1985年3月16日公開のアニメ映画『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』。
映画・大長編ドラえもんの第6作目。
コミックス第19巻『天井裏の宇宙戦争』をもとにした、SFストーリー。
『ガリヴァー旅行記』のリリパット国冒険譚、アメリカの映画『スター・ウォーズ』、古典SFの『縮みゆく人間』が発想のヒントとなり、制作されました。
また、武田鉄矢さんの主題歌「少年期」は、2004年6月発行のオフィシャルマガジン『ぼくドラえもん』の「ドラデミー大賞・主題歌賞」で、第一位に輝いた人気曲です。
1980年代生まれのbeersy、子ども時代をガッツリドラえもんと共に歩んで来ました。
主題歌の「少年期」が好きで「宇宙小戦争」も好き…という声の多い作品。
スター・ウォーズは観ずに、この作品ばかり観ていた想い出…!
今回は、ドラえもんに憧れドラえもんをこよなく愛するbeersyが、映画『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』の主題歌、あらすじ、感想をまるっと解説していきます!
『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』のあらすじ
特撮ビデオの撮影中に、のび太たちは小さなロケットを発見する。それは宇宙の小さな星、ピリカ星の小さな大統領パピが、反乱軍から逃れるために乗ってきたものだった。さらには、パピを追う反乱軍の戦艦も現れたのだ。パピをかくまうのび太たち。しかし、しずかちゃんが反乱軍の人質になってしまい、心を痛めたパピは、ひとりで戦艦の待つ公園に向かった・・・。
参照:Amazon公式サイト
映画『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』で流れる曲
オープニング
大杉久美子、大山のぶ代 - ドラえもんのうた
オープニングで流れる曲は、大杉久美子、大山のぶ代の『ドラえもんのうた』です。
スター・ウォーズ、スーパーマン、ETなど、当時大ヒットを記録したSF映画の名場面を、主要キャラ達が演じている楽しいOP。
冒頭の宇宙戦争のカットが怖かったので、このオマージュは嬉しいものでした!
また、OP曲に入る時がのび太の「ドラえも〜ん」ではなく、MGMのロゴのパロディで、ジャイアンの雄叫びで始まるのもおもしろポイント♪
エンディング・スタッフクレジット・主題歌
武田鉄矢 - 少年期
エンディング・スタッフクレジットで流れる曲は、武田鉄矢の『少年期』です。
スネ夫の戦車が動くシーンや、クライマックスの決戦直前にも流れます。
ドラえもんファンならずとも、とても評価の高い人気曲。
藤子・F・不二雄先生も大絶賛したというこの曲は、武田さん自身の経験や想いが込められ、わかりやすい歌詞ながらも老若男女の心に響く歌となっています。
少々哀愁のあるメロディも最高に沁みる…!!
サウンドトラック
何度でも観よう!「のび太の宇宙小戦争」をもっと楽しめる小ネタ
クリティカルなネタバレはできるだけ避けていますが、初めて『のび太の宇宙小戦争』を観る人は事前情報なしで一度観てから以下の秘話を観ると、2回目も楽しめておすすめです!
小ネタ1:
ドラえもんとのび太がしずかちゃんに特撮映画を撮ろうと誘いに行った際、しずかちゃんがぬいぐるみコレクションを見せますが、この中に「グレムリン」「マシュマロマン」「パピプペンギンズ」といった、当時流行していたキャラクターを模したぬいぐるみがいます。
マシュマロマンの顔、ちょっと不気味なので(笑)ぜひもう一度観てみてください♪
小ネタ2:
しずかちゃんが牛乳風呂に入って歌っているのは、1973年に放送されていたTOTO「ホーローバス」のCMソング。
「お月さま、ぽっかり♪お魚になったワ・タ・シ ♪」という歌で、セクシーな高沢順子さんが歌いながらお風呂に入っています。
色々なオマージュが楽しい今作ですが、CMソングまで出て来るとは驚きですね!
小ネタ3:
息つく暇のないSFストーリー、映像も迫力があって今観ても面白い今作ですが、とにかく「少年期」が素晴らしい。
武田さん自身のファンの方々には意外と馴染みのない歌らしいのですが、武田さんにとっていちばんのお気に入り曲だそうです。
絵コンテのみで映画のあらすじを読み制作し、完成後には武田さんが思った通りの場面で曲が使用され、とても嬉しかったとか。
藤子・F・不二雄先生が重い声で「いい歌だ」とおっしゃったこの名曲、流れる場面を逃さずまた観て聴いてみてください♪
筆者の『のび太の宇宙小戦争』のグッズ紹介
映画公開当時のパンフレット。中身はネタバレ満載なので、映画が終わった後両親にゆっくり読んでもらっていました!
同時上映されたハットリくんとパーマンの共演作品もハラハラものでしたし、ジッポウとの別れには涙しました。
『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』の前後作品
前作:
ドラえもん映画『のび太の魔界大冒険』の主題歌を解説!
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次作:
ドラえもん映画『新・のび太と鉄人兵団』の主題歌を解説!
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