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映画『イエスタデイ』で流れた音楽20曲をシーンごと紹介

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映画『イエスタデイ』で流れた音楽20曲をシーンごと紹介

https://youtu.be/dG0Y507ScL4



2019年10月11日公開の映画『イエスタデイ』

ある日突然事故にあった主人公のジャックは、意識不明の重体で病院に担ぎ込まれます。ジャックが目覚めると、なぜかThe Beatlesの存在が完全に消えた世界になっていました。ジャックはThe Beatlesの名曲を伝えようと奮闘し、スーパースターの道を歩みはじめます。

「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督と「ラブ・アクチュアリー」の脚本家リチャード・カーティスがタッグを組んだ、The Beatlesの名曲で描くハートフルコメディ映画です。

『イエスタデイ』で流れた音楽20曲をご紹介します。

 

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『イエスタデイ』で流れた曲とは?

 

オープニング

Summer Song | Yesterday OST

Himesh Patel - Summer Song

オープニングの挿入歌は、Himesh Patel(ヒメーシュ・パテル)の『Summer Song』です。

『Summer Song』は、映画『イエスタデイ』のオリジナルソングです。Himesh Patelが演じる主人公ジャックの自作曲として扱われています。

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The Beatles風の爽快なメロディーとともに物語が始まります。立ち止まる人がいない路上で歌うジャックには、わびしい雰囲気が漂っています。『Summer Song』は、ジャックの唯一の自作曲なのかもしれませんね。

後半にでてくるやり手プロデューサーのデボラには、ずたぼろにこき下ろされた気の毒な曲です。

Himesh Patelは、イギリス出身の俳優です。2021年の映画Don't Look Upにも出演しています。『イエスタデイ』のオーディションの時には、Coldplayの曲を歌ってジャック役に申し込んだそうです。

 


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ジャックが退院祝いへの感謝の気持ちを歌うシーン

Yesterday (With Spoken Word Intro / Live From Studio 50, New York City / 1965)

The Beatles - Yesterday

ジャックが退院祝いへの感謝の気持ちを歌うシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『Yesterday』です。

『Yesterday』は1965年にリリースされて以降、数多くのアーティストにカバーされた楽曲です。ライブでは、ポール・マッカートニー1人のバージョンとメンバー全員のバージョンがあります。

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悲惨な交通事故から無事回復したジャックは、友達から退院祝いでギターをもらいます。素晴らしいギターには最高の音楽を、とジャックは『Yesterday』をしっとりと歌います。あまりにも美しい曲に友人のエリーは感動を隠せません。

ジャックは、友達との会話から異変を感じとり、意固地に嫌味な態度をとります。自分の中では有名でビッグな存在が、他人からみたら全くの無名な人物だった、といった状況でしょうか。無性に悔しい気持ちを思い出すシーンです。

 

両親にLet It Beを聴かせるジャックのシーン

Let It Be (Remastered 2009)

The Beatles - Let It Be

両親にLet It Beを聴かせるジャックのシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『Let It Be』です。

『Let It Be』はルーフトップ・コンサート後の1970年に発売されました。世界中で大ヒットし、1,000万枚以上のセールスを記録しました。

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息子ジャックの様子が気になる両親は、ジャックに1曲弾いてみるよう頼みます。仕方なくピアノを開き、Let It Beを歌ってみせますが、何度も来客に邪魔をされます。

Let It BeがLeave it(放っておけの意)に聞き間違えたり携帯電話がなったり、全く聴く気がない両親には諦めモードです。The Beatlesが存在する世界で生きるジャックや私にとっては、なんとも歯がゆいシーンです!ジャックの苛立ちは当然のことです。

名曲『Let It Be』は、何度もレコーディングやセッションを重ねてできた曲です。伝説のルーフトップ・コンサートを記録したドキュメンタリー映画のタイトルにもなっています。

 

キッズパーティーで演奏するジャックのシーン

The Beatles - I Want To Hold Your Hand - Performed Live On The Ed Sullivan Show 2/9/64

The Beatles - I Want To Hold Your Hand

キッズパーティーで演奏するジャックのシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『 I Want To Hold Your Hand』です。

1963年にリリースしてすぐに全英シングルチャートで第1位を獲得したヒット曲のひとつです。

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ひたむきにThe Beatlesの名曲を演奏しますが、日の目をみることがないジャック。やるせない気持ちで付き添うエリーにつらい気分になります。

誰も聴いてくれない状況でのライブは、観ている私もエリーと同じように、頭を抱えてしまいます。

『 I Want To Hold Your Hand』は、地下倉庫でジョン・レノンとポール・マッカートニーが作った曲です。2人の共同作成曲は、レノン=マッカートニーと表記されています。

ギャビンとエリーとのレコーディング2曲目でも『 I Want To Hold Your Hand』をジャックが歌っています。キッズパーティーでのしっとりとした演奏とは異なり、リズム感のある明るいメロディーで演奏しています。軌道に乗らないジャックと順調に進むジャックとの対比になっています。

 

ギャビンからスカウトされるジャックとエリーのシーン

She Loves You (Remastered 2009)

The Beatles - She Loves You

ギャビンからスカウトされるジャックとエリーのシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『She Loves You』です。

1960年代の大ヒット曲です。当時の全英シングルチャートやビルボードで1位になりました。

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うまくいかず落ち込むジャックに、エリーはギャビンからスカウトを伝えます。大喜びでギャビンのオファーを引き受けます。

念願のレコーディング中、エリーとギャビンのただならぬ様子に、ジャックはあきれます。『She Loves You』は恋仲の2人を仲立ちする曲なので、ジャックが不憫で仕方がありません!

キャッチーなフレーズが多い『She Loves You』は、yeah, yeah, yeahの部分がとくに耳に残ります。アメリカでは一種の社会現象にもなったようです。The Beatlesの魅力満載の1曲です。

 

順調にジャックのレコーディングが進むシーン

I Saw Her Standing There (Remastered 2009)

The Beatles - I Saw Her Standing There

順調にジャックのレコーディングが進むシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『I Saw Her Standing There』です。

ビルボードに11週にわたってランクインしたThe Beatlesを代表する1曲です。

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順調にレコーディングが進み、ジャックは最後の1曲『I Saw Her Standing There』を、工夫を凝らしながら完成させます。ジャック、エリー、ギャビン3人の興奮する様子が手にとってわかるシーンです。

『I Saw Her Standing There』は、1960年代のロックを存分に楽しめる曲です。映画のラストシーンであるウェンブリー・スタジアムでのライブでも、1曲目にジャックが歌っています。

歌詞は大胆なラブソングでありながら、激しいギターやドラムのビートがあり、The Beatles初心者さんにはぜひ聴いてほしい曲です!

 

ジャックが初めてテレビ番組に出演するシーン

In My Life (Remastered 2009)

The Beatles - In My Life

ジャックが初めてテレビ番組に出演するシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『In My Life』です。

『In My Life』は、ジョン・レノンの故郷リヴァプールについて歌った曲です。1965年リリースのRubber SoulのB面に収録されています。

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ジャックは作ったCDを勤め先のスーパーマーケットで配り歩きます。努力は実り、テレビ番組の出演が決まりました。ジャックは生演奏で『In My Life』を歌います。

『In My Life』はノスタルジックなラブソングです。ジャックのエリーへの恋心がひしひしと伝わってきます。

Himesh Patelがジャック役としてパフォーマンスする際に気をつけたことは、The Beatlesが存在しない世界で、真新しい音に聞こえるように心がけたそうです。

 

ジャックがエド・シーランの飛行機に乗るシーン

Ed Sheeran - Shape of You (Official Music Video)

Ed Sheeran - Shape of You

ジャックがエド・シーランの飛行機に乗るシーンの挿入歌は、Ed Sheeran(エド・シーラン)の『Shape of You』です。

Ed Sheeranは、グラミー賞の常連、イギリスのシンガーソングライターです。『Shape of You』発表後、ミュージックビデオの再生回数は20億回を超えました。第60回グラミー賞では、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞しました。

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エド・シーランの前座が決まったジャックは、さっそくエリーに朗報を伝えます。コンサート当日はエリーの都合が悪く、致し方なくロッキーを付き人として連れていくジャック。前途多難なシーンで、落ち着きません。

当初Ed Sheeranではなく、Coldplayのクリス・マーティンに本人役で制作陣がオファーしていました。そのためHimesh Patelは、オーディション曲にColdplayを選択したそうです。

『Shape of You』の歌詞は、聴いていて恥ずかしい気分になるような、エロティックな内容になっています。歌詞の内容とはうってかわって、ミュージックビデオは面白い内容になっています。

アーティスト情報エド・シーランを聴く方法

 

ジャックがモスクワで演奏するシーン

In My Life (Remastered 2009)

The Beatles - Back In The U.S.S.R.

ジャックがモスクワで演奏するシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『Back In The U.S.S.R.』です。

1968年にリリースされた曲ですが、当時のソビエト連邦では規制がかかり販売されることはありませんでした。

レコーディング中の意見の不一致により、リンゴ・スターが参加していない1曲です。

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はじめての前座を大成功させるジャックは、瞬く間に世界中にSNSでシェアされます。会場にはジャックをみつめる1人の男性がたたずみます。

『Back In The U.S.S.R.』のU.S.S.R.は、ソビエト連邦のことです。ジャックが生まれる以前の言葉を使い、3時間で曲を作ったというジャックに、エド・シーランは驚きます。

The Beatlesだからこそ作れた『Back In The U.S.S.R.』ですが、ジャックのしらをきった態度に、思わず笑ってしまいました。

 

ジャックとエド・シーランのバトルシーン1

Yesterday (2019) - Ed Sheeran vs. The Beatles Scene (5/10) | Movieclips

Ed Sheeran - Penguins

ジャックとエド・シーランのバトルシーンでエド・シーランが歌う曲は、Ed Sheeran(エド・シーラン)の『Penguins』です。

Ed Sheeranが作った映画『イエスタデイ』内のオリジナルソングです。ラストシーンのOne Lifeも同様に『イエスタデイ』のために作成されました。

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エド・シーランはジャックに、10分でどちらが良い曲を作れるか勝負を挑みます。トップバッターのエド・シーランは、情緒的なギターで愛をみつける歌を披露します。

『Penguins』とOne Lifeは公式にもリリースされていない幻の楽曲です。2曲ともほんの少しの演奏でとても印象的だったので、いつの日にかEd Sheeranのアルバムに収録されてほしい曲です!

 

ジャックとエド・シーランのバトルシーン2

The Long And Winding Road (Remastered 2009)

The Beatles - The Long And Winding Road

ジャックとエド・シーランのバトルシーンでジャックが歌う曲は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『The Long And Winding Road』です。

The Beatles最後のビルボード1位の曲です。スコットランドの美しい農場風景からインスピレーションを得たノスタルジックな内容になっています。

レイ・チャールズやアレサ・フランクリンなど名立たるアーティストたちがカバー曲をリリースしました。

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エド・シーランとジャックの作曲勝負に挑むジャックは、ピアノ独奏で『The Long And Winding Road』を歌います。1人の男がジャックについて、調べます。ジャックの初CDに収録されている曲に驚く男。何者なのか気になるところです。

ジャックの『The Long And Winding Road』は、あまりの素晴らしさに会場は静まり返ってしまいます。エド・シーランはジャックの才能を認め、意気消沈します。

私もついつい物語を忘れて聞き入ってしまいました。『The Long And Winding Road』は、故郷の情景を思い起こさせる良曲です。

 

ジャックとロッキーがロサンゼルスに向かうシーン

The Beatles - Here Comes The Sun (2019 Mix)

The Beatles - Here Comes The Sun

ジャックとロッキーがロサンゼルスに向かうシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『Here Comes The Sun』です。

『Here Comes The Sun 』は、リード・ギターのジョージ・ハリスンが作詞・作曲しました。エリック・クラプトンの家に滞在中、寒く閑散とした季節が終わり、春の温かい雰囲気を歌った曲です。

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エリーとの関係に一歩を踏みだせないジャックは、エリーの気持ちにこたえず、ロサンゼルスに向かいます。デボラとの契約にワクワクしながらも、ジャックは緊張を隠せません。

The Beatlesの曲といえば、ジョン・レノンとポール・マッカートニーの印象が強いですが、ジョージ・ハリスンも自作曲を数多く残しています。しかしながら、ジョージ・ハリスンの曲がThe Beatlesのアルバムに収録される機会は多くなかったです。

The Beatles時代のジョージ・ハリスンは、the Quiet Beatleと呼ばれていました。

 

ジャックがロサンゼルスでレコーディングするシーン

The Beatles - Something

The Beatles - Something

ジャックがロサンゼルスでレコーディングするシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『Something』です。

『Something』もジョージ・ハリスンが作詞・作曲を担当しました。

リリース当時、ビルボードで1位を獲得し、メンバーからも高い評価を得た曲です。

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デボラとの契約が決まり、ジャックはロサンゼルスでのレコーディングを行います。レコーディングスタッフから賞賛の声があがります。

『Something』はThe Beatlesの名曲のひとつといわれており、Yesterdayに次いで多くカバーされている曲です。

一途に恋人を思い続ける切ないラブソングで、友達以上恋人未満のジャックとエリーにぴったりの1曲だと私は思いました。

 

人気が高まっていくジャックのシーン

Carry That Weight (Remastered 2009)

The Beatles - Carry That Weight

人気が高まっていくジャックのシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『Carry That Weight』です。

1969年のアルバムAbbey Roadの収録曲です。アルバム収録曲であるGolden SlumbersとThe Endにつづく、メドレー曲となっています。

You Never Give Me Your Moneyをもとに作成されています。

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デボラにズタボロに言われながらも、ジャックのマーケティングは成功していき、人気はどんどん高まっていきます。世界中に人気が広がる様子を、SNSのシェア数やハートで描写されています。

現代ならではの描写がユニークなワンシーンです。ジャックもThe Beatlesと同じスターの道を辿っているのでしょうか。

『Carry That Weight』は、何度も同じフレーズが流れて耳に残る曲です。とくにギター部分がとてもかっこよくて、おすすめの1曲です。

 

ジャックが「Strawberry Fields Forever」のモデルになった孤児院跡地を訪れるシーン

The Beatles - Strawberry Fields Forever

The Beatles - Strawberry Fields Forever

ジャックが「Eleanor Rigby」の歌詞を思い出そうとして「Strawberry Fields Forever」のモデルになった孤児院跡地を訪れるシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『Strawberry Fields Forever』です。

ジョン・レノンが幼少期を過ごした家の近くにある、リヴァプールの孤児院ストロベリー・フィールドをテーマにした曲です。

孤児院ストロベリー・フィールドは、すでに閉院していますが、現在でも多くのThe Beatlesファンが訪れる観光名所になっています。

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どうやっても思い出せない「Eleanor Rigby」の歌詞を、再現映像で表現しています。とんちんかんな再現映像に笑ってしまいます。

歌詞を思い出すためにイギリスにもどったジャックは、エリーナ・リグビーの墓やペニーレインなどThe Beatlesのゆかりの地を訪ねます。The Beatlesの聖地めぐりで行ってみたくなるシーンです!

2人が静まり返る道路ではしゃぐ場面では、Hello Goodbyeのメロディーが流れてきます。ジャックとエリーの友達以上恋人未満の様子には、歯がゆいです。

 

ジャックが学生時代に出演したバンド・バトルの夢をみるシーン

Oasis - Wonderwall (Official Video)

Oasis - Wonderwall

ジャックが学生時代に出演したバンド・バトルの夢をみるシーンの挿入歌は、Oasis(オアシス)の『Wonderwall』です。

OasisはThe Beatlesに影響をうけたイギリスのロックバンドです。兄ノエル・ギャラガーと弟リアム・ギャラガーを中心に構成されています。

『Wonderwall』は、ビルボードや全英シングルチャートなどで上位にランクインしたヒット曲です。

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エリーとの関係に臆病になっていたジャックは、学生時代のエリーとの思い出を夢にみます。思い切ってエリーのもとへ駆けつけます。

ジャックはエリーの気持ちをまるでわかっていません。空気が読めないロッキーにもイラっとします。全く進展しないジャックとエリーに、もどかしさが募るばかりです!

Oasisのたくさんある曲のなかでも、とくに『Wonderwall』は私のお気に入りです。歌詞の解釈はリスナーによって様々なパターンがあり、興味深い1曲でもあります。

 

ジャックがアルバムのレコーディングを行うシーン

The Beatles - Hey Jude

The Beatles - Hey Jude

ジャックがアルバムのレコーディングを行うシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『Hey Jude』です。

ジョン・レノンの息子ジュリアンのために、ポール・マッカートニーが作った曲です。世界中でヒットし、現在でも多くの人に愛されている名曲です。

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アルバムのレコーディング中に訪れたエド・シーランから、『Hey Jude』がどのようにできた曲か質問されます。ジャックはThe Beatlesのファンなら誰もが知っていることを、自分のことのように話します。

まさかのエド・シーランからのタイトル提案が最悪です。単語ひとつ変わるだけで、曲の印象がおかしな方向にいくジョークシーンです。

Dudeの意味は、「おまえ、あいつ」です。スラングで親しい間柄では頻繁に使われます。アメリカのコメディドラマや映画をよく観ている方であれば、馴染みやすい単語ですね。くれぐれも年上の人や目上の人には、使わないようにお気を付けて。

 

ジャックがピア・ホテル屋上でライブするシーン

The Beatles - Hey Jude

ジャックがピア・ホテル屋上でライブするシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『Help!』です。

日本のテレビ番組でもオープニング曲として使用されている『Help!』は、1965年にリリースされました。ジョン・レノンのお気に入りの1曲とも言われています。

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The Beatlesの『Help!』は、タイトル通り助けを求める曲です。ジョン・レノンがスーパースターとして生活していくうちに自分を見失い、心の底から助けを求めたかった心境を曲にしました。

主人公のジャックも当時のジョン・レノンと同様に、加熱する人気と罪悪感に耐えられず、ピア・ホテルの屋上で『Help!』と歌い叫んだシーンは、『イエスタデイ』の名シーンのひとつです!

実際、The Beatlesも1969年に屋上でのゲリラライブを行っており、ルーフトップ・コンサートと称されています。The Beatlesの事実上最後のライブとしてファンの間では、熱く語り継がれている伝説のライブです。

 

ウェンブリー・スタジアムでジャックが告白するシーン

All You Need Is Love (Remastered 2009)

The Beatles - All You Need Is Love

ウェンブリー・スタジアムでジャックが告白するシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『All You Need Is Love』です。

The Beatlesが反戦の声をあげた最初の曲です。1967年に収録。

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ジャックはこれまで抱えていたことを告白することになります。ジャックが『All You Need Is Love』を歌う間に、ロッキーはエリーをバックステージに連れていきます。とてもロマンティックなシーンです。

偉大なアーティスト、The Beatlesへ最大の敬意を払うジャックは男気全開です!そして、やっとエリーへ愛の告白をします。ギャビンが気の毒で仕方がないです。

挿入歌の『All You Need Is Love』はラブ・アクチュアリーでも使用されているので、聞いたことがある人も多いのでは?

 

エンディング

Ob-La-Di, Ob-La-Da (Remastered 2009)

The Beatles - Ob-La-Di, Ob-La-Da

エンディングシーンの挿入歌は、The Beatles(ザ・ビートルズ)の『Ob-La-Di, Ob-La-Da』です。

1968年に収録され、世界中でトップヒットしました。ナイジェリアのコンガ奏者ジミー・スコットの言葉から『Ob-La-Di, Ob-La-Da』はうまれました。

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『Ob-La-Di, Ob-La-Da』の歌詞にもあるように、ジャックやエリーたちの人生は続きます。ジャックはThe Beatlesの素晴らしさを世界に伝えます。

とても前向きなエンディングで、明るい気分で鑑賞後も気持ちよく余韻にひたることができます。

映画『イエスタデイ』のエンディングにふさわしい選曲です!

 

筆者の感想

ザ・ビートルズが存在しない世界、突拍子もない設定で観る前からワクワク感がとまらない映画でした。The Beatlesを歌うジャックを通して、The Beatlesの素晴らしさが十分に伝わってきます。

好きな音楽で生きていこうとするジャックは、路上や小さなライブハウスで地道に活動しています。いまいち軌道にのらないジャックの姿は心痛いシーンです。何かに一生懸命になったことがある人であれば、報われないジャックに共感できるかと思います。

ザ・ビートルズや関連するアーティストが存在しない世界に愕然とするジャックには笑ってしまいます。ビートルズが存在しない世界でのウェブ検索結果は、妙に納得してしまう内容です。

もしもThe BeatlesがThe Beatlesではなかったとしたら、どのような人生を彼らが歩んだのか、ピア・ホテル屋上ライブ後のシーンは感慨深いものでした。

『イエスタデイ』を観た後は、ザ・ビートルズに夢中になること間違いなしの作品です。


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はじめまして!ファッションと映画が大好きなライターTomです。1940年代~1960年代頃のポップカルチャーが好きで、当時をテーマにした映画や海外ドラマを好んで観ます。とくにお気に入りのジャンルは、コメディやラブロマンス、ミュージカルです。おすすめの作品は、紳士は金髪がお好き、銀座カンカン娘、クイーンズ・ギャンビット。何気ない日常の中で、映画と音楽を通して、新しい発見と出会いのお手伝いができれば幸いです。