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映画『視線』をネタバレ解説!誰かが私を見ている。それは妄想なのか、近所に出没している連続殺人鬼なのか。

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映画『視線』をネタバレ解説!誰かが私を見ている。それは妄想なのか、近所に出没している連続殺人鬼なのか。

https://youtu.be/dYo91Fq9tKY



2022年6月3日にアメリカで公開され、2024年11月3日にNetflixで配信された映画『視線』

言葉の分からない地に移住し、孤独を感じた女性は、いつしか「視線」の持ち主の事しか考えられなくなる。

これはただの気のせいなのか、それとも世間を震撼させている殺人鬼なのか。

アメリカのホラー・サスペンスムービー。

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最近は日々車が怖いbeersyです!

ホラーは苦手ですが、かなりサスペンスっぽく面白そうなので視聴。

ネトフリ上位に来るだけあって、独特な魅力がある作品でした!

この記事では、映画『視線』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介いたします。

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『視線』の評価&感想

WATCHER | Official Trailer | In Cinemas November 4

  • 感動度
    3
  • 脳トレ度
    4
  • 再鑑賞度
    3
  • サプライズ度
    4
  • 話題性
    4

2022年の作品が、今になってネトフリに登場。

監督のクロエ・オクノは本作が長編監督デビュー作。サンダンス映画祭での審査員大賞にノミネートされ、スマッシュヒットを記録しました!

自分がストーキングされてる…?勘違い…?から始まって、確信を得たのに誰も信じてくれない…!となって、最終的に「謎の視線」「謎の人物」ばかりを気にするようになってしまう女性のストーリー。

常に静かで、挿入曲等も不気味な怖さのある世界観。

カメラワークやアングルも絶妙で、こちらが「見ている」側になったり、主人公のジュリアと共に「見られている」側になったりして、どんどん引き込まれます。

グロはそこまで無いので、ホラー耐性のない筆者でも楽しめましたよ!

以下より重要なネタバレを含みます。

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『視線』のネタバレ

誰かが見ている

アメリカ人の元女優・ジュリア(演/マイカ・モンロー)は、夫であるフランシス(演/カール・グルスマン)の転勤でルーマニアのブカレストにあるマンションに移住して来た。

現地のルーマニア語はまだまだ理解出来ず、たまに英語が聞こえて来るとほっとする。

夫はとても愛妻家でいつもジュリアを大事にしているが、ジュリアは孤独を感じていた。

そんな彼女の新居を、向かいのマンションの誰かがいつも見ている事に気付く。

さらに、知らない男が映画館からスーパーまで付けて来たり、近所で女性が首を斬られ殺されるという、恐ろしい連続殺人事件が発生していたため、ジュリアはナーバスになっていた。

その殺人鬼は、地元で「スパイダー」と呼ばれている。

ーー

不安と恐怖でぼうっとする事が多くなったジュリアは、隣の部屋に住むイリナと仲良くなった。

彼女は英語が堪能だったため、たくさんの話をして盛り上がる。

途中、イリナの元彼・クリスチャンが声を荒げて会いに来たが、イリナが追い返し「今度来たらコレで消すわ」と言って、彼から護身用にもらったという銃をジュリアに見せた。

ジュリアは、芯の強いイリナと打ち解け久しぶりに楽しい夜を過ごす。

ーー

しかしジュリアが部屋に戻って窓を見ると、またしても誰かがこちらを見ていた。

そして手を挙げてみると、向こうも手を挙げるのだった。

beersy
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向かいのマンションの、影しか見えない不気味な姿。

OPのイチャコラシーンも徐々にカメラが引きになって行くので、視聴者側が「覗き見をしている」感覚に襲われます。

そのため最初から物語に引き込まれました…!!

 

勘違い?

耐えきれなくなったジュリアは、付けて来た男とこちらを見ている人間が同じ人物だと考え、フランシスに話し警察を呼んでもらう。

しかし確証が無いため、フランシスも警官も真剣に取り合ってくれず、あの部屋の確認にも行ってもらったが、「彼はただの近所の人だ。気のせいだ」と言われてしまった。

後日、ジュリアは偶然その男を見かけたため後を付ける。

すると彼は、イリナがダンサーとして働いているストリップクラブの清掃員をしていた。

イリナは彼の事をよく知らないようだが、「見られた事もないし何もされた事はない。でも協力し合いましょう」と言ってジュリアを落ち着かせた。

ーー

その日の夜、ジュリアは部屋で殺される悪夢を見て目を覚ます。

隣から物音がしたため、なんとなく不安になってイリナの部屋を訪ねたが、まだ帰っていないようだ。

そこへ偶然クリスチャンが現れたので、イリナの電話番号を聞きかけてみると、部屋の中で鳴っている。

胸騒ぎがしたジュリアは、付けて来た男と向かいの部屋の者が同一人物かを確かめるため、強面のクリスチャンに一緒に来てもらい、向かいのマンションの者に会いに行く事にした。

ーー

クリスチャンが脅しのような声掛けで、ドアを叩くが誰も出て来ない。

その後ジュリアも行ってみると、見た事のない老人が顔を出したため、驚いてその場を後にした。

翌日、ジュリアが疑っていた男 ダニエル・ウェバー(演/バーン・ゴーマン)が、警官と共にジュリアの部屋を訪れる。

彼は、ジュリアがストーカーまがいの事をして、なおかつ父親までもが脅されたと通報したのだった。

警官は「互いに誤解だったと認めるなら平和に暮らせます」と和解を促し、ジュリアは渋々ダニエルと握手を交わす。

また、フランシスから連続殺人鬼「スパイダー」が逮捕されたというニュースを見せられ、自分を信じられなくなってしまった。

beersy
beersy

いやいやいや、これが気のせいっておかしいでしょうに。

でもスパイダーが捕まったとなると、まさかディカプリオの『シャッターアイランド』的な、ジュリアの精神的不安定というオチなのかしら?

どっちに転ぶかわからない、本当に不気味な怖さがあります。ゾワゾワ〜

 

視線の正体

ジュリアはフランシスの職場のパーティーに同伴したが、ご近所トラブルを起こした事が噂になっており、笑えないジョークを言われて怒り、会場を去る。

その態度に辟易したフランシスは、「もうお手上げだよ。君は空想に捕われている」と言って彼女を突き放した。

失意の中ジュリアが電車で帰ろうとすると、隣の車両にダニエルが。

ただでさえパニックを起こしそうなのに、突然電車が停まり戸惑っていると、ダニエルが「動物が線路に入ったんだ。心配せずともじきに動くよ」と言って微笑んだ。

しかしジュリアは、彼が持っているビニール袋が気になる。…見た事のあるような形をしている。

そしてダニエルは、「朝から晩まで病気の父の世話をしていて、気晴らしに窓から人々の生活を見ていただけ。君は挨拶をしてくれたのかと思った。警官は和解を勧めたが、本当は謝罪が欲しかった」と真顔で言った。

ジュリアは震えながら「ごめんなさい」と呟き、電車を降りて家へと急いだ。

その時も、ダニエルはずっとジュリアの事を見ていた。

ーー

ジュリアは寝支度をしていたが、隣の部屋から女性の声が聞こえたため、イリナが帰って来たのだと思い行ってみる。

しかし部屋を開けると、それはレコードの声であり、リビングには頭のない遺体が椅子に乗せられていた。

すると突然頭から袋を被せられ、喉元にナイフを突き付けられる。

やはり連続殺人鬼は、ダニエルだったのだ。

ーー

フランシスが帰宅し、「ジュリア?」と探している声が聞こえる。

ジュリアは悲鳴を上げようとしたが、一瞬のうちに首を斬られてしまった。

大量に出血しながら這いつくばるジュリアだったが、動かなくなる。

ダニエルはその隣に横たわり、ジュリアの瞳を見つめた。

一方フランシスは、ジュリアのスマホに電話をかけると隣から聞こえて来たため、不審に思って部屋を出る。

同時に隣からダニエルが出て来たので驚いていると、突然何発もの銃弾がダニエルを撃ち抜いた。

フランシスが部屋の方を見ると、血だらけになったジュリアが立っており、イリナの部屋の銃を握っていた。

beersy
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こっちかぁー!やっぱりお前かー!!それで、警察何やってるの?

ビリビリ怖いストーリーでしたが、オチがダニエルだったのがちょっともったいない。

ダニエルの父親や、はたまた警官など、え!?という伏線も欲しかったです。(バーン・ゴーマンが出て来た時点で分かっちゃいました…無表情怖いよう)

ゴーマンはさすがの演技力でしたね。倒れたジュリアを見つめるシーン、確かに『視線』という映画でした。

ラストは、少しの時間だったけれど、唯一の友達となったイリナがジュリアを救った形になって、ジュリアが自分でダニエルを葬ったのが良かった。

全体的に暗然たる作品ですが、お気楽男・フランシスの世界は煌びやかでその対比も面白かったです。

死んだふりをしていたジュリア、出血すごいけど助かってるといいなぁ。

 

『視線』が好きな人にオススメのNetflix映画

映画『視線』のような不気味な作品をピックアップ!

映画『ロスト・アイズ』予告編

ビビりの筆者は1人では観られませんでした。

「徐々に目が見えなくなって行く」という恐怖が、リアルに感じられます。

若かりし頃のベレン・ルエダの演技力も凄まじい!

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ビール党のアラフォーで二児の母beersy(ビアシィ)子ども就寝後、夜な夜なテレビを付けては夫婦で動画視聴。仕事や家事から意識を飛ばすのが得意技。アクション好きだが、雑食性で何でも鑑賞するタイプ。しかしその実態はただの筋肉好き。いつかシルヴェスター・スタローンに会うのが夢であり、それゆえ筋トレを欠かさない(嘘) 私の記事を通して、筋肉好きの読者様が増えたら嬉しいです(?)