2015年7月31日公開の映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』
トム・クルーズ主演の人気スパイアクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ第五弾。
『ユージュアル・サスペクツ』で第68回アカデミー賞脚本賞を受賞し、トム・クルーズ主演の『アウトロー』(2012)で監督を務めたクリストファー・マッカリーが監督を務めた今作品。前作から引き続きジェレミー・レナーやサイモン・ペッグが出演し話題となりました。
この記事では、映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』で流れた音楽や言及された音楽6曲をご紹介します。
公開日 | シリーズ作品名 |
1996年 | 『ミッション:インポッシブル』で流れた挿入歌4曲をシーンごと紹介 |
2000年 | 『ミッション:インポッシブル2』の挿入歌4曲をシーンごと紹介 |
2006年 | 『ミッション:インポッシブル3』の挿入歌9曲をシーンごと紹介 |
2011年 | 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』で流れた3曲をシーンごとに紹介! |
2015年 | ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション |
2018年 | 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』で流れた5曲をシーンごとに紹介! |
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』で流れた曲とは?
イーサンがロンドンで司令を受けるシーン
John Coltrane&Thelonious Monk - セロニアス・モンク・ウィズ・ジョン・コルトレーン
イーサンがロンドンで司令を受けるシーンで話題となったレコードは、John Coltrane&Thelonious Monkの『セロニアス・モンク・ウィズ・ジョン・コルトレーン』です。
イーサンがロンドンのレコードショップに入り、謎の美女店員と会話をし司令入りのレコードをうけとるシーンで話題になっているレコードは伝説的ジャズピアニスト、セロニアス・モンクとトランペッター、ジョン・コルトレーンの希少なアルバム『セロニアス・モンク・ウィズ・ジョン・コルトレーン』です。
ちなみに、店員役の女性はHermione Corfield(ハーミオーネ・コーフィールド)スターウォーズ『最後のジェダイ』のパイロット役でも知られています!
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ベンジーがこっそりゲームをしているシーン
Wolfgang Amadeus Mozart - オペラ『フィガロの結婚 Le Nozze Di Figaro』より序曲
ベンジーがこっそりゲームをしているシーンで流れた曲は、Wolfgang Amadeus Mozartのオペラ『フィガロの結婚 Le Nozze Di Figaro』より序曲です。
マヌケで愛されキャラのベンジー、パソコンでこっそりゲームをしながら聴いているのはモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」です。今回使われたのはオペラの冒頭に演奏される「序曲」ですが、『恋とはどんなものかしら』など有名な曲が多く親しみやすいオペラです。
今作は映画冒頭が本編と全く関連性のないミッションでしたが、この序曲が本編の「幕開け」となるという粋なカラクリです!
ベンジーがウィーンに到着したシーン
Ludwig van Beethoven - Symphony No.3 "Erotica"
ベンジーがウィーンに到着したシーンで流れた曲は、Ludwig van Beethovenの『Symphony No.3 "Erotica" 』です。
オペラの招待状がイーサンからの連絡だと気付いたベンジーがウィーンに向かったシーンで流れている音楽はベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」です。もともとはフランス革命後、ナポレオンを讃える曲として作曲されたと言う逸話が残されています。『オーシャンズ12』(2004)でも使用されました。
ベンジーがレーンを探し始め、オペラが始まるシーン
Giacomo Puccini - オペラ『トゥーランドット』より「北京の人民よ(Popolo Di Pechind)」
ベンジーがレーンを探し始め、オペラが始まるシーンで流れた曲は、Giacomo Pucciniのオペラ『トゥーランドット』より「北京の人民よ(Popolo Di Pechind)」です。
このオペラのシーンはオーストリアの首都、ウィーンにあるウィーン国立歌劇場が舞台となっていますが、ロケも実際のホールで行われています!歴史ある由緒正しいオペラ劇場で、あのウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の活動拠点でもあります。
オペラハウスに紛れ込むためにフルートを模した銃が持ち込まれたのが印象的ですね!
イーサンがオーストリア首相の暗殺を阻止するシーン
Giacomo Puccini - オペラ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ(Nessun Dorma )」
イーサンがオーストリア首相の暗殺を阻止するシーンで流れた曲は、Giacomo Pucciniのオペラ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ(Nessun Dorma )」です。
三つ巴の戦いが繰り広げられる中、舞台上で演奏されるのはオペラ『トゥーランドット』で最も有名なアリア、「誰も寝てはならぬ」です。トリノオリンピックで荒川静香さんがイナバウアーを披露した曲としても知られています!
映画映画『SING/シング』(2016)でも使用されています
日本版限定テーマ曲
MIYAVI - Mission: Impossible Theme
日本版限定テーマ曲は、MIYAVIの『Mission: Impossible Theme』です。
日本限定の公式テーマ曲として、日本を代表するギタリスト、MIYAVIがラロ・シフリンのお馴染みのテーマ曲をアレンジしたのがこの『Mission: Impossible Theme』です。幻想的なストリングスからリズムカルなテーマへの導入がお見事です!
2015年8月のジャパンプレミアでは、来日したトム・クルーズの前でMIYAVIがテーマ曲を演奏するパフォーマンスも行われました。
筆者の感想
『ミッション:インポッシブル』シリーズも5作目となり、すっかり王道アクションシリーズとなった今作品。ド派手なアクションにハラハラドキドキスリリングな展開で見応えバッチリの作品となっています。
前作までとは打って変わり、クラシックがメインのサントラとなっていますが、オペラの盛り上がりに合わせた狙撃シーンや楽器型の銃、舞台装置上での乱闘など、オペラが効果的に用いられた珍しいアクションシーンが楽しめます!
今作の敵組織「シンジケート」は前作『ゴーストプロトコル』のラストで名前だけ登場していたのですが、今作でもラストでIMFが復活し、新長官が誕生するなど、続編『ミッション:インポッシブル6/フォールアウト』に続く形で幕を閉じます。
前後の作品も合わせて観るとより楽しめる作品です。ぜひシリーズ全体を観て楽しんでください!
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『ミッション:インポッシブル』で流れた挿入歌4曲をシーンごと紹介
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『ミッション:インポッシブル2』の挿入歌4曲をシーンごと紹介
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『ミッション:インポッシブル3』の挿入歌9曲をシーンごと紹介
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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』で流れた5曲をシーンごとに紹介!
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