殺害)してあげてください」と言い出した。

晴はそれを拒み、可憐と一緒に部屋を出ようとする。

すぐに辻岡は「それではこちらの方を。彼は今まで何人も解放してくださいました」と言うと、磔にされた澤部を連れて来た。

晴は彼の拘束を刀で解く。澤部は急いで逃げて行った。すると辻岡は、可憐に黄色い花を渡し「お気をつけて」と帰らせる。

晴が辻岡に刀を向けたままでいると、突然辻岡の声色が変わり「やっと2人きりになれたな。俺はお前に未来を与えられた。俺はあれから蘇り、古来より18代続く〝風魔小太郎〟となったのだ」と言い出した。

晴は刀で襲いかかるが、辻岡は難なくかわして「お前が俺を産んだ」と言って消えて行った。

beersy
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ラストのエピローグでは、ガスマスクをした作業員が黄色い花を摘み取っていました。

もしかして、毒を持つ花なのでしょうか!?

そして、辻岡の正体が明らかになりましたね。チート級の強さを持っていそうですが、晴はどう立ち向かうのか。

 

エピソード4 The Resurrection -復活-

6年前。俵家との戦いの際、18代目・風魔小太郎が死ぬ。

そして19代目に選ばれたのは、晴に命乞いをして岳を刺した「漆黒(辻岡)」だった。

彼は仲間達に向かって「我々は生まれ変わるために一度死ぬ。地下に潜り、再び出た後光を浴びる」などと言って、風魔小太郎となった。

その場には澤部もいて、新たな風魔小太郎の誕生を見ている。

ーー

現代。

元天会から逃げた澤部は、急いで自宅に戻った。

しかし、そこには妻と生まれたばかりの子の亡骸があり、泣き崩れた。

ーー

可憐は、晴を連れて自宅へ戻った。そして、幼い頃自身の身に起こった事件を打ち明ける。

「あるホテルが火事になり、当時3歳だった自分を除き、両親を含む宿泊客全員が死亡した。

父親は官僚であり、国の情報を持っていた。この国には何か裏があると思い、記者になったから、知っている事があるなら話して欲しい」と晴に話した。

そして可憐がクローゼットを開けると、中には膨大な量の調査記録が隠してある。

6年前に誘拐された政治家の向井と、岳の死が関連していると思い、弟である晴に近付いたと打ち明けた。

晴がショックを受けて部屋を出ようとすると、可憐が「これは全て記事にする」と言い出す。そして証拠を持って、新聞社へと向かった。

それを聞いた晴は浜島に連絡し、隙を見て可憐の証拠を全て持ち去って燃やす。

久世は、晴が持って来た黄色い花を調べ始めた。

同じ頃、沖を始めとするBNM職員の執念により、シュレッダーにかけられた乗客名簿が復元される。

生き残った乗客は、今まさに陽子が接触している「松浦」であった。

その陽子は、松浦がデートを断ってどこかへ行こうとしたので、尾行していた。

ーー

凪は、祖母・タキの部屋で服部半蔵の掛け軸を発見する。

ninjaXに連絡をすると、ある工場に持って来るように指定された。

凪は、岳に会えると期待を膨らませながら工場へ向かったが、刑事の尾身が尾行している。

そしてついに、ninjaXと対面。

しかしその正体は、風魔の女・No2のあやめであった。

突然始まった戦闘。凪はピンチに陥るが、そこへ松浦を尾行していた陽子と、浜島から連絡を受けた壮一が現れ、風魔を一網打尽にした。

松浦だけは生かし、BNMに渡す。

その全てを見ていた尾身は、久世と沖の手によって眠らされた。

beersy
beersy

う〜ん、凪ちゃんの気持ちが痛いほどわかる、切なさをも感じる回でしたね!

可憐が書いた岳の書類を燃やしている晴も、見ていて辛かったです。好きな人に裏切られてしまった胸の痛みよ…。

しかし、1人だけ浮いていた父ちゃん・壮一があんなに強かったとは!!

キレッキレの殺陣にウットリしました。

 

エピソード5 The Confession -告白-

忍びの事を告発しようとするも、訪れた新聞社で(晴が盗んだため)証拠を何も出せなかった可憐。

呆然としながら駅のホームに立っていると、突然老婆に押され電車に轢かれそうになる。

そこを間一髪晴が助け「危険だから逃げろ」と言うも、可憐は「本当の事を教えて」と言って聞かない。

晴は風魔に狙われている彼女をほっとく事が出来ず、自宅へと連れて帰った。

ーー

戦いを終えた壮一、凪、陽子が車に乗っていると、突然風魔の忍びが現れ「小太郎からの伝言です。6年前、命を救ってくれてありがとう。あとは息子さんに聞いてください」と言って消え去る。

3人は晴に事情を聞こうと急いで自宅へ戻ると、可憐がいて驚き揉めた。

しかし、突然浜島と沖がやって来たので、とりあえず可憐を隠して対応する。

晴は浜島に可憐の事を消したと言って、隠し通した。

ーー

浜島と沖は、風魔が元天会を使って人員を増やし、勢力を伸ばしているらしいと俵家に話し始めた。

「晴が持ち帰った黄色い花は、新種の神経毒を持っており、遊覧船の時に使用されたものと同じだと思われる。

しかし今朝、元天会は忽然と姿を消したので、教祖の辻岡…19代目・風魔小太郎が何かを企んでいるに違いない」と推測した。

壮一と陽子は、晴に6年前何があったのかを聞く。

そして晴はついに、自分が漆黒を殺せずに生かしてしまい、岳が殺されたのだと告白した。

しかし家族は誰1人、責める事はしない。晴の苦悩が伝わって来たのだ。

その時、自分の家が「忍び」だと気付いた陸がやって来る。

壮一は、まだ幼い陸を危険に晒したくなかったが、陸は「僕も本当の家族になりたい」と直談判し、受け入れてもらう事となった。

タキは、凪に「掛け軸を盗った事は黙っていなさい」と耳打ちした。

ーー

森で風魔の集会が行われ、毒を混ぜた飲み物が配られる。

のたうちまわり死ぬ者がほとんどだったが、生き残った者は忍びとして迎え入れられた。

あやめが小太郎の元に、凪から奪った掛け軸を渡すが、それは偽物だった。

小太郎は、昔風魔が仕えていた「北条家の家系図」を必要としている。

そこへ澤部が復讐しに来たが、小太郎の強さはとんでもなく、澤部はなすすべなく逃げて行った。

ーー

尾身が目覚めると、他の刑事から「(凪が盗んだ)美術品の数々がお前の自宅にあったぞ」と言われる。

BNMの手によって、美術品泥棒の容疑者にされてしまったのだ。

尾身は結局何も出来ずに、この件から身を引いた。

また、浜島達は松浦を拷問し、小太郎が次の日食で何かをしようとしているという情報を掴む。

ーー

晴は、可憐に本当の気持ちを話し、想いを伝え合う。2人はキスをして、一夜を共にした。

壮一と陽子も、一緒に戦った日の事を讃えあって、久しぶりにキスをする。

陸は、タキの指導のもと修行を始め、それを晴、壮一、陽子、可憐が微笑ましく見つめている。俵家に絆が戻ったようだ。

その頃、1人の義足を付けた男性が倒れ、救急車で運ばれる。

その人物は、岳だった。

beersy
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今回は、ほっこりするエピソードがてんこもりでしたね。

晴と可憐が結ばれ、陸が忍びの仲間入りを果たし、凪とタキは笑顔で、壮一と陽子にも愛情が戻ったようでした。

しかし!毎話毎話、続きが気になるエピローグが描かれますね!!

やっぱり岳は生きていた…。でも、義足は一体?今までどこに!?さらに物語が複雑化しそうです!

 

エピソード6 The Stranger -異人-

岳は片足を失いながらも、生きていた。

BNMが厳しい取り調べを行うと、岳は「船から落ちて、スクリューに巻き込まれ足を失った。黄色い花畑で労働させられていた」と話す。

浜島が小太郎の写真を見せると「コイツが俺を拷問していたが、名前は知らない」と言った。

そして、風魔のスパイである可能性はあるものの、風魔の幹部を殺して来たという事で俵家に帰される。

岳が俵家に戻ると皆んなが涙を浮かべ、陽子は「おかえり」と言って抱きしめた。

ぎこちないが、可憐も含め久しぶりの家族団らんを過ごす。

ーー

6年前の都知事選の最中、風魔に誘拐され俵家に救われた向井議員が、今度は総裁選に出馬する。

可憐は「何か嫌な予感がする」と晴に相談した。

すると、晴に澤部から「家族が殺されていた。必ず復讐する」と言う電話がかかって来る。

晴がなぜ警官なのに風魔になった?と聞くと、「警視庁にも霞ヶ関にも、風魔の息がかかった者は沢山いる。日食の事も知っている、協力してくれるなら会って話したい」と言われた。

そして、小田原で会う事を約束した。

ーー

夜、晴は岳に、自分が逃した漆黒が岳を切った事、さらにその漆黒が19代目の風魔小太郎になってしまった事を打ち明ける。

岳は責めたりはしなかったが「忍びにとって、その優しさは弱さになる。信念を曲げる者がいたら斬らねばならない。俺は、お前も斬れるよ」と言う。

しかし、涙を浮かべる晴を見て「お前はそのままで良いのかもな」と言って微笑んだ。

ーー

壮一と陽子は、浜島が岳からの情報を得て調べ上げた、富士山の麓付近にある黄色い花の栽培場に車で向かう。

道中2人は、岳が6年もの間風魔にいた事から、(考えたくはないが)彼が洗脳されていてもおかしくはない…と話し合った。

そして浜島に指定された場所に着くと、すでに花は全て摘み取られていた。

先ほどすれ違ったトラックが「九条物流センター」に向かっている事を掴み、壮一と陽子はそちらへと急行。

2人は、少なくとも岳は罠に嵌めようとした訳ではなかったと知って、少々安堵した。

ーー

小太郎は、死んだ信者達の遺体を燃やして隠蔽した。

そして新しいアジトで、あやめが小太郎に「日食の準備は進んでいます。カラスも計画通り…」と言ってニヤリと笑った。

一方晴は、岳が殺した風魔幹部の自宅へ忍び込む。

すると部屋にあった元天会のカードに「もうすぐ希望の粉が配布されます。日食を成功させましょう」と書かれているのを発見した。その後、澤部に会いに行く。

ーー

澤部は、晴と会うため小田原の浜辺にいた。

すると突然岳が現れ、それを見た澤部は「カラス…?」と呟く。2人は戦い始め、岳は澤部を殴り殺した。

岳の様子がおかしいと思って後を付けていた凪は、その現場を見てしまい絶句する。

beersy
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イヤァー!!岳、やっぱり洗脳されていたのかァー!!!

そりゃそうですよね。有能な俵家の長男、小太郎が放っておくわけがありません。

風魔は日食に黄色い花の粉を撒く?大きなテロを画策しているのでしょうか。

 

エピソード7 The Trade -取引-

6年前。

岳は海に落ちた後、あやめに助けられていた。

風魔のアジトで養生させられていたが、片足を失い逃げられないと分かって自殺しようとする。

それを小太郎とあやめが止めて、BNMの指示により岳が殺した女性の墓へと連れて来られた。

岳は任務を遂行しただけで女性の事は知らなかったが、小太郎は「その女性は政治家の不倫相手であり、ただ男を愛しただけなのに殺された」と言う。

さらに小太郎は、岳に「そこに大義はあったか?お前も薄々気付いていただろう、自分が権力者の私利私欲の為に使われていただけだと…」と囁いた。

「この腐った国を変える。自分で何に抗い何に使えるかを考えろ」と言われた岳は、「カラス」として風魔に入る事を決意したのだった。

ーー

可憐が生きている事がBNMにバレて、囚われた。

忍びの事を知った人間は、消される運命にある。

可憐がいなくなった事を知った晴はBNM内に行き、浜島に土下座をして「一生BNMに従う。彼女を助けてくれ」と懇願した。

浜島は、2度と可憐に合わない事を条件に、2人を助けてやると言う。

晴は最後に可憐に会ってこの状況を謝り、想いを伝えて抱き合うが、部屋を出て行った。

ーー

タキと陸、凪しかいない俵家に、あやめ率いる風魔の部隊が掛け軸を奪いにやって来る。

3人は応戦したが、最後に岳が登場し風魔になってしまった事を知って、タキが掛け軸を差し出した。

その後晴が帰宅し、家にあった掛け軸を奪われた事、岳が風魔になっており、澤部を殺した事を知る。

タキによると掛け軸は、昔晴の祖父が風魔から奪った北条の家系図で、彼らにとって相当貴重なものらしい。

晴は、何かを決意した表情で前を見据えた。

ーー

壮一と陽子は、トラックが入って行った物流センターを見て回ると、黄色い花がベルトコンベアーに流れており、毒の粉が生成されていた。

小太郎は計画しているのは、日食の日に毒の粉を使って、大規模なテロを起こすというものだった。

壮一と陽子が様子を探っていると、センター内に小太郎、あやめ、岳がやって来る。

そして、岳が小太郎に掛け軸を渡すのを見てしまう。

岳が風魔になっていた事を知った陽子は涙し、壮一も愕然とした。

beersy
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岳は風魔になってしまいましたが、そこには彼なりの様々な苦悩が隠されているようですね。

家族を守ろうとしているカットもありました。

権力のある人間は、やはり脅威となる武器を自分の為に使ってしまうのか…。浜島さえも、悪者に見えて来ました;

可憐とお別れした晴は岳と戦う事を決意した様子!最終回、どうなるのか!!!

 

エピソード8 The Eclipse -日蝕-

晴と凪は、忍びの身支度を整え、毒が生成されている物流センターの近くに行く。

壮一と陽子と合流し岳の事を話すが、壮一は「岳は俺たちの家族だ。一緒に家に帰ろう」と諭した。

そして4人は、毒を止めるために物流センターへと向かう。

彼らは、息の合った攻撃で風魔をなぎ倒して行くが、次から次へと出て来る忍びに苦戦していた。

晴は1人で、岳の元へと急ぐ。

一方タキは陸を連れて、昔の仲間の元へ行く。

ーー

晴が岳と対峙し「家に帰ろう」と諭すが、岳は晴に刃を向けた。そして2人は激しく戦う。

晴は一度はピンチに陥るも、岳の「俺にはもう家族はいない」という言葉に腹を立て、強さを発揮し岳を気絶させた。

すると「同じ過ちを繰り返すのか?」という小太郎の声が聞こえる。

奥へ進むと、煙の中に座る小太郎がいた。

ーー

壮一達は、多くの風魔に取り囲まれ焦る。

そこへタキが呼び寄せたくノ一達が登場し、俵家に加勢した。くノ一の中には、壮一の酒造の営業部長・真由子もいる。

彼女達は手裏剣を駆使した華麗な動きで、驚く壮一達と共に次々と風魔を倒して行った。

一方晴は、何度も苦戦を強いられるがついに小太郎の腕を斬り落とす。

小太郎は観念し、辻岡の時の優しい声色で「あなたは優しい人だ…。日食計画には別の意味がある。一緒に成功させましょう」と情に訴える。

それでも晴が殺そうとすると、突然岳が現れ、小太郎にトドメを刺した。

岳は「お前はそのままが良い」と言い残して去って行く。

ーー

浜島と沖は、全てを終えた俵家をねぎらう。

小太郎は、3万人の信者に毒薬を配り、信者達の手で毒をばら撒こうとしていたらしい。

大規模なテロを阻止した俵家であったが、岳は重罪となり、俵家にも厳しい監視が付く事となった。

また、BNMはくノ一達の存在を知らず、彼女達が使用した手裏剣を見せられたタキはすっとぼけた。

ーー

日食が始まる当日。

可憐は総裁選のパーティーが行われる事を知り、胸騒ぎがして会場へと向かう。

すると配膳係にあやめがいるのを発見し、警備員に止められながらも向井議員に危険を訴えた。会場には、乾杯用のシャンパンを配る岳もいる。

しかし時すでに遅し、会場一同が乾杯をしシャンパンを飲むと、次々と泡を吹いて倒れて行った。

会に参加していた自衛隊の統合幕僚長、警視総監などの国防のトップ達全員が死亡。

愕然とするBNMには一本の電話が入り、あやめの声で「これからは私が指揮を執ります」と言われる。

浜島はなすすべなく「承知しました」と言って電話を切った。

これが、小太郎の言っていた「別の日食計画」だったのだ。

しかしなぜか向井議員だけは生き残り、俵家が観ているテレビのニュースでは、次の総裁には1人残った候補者である向井が着任しそうだと伝えている。

続いて向井の経歴が紹介され、結婚前の苗字が「榊」だったと知ったタキは、彼女が北条家の末裔だった事に気付いた。

ーー

向井は、20代目風魔小太郎となった岳に挨拶しに行く。

岳は、次の総裁となる向井を利用し、風魔を日本でいっそう大きくしようとしていた。

一方晴は、自動販売機の補充の仕事を辞める事にした。

今も牛丼屋に通い続ける可憐を見かけたが、話しかける事はせずに去って行く。

beersy
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もう全然終わっていない最終話でした;

向井の事などは少々予想出来ていましたが、まさかこんなにも何も解決せず終わりを迎えるとは…。

岳が小太郎を殺して「元に戻ったのかな?」と思いましたが、考えると漆黒も18代目を殺していたのですよね。

相手の名前を呼ぶも、トドメを刺されてしまう。その状況も同じでした。

まだまだ続く感じなので、続編を楽しみに待ちましょう!!

 

『忍びの家 House of Ninjas』が好きな人へのオススメ映画

「忍びの家 House of Ninjas」のように、忍者アクションが楽しめる作品をピックアップ!!

「忍びの国」予告

「天正伊賀の乱」を題材にした小説を、大野智さん主演で映画化。

「忍びの家」よりはコメディ色が強いですが、壮大な舞台で繰り広げられる忍者達の戦いは、とても見応えがあります!!

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ビール党のアラフォーで二児の母beersy(ビアシィ)子ども就寝後、夜な夜なテレビを付けては夫婦で動画視聴。仕事や家事から意識を飛ばすのが得意技。アクション好きだが、雑食性で何でも鑑賞するタイプ。しかしその実態はただの筋肉好き。いつかシルヴェスター・スタローンに会うのが夢であり、それゆえ筋トレを欠かさない(嘘) 私の記事を通して、筋肉好きの読者様が増えたら嬉しいです(?)