そんな思いを持っているあなたのために、
この記事では、『Anker Soundcore Liberty Air 2 Proの実機レビュー』をご紹介してきます!
モバイルバッテリーやケーブルで有名なAnker(アンカー)から出ているBluetoothイヤホンで、Ankerの中では高価格帯のイヤホンになっています。
どんなイヤホンで、どんな人にオススメなのか。逆におすすめできない人にはどのイヤホンがおすすめなのか。
実際に使ってみてのレビューを一緒に見ていきましょう!
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
Editor's Rating:
好きなところ
- パワフルな低音、クリアな音質、バランスの取れた音が楽しめる
- ノイキャン、外音取込モードは1万円級のイヤホンでも高レベル
- カスタマイズできる操作
- イヤホン本体のイコライザで音質を変えられる
- LDAC対応
イマイチなところ
- IPX4の防水性能はやや心配
- ノイキャン、外音取込モードの各モードの違いがわかりにくい
結論
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは、12,980円で購入できるイヤホで、そのポテンシャルはさすがAnkerです。
イマイチな面もありますが、それ以上にパフォーマンスを発揮してくれる完成されたイヤホンで、本当に売れているイヤホンだなと実際に使ってみて改めて感じた。
1万円強でメインでバリバリ使っていけるイヤホンを探している方におすすめです!
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proを見ていく
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
Anker(アンカー)から発売されているイヤホンの中では、比較的高価格帯になるBluetoothイヤホン『Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro』
どんなイヤホンで、どんな人におすすめなのかを実際に使ってレビューしていきます!
高級感のあるパッケージ
開けて驚いたのは、12,980円で購入できるイヤホンにしてはパッケージが高級感あり、ワクワクしました。
付属品
付属品は、イヤホン本体、充電ケース、USB Type-Cの充電ケーブル、イヤーピース、説明書の5点です。
特徴的なのはイヤーピースの数で、全部で9サイズ付属しています。
USB Type-Cの充電ケーブル
充電ケーブルは、USB Type-Cです。
付属しているものでも他のUSB Type-Cでも代用でき、アンカーのケーブルを愛用している筆者はケーブルを一つにまとめられてよかったです。
充電ケーブルのバンド
アンカーらしいしっかりとしたバンドでケーブルがとめられています。
持ち運びの際にケーブルはかさばったりするので、とてもありがたいです。
充電ケース
充電ケースは、アプリのアイコンのような四角く、丸みのあるボディです。
素材はプラスチックっぽく、金属っぽく、若干のゴムみたいな感覚もある感じで、高級感がスベスベする触り心地でいい感じです。高級感すらあります。
カラーは4色
カラーは、ホワイト、ブラック、ピンク、ネイビーの全4色があります。筆者はネイビーを購入しました。
充電ポート
充電ケースは平べったいボディで、USB Type-Cのポートがあり、ここにケーブルを接続して充電します。
充電ケースだけでなく、ワイヤレス充電にも対応しているので、すでにワイヤレス充電器を持っている人は置くだけで充電ができて便利です。
やや大きめのサイズ
手のひらには乗るサイズ感ですが、やや存在感は感じます。
平べったいボディ
四角く、平べったいボディですが、他のイヤホンと比較しても充電ケースの大きさはやや大きめです。
以下は、筆者が持っている代表的なBluetoothイヤホンです。
一番したの右から2番目がAnker Soundcore Liberty Air 2 Proですが、やや存在感があるかと思います。
イヤホンの充電ケースの大きさ比較
イヤホンと充電ケース
充電ケースは、蓋のように開閉するのではなく、上下にスライドする特徴的なものになっています。
横から見るとこんな感じ
とてもスムーズに開閉でき、片手でサクッと開けられるので、特徴的なものですがとてもよかったです。
イヤホンはマグネットでしっかりとケースにしまわれているので、開けたまま逆さにしても落ちません。充電ケースを開ける動作からイヤホンを耳に付けるまでの一連の流れはとてもいい体験で気に入っています。
イヤホン本体
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは、細長い柄があり、イヤピースのあるカナル型イヤホンです。
「d」のアイコン部分をタッチして音楽や通話を操作します。
ザラザラっとした手触り
光沢はなく、ザラザラっとしたマッド感のある素材になっていてます。
光沢のあるプラスチックっぽいイヤホンだとちゃっちさがあり、指紋が目立ちますが、Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは高級までは行きませんが、使っていて劣っている感じはしません。
豊富なイヤーピース
驚きなのは、付属しているイヤーピースが全部で9サイズもあることです。
こんなに入っているイヤホンは初めて使いましたが、一つずつ装着して自分の耳に合ったものを探すのはとてもおもしろかったですし、本当にフィットするイヤーピースが見使えるので、音質の向上や音漏れ防止になりとても高評価です。
充電ケースとイヤホンで61g
片耳イヤホンで5.5g
片耳のイヤホンで5.5gは、AirPods ProやAnker Soundcore Life P3と同じ重量で、比較的軽い部類です。
軽いものだとAirPods 2が4g、AirPods 3が4.5g、Redmi Buds 3 Proが5g。
重いものだと、Sony WF-1000XM4が7g、Bose QuietComfort Earbudsが9gなどがあります。
実際にAnker Soundcore Liberty Air 2 Proを装着してみるとフィット感がありながら、重量は軽めなので違和感や耳への負担は少なかったです。
ですが、フィット感がありすぎると長時間使っていると耳が疲れてくるので、イヤーピースで調整するといいでしょう。そしてこの調整ができるのはAnker Soundcore Liberty Air 2 Proの良いところでもあります。
実際に使ってみて
良かったところ
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proを実際に使って良かった点は、ノイキャンと外音取込モードの性能がとても高いことです。
当然、カットできないものもありますが、音楽を再生すればそれこそ何も聞こえなくなるほどで、2万円以上するイヤホンを買わなくても、Anker Soundcore Liberty Air 2 Proで十分ノイキャンは楽しめました。
また、外音取込モードの性能も高く、下位互換になるAnker Soundcore Life P3と使い比べてみると性能のレベルアップ具合をとても感じました。
マイクで拾った音を聞いている感じがなく、ノイズもなく、とても自然な聞こえ方だったので、Anker Soundcore Life P3ではなく、3,000円プラスしてAnker Soundcore Liberty Air 2 Proを購入する価値は、ここにあります。
さらに、専用のアプリから様々な機能を使うことができます。
以下は、聴覚感度や周波数を測定、分析して、自分に合ったイコライザを設定してくれる機能です。
HearID
以下は、音質やノイズキャンセリングがしっかりと機能しているか装着性をテストしてくれるものです。
装着テスト
イヤーピースの充実度もそうですが、12,980円とは思えないほど手厚く音声体験をサポートしてくれるのでとても評価高いです。
懸念点
防水の性能はやや弱いです。
IPX4は、水の飛まつを受けても心配ないレベルですが、イヤホンの中ではややレベルが低いです。
雨や汗でも状況によっては水の影響を受け故障の原因となってしまうため、できるだけ水に触れる環境では使わないほうがいいでしょう。
8,990円で購入できる下位互換的なAnker Soundcore Life P3は、一つレベルの高いIPX5なので、防水性能は注意して購入、使用することをおすすめします。
スペック
端末名 | Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro |
価格 | 12,980円 |
発売日 | 2020年11月 |
形状 | カナル型 |
タイプ | 左右完全独立 |
サイズ感 | 中 |
充電ケース | あり |
バッテリー(イヤホン単体) | 7時間 |
バッテリー(充電ケース併用) | 26時間 |
充電時間 | 15分で3時間再生可 |
充電端子 | USB Type-C |
重量(充電ケース&イヤホン) | 62g |
重量(片耳イヤホン) | g |
ノイキャン | あり |
外音取込 | あり |
操作 | タッチ式 |
操作内容 | カスタマイズ |
音量調整 | カスタマイズ可能 |
防水防塵 | IPX4 |
装着検出・自動再生 | あり |
Bluetooth | 5.0 |
コーデック |
|
管理・操作アプリ | あり |
音質
音質は、13,000円クラスのBluetoothイヤホンの中でもトップクラスに良かったです。
初めてこのイヤホンで音楽を聴いた時は、ものすごい音のパワフルさとクリアさを感じ、コストに比べて音質が上回っていました。
専用アプリからイコライザで自由に音質はカスタマイズできるので、低音を強めたり、歌声を強めたり好みの音が楽しめるようになっています。(100,200,400,800,1.6k,3.2k,6.4k,12.8kHzの8つで調整可能)
音の特徴は、まず低音がしっかりと出ることが印象的で、高音や中音とのバランス感も良く、とてもパワフルな音が印象的です。音の解像度も高く、音一つひとつの輪郭がボヤッとせず、クリアな質感です。
その質感で、音のバランスはイコライザでカスタマイズできるので、自分がよく聴く音楽(ポップ、ヒップホック、EDM、クラシック、ジャズなど)に合わせて調整すれば、より音楽を楽しめることは間違いないです。
13,000円で購入できるイヤホンですが、その価値は十分にある音が楽しめます。
ノイキャン・外音取り込み
このイヤホンには、3つのモードがあり、それぞれにさらにモードがあります。
これは、Ankerの別のBluetoothイヤホン「Anker Soundcore Life P3」でも言及したのですが、正直なところこの3つのモードの違いを感じ取るのは難しい印象でした。
どのモードで、どの音が遮断されているのか説明はありますが、誤差の範囲でしかなく、ややこしいので分けなくてもいいとも思います。
- ノイズキャンセリング
- 交通機関
- 屋内
- 屋外
- カスタム
- 外音取り込みモード
- 全ての外音
- 音声フォーカス
- 標準
ノイキャンのモード
外音取込モードのモード
標準のモード
ですが、ノイズキャンセリングとしての性能はとても高く、周辺の雑音やノイズが遮断され、再生している音にのみ集中できている感覚がとてもあります。
また音質はパワフルで、芯がしっかりとした輪郭あるクリアな音なので、音楽への没入感もとてもあり、ノイズキャンセリングとの相性はばっちりです。
ノイズキャンセリングの逆の機能、外音取り込みモードもとても評価が高いです。
Bluetooth接続
一度ペアリングをすれば、次からは充電ケースからイヤホンを取り出せば自動的に接続されます。
Bluetoothコーデックは、SBC、AAC、LDACに対応しており、特にLDACに対応していることは遅延を気にするAndroidユーザーなどには嬉しいポイントです。
防水防塵
防水防塵性能は、IPX4です。
防塵性能はないため、ホコリやチリなど細かいゴミなどには弱いので注意しましょう。
防水は、8段階中4のレベルです。4のレベルは、水の飛まつを受けても影響がないレベルなので、若干の雨や汗程度であれば心配ありませんが、防水性能としては高いレベルではないので水分には注意して使いましょう。
バッテリー
イヤホン本体のみで、通常モードで最大7時間、ノイズキャンセリングで6時間、外音取込モードで6.5時間のバッテリーです。
最低でも6時間はもつので長時間使用でもそこそこ活躍しました。
充電ケースを併用すれば最大26時間、最低21時間のバッテリーですが、これはイヤホンの中でもやや短く、同じアンカーから出ているAnker Soundcore Life P3は最大で35時間もつので、バッテリー性能はやや劣化していることがわかります。
一方で、Anker Soundcore Life P3よりも音質や性能が向上しているので一長一短ではあります。
操作性
操作はイヤホンを装着したときの外側にくる細長い柄の上部「d」のアイコン部分をタップして操作します。
タッチ操作
タッチ操作なので、使いやすさ使いにくさはひとそれぞれですが、間違って操作したり、誤操作になったりするので筆者はタッチ操作があまり好きではありません。
実際に使ってみて操作の感度はとても良く、タッチしても操作されないことは少なく、ストレスは少なかったです。
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは、専用アプリから操作をカスタマイズできるのは特徴的です。
1回、2回、長押しのタップを左右でカスタマイズできるので、よく使う操作や慣れている操作にできるのはとてもいい感じです。
1回タップの操作カスタマイズ
2回タップの操作カスタマイズ
長押しタップの操作カスタマイズ
装着性
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは、イヤーピースのあるカナル型イヤホンのためフィット感ある装着が特徴的です。
また、Bluetoothイヤホンの中でも数多くのイヤーピースが付属しており、全部で9サイズ用意されています。
耳の形はひとそれぞれ違うので、ここまで用意してくれているのはとてもありがたく、自分に合ったサイズを選べるのでとても評価が高いです
全部で9サイズのイヤーピースが付属
オススメの人とは?
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは、12,980円で購入できるBluetoothイヤホンです。
アンカーには、この下位互換となる「Anker Soundcore Life P3」というイヤホンがあり、こちらは8,990円です。
左Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro、右Anker Soundcore Life P3
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proをオススメできる人は、「最低限のイヤホン」ではなく、「充実したイヤホン」を12,980円で求める人です。
下位互換となるAnker Soundcore Life P3は、8,990円でクリアでパワフルな音質やカスタマイズ操作、遮音性の高いノイキャンを楽しめますが、作りはおもちゃのようなちゃっちさがあり、外音取込モードは使えはしますが自然な聞こえ方ではありません。イヤホンとして大事なメインとなるところが重視され、それ以外は最低限といったものになっています。
一方、Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは、最低限あれば良いというものではなく、作りから音質、操作性、ノイキャン・外音取込モードの作り込みがしっかりとしているのが感じ取れます。(バッテリーは劣るが。)
そのため、Anker Soundcore Liberty Air 2 Proをオススメしたいのは、3,000円多く出してでもAnker Soundcore Life P3では物足りなかった音質面や機能面を補い、しっかりとメインイヤホンとして活躍できるものを探している人です。
逆に、少しでも安くしつつも音質や機能、性能などの最低限のものはいい質感で楽しみたい方は、8,990円で購入できるAnker Soundcore Life P3をおすすめします。
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