2019年3月1日公開のアニメ映画『ドラえもん のび太の月面探査記』。
映画・大長編ドラえもんの第39作目で、コミック23巻の「異説クラブメンバーズバッジ」が原作となっています。
ドラえもん映画の中で、歴代興行収入第3位となっている大ヒット作。(2023年現在)
1980年代生まれのbeersy、子ども時代をガッツリドラえもんと共に歩んで来ました。
様々な過去作の良いところをとった夢のある作品なので、のぶ代ドラ世代でも楽しめます。ドラえもんの抜け具合がキュートで、のび太がしっかりしているドラワールドを堪能!
今回は、ドラえもんに憧れドラえもんをこよなく愛するbeersyが、映画『ドラえもん のび太の月面探査記』の主題歌、あらすじ、感想をまるっと解説していきます!
『ドラえもん のび太の月面探査記』のあらすじ
月面探査機が捉えた白い影が大ニュースに。
のび太はそれを「月のウサギだ!」と主張するが、みんなから笑われてしまう…。
そこでドラえもんのひみつ道具<異説クラブメンバーズバッジ>を使って月の裏側にウサギ王国を作ることに。
そんなある日、不思議な少年・ルカが転校してきて、のび太たちと一緒にウサギ王国に行くことに。
そこでのび太は偶然エスパルという不思議な力を持った子どもたちと出会う。
すっかり仲良くなったドラえもんたちとエスパルの前に謎の宇宙船が現れる。
エスパルはみんな捕えられ、ドラえもんたちを助けるためにルカも捕まってしまう!
はたしてのび太たちは ルカを助けることができるのか!?
参照:Amazon公式サイト
映画『ドラえもん のび太の月面探査記』で流れる曲
オープニング
Mao - 夢をかなえてドラえもん
オープニングで流れる曲は、Maoの『夢をかなえてドラえもん』です。
アニメ『薄桜鬼』の「君ノ記憶」などを担当している歌手Maoさんの曲。2007年から2019年までアニメ版のOP曲として使用されていました。
どら焼き型の宇宙船に乗り冒険をしている、レトロな映像が魅力的。
「カチカチ山」「かぐや姫」など、うさぎや月にちなんだおとぎ話を、主要キャラたちが演じているのも面白い!
ちなみに、のび太の「ドラえもーん!」からの始まり方は、「映画ドラえもん」では実に3年ぶりという事で、ファンにも嬉し懐かしのOPとなっていました。
ドラえもんたちがウサギ王国を見て周るシーン
ひばり児童合唱団 - 兎のダンス
ドラえもんたちがウサギ王国を見て周るシーンで流れる曲は、ひばり児童合唱団の『兎のダンス』です。
「しょうじょうじのたぬきばやし」「シャボン玉」などで知られる、作詞:野口雨情、作曲:中山晋平の名タッグが、1924年に作成した童謡。
ムービットたちが歌いながら仕事をしたり、遊んだり、それぞれの好きな事をして過ごしているのをまるっと観られるシーン。
映画『チャーリーとチョコレート工場』や『シュガーラッシュ』のような世界観で、カワイイを堪能出来ます♪
エンドロール・主題歌
エンドロールで流れる曲は、平井 大の『THE GIFT』です。
「祈り花」「また逢う日まで」などで知られる。平井大さんが手掛けた今作の主題歌。
80年代を彷彿とさせるエモいメロディと、平井さんの美声が魅力的♪
だいたいのドラ映画作品でのび太とゲストキャラの「別れ」がありますが、今作ではのび太は涙を流していません。
これは彼の成長…優しさの中にある強さが垣間見えて、とてもニクイ演出です。こっちが泣くに決まってる!!
『雲の王国』の時のような「しっかり者のび太」が観られました。そして、ルカの美少年っぷりにも癒された…。
サウンドトラック
何度でも観よう!「のび太の月面探査記」をもっと楽しめる小ネタ
クリティカルなネタバレはできるだけ避けていますが、初めて『のび太の月面探査記』を観る人は事前情報なしで一度観てから以下の秘話を観ると、2回目も楽しめておすすめです!
小ネタ1:
オープニングの小ネタ。
- のび太の机に『のび太の宝島』の時の「ノビタオーラ号」のボトルシップが飾ってある。
- 積み上げられた本の題名が「宝島」「日本誕生の歴史」で、映画『のび太の宝島』『のび太の日本誕生』を連想させる。
- コミック37巻第19話「大人気!クリスチーネ先生」で名前のみ出て来た「ラフレジアの編集長」。その「ラフレジア」が本棚に入っている。
- 本棚に「Pマン」(パーマン)の本が入っている。
- 本棚にある「タンキくん」という本は、コミック40巻「タイム・ルーム 昔のカキの物語」「空とぶマンガ本」で出て来た、藤子スタジオのチーフアシスタントでもあった、片倉陽二さんの漫画「のんきくん」のパロディ。
のび太の部屋(特に本棚)は小ネタ満載なので、毎回しっかりと観てしまう…。
小ネタ2:
過去作に、ムービットに似ているキャラがいる。
『のび太の宇宙開拓史』のチャミー、『のび太とブリキの迷宮』の「タップ」などがそうで、長い耳とピンクの一頭身キャラという所が類似点。
筆者は、キャラデザも世界観もなんとなく「星のカービィ」にも似てると思いました!どのみち可愛い。
ムービットはそれぞれ違う動きをしていて、新聞を読んでいたり子どもがいたりと細部まで楽しめるので、色々なムービットを発見してみてください♪
小ネタ3:
ゲスト声優には俳優・芸人さんが起用されており、これは誰かな?と思いながら観るとまた面白い。
(吉田鋼太郎さん、柳楽優弥さん、広瀬アリスさん、中岡創一さん、高橋茂雄さんなど)
それにしても、ディアボロのキャラデザは怖過ぎる…吉田さんのシブイ声がピッタリですけどね!
これ子どもの頃観たらトラウマものだったかも。(ちなみに筆者のトラウマは『海底鬼岩城』の「ポセイドン」。今観ても怖い…!)
<番外編>筆者のお気に入りドラグッズ
ロッテのふうせんガムを食べまくって手に入れたおもちゃ。
当時はこういう「全員もらえる!」みたいなの多かったんですよね…♪(映画関係なくてゴメンナサイ;)
『ドラえもん のび太の月面探査記』の前後作品
前作:
ドラえもん映画『のび太の宝島』の主題歌を解説!
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次作:
ドラえもん映画『のび太の新恐竜』の主題歌を解説!
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