2022年9月30日公開の映画『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』。
『銀河英雄伝説 Die Neue These』のフォースシーズンであり、全3章に渡る作品です。銀河帝国と自由惑星同盟が要塞の主砲で戦いを始め、フェザーンが関わってくるのが第一章のストーリー。SennaRinが主題歌・エンディングを務め、監督は多田俊介。原作の小説の著者は田中芳樹です。
この記事では、映画『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』で流れた音楽を2曲ご紹介します。※映画のあらすじ・結末のネタバレがあります
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』で流れた曲とは?
主題歌・エンディング(SennaRinの『dust』)
SennaRin - dust
主題歌の曲は、SennaRinの『dust』です。
静かな曲調で始まり、女性シンガーの落ち着いた歌が続いていく曲です。徐々に熱を帯びるようにしつつ、サビでは力強く歌うのが特徴。宇宙で繰り広げられる壮大な戦いにピッタリ。
2番の歌詞にある「頑な過ぎる心が いたずらな傷を増やす」は、ラインハルトが他者に心を開かない様子が思い浮かびますね。
幼い皇帝の誘拐を見て見ぬふりをして自由同盟との戦いをという考えですが…オーベルシュタインの冷静で合理的な計画を聞くラインハルトのその後が心配になるでしょう。
ヒルデガルドがラインハルトの姉を説得できたように、彼の考えも変えていけるのか続編が気になります。
この曲は以下の予告やエンディングの1曲目でも流れます。
テーマソング・エンディング2曲目(SennaRinの『melt』)
SennaRin - melt
静かなピアノの前奏で始まり、語りかけるような歌が続いていくため優しさを感じますね。サビにかけての盛り上がりと共に、力強さを感じるでしょう。
優しさや光が溶けていくという歌詞から、同盟にも帝国にも良い人が多いことを改めて感じさせますね。
帝国のケンプがガイエスブルク要塞を衝突させるという最終手段をとり、ヤン提督は被害を最小限にしつつ要塞ごと壊した…ケンプ亡き後、彼の側近や家族が悲しむ姿が改めて思い出させられる歌でした。
筆者の感想
要塞同士の壮大な戦いに終止符が打たれ、ヤン提督がユリアンの今後を考えるというストーリーが自由同盟側の印象的なストーリーでしたね。
一方、帝国側ではラインハルトがケンプの作戦失敗についての措置をどうするのかにハラハラさせられました。
亡き友のキルヒアイスならどう考えるかと思いをはせる姿と、ラインハルトのために尽力するヒルデガルドの言葉が見どころでしたね。
そんな2つの国の共倒れを虎視眈々と狙うフェザーン自治領のリーダーたちの動きや、裏で動く者がいるという伏線が気になります!
宇宙や戦艦の映像美、壮大な音楽と共に楽しめるシリーズ作品です。