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映画『KILL 超覚醒』のネタバレを劇場鑑賞者が解説!狭い車内で武装強盗と激突する激しいアクション!

こでぃも

映画『KILL 超覚醒』のネタバレを劇場鑑賞者が解説!狭い車内で武装強盗と激突する激しいアクション!

https://youtu.be/_aoVRgc7g78



2025年11月14日公開の映画『KILL 超覚醒』は、監督はニキル・ナゲシュ・バート、主演はラクシャ。共演に、ターニャ・マニクタラ、ラガヴ・ジュヤルら。

特殊部隊に所属するアムリトが、大物実業家タークルの娘トゥリカを追って長距離列車へ乗り込むのが物語の始まり。列車が深夜のインドを走り出すなか、武装強盗が乗客を襲います。混乱する車内で、アムリトは恋人を守ろうと行動しますが…長距離列車という逃げ場のない空間で、極限の暴力がぶつかり合います。

 

KILL 超覚醒

  • 未体験
    5
  • 感情移入
    3
  • 再鑑賞
    3
  • 予測不可
    5
  • サウンド
    5

武装強盗の襲撃vs主人公の覚醒!息つく暇のないサバイバルアクションが見もの!

評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。

『KILL 超覚醒』は人気?どんな人が観ている?

KILL 超覚醒の映画館ポスター

日曜の映画館での上映があり、総席数は多くなかったですね。お客さんもそこそこ入っている中、男性が主でした。映画館の暗く、閉鎖されているような空間はまるで作中の列車のよう…そう思う人も少なくなかったと思います。大きなスクリーンと音で激闘を目の当たりにできるのは確かでしょう。

列車という逃げ場のない空間で積み上がっていく緊張と、主人公アムリトの感情が一気に爆発する中盤以降の展開は観る者を引き込むこと間違いなし!アクションの迫力だけでなく、喪失と怒りの描き方についても感想を語りたくなることでしょう。

心の奥に火がつくような物語を求めている人や、パワフルなアクションと感情のドラマを同時に味わいたい人にぴったりの作品です!

 

以下より重要なネタバレを含みます。

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『KILL 超覚醒』をネタバレありで解説!

アムリト

アムリトは特殊部隊の隊員。帰還した際に恋人からの連絡に気付き、物語が始まります。 恋人のトゥリカは大物実業家タークルの娘であり、 タークルはトゥリカの意思を尊重せず、婚約を決めました。

アムリトはトゥリカに駆け落ちをしようと言いますが、命の危険を感じたトゥリカは、アムリトに自分の命を大切にするよう伝えます。

翌日、トゥリカは遠方の街へ向かう長距離列車へ乗車。アムリトと街で会う約束をしたのです。しかし、アムリトは親友のヴィレシュと共に同じ列車に乗り、トゥリカに結婚を申し込みます。トゥリカは指輪を受け取りました。

幸せだった二人ですが、列車にはファニ率いる強盗一味が乗っていたことで事態は大きく変化します。強盗らは複数の車両に散って乗客を脅し、金品を奪い始めました。

こでぃも
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強盗一味の侵入から制圧までの流れは、列車の狭い通路を生かしたカメラワークが見もの!アムリトとヴィレシュが協力しながら戦い、動線が重ならないように撮られているように見えましたね。

列車内の狭さが不利となるわけではなく、即興の戦場のようになっていたのが印象的です。
前半のアムリトは、冷静に戦って行くのが印象的でした。

 

トゥリカ

アムリトとヴィレシュは一部の強盗を静かに制圧しましたが…強盗の数は多く、ヴィレシュが捕らえられてしまいます。アムリトは強盗の一人を拘束し、人質にしました。トゥリカと父親に人質を見張らせ、アムリトはヴィレシュ救出へ向かいます。

強盗たちを制圧しながら進みますが、捕まってしまうアムリト…ヴィレシュの元に連れてかれました。その際にヴィレシュは縄を解き、再び戦い始めます。アムリトも敵の隙をつき応戦。敵の数を減らそうとしますが… 。

列車の上を移動していたファニが、タークル父娘を襲い、抵抗したトゥリカは殺されてしまいました。アムリトは列車間のドア越しに殺される姿を目撃し、呆然とします。
アムリトは武装強盗一味を殲滅する勢いで再び戦い始めました。

こでぃも
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トゥリカの死は、大きな転換の起点となりましたね。カメラの揺れやBGMの荒さが増し、アムリトがまるで「鬼」のように変わってしまったのが感じとれました。(ラクシャク=守る者(軍人)ではなく、ラクシャス=鬼であると言われていましたね)

アムリトは敵を行動不能にする戦いをしていましたが、トゥリカの死後は敵の致命傷を狙っていった…瞬時に殺すこともあれば、撲殺に近い感じで惨殺するようになりました。思わず目を覆いたくなるようなシーンが満載なのも今作の特徴です。

 

最後

ヴィレシュは重傷を負いながらもタークル一家を守り、警察に危険を知らせることに成功。列車に乗っていた武装警察が強盗一味に応戦します。列車から一度降りたファニですが、後方から再び乗って警察の制圧を始めます。タークル一家は再度追い詰められますが、重傷のヴィレシュが命を賭して一家を救いました。

アムリトはファニ以外の強盗たちを倒す中、ヴィレシュの死を知ってファニを襲います。終着駅に近づく列車内で、アムリトとファニは血にまみれながらも戦いました。アムリトはファニを殺し、駅に到着。

軍が列車を迎える中、アムリトはホームのベンチへ…そこで亡きトゥリカの姿を幻のように感じ取り、静かな意識の揺らぎの中で物語は幕を閉じます。

こでぃも
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アムリトはトゥリカの妹を探しに他の車両へ。トゥリカの願いを叶えるために必死になる姿が印象に残ります。後半での戦いで、暗闇の車両で強盗を待ち伏せたり、アムリトが殺した強盗の一味を吊るして足止めしたり…強盗たちが涙を流して仲間を下ろしていくのも印象的でした。

ファニとのラストバトルは、身体を動かすのもやっとに見えるアムリトを見守る心地でしたね。ナイフで何回も刺されていたアムリトですが、重い一撃を繰り出していく様から目が離せませんでした。

 

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『KILL 超覚醒』に関連する列車での戦いをテーマにした以下の2作品もおすすめ!

ブレット・トレイン

映画『ブレット・トレイン』予告1 2022年 全国の映画館で公開

『ブレット・トレイン』は、デビッド・リーチ監督のもと、ブラッド・ピットが主演を務めるアクションコメディです。不運続きの殺し屋レディバグが、「京都行きの高速列車でアタッシェケースを回収する」というシンプルな任務に挑むのが物語の始まり。

しかし車内には、誘拐された御曹司を護衛する殺し屋コンビ、復讐者など多数の暗殺者たちが乗り合わせていた…それぞれの目的が交差するなか、列車は東京から京都へ進み続け、停車駅ごとに状況が変化するのが見ものです。

こでぃも
こでぃも

高速列車(見た目としては新幹線)を舞台にしたアクションコメディであり、観たあとに「どのキャラクターの会話が一番印象に残った?」と語り合いたくなる一本です。

運命の偶然性や選択の積み重ねといったテーマを感じさせますよ。車内の売店での取っ組み合いや、列車内の色鮮やかな照明がある空間なども印象的。作品全体にポップさと緊張があります。緻密な格闘の振り付けや、軽やかな動きでも衝撃の重さが伝わってくるようなアクションにも注目!

各キャラクターの対話が小気味よく、全員の思惑が最後にどうなるか楽しみになる作品です。

暴走特急

『暴走特急』は、ジェフ・マーフィが監督を務め、スティーヴン・セガールが主演を務めるアクション映画です。元ネイビーシールのケイシー・ライバックが、姪とともにロッキー山脈を走る長距離旅客列車に乗り込むのが物語の始まり。

列車は平穏な旅を続けるはずでしたが、天才コンピューター科学者と傭兵集団が乗っ取り、衛星兵器の掌握を目的とした計画が主人公たちを脅かします。乗客と姪の命を守るため、列車内でゲリラ戦を展開。巨大な計画を阻止するために奔走します。

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乗客を巻き込む列車アクション作品であり、中心には“守ること”と“暴力の使い方”というテーマを感じさせますよ。ケイシーの冷静な判断と激情の揺れは、感情に訴えかけるようでした。

列車内の厨房での応戦や、屋根の上での追走など、場所ごとのアクションも見もの!90年代の映画らしいアナログな特撮と実景撮影が組み合わされており、危機の中で何を優先するべきかという問いにも見どころと言えるでしょう。

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年100本以上の洋画を見て海外ドラマもついつい見続けてしまう こでぃもです。新作公開映画は年に20本観るので時間が欲しくてしょうがないです(笑)マーベル、DC、ディズニーを見たり、ネットフリックスのオリジナル作品も凄いなと思う今日この頃。アクション映画の迫力、ファンタジーの魅力などなど、皆さんにも映画のおもしろさを伝えつつ、楽しんでいければと思いますのでよろしくお願いします!