そんな思いを持っているあなたのために、
この記事では、『Google Pixel Buds』をレビューしていきます。
Google Pixel Budsは、Googleから発売されている左右独立型のBluetoothイヤホンです。
価格は20,800円とやや高めなBluetoothイヤホンとなっていますが、実際に使ってみてどうだったのか一緒に見ていきましょう!
−− Google Pixel Buds −−
Editor's Rating:
好きなところ
- 使いやすいシンプルデザイン
- 透きとおるようなクリアで繊細な音質
- Googleアシスタントの起動が楽ちん(Android)
- Pixel 5のスマホが使える充電シェアがいざというとき便利
イマイチなところ
- ノイキャンはなし
- タッチ操作だから誤作動がたまに
結論
Google Pixel Budsは、Googleが作ったBluetoothイヤホン
シンプルでコンパクトなイヤホンはとても使いやすく、きれいな高音が出て、通話もノイズ感ない
ノイキャンはなく、低音の深みや重みは弱めでありながら、価格はやや高めとなっている。
Google Pixel Budsを使ってよかった8つのメリット
Google Pixel Budsを実際に使ってみて、良かった点は以下の5つです。
- 周辺の音に合わせて音量を自動調整
- 音質は中の上で、不満はない
- コンパクトでどんな耳にでもつけやすい形状
- Googleアシスタントが瞬時に起動できる
- 探せる機能が便利
- 最大24時間のバッテリー
- Google Pixel 5と一緒に使えば充電をシェアできる
- リアルタイム翻訳がすごい
周辺の音に合わせて音量を自動調整
Google Pixel Budsには、アダプティブサウンドという機能があり、これはイヤホンを装着している周辺の音に合わせてAIが自動で音量を最適化してくれる機能です。
アダプティブサウンド
周辺が騒がしいところなら自動的に音量を上げてくれたり、静かな場所なら音を下げてくれたりします。
Google Pixel Budsにはノイズキャンセリング機能がありませんが、このアダプティブサウンドのおかげで聴いている音楽に入り込める体験ができました。
設定からOFFにできます。
音質は中の上で、不満はない
Google Pixel Budsを実際に聴いてみて、音質は中の上あたりの音質で、高温がとてもクリアできれいな印象のイヤホンです。
Google Pixel Buds
低音はどちらかといったら弱めで、透き通るような繊細な音を楽しめるイヤホンとなっていました。
低音好きの人にはいまいち物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、音楽そのもののクリアなきれいな音を楽しみたいのであればGoogle Pixel Budsはありです!
音質に関して不満に残る点はありませんが、特筆して優れているわけでもないので、評価としては中の上といったところです。
コンパクトでどんな耳にでもつけやすい形状
Google Pixel Budsは、とてもコンパクトで小さいイヤホンとなっています。
Google Pixel Buds
形状も丸形でとてもシンプルなため見た目も違和感なく使えます。
イヤホンはカナル型で、イヤーチップを装着して使い方地になります。
Google Pixel Buds
イヤーチップは、付属で3つ付いてくるため、自分の好みの大きさに調整できます。
他のイヤホンと比べてイヤーチップは大きめのほうが筆者はフィット感があっていい感じでした。
Google Pixel Budsとイヤーチップ
Google Pixel BudsをApple AirPods Pro、Bose QuietComfort Earbudsと比較してみました。
上から、Bose QuietComfort Earbuds、Prime Video、Apple AirPods Pro
Bose QuietComfort Earbuds、AirPods Proと比較
Google Pixel Budsは一回り小さめなのがわかります。形状もシンプルで老若男女だれでも使いやすいデザインなのも特徴的です。
Googleアシスタントが瞬時に起動できる
Google Pixel Budsは、「OK、Google」と声を出すと、Google Pixel Budsに接続されているAndroidスマホのGoogleアシスタントが起動します。
そのまま例えば「音楽をかけて」などとリクエストすれば、Spotify、Apple Music、Youtube Music、AWA、LINE MUSICなど設定した音楽アプリから音楽を再生してくれます。
Google Pixel BudsとAndroidスマホで利用する場合は、Googleアシスタントが利用できるので使い勝手が増してオススメです!
もちろん、iPhoneやiPadなどではBluetooth接続をすれば使えますが、Googleアシスタントなど一部使えない機能が出てくるため、Google Pixel Budsを使うならAndroidスマホがいいでしょう。
探せる機能が便利
Google Pixel Budsには、デバイスを探す機能があります。
Androidスマホから見当たらないGoogle Pixel Budsを探せます。
Google Pixel Budsを探す
AndroidスマホとGoogle Pixel BudsがBluetoothで接続されている時のみ、イヤホンから音を出して探すのを手伝ってくれます。
しかし、Google Pixel Budsが充電ケースに入っていて、充電ケースごとなくしてしまった場合は、このデバイスを探す機能は使えないので注意が必要です。
あくまで、Google Pixel BudsとAndroidスマホが接続されている時のみ使用できます。
最大24時間のバッテリー
Google Pixel Budsは、イヤホン単体で最大5時間使うことができ、付属の充電ケースも一緒に使用することで最大24時間使うことができます。
充電ケースは卵型で、マッドな感じでとても手触りがいいです。
Google Pixel Budsの充電ケース
Google Pixel Budsをしまうとこんな感じ。
Google Pixel Budsと充電ケース
Google Pixel Budsの充電ケースのサイズは、手のひらにすっぽりおさまるコンパクトなサイズ感です。
持ち運びにも適しており、鞄にかさばらずにしまえるのでいい感じです。
コンパクトなサイズ感のGoogle Pixel Buds充電ケース
Google Pixel Budsの充電ケースはUSB タイプCのケーブルで充電をします。
また、Qi認証済みのため、ワイヤレスでの充電にも対応しています。
USB タイプCで充電
Google Pixel 5と一緒に使えば充電をシェアできる
Google Pixel Budsは、Google Pixel 5との相性も良いです。
Googleアシスタントの起動やリアルタイム翻訳、Google Pixel Budsの設定、瞬時な接続だけでなく、Google Pixel 5でGoogle Pixel Budsを充電できます。
スマホの充電は毎日しても、イヤホンの充電は忘れてしまうときがあります。
そんな時にGoogle Pixel 5を使っていると便利で、Google Pixel 5の上にGoogle Pixel Budsを置くだけでGoogle Pixel Budsの充電ができます。いざという時に使えるのでGoogle Pixel 5とGoogle Pixel Budsの組み合わせはおすすめです!
Google Pixel 5でGoogle Pixel Budsを充電
リアルタイム翻訳がすごい
Google Pixel Budsには、リアルタイム翻訳という機能があります。
Google Pixel Budsのリアルタイム翻訳
このリアルタイム翻訳は、今話している会話をGoogle Pixel Budsが聞き取り、それを指定した言語に翻訳してGoogle Pixel Budsが話してくれる機能です。
上の画像では、「今日は晴れています。」と話したものをGoogle Pixel Budsが聞き取り、それを翻訳した「 It's sunny today.」をGoogle Pixel Budsから流してくれるのです。
筆者はこの機能を使うシーンがなかなかありませんが、海外旅行や日本語以外で話しかけられた時など使えそうです。
まさにリアルタイム翻訳といった感じで、イヤホンの機能としては新しいなと思いました。
Google Pixel Budsの残念な3つのデメリット
Google Pixel Budsを実際に使ってみて感じた残念な点は、以下の3つです。
- ノイズキャンセリング機能はない
- タッチ操作がしにくい
- やや値段が高いか
ノイズキャンセリング機能はない
Google Pixel Budsには、ノイズキャンセリングの機能はありません、
ノイズキャンセリングは、周辺の音をシャットアウトし、再生している音楽だけに集中できるような機能です。
最近のイヤホンにはこのノイズキャンセリングの搭載はよくあり、Google Pixel Budsにはないので一つ残念なポイントでした。
しかし、裏をかけせばノイズキャンセリングの機能は、性能が良くないとかえってマイナス評価となり、むしろノイキャンを削除して安くしたほうがいいと思えるイヤホンもあります。
そう考えると、変にノイズキャンセリングを搭載せず、自動音量調整という機能で音量を周辺の音に合わせて調整するという機能は良いかなと思います。
タッチ操作がしにくい
Google Pixel Budsは、イヤホンのこの丸いところをタッチしたり、スライドすることで操作が可能です。
Google Pixel Budsの操作がしにくい
いい意味で、Google Pixel Budsはコンパクトでつけやすく、重くないので長時間の装着にも適しています。
しかし、この操作する丸い面が小さいせいか音量を調整する時にうまく操作できなかったりします。
音楽の再生や停止、次の曲へ進むなどはタッチで操作するので問題はないですが、スライドする操作が人によってはややしにくさを感じるかもしれません。
- ワンタップ:再生・停止
- ダブルタップ:次の曲へ進む
- トリプルタップ:前の曲へ戻る
- 前方へスライド:音量を上げる
- 後方へスライド:音量を下げる
やや値段が高いか
Google Pixel Budsは、Google Storeで20,800円で購入できます。
正直、20,800円と考えると、やや物足りなさを感じてしまいます。
Apple AirPods Proは30.580円、Bose QuietComfort Earbudsは33,000円で、音質やノイズキャンセリングともに性能が抜群に良く、Bluetoothイヤホンの中でも1、2を争う完成された出来になっています。
上からBose QuietComfort Earbuds、Google Pixel Buds、Apple AirPods Pro
一方で、Google Pixel Budsは約1万円安いのがメリットで、音質や性能に不満はありません。
しかし、これらのイヤホンに慣れている筆者の感想ではありますが、やや物足りなさを感じてしまい、これなら1万円多く払ってもApple AirPods ProやBose QuietComfort Earbudsを購入したほうが満足度としては高いなと感じました。
Google Pixel Budsは、音質やノイキャンといった音楽を楽しむだけでなく、リアルタイム翻訳やGoogleアシスタントも一緒に使うことで最大限良さを発揮できるため、音楽だけを聴くに特化させるとおすすめ度は低くなります。
Google Pixel Budsはオススメ?別のイヤホンの方がいい?
Google Pixel Budsは、
- 音楽を聴く
- Androidスマホを使っている
- Googleアシスタントをよく使ってハンズフリーでスマホを操作する
- 通話をイヤホンでする
- 会話の中で翻訳を使用することがある
これらに当てはまる人にはオススメできます!Google Pixel Budsはよいポテンシャルを発揮してくれることでしょう!
また、Google Pixel 5と組み合わせれば充電をシェアできるので、イヤホンの充電忘れから開放されて、ストレスもなくなりおすすめです。
しかし、一つでも当てはまらないのであれば、20,800円という価格はやや高めで、購入する人もGoogle Pixel Budsにとってももったいないものになってしまいます。
それであるなら、1万円頑張って、Apple AirPods ProやBose QuietComfort Earbuds、5,000円ほど頑張ってSONY WF-1000XM3あたりがおすすめです。
→ AirPods Pro実機レビュー!3つのポイントと1つの残念点とは?
→ Bose QuietComfort Earbuds実機レビュー!AirPods Proとも比較!
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AirPods Pro
→ AirPods Pro vs Google Pixel Buds!6つの比較でオススメはどっち?