2019年1月11日公開の映画『クリード 炎の宿敵』。
アメリカのスポーツ映画。「ロッキー」シリーズのスピンオフ作品、第二作目。
主演:マイケル・B・ジョーダン、シルヴェスター・スタローン。監督:ライアン・クーグラー。
この記事では、映画『クリード 炎の宿敵』で流れる音楽19曲をご紹介します。
公開日 | シリーズ作品名 |
1977年 | ロッキー |
1979年 | ロッキー2 |
1982年 | ロッキー3 |
1986年 | ロッキー4/炎の友情 |
1990年 | ロッキー5/最後のドラマ |
2007年 | ロッキー・ザ・ファイナル |
2015年 | クリード チャンプを継ぐ男 |
2019年 | クリード 炎の宿敵 |
2023年 | クリード 過去の逆襲 |
『クリード 炎の宿敵』で流れる曲とは?
ドニーがプロポーズの練習をしているシーン
Ella Mai - Love Me Like Than
ドニーがプロポーズの練習をしているシーンで流れた曲は、Ella Maiの『Love Me Like Than』です。
2018年にリリース。
エラ・メイは、イギリスのシンガーソングライター、R&Bミュージシャン。
オープニングでは、かつてアポロを死に追いやり、ロッキーと死闘を繰り広げたイワン・ドラゴの姿が。
映画「エクスペンダブルズ」でお馴染みガンナーです!
このドルフ・ラングレンという俳優さん、極真カラテ四段の本当の格闘家。
若い頃は甘いマスクでしたが、歳を重ねると渋さが増して素敵ですよね。ガンナーはアル中のオッサンでしたが…。
今作では、ドラゴの息子vsアポロの息子ドニーの因縁の対決が見ものです。
さて、不穏なイワン親子のあとに映し出されたのは、ロッキーの指導のもと、ついにチャンピオンベルトを手にしたドニー!
もう「アポロの息子」ではなく「アドニス・クリード」として、世間に認められ始めていました。
そして、ドニーはビアンカにプロポーズをしようとここでもロッキーにレクチャーを受けます。
この二人はもう師弟関係というか、親子の関係ですよね!
ドニーがビアンカと泊まる部屋で、プロポーズの練習をしているシーンで流れるのは「Love Me Like Than」
リラックスタイムに聴きたくなる、女性ボーカルのバラードです♪
Amazon Music Unlimited
ドニーとビアンカがキスをするシーン
Ari Lennox ft. J.Cole - Shea Butter Baby
ドニーとビアンカがキスをするシーンで流れた曲は、Ari Lennox ft. J.Coleの『Shea Butter Baby』です。
2019年にリリース。
アメリカのR&B歌手であるアリ・レノックスと、同国のラッパー・ミュージシャンであるJ.コールのフューチャリング曲。
ついにプロポーズをしたドニー。
ビアンカの感激の涙にこちらもウルっとしてしまうシーン。
一生懸命に気持ちを伝えるドニーと、驚きながらも嬉しさを隠せないビアンカ。二人を観ているとほっこりします!
無事にプロポーズが成功!ビアンカの難聴の事では一抹の不安が残りますが、本当に幸せになって欲しいですね…。
苦楽を共にした二人が夫婦となる事に、拍手したくなりました!
そんな二人のイチャコラシーンで流れるのは「Shea Butter Baby」
セクシーな女性ヴォーカルの歌声と心地よいラップの、全体的にしっとりとした大人の楽曲です♪
ドニーとビアンカが、レストラン「マキシーズ」に行くシーン
Nathan Bartell - Top Going Down, Bottom Going Up
ドニーとビアンカが、レストラン「マキシーズ」に行くシーンで流れた曲は、Nathan Bartellの『Top Going Down, Bottom Going Up』です。
2011年にリリース。
ネイサン・バーテルは、アメリカのR&B・ソウルシンガー。
幸せの絶頂にいるドニーとビアンカは、思い出深いレストラン「マキシーズ」へ。
ここでは、店内にいる全員が新チャンピオンとなったドニーに賛辞を贈ります。
地元が応援してくれるのって、良いですよね〜♪ 厳密にはドニーの地元ではないですが…。
そして、マキシーズのローカルフードはやっぱり美味しそう!
日本で言うファミレス?ファーストフード店のような気軽さが良い感じですよね。
ここで流れるのは「Top Going Down, Bottom Going Up」
ローカルファンクの金字塔であるネイサン・バーテルの、陽気なファンクミュージック。
耳馴染みが良く、地元密着型の「マキシーズ」にマッチした楽曲です♪
ドニーとビアンカが男性に話しかけられるシーン
Ama Lou - Bless Me
ドニーとビアンカが男性に話しかけられるシーンで流れた曲は、Ama Louの『Bless Me』です。
2018年にリリース。
アマ・ルーはイギリスのシンガーソングライター。
きっと高級なイタリアンなどよりも、二人にとってはマキシーズのご飯が落ち着くし美味しいのでしょうね。
仲睦まじく舌鼓を打つ姿が微笑ましい。オバちゃん嬉しいよ…!
そんな二人にお客さんの一人である男性が、テレビを観ながら「アイツをリングで黙らせろよ〜」と話しかけます。
時を同じくして、ロッキーのお店「エイドリアンズ」にはドラゴの姿が!!
来ましたね…直接試合を申し込みに来たのでしょう。
この二人が並ぶと圧巻です!!
ドニーとビアンカが、談笑しながらくつろいで食事をしているシーンで流れるのは「Bless Me」
妖艶な歌声の女性ヴォーカルのバラードです♪
ビアンカがライブで歌うシーン
Tessa Thompson - Time Tick
ビアンカがライブで歌うシーンで流れた曲は、Tessa Thompsonの『Time Tick』です。
2018年にリリース。
テッサ・トンプソンは、アメリカの女優、ミュージシャン。
復讐に燃えるヴィクターからの挑戦状、ドニーはこれは受けたいのだろうけれどロッキーとしてはOKが出せませんよね…。
完全に逆恨みも良いとこ。でも、失うものが無い人の闘志はすさまじいものがあります。
断ろうかと悩みつつビアンカのライブに来ていたドニーのもとに、ボクシングプロモーターであるバディが現れ、めちゃくちゃ煽ります。
ドニーはバディのせいで試合への気持ちが高まって行くのでした…。
しかし、このプロモーターっていうのは本当に金儲けしか考えていないのでしょうか?
ロッキー5に出て来たジョージ・ワシントン・デュークも相当な曲者でしたよね!
この煽りスキル、天晴れだよ…。
さて、ここでビアンカが歌っている曲は「Time Tick」
セクシーで危うい感じの歌声が本当に魅力的!幻想的な雰囲気のある楽曲です♪
ドニーがロッキーと話し終え、家に帰って来たシーン
Mike WiLL,Made-It,Tessa Thompson,Gunna - Midnight
ドニーがロッキーと話し終え、家に帰って来たシーンで流れた曲は、Mike WiLL Made-It,Tessa Thompson,Gunnaの『Midnight』です。
2018年にリリース。
アメリカの音楽プロデューサー・DJであるマイク・ウィル・メイド・イットと、同国のラッパーであるガンナ、テッサ・トンプソンのフューチャリング曲。
ロッキーは、アポロの死に関して未だ癒えない傷を負っています。
そりゃそうですよね、自分の代わりに出たアポロがボコボコにされ、タオルを投げられず、腕の中で息を引き取ったのですから…。
でも、ドニーとしては父の敵討ちをしたい。
ロッキーを説得するはずがとんでもなく酷い事を言い放ち、そしてロッキーも「俺はセコンドに付けない」とドニーのもとを去るのでした。
よく喧嘩するなぁ。笑
お互いが頑固で、血は繋がっていなくともなんだかロッキーとドニーは似ているような気がしますよね!
共にアウトロー出身というのも要因でしょうか?
ドニーはプリプリしながら帰宅するのでした。
このシーンで部屋でビアンカが聞いている曲は「Midnight」
このテッサ・トンプソンの曲は割とキャッチーなメロディ、かつオシャレで聞きやすい楽曲です♪
ドニーとビアンカが引っ越すシーン
Mike Will Made-It, Nas & Rick Ross - Check
ドニーとビアンカが引っ越すシーンで流れた曲は、Mike Will Made-It, Nas & Rick Rossの『Check』です。
2018年にリリース。
マイク・ウィル・メイド・イットと、同国のラッパーであるナズ、リック・ロスのフューチャリング曲。
激おこなドニー、見捨てられた!と騒ぎ、さっさと母であるメアリー・アンのいるロスへ引っ越してしまう。
こうなるとあっさりだよなぁ。家出少年と同じような匂いがします。笑
でも、ビアンカにとっては嬉しいのでしょうか。
フィラデルフィアではやりきったので、今度は都会でもっと視野を広げられますものね!
超広くて良い新居を見つけ、二人の生活が新たにスタートするシーンです。
それにしても、ビアンカ、体調悪いのに「お母さんに会わなきゃ」って。本当に良く出来た子だわ…。
ここで流れるのは「Check」
これ、歌詞がまんまドニーとアポロのことを歌っているんですよね。訳してみると面白いですよ!
「Check‼︎」と叫ぶサビを真似したくなる、ゴリゴリのヒップホップです♪
ドニー、ビアンカ、メアリー・アンが食事をしているシーン
Charles Bradley - I Feel A Change
ドニー、ビアンカ、メアリー・アンが食事をしているシーンで流れた曲は、Charles Bradleyの『I Feel A Change』です。
2018年にリリース。
チャールズ・ブラッドリーは、アメリカのソウル・シンガー。
※ネタバレ有り
ロッキーのことを少々気にしつつも、3人で仲良くお食事。
ここでメアリーの目が光る!ビアンカ、おめでた?と見抜きます。
塩を欲しがる、髪のハリ、肌のツヤ…そんなんわかるかーい!!
が、念のため妊娠検査薬で検査をしたところ、陽性。おめでとう!!!
このシーンは、自分も妊娠がわかった瞬間を思い出してぐっと来ました◎
きっと永遠に忘れない瞬間だと思います!
メアリーが冴え渡る食事シーンで流れているのは「I Feel A Change」
くつろぎディナーにマッチした、ゆったりとしたブルースです♪
ドニーが「デルファイ・ジム」に行くシーン
Westside Boogie ft. Eminem - Rainy Days
ドニーが「デルファイ・ジム」に行くシーンで流れた曲は、Westside Boogie ft. Eminemの『Rainy Days』です。
2019年にリリース。
アメリカのラッパーであるウェスト・サイドブギーと、エミネムのフューチャリング曲。
あっさりと、ドニーがヴィクターと試合することを認めてくれたメアリー。あらっ拍子抜け…。
でも、ファイターには何を言ってもムダだということを重々理解しているのでしょうね。
こういう職業のご家族は、気苦労も絶えず本当に大変だと思います。
メアリーの、否定はしないものの放った「私や、父さんのことを戦う言い訳にしないで」という言葉は重く心に来ました!
そして、ドニーはかつてのアポロのトレーナー、デュークの息子であるリトル・デュークに共に戦ってくれるよう話します。
「俺たちが歴史を書き換えるんだ」このセリフも、ロッキー1から観ている者としては胸に来るものがありました。
ドニーがジムを訪れる際に流れる曲は「Rainy Days」
めちゃくちゃカッコ良い曲なのですが、エミネムの過激なリリックが物議を醸したそうです。
ある意味で挑戦的な曲なので、このシーンにピッタリですね♪
ドニーとヴィクターがトレーニングを開始するシーン
Vince Staples & Ludwig Goransson & Mike WiLL Made-It - Ice Cold
ドニーとヴィクターがトレーニングを開始するシーンで流れた曲は、Vince Staples & Ludwig Goransson & Mike WiLL Made-Itの『Ice Cold』です。
2018年にリリース。
アメリカのラッパー・ソングライター・俳優であるヴィンス・ステイプルズと、スウェーデンの映画作曲家であるルドウィグ・ゴランソン、マイク・ウィル・メイド・イットのフューチャリング曲。
さぁ、クリードでもお馴染みトレーニングシーンです。
いちいち薄暗いジムで激しいアナログなトレーニングを積むヴィクターと、万全な環境でトレーニングをするドニー。
それは昔のアポロとロッキーのようにも見えます。
ハングリー精神的なものが、ドニーには欠けているような…?
ドラゴはあの美人な奥さまとは離婚していたようで、自分の出来なかったことをヴィクターにやらせている。
時折戸惑う表情をする息子の人格を、きちんと見てあげているのかな…?
父の一方的なキツイ指導を受けるヴィクターは、ちょっと可哀想だなって思いました。
ドニー負けフラグ要素満載のシーンですが、ここで流れる曲はクラシックとヒップホップを融合させた壮大な「Ice Cold」
トレーニングシーンから軽量シーンまでを、大きく盛り上げてくれる楽曲です♪
ドニーの入場シーン
Jaden Smith - Icon
ドニーの入場シーンで流れた曲は、Jaden Smithの『Icon』です。
2017年にリリース。
ジェイデン・スミスはアメリカの俳優・ラッパー・ソングライター・ファッションモデル。
※ネタバレ有り
ブーイングの嵐であるヴィクターの入場シーンとは打って変わって、かつてのアポロのように派手に登場するドニー。
(負けるんだろうなとは思いつつ…笑)いやすんごいカッコ良い!!
照明と楽曲が見事にマッチしていて、この試合の注目度がスゴイんだなと思わされる場面です。
超満員だし、お金かかってそう〜!これは悔しいかなプロモーターもウハウハだろうね。
毎回入場シーンの楽曲は楽しみなのですが、私は過去イチだと思いました◎
自分を鼓舞しながら登場するドニーと、いやに落ち着いているヴィクター。
手に汗握る試合開始のシーンで流れるのは「Icon」
ジェイデン・スミスは、ファッション性や独創性の強いヒップホップを歌うので、MVも一緒に観てみてください♪
ドニーとロッキーがアナログなジムに向かうシーン
Ludwig Goransson And Jacob Banks - You Might Find Me
ドニーとロッキーがアナログなジムに向かうシーンで流れた曲は、Ludwig Goransson And Jacob Banksの『You Might Find Me』です。
2018年にリリース。
ルドウィグ・ゴランソンと、イギリスのシンガーソングライターであるジェイコブ・バンクスのフューチャリング曲。
※ネタバレ有り
(予想通り)ドニーはヴィクターにフルボッコにされてしまいます。
今作も本気のノンスタントなのでとにかく試合シーンが壮絶でリアル!!
アバラやった瞬間はめちゃくちゃ痛そうだった…。
しかし、ヴィクターがダウンしたドニーに攻撃したため、ルール違反によりヴィクターの負け・ドニーはベルト防衛となりました。
ここは予想外…!こういうテがあったかと。
確かにわかりやすい展開ではありますが、脚本が面白すぎるでしょ。素晴らしい一戦目でした◎
生ぬるい環境にいたドニー自身を変えるべく、ロッキーがドニーとリトル・デュークと共に向かったのは、超アナログな野外にあるジム。
ここへ向かう時に流れるのは「You Might Find Me」
何もない荒野を走る車、ハイテクとはかけ離れた地を表すかのような、シブい楽曲です♪
ドニーとヴィクターが再度トレーニングをするシーン
Mike WiLL Made-It feat. A$AP Rocky, A$AP Ferg & Nicki Minaj - Runnin
ドニーとヴィクターが再度トレーニングをするシーンで流れた曲は、Mike WiLL Made-It feat. A$AP Rocky, A$AP Ferg & Nicki Minajの『Runnin』です。
2018年にリリース。
マイク・ウィル・メイド・イットと、アメリカのラッパー・ソングライターであるエイサップ・ロッキー、エイサップ・ファーグ、トリニダード・トバゴのラッパー・シンガーソングライターであるニッキー・ミナージュの4名による、フューチャリング曲。
初心に返り、何も頼るもののない野性的なジムで激しいトレーニングをするドニー。
タイヤのサンドバッグ、ハンマーでの地面叩き、車に並走…。これぞミッキー直伝のアナログトレ!!
最初にヴィクターがドラゴにやらされていた練習をしているかのようですよね。
一方ヴィクターはその功績が認められ、政治の力が働き今までよりかなり良い環境での練習に励みます。
お母ちゃんあまりにも冷徹で本当に不憫…。このあたりから、ヴィクターへの同情心がさらに湧き上がって行きます。
このシーンは、最初のトレーニングシーンよりももっと胸アツ!!
流れる曲は壮大なオーケストラから始まる「Runnin」で、ドニーが成長していく過程でラップが入りヒップホップへと変化していく。
二人の色々なものを背負ったトレーニングシーンを盛り上げるのにふさわしい、感情が一気に爆発する楽曲です♪
ドニーが入場する際、ビアンカ歌うシーン
Tessa Thompson - I Will Go To War
ドニーの入場する際、ビアンカが歌うシーンで流れた曲は、Tessa Thompsonの『I Will Go To War』です。
2018年にリリース。
最高に仕上げた状態で臨む再試合…!
ドニー、ヴィクター共に、たくさんのドラマを抱えリングに立ちます。
特にヴィクターは複雑な想いを持ちながら、戦いに挑みます。
壮大なヒューマンドラマがあって、もうここまで来るだけでもお腹いっぱいになって来ますが、ラストファイトも迫力大!!
再試合の入場シーンも見もので、ビアンカが歌う曲によりドニーが入って来ます。
これがまた、最初の入場と同じくめちゃくちゃカッコ良い!
本物の興行さながらの、照明の演出が本当に素敵です。
ここで流れる曲は「I Will Go To War」いつもキュートな歌声のテッサ・トンプソンが、力強く歌っているのがまた良き◎
夫婦で共に戦うという闘志をひしひしと感じる、独創的な楽曲です♪
ドニーがヴィクターからダウンを取ったシーン
Bill Conti - Gonna Fly Now (Theme From Rocky)
ドニーがヴィクターからダウンを取ったシーンで流れた曲は、Bill Contiの『Gonna Fly Now (ロッキーのテーマ)』です。
1976年にリリース。
ビル・コンティは、アメリカの作曲家。
※ネタバレ有り
痛めた肋骨を狙われ激しい攻防、ダウンされボコボコになりながらも、やっとこさドニーが初めてダウンを取ります。
「お前は野獣だ」ロッキーが放つセリフの通り、ヴィクターをダウンした瞬間のドニーの表情はもはや獣…!!!
アドレナリン出まくり、ゾーン状態なのではないでしょうか。
一方、複雑な表情のヴィクター。何か吹っ切れていないような、雑念が入っています。
…というこの演技が素晴らしい!本当に、この人俳優としてやってけるよ。調べると、学士も取ってて頭も良いそう。
スタローンが世界中のアスリート・アクターの中からかなりの期間を要し発掘したムンテアヌ、今後も楽しみです。
今作1番の盛り上がりシーンで流れるのは、ロッキーシリーズでお馴染み「Gonna Fly Now (ロッキーのテーマ)」
今回はオーケストラの少々違ったバージョンで、さらに壮大な曲になっています♪
試合終了のゴングが鳴るシーン
Bill Conti - Going The Distance
試合終了のゴングが鳴るシーンで流れた曲は、Bill Contiの『Going The Distance』です。
1976年にリリース。
※ネタバレ有り
ダウンされボロボロになっても立ち上がるヴィクター。
涙無くしては観られないシーンですが、ヴィクターの母は席を立ち去って行きます。
もうね、イワン親子のスピンオフも作っていいよって思うくらい、とても孤独で不憫。
最後は見兼ねたドラゴがタオルを投げ入れ、ゴングが鳴りました。
それでも手を振り払い、パンチを繰り出そうとしているヴィクター…ドラゴは優しく「もういいんだ」と抱きしめる。
そこで子どものように号泣するヴィクターを見て、あぁこの二人はやっと本当の親子になったんじゃないかな、と思いました。
ドニーよりもイワン親子に目が行ってしまいましたが、ドニーの達成感・安堵感もとても伝わって来ましたし。
最後のロッキーの「お前の時代だ」からの後ろ姿、本当にニクい演出でした!!!
ゴングが鳴る時の挿入曲でお馴染み「Going The Distance」も、オーケストラが壮大に盛り上げ試合の終わりを華々しく飾っています♪
ドニーがアポロの墓前に行くシーン
Bill Conti - First Date
ドニーがアポロの墓前に行くシーンで流れた曲は、Bill Contiの『First Date』です。
1976年にリリース。
やっと、嫌な過去を払拭したドニー。アポロの墓前で自分の娘を紹介します。
アマーラたんかわええ!
そしてロッキーはと言うと、カナダに住む息子・ロバートのもとへ。
初孫と対面し、照れ臭そうに「近くまで来たから…(んなわけあるかい笑)」とはにかむロッキーを、ロバートも温かく出迎えるのでした。
ローガンかわええ!めっちゃエイドリアンに似てる。キャスティング最高です!!
また、同時にイワン親子が肩を並べてランニングをしている姿も。
優しい顔つきになった二人、今度は一方的ではなく一緒に強くなれると良いですね!
各々の家族の固まりまくっていた氷がほんわかと溶けて行くような、そんな温かいエンディングにほっこりしました◎
ここで流れるのはお馴染みビル・コンティ作曲の「First Date」
「ロッキーのテーマ」のピアノ・オーケストラバージョン。しっとりとアレンジしても本当に良い曲です♪
エンディング(スタッフクレジット)
Mike Will Made-It, Lil Wayne, Jacob Banks & J Warner - Amen
エンディング(スタッフクレジット)で流れた曲は、Mike Will Made-It, Lil Wayne, Jacob Banks & J Warnerの『Amen』です。
2018年にリリース。
マイク・ウィル・メイド・イット、ジェイコブ・バンクスと、アメリカのラッパーであるリル・ウェイン、J・ワーナーのフューチャリング曲。
ほっこりしたエンディングのあとのエンディング、スタッフクレジット。
ここでは、ロッキーとアポロの現役時代と、今作の振り返りフォトがシルエットと共に流れます。
ロッキーがベルトを持ってる頃とか、さすが若いですねー!
クリードでは、スタローンはかなりおじいちゃんで役作りされているので、昔を思い出しまた見返したくなりました。
今作で、アポロを葬ったドラゴ親子との因縁の対決が終わり、一旦完結といったところでしょうか。
本当にスッキリとしたラストで、その余韻に浸れるエンディングです◎
ここで流れるのは「Amen」
サビの「Amen〜Amen〜Amen〜」という歌詞が耳に残る、オシャレなソウル・ヒップホップです♪
エンドロール
Eearz, ScHoolboy Q, 2 Chainz, Mike WiLL Made-It - Kill 'Em With Success
エンドロールで流れた曲は、Vince Staples, Jhene Aiko And Donald Gloverの『Waiting For My Moment』です。
2018年にリリース。
マイク・ウィル・メイド・イット、アメリカのラッパーであるEearz、スクールボーイ・Q、2チェインズのフューチャリング曲。
「ヤツらをヤ(殺)っちゃうくらい成功してやるぜ!」みたいな意味のタイトル。
まさにドニーやヴィクターが思っていたことではないでしょうか。
二人とも、偉大なる父の功績を超えて行きていかねばならない。
それには、ブッチギリで勝利を納めていかねばならない。
そんな葛藤やプレッシャーなどを跳ね返すかのような、エンドロールのこの楽曲。
モハメド・アリの入信前の名前「カシアス」や「勝利を味わう」などといったリリックが出て来るので、ボクシング・ムービーにぴったり!
最後まで飽きずにエンドロールを観ていられる、バンガー・チューンなヒップホップです♪
筆者の感想
「クリード」シリーズは、本家「ロッキー」シリーズにも勝る勢いで評価の高い作品です。
わかりやすい展開ではあるものの、キャラクターの心情を緻密に描き作り込まれた脚本は、ただのボクシング・スポーツ映画ではなく、壮大なヒューマンドラマとしても楽しめ、また考えさせられました。
特にこの「クリード 炎の宿敵」は「家族の形」にフィーチャーし、それぞれが抱える問題や葛藤など様々な心情が描かれており、本当に涙無くしては観られない!!
キャストの面々も素晴らしい俳優ばかりで、主演であるマイケル・B・ジョーダンの末恐ろしい迫力のある演技にはド肝を抜かれましたし、本物のボクサーであるヴィクター役のフロリアン・ムンテアヌの、ボクサーらしからぬ見事な演技にも心動かされました。
もちろん、スタローンの味のある演技や、メアリーの母の優しさや愛が溢れ出ている演技にもグッと来るものがありましたね。
そして挿入曲もがっつりシーンにマッチしており、要所要所で盛り上げてくれます!
ヒップホップ等が多いですが、昔ながらの曲も使われているので様々な年代で楽しめるはず。
「ロッキー」シリーズでも口酸っぱく申し上げて来た筆者ですが、ただのボクシング映画だと思わず、ぜひ感動大作として観て頂きたいです!!
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