2022年5月27日にNetflixで公開された、SFホラードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4。
マインド・フレイヤーを追い出したホーキンスに、また新たな事件が巻き起こる。
エルの過去、なぜホーキンスが狙われるのか。今までの謎が、ついに本シーズンで明かされる!!
- マイク・ウィーラー役:フィン・ヴォルフハルト(『IT/イット』『ゴーストバスターズ』シリーズ)
- イレブン役:ミリー・ボビー・ブラウン(『エノーラ・ホームズの事件簿』シリーズ『ゴジラvsコング』)
- ジョイス・バイヤーズ役:ウィノナ・ライダー(『若草物語』『17歳のカルテ』)
- ジム・ホッパー役:デヴィッド・ハーバー(『ブラック・ウィドウ』『グランツーリスモ』)
- 監督:ダファー兄弟
- エグゼクティブ・プロデューサー:ショーン・レヴィ(『ナイト ミュージアム』『アダム&アダム』)
本シーズン、グロ耐性の無い方は注意してください!!
結構エグい描写が多いです。でも、今までで1番面白いとも断言出来ます!!
筆者は最終章の公開まで、あと何周かはするつもりですよ…。
この記事では、Netflixドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界4』を鑑賞した筆者が、1話ごとに感想とネタバレ解説をご紹介します。(途中まではネタバレ無しなのでご安心を♪)
タイトル | ネタバレ解説 | 流れる楽曲 |
ストレンジャー・シングス 1 | 裏側の世界と少女の秘密。 | 流れる38曲 |
ストレンジャー・シングス 2 | ウィルの中に潜む者、エルの過去が明らかに! | 流れる51曲 |
ストレンジャー・シングス 3 | アイツが帰って来る…エル最大の危機! | 流れる53曲 |
ストレンジャー・シングス 4 | (※作成中) | 流れる53曲 |
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』を観る方法
『ストレンジャー・シングス 未知の世界 4』の評価&感想
- 感動度
- 5
- 脳トレ度
- 5
- 再鑑賞度
- 5
- サプライズ度
- 5
- 話題性
- 4
人気を博している『ストレンジャー・シングス』シリーズ第四弾。
先に言っておきますが、これはもうシリーズ1番の最高傑作です!!(評価は全て満点でも良いかも)
今までのストーリーがうろ覚えの人は、もう一周してから観るのをオススメしますよ♪
でも一つ忠告しなければならないのは、これまでのシーズンの中で群を抜いたエグさ、ホラーな描写がたっぷりとあるので、グロ耐性の無い人は要注意!
筆者は、前半はほとんど薄目で観ていました;夜は怖くてなるべく昼間に観ていましたし…。
でもですね、最後はホラーの怖さよりも面白さが勝ったので、結局後半は食い入って観ていました。
人間、ストーリーがここまで面白いと、グロい作品にも慣れて行くものなのだなぁ…と、初めての経験でしたよ。笑
あまり多くは語れないので簡潔に言いますと、今回で今までの伏線回収がなされ、なめらかに最終章へと繋がって行くので、とても重要なシーズンでした。
子ども達の成長には驚かされましたし、新しいキャラ達も最高にハマりますよ!
以下より重要なネタバレを含みます。
『ストレンジャー・シングス 未知の世界 4』のネタバレ解説
第1章 ヘルファイア・クラブ
昔のホーキンス国立研究所。
ブレンナー博士は、「10」と書かれた子どもに訓練をしている。
しかし突然何かが起こり、子ども達や職員全員が血だらけになって死亡。
生きながらえたブレンナーは、取り乱しながら施設内を見て回ると、目から血を流し前を睨んでいるエルを発見した。
その異様な姿を見て、「何をしたんだ…?」と呟く。
ーー
バイヤーズ家とエルの、カリフォルニアでの新生活。
ジョイスは新しい仕事に就き、ウィルは相変わらず絵を描いている。
ジョナサンは新しい悪友・アーガイルなどと共に、ナンシーと同じ大学の合格発表を待っていた。
ウィルとエルは同じ高校に通い同じクラスになったが、エルはいじめを受けている。
マイク、ダスティン、ルーカスは、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」で遊ぶ「ヘルファイア・クラブ」に所属。
そこは、変人で問題児のエディが、同じように「はぐれ者・のけ者」な迷える羊達を集めて取り仕切っているが、マイク達は、明るく面倒見の良い彼を慕っていた。
しかしルーカスは、華やかな中学生活を楽しみたいという事で、「ヘルファイア・クラブ」に所属しながらも、髪型を変えバスケ部に入り、補欠ではあるが奮闘している。
ちなみにダスティンは、天才少女・スージーと今でも繋がっていた。
マックスは、ビリーの死から立ち直れずカウンセリングに通う。ルーカスとは別れてしまった。
スティーブは、ロビンと共にレンタル・ビデオ店で働いている。2人は相変わらず仲の良い友人関係だ。
ーー
ジョイスの元に、ソ連からの荷物が届く。中には不気味な人形が入っており、マレーの助言を聞き破壊した。
すると、中から「ホッパーは生きている」と書かれた紙が出て来る。ジョイスは言葉を失った。
ーー
学校のマドンナ的存在のクリッシーは、不気味な幻覚を見る事で悩んでいた。
その日は、森に柱時計が立っており、文字盤から大量のクモが出て来る幻覚を見る。
悩んだ彼女は、エディが持つ麻薬をもらいにエディの自宅へと向かった。その光景を、近所に住むマックスが目撃する。
クリッシーは、エディが部屋を離れている間に幻覚と幻聴が酷くなり、両親が何かの怪物に襲われているシーンを見た。
自分もその怪物に追われ混乱していると、何かの発作が起きているような「トランス状態」に陥ってしまう。
そして、エディがクリッシーのいる部屋へ戻ると、白目を向いた彼女が宙に浮いていた。
え、ものすごくホラーになってる…!!夜中に観ることが出来るのか、心配になって来ました;
マインド・フレイヤーとは違った、非常に人間に近いカタチの化け物が出て来ました。喋ってるし!!
前半、ビックリするほど成長していたみんなにほっこりしていましたが、本作は今までで1番内容が濃そうですね。
ホッパーが生きてるっぽいのは、とても嬉しかったです♪推しのマレーも元気そうで何より。
第2章 ヴェクナの呪い
ホッパーは前回の戦いで、ジョイスがキーを回して爆破が起きた瞬間下に逃げ、奇跡的に生き残っていた。
しかし上に登ろうとした所をソ連に連れ去られ、激しい拷問を受ける。
そして「簡単には死ねない地獄」カムチャッカの収容所に送られてしまった。
ーー
クリッシーは、何者かに身体を捻じ曲げられて殺された。
エディは身を隠してしまい、行方不明となっている。
警察の取り調べで、クリッシーの死を聞いた恋人のバスケ部キャプテン・ジェイソンは、チームメンバーと共に容疑者であるエディを捕まえようと燃え始めた。
ただ1人、ルーカスは「エディが危険だ」と思って、乗り気ではない。
ーー
ジョイスとマレーは、手紙の送り主にコンタクトを取る。記載されていた電話番号を逆探知すると、ソ連の公衆電話だった。
相手のエンゾという男は、「4万ドルと引き換えに、ホッパーを逃してやる」と言う。
しかも、取引場所はアラスカで「2日後、ユーリという男に渡せ」と指示された。
電話口から聞こえる音を解析すると、エンゾは看守であり、ホッパーは彼を買収したのだと気付く。
ジョイスとマレーはホッパーを取り戻すべく、銀行へ向かった。
ーー
マイクがカリフォルニアにやって来た。エルは嘘を付き、高校生活は順調だと話す。
エル、マイク、ウィルの3人がスケート場で遊んでいると、エルをいじめているクラスメイトが偶然やって来た。
主犯である女子生徒・アンジェラは、マイクに挨拶をするとエルに「一緒に滑ろう」と言って、スケートリンクに誘い出す。
そこで、周りを巻き込んだ嫌がらせをして、最後にはエルに飲み物をかけた。
マイクはウィルから真実を知って助けようとするも、エルは泣きながら「来ないで」と言って逃げてしまう。
ーー
ホーキンスで起きた、高校生惨殺事件。
胸騒ぎを覚えたナンシーは、同僚のフレッドと共に取材へ向かった。
一見大人しそうに見えるフレッドは、何やら秘密を抱えている様子で、彼もまた、クリッシー同様幻覚を見始める。
エディの叔父に話を聞くと、彼は「甥はあんな事が出来る人間じゃない。遺体は目玉をえぐり出されていた。同じように妻子を殺し、今は病院に収監されている〝ヴィクター・クリール〟が脱走したんだと思った」と話し始めた。
ナンシーが不気味な話に絶句していると、フレッドがいない事に気付く。
フレッドは、柱時計の音に導かれ森に入って行った。
そこで、クリッシーのように惨殺されてしまう。
ーー
泣いていたエルは突然怒りが湧き上がり、アンジェラの元へ行って「謝れ!」と言った。
しかしアンジェラ達はヘラヘラと笑い、エルを煽りまくる。
最終的に「ここに先生はいないし、パパにチクれば?あ、それも無理かぁ」などと言って去って行った。
その言葉に我を失ったエルは、スケートシューズを持ってアンジェラに近付き、振り向き様に彼女の顔を思い切り殴ってしまう。
アンジェラの顔からは血が滴り落ち、それを発見したマイクはエルに「まずいぞ。何をしたんだ?」と言った。
エルは昔、同じ言葉をブレンナーから言われた事を思い出す。
ーー
マックスはダスティンに、家の電気がおかしくなったあと、エディが逃げて行ったのを見たと相談する。
もしかしたら、また裏側の世界のアイツが、戻って来たのかもしれない…。
2人から事情を聞いたスティーブ、ロビンは、一緒にエディを探し始めた。
そして怯えて隠れていたエディを見つけ出し、話を聞くと「クリッシーは宙に浮いて、骨が折れ始め目玉が無くなった」と言う。
「信じられないだろ」と呟く彼に、ダスティンはこれまでの「裏側の世界の話」を打ち明けた。
ダスティンとエディは、クリッシーを殺したのは「闇の魔術師」ではないかと推測。
アンデッドの怪物「ヴェクナ」が、現れたのだ。
もうほぼ薄目で視聴している筆者です。笑
骨バキバキとか目玉無くなるとかホッパーの拷問とか…もう耐えられません!
ヴェクナは一体何なのでしょうか。マインド・フレイヤーが可愛くさえ思えて来ました。
第3章 怪物かスーパーヒーローか
ネバダ州。
オーエンズ博士は、彼の監視下で他国に侵入されたという事で、研究所をクビになっていた。
そのオーエンズの家に、陸軍隊長「サリバン」を乗せた戦闘機が降り立つ。
サリバンはオーエンズにクリッシーの遺体写真を見せ、「心当たりはないか?」と聞いた。
わからないと言うと、今度は「すべての元凶はこの子だ」と言いながらエルの写真を見せ、エルが犯人だと断言する。
オーエンズは、「エルはもう死んだ」と返したが、サリバンは「少女の居場所を言わないなら強行手段に出る」と言って、家中を荒らし帰って行く。
ーー
ジョイスとマレーは、子ども達に「仕事の出張でアラスカへ行く」と言って飛行機に乗った。
一方ホッパーは、エンゾと、売人のユーリの手引きで脱出しようとしていた。
ホッパーは、歯を食い縛りわざと足を別の罪人に切らせ、肉が見えるほどの窪みを利用し足輪を外そうと試みる。
そして脱獄に備え、身体を鍛え始めた。
ーー
ダスティン達は、エディを助けるため、世界を守るため、ヴェクナを殺す事を考える。
しかしエルの能力は依然として戻らないまま。どうやって倒すか、考えていた。
すると、外に警察が来ているのを知り、その方へ行くとナンシーが取り調べを受けている。
フレッドはクリッシーのように、目玉が無く骨がバキバキに折られた、酷い状態で見つかったのだ。
そこでナンシーとロビンは、図書館へ行きヴィクター・クリールの記事を調べ始める。
すると、「クリールは家に古代の悪魔が住み着いていると思い、悪魔祓いをしようとしたが失敗し、悪魔に家族を殺されたと主張している」という記事を発見した。
また、家族の目玉はえぐり取られてしまい、自分は罰のために生かされたとも説明したため、心神喪失と判断され公表はされなかったらしい。
何らかの司法取引が行われたのだとしたら、この話には信憑性がある。ただし、それは古代の悪魔の仕業ではなく、ヴェクナの可能性がある。
ーー
ジェイソン達は、エディの居場所を知っているかもしれないダスティンを探し始めた。
すると、メンバーの1人・パトリックが幻覚を見て、鼻血を流す。
ルーカスは、ジェイソン達に逆らえず一緒に行動していたが、彼らにダスティンの居場所(嘘)を教えて逃げ出した。
ーー
マックスは、クリッシーがカウンセリングを受けるのを見たので、何を話したかを探るため、ダスティン、スティーブと共にカウンセラーの家に向かった。
鍵を盗み、学校のカウンセリング室の資料を探す。すると、なんとフレッドの書類も見つかった。
2人に共通しているのは、「頭痛」「鼻血」「悪夢」そして「トラウマ」という問題を抱えていた点。
実はそれは、マックスにも現れている症状・共通点であった。
それに気づいた瞬間「マックス…」と囁く声が聞こえる。
その方角へ向かうと、柱時計が時を刻んでいたー。
ーー
エルは、アンジェラを殴った罪で逮捕される。
マイク、ウィル、ジョナサンが警察署の職員に掛け合うが、保護者であるジョイスが不在のため、エルは留置場へ入れられてしまった。
しかし輸送途中、オーエンズに救われる。
オーエンズは、「君の能力を取り戻す方法があるので、ホーキンスの仲間達…世界を救って欲しい。
君が元凶だと言う者もいるが、私はこの世界を救うのは君しかいないし、ヒーローだと思っている」と断言した。
自分の意思で決めてくれと言われたエルは、ホーキンスを救うためオーエンズの車に乗り込む。
同じ頃、マイク、ウィル、ジョナサンの元にも、オーエンズの部下達がやって来た。
エルの能力を取り戻す…!!
オーエンズ博士が「勇敢な仲間達」と言った時の、主要メンバーが映し出されるシーンは胸アツでしたね。
でもでも!マックスにいや〜なフラグが立ちました。
仲間の死はもう見たくないです…。
第4章 親愛なるビリー
オーエンズの仲間は、バイヤーズ家(ジョナサン、マイク、ウィル)に2人の護衛を付けた。
エルの訓練は数週間から数ヶ月だと言う。彼女の能力が戻るまでは、オーエンズ達がなんとかするそうだ。
しかしジョナサンは、ホーキンスにいる仲間達が心配になり家を脱出する計画をした。
アーガイルが働くピザ店に出前の電話をし、彼のバイクで逃げようとする。
そしてインターホンが鳴り、「ピザが届いた」と護衛の1人がドアを開けたが、そこにはアーガイルではなく銃を向けた男がいて、突然発砲して来た。
もう1人の護衛もジョナサン達を守ろうとするが、撃たれてしまう。
そこへ、ちょうどアーガイルが登場。
3人と負傷した護衛の1人は、彼のピザ屋の車に乗って逃げて行った。
ーー
ジョイスとマレーは、ユーリに会って金を渡す。
ホッパーは、素晴らしい機転と行動力で収容所を脱獄した。
あとは飛行機に乗るのを待つだけだったが、なんと更なる大金に目が眩んだユーリが裏切る。
KGBに、エンゾもろとも売ったのだ。
結局ホッパーはまた拘束されてしまい、KGBに目を付けられていたジョイスとマレーも、ユーリが出した薬入りのコーヒーを飲み意識を失ってしまった。
ーー
マックスは、「クリッシー、フレッドと同じような幻覚を見た」とダスティン達に話す。
2人は幻覚を見てから24時間以内に死んでおり、自分もそうなるだろうと言う。
一同が愕然としていると、ルーカスが来て「ジェイソン達がエディを捕まえるために、お前を探してるんだ」と警告しに来た。
しかしそこで、もっと恐ろしく大ピンチに陥っているマックスの話を聞く。
彼らの元に戻って来たナンシーが、「呪いを解くためには、ただ1人生き延びたヴィクターに方法を聞くしかない」と提案した。
ロビンと共に「優秀な女学生」に変装し、ヴィクターが収容されている病院へと向かう。
院長に「論文を書かせて欲しい」と掛け合い、ヴィクターと話す機会を設けてもらった。
牢屋の中にいる、目を切り刻まれたヴィクターは、ナンシー達を信用し真実を話し出す。
ーー
クリール家は、ヴィクター、妻、子ども2人の4家族。ある豪華な一軒家を買取り、引っ越して来た。
一か月ほど過ぎると、家の周りに殺された動物の死体が置かれるようになった。また、家の中でも色々な異変が起こり出す。
ヴィクターは、家に悪魔が住み着いていると考え始めた。悪魔にも家があり、その家に住んだ者を呪い出したのか…?
ある夜。
妻が宙に浮いて、目玉が無くなり骨を折られ、惨殺される。
子どもを逃がそうとしたヴィクターは、幻覚を見て過去のトラウマが蘇った。
彼は昔軍隊にいた頃、誤って民間人を攻撃し殺してしまったのだ。
しかしその瞬間、天使の歌声が聞こえて来た。
その声の方へ歩いて行くと、現実に戻る事が出来たが、2人の子どもたちも殺されていた。
そしてヴィクターは、家族殺しの犯人として逮捕される。
絶望したヴィクターは、家族のところへ行こうとカッターナイフを出し、自分の目を切りつけ自殺しようとした。
しかし結局、視力は失ったものの死ぬことは出来なかった。
全てを聞いたナンシーとロビンは、ヴィクターは呪い殺される前に、たまたま部屋に流れていた「音楽」に助けられたのだと気付く。
マックスにも、好きな音楽を聴かせたら救えるかもしれない。
不審に思った院長に通報された2人は、拘束される前に走って逃げ出し、車で逃走した。
ーー
マックスは、みんなに遺書のような手紙を書いて渡す。家族の分を渡しに、スティーブの運転で自宅へ向かった。
両親や親戚などへの手紙をテーブルに置き、ビリーの墓では手紙を読み上げた。すると、恐ろしい幻覚を見始める。
中々戻って来ないマックスを心配したスティーブが様子を見に行くと、トランス状態に陥った状態のマックスを発見した。
ダスティンがロビンに連絡を取り、解決策を聞いて彼女の好きな音楽を聴かせた。
マックスは、裏側の世界でヴェクナに殺されそうになっている。
しかし音楽が聴こえて来て、仲間達との楽しい想い出が蘇った。
目の前に現実世界が開いて見えたので、一目散に走り出す。
マックスは、なんとかヴェクナから逃れ現実に戻る事が出来たのだった。
ユーリのヤツ!!今までで1番腹が立ったかもしれません。いや、アンジェラと同じくらいか…。
ヴィクターの話は衝撃的でしたね。ヴェクナは、人の弱った心につけ込む習性があるようです。
マックスはとりあえず無事で良かったですが、登場キャラのほとんどが危険に晒されているのでドキドキしっぱなし!!
第5章 ニーナ計画
エルは、オーエンズに地下施設へと連れて来られた。
そこは大陸間弾道ミサイルの格納庫だった場所で、エルの能力を隠すために改修したと言う。
すると突然、死んだはずのブレンナー博士が現れた。
彼は娘であるエルに「能力を戻す方法を知っている。また一緒に頑張ろう」と言う。
エルは逃げ出そうとしたが、捕まって薬を打たれてしまった。
液体の入った「感覚遮断タンク」に入れられ、訓練が始まる。
ーー
マイク達は、瀕死の護衛から「少女が危ない」と言われる。
誰に連絡を取れば良いのかと聞くと、「ニーナに…番号…」と言いながらボールペンを差し出したが、絶命してしまった。
その頃、サリバン一味がバイヤーズ家を捜索していた。最初に撃たれたマイク達の護衛は、まだ生きている。
サリバンは、ゴミ箱にマイクが捨てたエルの手紙を見つけ、護衛に「少女の居場所だな?助けて欲しければ、言え」と脅した。
マイク達は、護衛の遺体を埋める。
エルの居場所が分からなくなってしまったが、護衛のボールペンを解体すると中に紙が入っていた。
そこには番号が書かれていたので、電話をしてみる。しかし、相手はコンピューターだった。
そこで彼らは、ダスティンの彼女で天才的ハッカーのスージーに、解読をしてもらおうと思い付き、彼女がいるソルトレイクシティに向かう事にする。
ーー
ホッパーはエンゾと共に投獄されていた。
「早く助けに行かないと、電話の彼女も死ぬぞ」と言われたホッパーは「助けに?俺が呪いなんだ」と返し、自身の事を語り出した。
ホッパーは18歳の頃、兵士として化学部隊に所属させられ、「ただの除草剤だ」と言われた薬品を手袋ひとつで扱っていた。
実はそれは化学兵器の枯葉剤であり、除隊したあとに様々な後遺症を残した。
妻との間にもうけた子どもは、死産や奇形児となり育たない。悲しむ妻に、自分が負った障害の事は言えなかった。
しかしある時、無事にサラが生まれる。
最初は健康だったが、のちに苦しみながら死んでしまった。妻は恨み言は言わずに去って行った。
その後、酒やタバコに逃げたが、ジョイスとエルを求めてしまった。俺は、愛する人を傷付ける呪いだー。
エンゾは「呪いの話は分からないが、ここにはアメリカにいた怪物がいるという噂を聞く。俺たちはここで死ぬ」と話した。
ーー
ユーリは、ジョイスとマレーを拘束し飛行機でKGBの元へと向かった。
隙付いて拘束を解いた2人だったが、ユーリに銃を向けられる。
しかしマレーが驚くほどの強さを見せ、ユーリを倒し飛行機を乗っ取る事に成功した。
ーー
ナンシー達は、マックスが裏側の世界で見たというヴィクターの家へ向かった。
ヴェクナにとって何か大事なものが、ここにはあるかもしれない。
中に入って行くと、不気味なクモがいたり、マックスが見た柱時計があった。
そしてある部屋に入ると、家中の電気や皆んなが持つ懐中電灯が点滅を始める。
ヴェクナは、その部屋の裏側の世界にいた。
ーー
同じ頃。
エディの居場所を突き止めたジェイソン達は、湖に逃げるエディを発見する。
ジェイソンとパトリックが泳いで捕まえようとするが、突然パトリックが宙に浮き身体が折れ始めた。
ーー
エルは、「ニーナ」というタンクで訓練されていた。
起き上がった際逃げようとするが、また捕まりそうになる。
するとパワーがみなぎり、能力が発揮されて警備の男達を吹っ飛ばした。
それを見て「素晴らしい」と近寄って来るブレンナー。エルは彼も能力で止めようとしたが、まだ完全には戻っていない様子だ。
「そう簡単に戻ると思ったか?」と言いながら、ブレンナーはあえて目の前の逃げ道を開いた。
しかしエルは覚悟を決め、ブレンナーの手を取り訓練へと戻って行った。
パトリックが1番エグかった〜もう見ていません。笑 なんでこんな殺し方するかね?
緊張感のあるシーンの連続でしたが、唯一ジョイスとマレーには笑かされました!このツーショットほっこりする!!
また、ホッパーの過去も暗いものでしたね。彼もヴェクナに狙われそうで、怖い…。
第6章 ダイブ
ジェイソンは、パトリックがエディではなく、何かの力によって殺されるのを目の当たりにした。
取り調べを受けた際、警察に訴えるも全く相手にされない。
そこで彼は、不安を感じて警察を責めるホーキンスの住民達に、今回の事件は悪魔を崇拝しているカルト集団「ヘルファイア・クラブ」が行った、儀式殺人だと説明した。
エリカが「ヘルファイアはただのオタクの集まりよ!」と反論したが、「学校でのクラブ活動は仮の姿で、エディを守るために行われたものだ」と言い放つ。
そして「悪魔を倒しましょう!」と扇動し、ホーキンスの住民達は立ち上がった。
ーー
ブレンナーはエルに、「過去を思い出す事で、力を取り戻す事が出来る」と言って訓練を続けるが、それはエルにとって辛いものだった。
また、記憶の中には度々同じ男性職員「ピーター」が登場し、「昔は、ワンがいた。パパはいないと言っているが、たまに嘘を付く。施設の人間を信用しないで」とエルに警告をする。
そして、ジェーンの事を思い出させようとし、「悲しみ」と「怒り」が能力の源であると教えた。
その後エルは、優秀な彼女を良く思わないツーや他の子ども達からいじめを受け、能力でブレンナー以外の全員を惨殺してしまった事を思い出す。
ーー
マイク達は、スージーに頼み込んでコンピューターの解析をしてもらった。
そして見事「ニーナ」の場所を突き止める。エルの居場所が分かったのだ。
ユーリを拘束したジョイスとマレーは、彼が持つ武器庫へと案内させた。
そしてユーリをマレーに変装させ、収容所へ乗り込みホッパーを救い出す計画を立てる。
ーー
ホッパーは、エンゾや他の囚人と共に豪華な食事を与えられる。
それは、怪物と会う前の囚人に振る舞われるものらしい。
1人の囚人は食べ物にがっつきながら、「これは、怪物に負けない力を付けさせるための食事らしいから、力を合わせて倒そう!」と言う。
ホッパーはそれを笑い飛ばし「そうじゃない。俺はその怪物を知っている。これはソイツに喰わせるため、太らせるための食事。最後の晩餐だ」と一蹴した。
その後、ホッパーはエンゾに喧嘩をふっかけ殴り合う。
看守と揉み合い牢に戻され、呆れるエンゾに「満足か!?」と言われたが、「怪物はデモゴルゴンと言う。奴らの弱点は火だ」と言って、看守から盗んだライターと、最後の晩餐でくすねたアルコールを取り出した。
ーー
隠れているエディと落ち合うため、ダスティン達はスカルロックへ向かった。
道中、ダスティンのコンパスが狂っていたが、それは近くに強力な電磁場…すなわち、ゲートがあるためだと推測する。
裏側の世界にいるヴェクナを倒すには、ゲートが必要不可欠なので、狂ったコンパスを辿った。するとラバーズ湖に出る。
ナンシー、スティーブ、ロビン、エディがボートで湖に入り、ある地点へ来るとコンパスの動きが活発になる。
そこでスティーブが湖の中に潜ると、小さなゲートを発見した。
ボートに戻りゲートがあった事を伝えるが、蔓が伸びて来て裏側の世界に引き摺り込まれてしまう。
3人も慌てて湖に飛び込んだが、スティーブは裏側の世界で蔓と謎のコウモリに殺されそうになっていた。
デモゴルゴンまでも隠し持っていたソ連。本当に恐ろしい!
しかし数々の武勇伝を持つ経験者のホッパーは、デモゴルゴンごときにはやられなそうです。毎度思い付く機転がすごい!
ホッパーとエンゾが笑い合うのを見てほっこりしたけれど、エンゾは死んじゃいそうだなぁ。
スティーブには絶対死んで欲しくない!!
第7章 ホーキンス研究所の虐殺
ダスティン、ルーカス、マックスは警察に見付かり、親の前で詰問されていた。
ナンシー達は、スティーブを救うため湖のゲートに飛び込み、蔓を切ってコウモリを殺し、彼を救った。
まだまだ出て来る裏側世界の敵に備えるため、ナンシーが自宅に保管している銃を取りに行く。
しかし家に行くと、そこは過去の状態の部屋でありまだ銃は無かった。
スティーブが、別の部屋でダスティンの声がしたというので、電飾を使ってモールス信号を送ってみる。
その頃ダスティン、ルーカス、エリカは、ヴェクナはゲートを開ける怪物なのではないかと推測していた。
話していると、突然電飾が点滅する。3人は、それが裏側にいるスティーブ達からだと気付く。
交信に成功した皆んなは、エディの家で落ち合う事にした。
ーー
エディの家に着くと、クリッシーが死んだ場所の天井にゲートが開く。
ダスティンがシーツを結んで、ナンシー達のいる裏側の世界へ投げ込み、ロビン、エディはそれを使って脱出した。
しかしナンシーが登って行くと、また別の世界へ飛ばされる。そして、バーバラの遺体を見つけてトラウマが蘇ってしまった。
その場所はヴェクナが見せている幻覚の中であり、まだ裏側にいるナンシーはスティーブの前でトランス状態に陥っていた。
ーー
マレーはユーリになりすまし、収容所へ侵入する事に成功。看守とうまくやり取りし、ホッパーがいる場所へと案内される。
ホッパーは、デモゴルゴンと対峙する事になった。支給された武器を持って、怪物が現れるのを待つ。
そしてデモゴルゴンが登場し、ホッパーとエンゾ以外の囚人達はすぐに惨殺された。
エンゾは出口の扉を壊そうとし、ホッパーは持っていた手製のたいまつに火を付け、デモゴルゴンを食い止める。
同時にマレーは看守達と戦い、出口の扉を開いた。
2人はそこから逃げだし、ホッパーとジョイス、マレーの3人はやっと再会する事が出来た。
ーー
訓練をしているエルの元にピーターが近付き、監視カメラに気付かれないようブレンナーの非道な行いを教える。
そして「脱出するんだ」とカードキーを渡して助けようとする。
その後、ピーターの指示通りに部屋を抜け出すと、地下のボイラー室に彼が待っており、狭い通気口のような出口を案内された。
一緒に逃げるものだと思っていたエルに、彼は「僕には、パパが作った〝ソテリア(救世主)〟というチップが埋め込まれていてすぐに見つかるから、一緒には行けない」と言う。
エルは、「私なら取り出せるかも。今度は私が助ける」と言って、能力を使い〝ソテリア〟を取り出した。
そこを看守達に見つかると、ピーターは突然能力を使い、全員を殺害する。
エルが驚いていると、彼は腕を差し出し「001」と書かれたタトゥーを見せた。
そして微笑みながら「出口を探して来るから待ってて」と言って、エルを残し部屋を出て行った。
ーー
エルは、死んだ看守のトランシーバーから悲鳴が聞こえて来たので、廊下に出てみる。
するとそこは血の海で、職員も被験者の子ども達も目玉をくり抜かれ、更には骨を折られて死んでいた。
ある部屋に入ると、エルに意地悪をしたツーを殺すピーターがいる。
彼はエルを見ると、自分の過去について話し出した。
それを、幻覚の中にいるナンシーにも見せる。
ーー
ヴィクターの長男・ヘンリー。
彼は特殊な能力を持つ子どもで、昔から「人と違う」「異常だ」と言われて育って来た。
その子どもこそが、ピーターであり、ワン(001)である。
両親は新天地でヘンリーの育児をやり直そうと、引っ越しをした。
ヘンリーにとっては、ホーキンスも他の街と変わらず馴染めなかったが、新居で「クロゴケグモ」に出会い仲間意識を持つ。
そして彼は、クモこそが「神」であり、不安定な世界に調和と秩序をもたらす「捕食者」で、人間は「害虫だ」と思い始める。
ヘンリーは、小動物を使って能力を試して行くうちに、他者への潜在意識や記憶の中に入れるようになった。
父に幻覚を見せると、父は「悪魔の仕業だ」と言い出す。
ヘンリーの能力に気付き気味悪がった母は、専門家の指導下にある施設で、治療を受けさせようとした。
そこでヘンリーは、自由になりたいがために母親と妹を惨殺。
しかし能力を使い過ぎたため、自らも昏睡状態に陥ってしまい、目覚めると母が相談していたブレンナー博士の研究所にいた。
ブレンナーはヘンリーをコントロールしようとしたが断念しソテリアを埋め込む。
そして彼を「ワン(001)」として、彼のような能力者を誕生させる研究を始めた。
そのプログラムで生まれたのが施設にいた子ども達であり、エルだったのだ。
ワンは、他の子どもよりも優れた能力を持つエルを誘い、自由になろうと持ちかける。
エルはそれを拒み、2人の戦いとなったが、エルが強力な力を使ってワンを裏側の世界に飛ばす。
その際に「ゲート」が作られてしまった。
そして、ワンは裏側に落ちて行く途中何度も雷に打たれ、今の「ヴェクナ」になった。
ピーターさん!!人相が変わり過ぎです!!!
救世主かと思いきや…ヘンリーであり、ワンであり、ヴェクナに変わり果てていたとは…。
ここからは伏線回収が続きそうですね。
以下第8章よりVolume2となります。
第8章 パパ
マイク達は、ジョナサンの運転で車を走らせ、スージーが教えてくれた「ニーナ」の元へと向かっていた。
後部座席では、マイクがウィルに向かって「全てが終わったら、エルは離れて行ってしまうのではないか。僕は偶然ヒーローに会った、ただのオタクだ」と弱音を吐いている。
そんなマイクに、ウィルは「エルに頼まれたんだ」と言って自分が描いた勇者の絵を見せる。
そして「エルは特別な存在だ。自分が周りと違うと思うと辛いはず。でも君がいれば、いつだって勇気を持てる。君はなくてはならない存在なんだ…」と涙ながらに語った。
マイクは元気付けられ、笑顔を取り戻した。
しかしウィルは、声を押し殺して周りに悟られないように泣いている。
その様子をミラー越しに見ていたジョナサンは、ウィルがマイクへ想いを寄せている事に気が付いた。
ウィルは、エルの事だと言いながら、マイクに自分の気持ちを伝えていたのだー。
ーー
ホッパー達は、収容所内のある部屋に入ると、何体ものデモゴルゴンが保存されているのを発見し、絶句した。
奥にはマインド・フレイヤーのような黒い塵が渦巻いている。
そして、エンゾが見付けた脱出口に入って行った。
無事に収容所を脱出したホッパー達は、ユーリを脅しアメリカに帰ろうとする。エンゾも一緒だ。
しかしユーリが持っている自家用機は「カティンカ」と名付けた、しかも動かした事のないヘリコプターしかない。
アメリカまで飛ぶにはかなりの不安が残るため、ソ連にスパイなどの知り合いがいそうなオーエンズに連絡を取る。
ーー
エルは全てを見て来て、能力を増大させた。
ブレンナーに「お前は人間の防衛本能により、あの日から記憶も覚醒した力も封印していた。しかし、再び覚醒した時にゲートが開いたんだ」と説明される。
彼は、裏の世界でワンが生き延びている事を、最近の事件によって確信したらしい。
エルは仲間達の事を心配するが、ブレンナーは彼らが非常に危険な状態にあると言う。なぜなら、ワンは人を殺すたびにゲートを開いているのだ。
それを聞いたエルは仲間達を透視し、本当にピンチに陥っている事を知った。
慌ててホーキンスに行こうとするが、ブレンナーが「今の状態ではまだワンには勝てない」と言ってエルを止めた。
しかし、オーエンズが「エルに決めさせる」とブレンナーを制し、エルをホーキンスに行かせようとする。
ーー
ナンシーは、ヘンリーの過去を見せられた後、ホーキンスが崩壊する様子をも見せられる。
ヴェクナは「見た事をエルに伝えろ」と言って、ナンシーを表の世界に戻した。
戻った後、全てを皆んなに伝えるナンシー。
話し合い、ヴェクナが4つのゲートを開く時…すなわち4人目の犠牲者を出した時、ホーキンスが崩壊するのではないかと推測した。
ダスティンは、「ヴェクナの弱点は、エルと同じく意識を集中している時にトランス状態になる事。
裏側の世界にいるコウモリの群れをどこかに誘き寄せれば、止まっているヴェクナを簡単に殺せるはずだ」と提案する。
マックスは「ヴェクナはまだ私を狙っている。私がヤツの注意を引くから、その間に殺して」と囮役を買って出た。
危険な計画だが、それしか方法はないー。
対ヴェクナに備え、大量の武器を用意するため遠くの店まで行く事にした。
ナンシーが武器を買おうとしていると、そこにはジェイソン一味がいる。
彼らもまた、エディを捕まえるために武器を購入していた。
ーー
マイク達は、スージーが教えてくれた場所へ到着したが、そこは砂漠のど真ん中。
何も無くて焦っていると、アーガイルが軍用機の車輪の跡らしきものを見付けた。
跡を辿って、ニーナの元へ急ぐ。
その軍用機の持ち主は、エルの場所を突き止めたサリバンだった。
エルがオーエンズと施設を出ようとすると、ブレンナーに阻止される。オーエンズは拘束され、エルは薬を打たれて意識を失った。
目覚めると、エルの首には電気が流れる装置が付けられている。
まだ朦朧としていると、警報器が鳴ってサリバンの率いる部隊が突入して来た。
ブレンナーはエルを抱き抱えて地下から外へ出る。
しかし、待ち受けていたヘリコプターからの銃弾を浴び、倒れてしまった。
オーエンズはサリバンに、エルを殺さないよう懇願するが、サリバンは無慈悲にも射殺許可を出す。
ヘリの軍人がエルに照準を合わせると、立ち上がったエルが能力を使ってヘリを揺さぶり出し、そのまま下へと墜落させた。
それを目撃していたマイク達はエルに駆け寄る。再会を喜んでいると、エルの首の装置が外れた。
瀕死のブレンナーが、リモコンで解除したのだ。エルは父に駆け寄り手を握る。
ブレンナーは「全てはお前のためだったんだ。分かったと言ってくれ…」と頼むが、エルは「さようなら、パパ」と言って去って行く。
ブレンナーは、砂漠の真ん中で息絶えた。
ついにブレンナーが死んじゃいました。彼に親としての愛はあったのでしょうか…。
でもエルに能力が無かったら、あんなに甲斐甲斐しく世話はしない気がします。
非情な彼の事をエルは許せませんでしたが、今後それに苦しまない事を願いたいですね!
そしてウィル!!なんとなく…そうかな?と思っていましたが、マイクの事をこんなに想っていたとは。
ウィルが窓の外を見て涙を流したシーンですが、実は泣きの演技指導は入れてなかったものの、演じているノア・シュナップが思わず泣いてしまったのだそう。
スティーブもそうですが、切な過ぎる恋愛模様が描かれているのも、本作の魅力です!!
第9章 潜入
ホッパーとジョイスは、黒い塵が蠢いていたという事は、ホーキンスのゲートが開いたという事だと推測。
連絡が取れたオーエンズの部下からは、オーエンズとエルの消息が掴めず、ジョナサンとウィル達もいなくなったと聞いた。
彼らを救うため、ホッパーとジョイスは立ち上がる。
敵はハイブ・マインドであり、収容所の塵やデモゴルゴン達を攻撃すれば、遠く離れていても戦えるはずだ。
せっかく逃げ出したのに、また収容所に戻ると聞いたマレーは反対するが、2人はユーリの大量の武器や火炎放射器を探し出し準備する。
エンゾは早急にユーリを説得し「カティンカ」を整備させ、ホッパー達を空から助けに向かうと約束した。
ーー
エル達はマックスを救うため、急いでホーキンスへ戻ろうとするが、距離があり過ぎて間に合わない。
そこでエルは、マックスのマインドに入り込み、ワンと相乗りをしてマックスを助ける事を提案した。
アーガイルの人脈を使い、ピザ屋の冷凍庫に塩水を張って、感覚遮断タンクを作り上げた。
ーー
マックス達の危険な戦いが始まった。
ダスティンとエディは、裏側にいるコウモリ達を誘き寄せる。
表の世界のヘンリーの家では、ルーカスが見守る中、マックスがヴェクナの囮となる。
エリカは、ルーカス達からのモールス信号を裏側の世界に伝える役目。
そしてヴェクナのマインドがマックスに入った際、裏側の世界にいるナンシー、スティーブ、ロビンが、トランス状態になっているヴェクナの身体を燃やして殺す…という計画だ。
それぞれ位置に付き、ヴェクナがマックスの中に入るのを待つ。
しかし、準備をするエリカの事を、ホーキンスの住人が見ていた。そして彼らの居場所を、ジェイソンに伝えてしまう。
ーー
ついに、マックスがトランス状態に陥った。
しかし突然、ジェイソンが突入して来てルーカスに銃を向ける。
「マックスを起こせ!」と言うので、ルーカスが「今目覚めさせると全員が死ぬんだ」と諭す。
しかし興奮状態のジェイソンは聞かず、2人は揉み合いになり、マックスを助けるため(音楽を聴かせるため)のヘッドフォンを壊されてしまった。
ーー
ヴェクナは、マックス達の計画を全て把握していた。
ナンシー達は蔓に絞められ、マックスの目が奪われそうになる。
そこにエルが現れ、ヴェクナと戦い始めた。しかしヴェクナの力はすさまじく、エルも拘束されてしまう。
エディとダスティンは、コウモリが集まって来たので現実世界へ逃げたが、エディは先日クリッシーを置いて逃げてしまった事を思い出す。
自分を変えるべく、更にコウモリを引きつけるため1人で裏側の世界に戻ってしまい、コウモリの大軍に襲われる。
ホッパーも、デモゴルゴンに倒され餌食となりそうになる。
戦っている全員が窮地に立たされた。
ーー
エルが発作を起こしたため、マイクがエルと出会った頃の話をして、彼女の意識を保とうとする。
そして「君は恐ろしくなんかない。ありのままの君を愛してる。戦うんだ!」と鼓舞した。
同じ頃、ルーカスはジェイソンを殴り倒した。しかしマックスが目の前で浮き上がり、手足が折れ始める。
マイクの声にパワーがみなぎったエルは、ヴェクナに会心の一撃を与えた。
同時にホッパー達も大量のデモゴルゴンを倒し、燃やす事に成功。ナンシー達の蔓がほどける。
しかしヴェクナは「お前達の負けだ」と言う。エルは「違う。あなたよ」と言い返した。
スティーブとロビンが、トランス状態のヴェクナに火炎瓶を投げ付けて燃やし始める。
ナンシーは燃えながらも歩いて来るヴェクナに銃を向け、何発も撃って家の外に落とした。
ホッパーも、生き残ったデモゴルゴンの首を切り落とす。
皆んなの総攻撃により、エルの前のヴェクナも、苦しみ消えて行った。
しかし、ナンシー達が外に確認しに行くと、ヴェクナの姿は無くなっていた。
ダスティンは、倒れているエディの元へ走り寄る。
エディは「俺は卒業する。迷える羊達を頼んだぞ」とダスティンに仲間達の事を託し、絶命した。
デモゴルゴンを倒したホッパー達の元には、カティンカに乗ったユーリとエンゾが助けに来る。
ーー
ルーカスは、マックスを抱きしめていた。駆け付けたエリカに「早く助けを!」と叫ぶ。
マックスは手足が折れ白目を剥きながら「何も見えない。何も感じない。死にたくない!」と叫ぶ。そして意識を失った。
その時、ヴェクナの柱時計が4回なる。4人目のマックスが死んだ事で、ホーキンスの街に亀裂が入って行った。
亀裂に巻き込まれたジェイソンは死に、現実世界のホーキンスの崩壊が始まった。
しかしエルはマックスの意識の中で、「死なせない」と言ってマックスに手を置き、2人の楽しかった想い出を思い返した。
ーー
2日後。
ホーキンスから多くの人々が脱出しようとしている。ニュースでは、M7.4の大地震が街を襲ったと報道していた。
また、高校生連続猟奇殺人の容疑者として、エディの名前が挙げられている。
ーー
マイク達がようやくホーキンスに戻って来た。
ナンシーの家に行き、再会を喜ぶと共に、これまでどのような事があったのかを報告し合う。
マックスは、一命を取り留め病院に入院していた。しかしこのまま目覚めるかどうかは分からない。
エルがマックスを透視したが、暗いだけで何も見る事は出来なかったー。
ダスティンは体育館に避難した人々の中に、エディの叔父がいるのを発見する。
彼がどのような最期を遂げたかを伝え、ホーキンスを救った英雄だったと言って、涙した。
ーー
エルがホッパーの家に戻ると、ホッパーが「よう」と言って現れた。エルは泣きながら「生きてると信じてた」と言って、父を抱きしめた。
また、ジョイスも戻って来たので、バイヤーズ家の3人も再会を喜ぶ。
しかし温かい時間も束の間、ウィルの首筋に鳥肌が立つ。
空は暗くなり、裏側の世界に降っていた雪のようなものが落ちて来た。エル達は驚いて草原に出ると、草花が枯れて行く。
不穏な雷が鳴り響き、ついにホーキンスが裏側の世界に染まって行くのであった。
最終話は、なんとおよそ2時間15分の超大作!これだけでも映画が出来そう。
でも、なんだかモヤモヤがたくさん残ってしまいました。
エルが透視してもマックスの姿が無かったという事は、心臓は動いているものの死んでしまったという事でしょうか。
エルが最後に起こした奇跡は…!?
そしてエディは新しい仲間になるもんだと思っていたので、とても寂しかったです。(推しのエンゾとマレーは生きてて良かった…)
次回最終シーズン。これは見逃せない…!!
ストレンジャー・シングス 5は、2025年に公開が予想されています。
公開されましたら5のネタバレ解説も公開するので楽しみに待っていてくださいね!
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