2017年7月15日公開の映画『カーズ/クロスロード』。
シリーズ3作目では、キャリアの終わりを感じ始めたライトニング・マックィーンが、新しい世代の速いレーシングカーに立ち向かうのが主なストーリー。引退を考えつつも、再び自分を信じて挑戦する姿は、年齢や逆境に負けない心を描きます。
この記事では、映画『カーズ/クロスロード』で流れた音楽10曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『カーズ/クロスロード』で流れた曲とは?
マックィーンたちがレースするシーン
Dan Auerbach - Run That Race
マックィーンたちがレースするシーンで流れた曲は、Dan Auerbachの『Run That Race』です。
映画タイトルと共にレース開始!オープニングに相応しいカッコイイ颯爽とした歌が流れます。数人で歌うパートやギターを聞きつつ、マックィーンや他の車がコースを走り抜けるのがカッコいい!
数周するレースを何回かこなしていき、スポンサーやライバルたちが登場していくのも良いですね。 そこにジャクソン・ストームが逆転勝ちしていくという展開はどうなるか見ものです。黒い車体がクールですよ。
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マックィーンがラスティーズの新施設に向かうシーン
James Bay - Kings Highway
マックィーンがラスティーズの新施設に向かうシーンで流れた曲は、James Bayの『Kings Highway』です。
事故から復帰したマックィーンは車体の色塗りをし直してピカピカに!そうして「ラスティーズ・レーシング・センター」に向かいます。道路を走っていく際にドラムでしっかりとリズムを刻む、勇気の出る曲が流れました。
ギターを効かせ、伸び伸びとした歌が続いていきますよ。ハイテク設備を整えたトレーニングセンターに到着すると広々としたエントランスに迎えられ、ラスティーズを売って建てたと判明するのに驚きました。
トレーナーのクルーズがマックィーンを鍛え始めるシーン
J. Perry featuring Shabba - Bouje
トレーナーのクルーズがマックィーンを鍛え始めるシーンで流れた曲は、J. Perry featuring Shabbaの『Bouje』です。
大金をかけたシミュレーターは大画面に向かって走り、サーキットを実際に走っているような感覚でトレーニングできる!黄色い車体のクルーズがトレーナーとしてマックィーンを鍛え始めます。
まずは軽い準備運動を一緒にするのですが、エクササイズの音楽を思わせる曲が流れましたね。 ノリの良い感じでクルーズはタイヤなどを動かすのはコミカルです。昼寝を経て、タイヤに対する考えを述べたりするのが見どころです。
マックィーンたちがサンダー・ホロウのレース会場に行くシーン
Brad Paisley - Truckaroo
マックィーンたちがサンダー・ホロウのレース会場に行くシーンで流れた曲は、Brad Paisleyの『Truckaroo』です。
ビーチで走ったマックィーンとクルーズたちは、サンダー・ホロウのレース会場へ。軽快で小気味よいリズムの音楽が流れる中、マックィーンは変装!
「Truckaroo」はアメリカのカントリーシンガー、ブラッド・ペイズリー(Brad Paisley)の楽曲で、ユーモラスな一面とカントリー音楽の典型的なテーマが色濃く反映されているのが特徴です。ペイズリーはカントリー音楽の中でもギター演奏技術が高く、ユーモラスな歌詞で知られていますよ。
クレイジー・エイトというコースが発表されるシーン
Also sprach Zarathustra
クレイジー・エイトというコースが発表されるシーンで流れた曲は、『Also sprach Zarathustra』です。
サンダー・ホロウのコース、「クレイジー・エイト」が発表される際に壮大なクラシック曲が流れます。各所の火が噴き出す中、発表されたコースは8の字形!チャレンジャーのマックィーンたちがレースの猛者に囲まれていきますよ。
「Also sprach Zarathustra(ツァラトゥストラはかく語りき)」の冒頭を聴くと、まるで宇宙の彼方で静かに浮かぶ惑星が、ゆっくりと新たな光に照らされ始める光景が目に浮かびますね。
激しいレースが始まるシーン
Brad Paisley - Thunder Hollow Breakdown
激しいレースが始まるシーンで流れた曲は、Brad Paisleyの『Thunder Hollow Breakdown』です。
レースが間もなく始まるぞというギター音が鳴り響く中、レースのルールを聞くマックィーンとクルーズ!危険な雰囲気を肌で感じるシーンでしたね。破壊の女王と呼ばれるミス・フリッターも登場し、レース開始!
泥だらけになるレースでは、各車がぶつかり合い、倒し合う様子がすごいです。激しいギター音と共に荒々しいレースが続きますよ。 最後まで残ったものが勝つとのことですが、結果は果たして…?
メーターが替え歌を楽しむシーン
The Humphrey Hop(ガラクタはすごいんだぞ)
メーターが替え歌を楽しむシーンで流れた曲は、『The Humphrey Hop(ガラクタはすごいんだぞ)』です。
クルーズはマックィーンに憧れ、レーサーになりたいという夢があった…。しかし、自信を失って挫折してしまったという過去が明かされて切なさを感じましたね。ニュースを見て落ち込んだマックィーンは親友のメーターに電話すると、メーターは替え歌を楽しんでいました。
テレビ電話を通じて、スモーキーに会うことを勧められたマックィーン。物語は新たな展開へ進みます!※替え歌はエンディング後のワンシーンでも使われました
スモーキーと酒場に行くシーン
Andra Day - Glory Days
スモーキーと酒場に行くシーンで流れた曲は、Andra Dayの『Glory Days』です。
スモーキーに会いに行き、酒場に案内されるマックィーンとクルーズ。ステージで演奏する車たちもおり、栄光のある日を熱唱するような歌が印象的です。
賑わう酒場の雰囲気が良いなと思いつつ、ドックの過去を知る者たちから話を聞くのでした。スモーキーに力を借りたいと言いつつ、ストームに勝つための特訓が始まっていくのがいいですね。
クルーチーフとしてクルーズを補佐するシーン
ZZ Ward featuring Gary Clark Jr. - Ride
クルーチーフとしてクルーズを補佐するシーンで流れた曲は、ZZ Ward featuring Gary Clark Jr.の『Ride』です。
クルーズがレースで自信を取り戻し、マックィーンも新たな生き方を見出す!「伝説のマックィーン」というロゴを側面に付け、ネイビー色の車を披露する際にクールなギター音が響き渡ります。
ドックに捧ぐという意志を示し、クルーチーフとしての生き様を見せていく…そんな未来が思い浮かびました。女性ボーカルの歌の始まりと、クルーズと共に走っていく姿はドックと並走したシーンを思い浮かべさせます。
そのままエンディングに移り、名場面のショットが映し出されるのがステキでした。
エンディング2曲目(日本版エンドソング)
奥田民生 - エンジン
エンディング2曲目(日本版エンドソング)で流れた曲は、奥田民生の『エンジン』です。
明日も新しい道続いていることを歌詞や曲の雰囲気で表したエンディング曲は、マックィーンの生き様を表すかのようでしたね。スタッフ・エンドロールと共にカーズ3作品に思いを馳せたくなる歌でした。
奥田民生の「エンジン」は、フィロソフィーが色濃く反映された楽曲で、ロックサウンドとシンプルなリリックが組み合わさった力強い曲です。エネルギッシュでありながらもどこかリラックスした雰囲気を持ち、奥田民生特有の「肩の力が抜けたロック」を体現していますよ。