2014年10月25日公開の映画『イコライザー』。
デンゼル・ワシントン主演、アントワーン・フークア監督の「イコライザー」は、元CIAエージェントのロバート・マッコールが、不正義に立ち向かう姿を描きます。
日常生活で出会った人々を犯罪から救う彼の行動が、次第に大きな闘いへと発展しますが…果たしてどういった結末を迎えるのでしょうか?
この記事では、映画『イコライザー』で流れた音楽15曲をご紹介します。
※この記事はネタバレを含みます
公開日 | シリーズ作品名 |
2014年 | イコライザー |
2018年 | イコライザー2 |
2023年 | イコライザー THE FINAL |
『イコライザー』を観る方法
『イコライザー』で流れた曲とは?
ダイナーでマッコールが本を読むシーン
The Heavy - Sixteen
ダイナーでマッコールが本を読むシーンで流れた曲は、The Heavyの『Sixteen』です。
マッコールはホームセンターで働き、平穏な日々を過ごしているようでしたね。24時間営業の「ブリッジ・ダイナー」に行き、本を読もうとしている様子。
若い女性がカウンター席にいる中、小気味よいリズムでドラムと男性シンガーの歌が流れます。力強い歌と合わせて印象的ですね。女性はマッコールに話しかけ、彼は声を心配する理由がこの後明かされていきます。
マッコールが前職を2人の男に話すシーン
Gladys Knight & The Pips - Friendship Train
マッコールが前職を2人の男に話すシーンで流れた曲は、Gladys Knight & The Pipsの『Friendship Train』です。
マッコールが出社すると2人の男が「前職は?」とワイワイしながらやっていきます。そこでマッコールは「PIP」だと言ってステップを踏み始めるのがお茶目。
男達は気になってスマホで調べる際に曲が少し流れ、女性シンガーの後ろに3人の男性がいて歌や踊りを披露しているのがわかります。その一人だというマッコールですが…同僚たちがは半信半疑の様子だったのが印象に残りますね。
※男たちは「ソウルトレイン」という番組を見ていたようでした
ダイナーで女性がマッコールに本を読んだか聞くシーン
Janelle Monae Featuring Prince - Givin’ Em What They Love
ダイナーで女性がマッコールに本を読んだか聞くシーンで流れた曲は、Janelle Monae Featuring Princeの『Givin’ Em What They Love』です。
午前2時、ダイナーのジェイクに挨拶をする若い女性が映し出される際に、クールなギター音と共に女性シンガーが高い声を響かせて歌っていく曲が流れます。
マッコールも読書をしており、女性は「魚を釣り上げた?」と語りかけるのです。老人が魚を釣った後のことを話しつつ、生き方を語っているような感じも思わせましたね。
すると、女性のスマホに「スラヴィ」から着信が…焦った様子の彼女の動向が気になります!
ダイナーでアリーナがマッコールに本名を明かすシーン
The Neighbourhood - Silver
ダイナーでアリーナがマッコールに本名を明かすシーンで流れた曲は、The Neighbourhoodの『Silver』です。
日は変わってダイナーで再び若い女性と会うマッコール。彼女に食事を渡し、一緒のテーブルで食事をする際に穏やかで未来的な音楽が流れます。
神秘的な曲と共に女性はテリーと名乗り、嫌な客に会う前に話がしたいとのこと。そうしてアリーナと名を改める彼女は…どこか怯えた様子でしたね。
彼女は「マイ・ソング・アリーナ」と書かれた録音用のCDを渡すと、マッコールは笑顔に…なりたいものになれると言うマッコールがクールですね。
スラヴィが車で店にやって来るシーン
The Bloody Beetroots - Rocksteady
スラヴィが車で店にやって来るシーンで流れた曲は、The Bloody Beetrootsの『Rocksteady』です。
スラヴィは高級そうな車でやって来て、ノリノリな曲を流していましたね。今にもダンスが始まりそうな曲が流れていく中、彼は車を動かすよう命じます。
ロシアの女を商売道具として扱ったり、金貸しをしたりするスラヴィの仕事が明かされていくのに注目ですね。アリーナは見せしめに半殺しにされたということを思うと恐ろしい輩だとは思いますが…。
スラヴィの店について探りを入れるマッコールがどう動くのかが気になります。
レストランからスラヴィが2階へ向かうシーン
Russian Philharmonic Orchestra - Valse – Scherzo Op.34
レストランからスラヴィが2階へ向かうシーンで流れた曲は、Russian Philharmonic Orchestraの『Valse – Scherzo Op.34』です。
スラヴィがお店に入ると、落ち着いた店内にピッタリなヴァイオリンメインの曲がレストランで流れます。高級な内装と共に着飾ったお客も多い様子…そうして2階に上がるスラヴィに注目ですね。
「Valse – Scherzo Op.34(ワルツ・スケルツォ)」は、チャイコフスキーが1877年に作曲しました。ヴァイオリンと管楽器がメインとなる曲です。※上記の曲は別の人が演奏しているバージョンです
スラヴィが事務所に到着するシーン
Seryoga Featuring Azad - 2 Kaiser
スラヴィが事務所に到着するシーンで流れた曲は、Seryoga Featuring Azadの『2 Kaiser』です。
スラヴィの部下のテヴィたちが事務所で話をする中、重厚なリズムと共にしっかりとしたラップが流れます。スラヴィは集金の状況を聞き、金と銃を受け取って金庫へ移すスラヴィ…。
広々として天井の装飾にもこだわっている部屋にまさかマッコールがノックして現れるとは…ハラハラさせられる展開が続いていきますよ。 アリーナについて穏やかに話すマッコールに対し、スラヴィたちは下世話な返し方をしていきますよ。
職場を辞めたラルフィに会いに行くシーン
Rabia Ciega - El Rey De la Calle
職場を辞めたラルフィに会いに行くシーンで流れた曲は、Rabia Ciegaの『El Rey De la Calle』です。
マッコールが街を歩くと、小気味よいリズムと男性シンガーのノリの良い軽快な曲が流れます。警備員の試験を受けるはずだったラルフィが気になっているようでしたが…確かに試験日当日に辞めてしまうのは何かあったのではと思いますよね。
大きなタイヤを引くトレーニングをしたり、食事制限を手伝ったり…体重制限をクリアしたラルフィはどうしているのかに注目です。
テディがアリーナの友人に話を聞くシーン
Swan Lake Op.20: Act 1, No.9
テディがアリーナの友人に話を聞くシーンで流れた曲は、の『Swan Lake Op.20: Act 1, No.9』です。
プーシキンに報告をしていくテディ…アイルランド系のルーニーを殴り殺すという恐ろしさを目の当たりにしつつ、今度は女性に詰問していくシーンでオルゴールの曲で「白鳥の湖」として有名なチャイコフスキーの「Swan Lake Op.20: Act 1, No.9」を流していくのが印象的。
「チャララララン」という静かな曲と共に、アリーナの友人の女性・マンディが怯えて涙を流していくのはハラハラさせられます。そうしてテディが静かに首を絞めていくまで曲は流れ続けました。
マッコールがテディに会いに行くシーン
Russian Philharmonic Orchestra - Violin Concerto In D Major Op.35
マッコールがテディに会いに行くシーンで流れた曲は、Russian Philharmonic Orchestraの『Violin Concerto In D Major Op.35』です。
マッコールはテディに会いにレストランへ。テディは食事中のようで、ヴァイオリンの曲が店内で流れていましたね。※動画は同じ曲の別の人の演奏です
そこにマッコールが現れ、子供の頃に問題視されていたテディことニコライの話を淡々としていくのですが…緊迫した雰囲気にハラハラさせられる中、テディは昔から恐ろしかったと思わされます。
マッコールは彼に電話番号を伝えてチャンスをやると言いますが…テディは果たして何を思ったのでしょうかね。
マッコールがラルフィを助けに来るシーン
Gladys Knight & The Pips - Midnight Train To Georgia
マッコールがラルフィを助けに来るシーンで流れた曲は、Gladys Knight & The Pipsの『Midnight Train To Georgia』です。
マッコールを誘き出すため、テディはラルフィや同僚たちを人質に取りました。ホームセンターの従業員が怯える姿は心苦しくも思えますね。
バスでマッコールが来たかと思われましたが誰も載っておらず…その時、店内BGMが流れ始めます。穏やかな曲と女性シンガーの歌は、緊迫した雰囲気を和ませる感じもありました。
ラルフィは銃を突き付けられ、警備室へテディの仲間を案内…そこにマッコールが助けに来るのが見どころです。
マッコールが戦いの準備を始めるシーン
Zack Hemsey - Vengeance
マッコールが戦いの準備を始めるシーンで流れた曲は、Zack Hemseyの『Vengeance』です。
警備員のラルフィは仲間を逃がせと言われつつ、マッコールはテディの手下と対峙!その際に単音が続いていく曲が流れ、緊張感を煽ります。
銃器を持ったテディの手下に対し、マッコールは電気を落としつつドアを閉める…有刺鉄線や砂利を準備する際に歌のようなささやきが聞こえて来るのも印象に残ることでしょう。
手下たちを叫び声一つ上げさせず殺していく中、物怖じしないテディにも注目ですね。
テディの手下が鏡を撃ちまくるシーン
Zack Hemsey - Graven Image
テディの手下が鏡を撃ちまくるシーンで流れた曲は、Zack Hemseyの『Graven Image』です。
マッコールを探すテディの手下は、鏡を撃ちまくる際に恐ろしさが際立つ曲が流れましたね。そして、鏡の破片で手下を刺し殺すマッコールの勇姿が見逃せません!
ラルフィに運ばれていく姿はトレーニングのシーンを思い出させますね。しかし、テディが銃を撃ってきたことで窮地に…ラルフィに配電盤へ行くよう伝え、電気が戻ってすぐに爆破が起きるのが豪快です。
酸素などを電子レンジに入れるとは、マッコールが職場の品々をうまく使っていくのがすごいなと改めて思いました。
マッコールのその後が映し出されるシーン
Moby - New Dawn Fades
マッコールのその後が映し出されるシーンで流れた曲は、Mobyの『New Dawn Fades』です。
マッコールがラストでテディと対峙するシーンは見ものでしたね。釘を打つ用の機器でテディを追い詰めていくのですが…スプリンクラーの水飛沫を浴びていく2人がゆっくり映し出されるという演出が良かったです。
そうしたラストの戦いを経て、エンディングではロックなギターと男性シンガーの歌が流れるのが印象的。「見えない人間」というタイトルの本や、海が映し出されるのが良いですね。
エンディング
Eminem Featuring Sia - Guts Over Fear
エンディングで流れた曲は、Eminem Featuring Siaの『Guts Over Fear』です。
エンディングは男性シンガーの伸びやかな歌で始まり、ラップが続いていきました。しっかりとリズムを刻みつつ、クールな曲調がステキ。激しい戦闘も合わせて思い出させてくれる曲ですね。
マッコールが昔の仲間を頼りつつ、テディの情報を集めていき、彼に指示を出していたボスも感電死させる…いつもの平穏な街並み、そしてアリーナと再会を踏まえたラストが良かったなと改めて思いました。
サウンドトラック
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