挿入歌・サントラ

映画『ザ・ウォッチャーズ』で流れる8曲をシーンごとに解説!

2025-03-31 こでぃも

映画『ザ・ウォッチャーズ』で流れる8曲をシーンごとに解説!

https://youtu.be/yaVFOejlOXM



2024年6月21日公開の映画『ザ・ウォッチャーズ』。

イシャナ・ナイト・シャマラン監督による映画で、A.M.シャインの同名小説を原作としています。​ミナ(演:ダコタ・ファニング)がアイルランドの広大な森で立ち往生するのが物語の始まり。避難先で他の3人と共に、毎晩謎の生物に監視される様子を描きます。

この記事では、映画『ザ・ウォッチャーズ』で流れた音楽のうち8曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます

 

『ザ・ウォッチャーズ』で流れた曲とは?

ミナがペットショップで働くシーン

FREEDOM - Cat Dowling

ミナがペットショップで働くシーンで流れた曲は、FREEDOMの『Cat Dowling』です。

ペットショップで働くミナは、レジで待機したり、絵を描いたり…そんな中、アイルランドの森林伐採に関するニュースが流れ、爬虫類たちが映し出されます。

店長は客に対しペットの説明をするワンシーンが終わると、ミナが店の前でタバコを吸っていましたね。その際にお店で曲が流れていました。

Cat Dowlingの「Freedom」は、低く囁くような声が特徴的で、静かに撫でるような歌唱が印象的。ゆったりとしたテンポに乗せて、夜の静けさや内面の解放を感じさせるような空気感がありますね。


Amazon Music
Amazon Music Unlimited

無料で音楽を聴き放題!


 

ミナが鏡を見ながら髪を整えるシーン

Warpaint - Disco//Very - Keep It Healthy (Official Video)

Warpaint - DISCO//VERY

ミナが鏡を見ながら髪を整えるシーンで流れた曲は、Warpaintの『DISCO//VERY』です。

ミナは店長から「ニョオウインコ」の配達を頼まれます。動物園まで車で一日の距離とのことで、明日に備えますが…夜になってシャワーを浴びる際に、音楽を流していましたね。鏡を見ながら黒のロングヘア―用のウィッグを付けて出掛けるようでした。

「DISCO//VERY」は、うねるベースと鋭いビートが絡む中毒性のある一曲。挑発的な歌声とリズムが不気味でクールな空気を生み出し、ダンスロック的な高揚感がありますね。

 

ミナがバーで男性と話すシーン

Dervish and The Steeldrivers - THERE'S WHISKEY IN THE JAR

ミナがバーで男性と話すシーンで流れた曲は、Dervish and The Steeldriversの『THERE'S WHISKEY IN THE JAR』です。

バーのような店でミナは男性と喋っていました。彼女は「キャロライン」と名乗り、バレリーナだと言っていましたね。店内ではアイリッシュ風の音楽が流れる中、「白鳥の湖」を踊ると話していましたが…別人になるのは得意なのかなとも思えましたね。

「There's Whiskey In The Jar」は、アイルランドの伝統的なバラッドを現代的に解釈した曲です。

 

ミナが車で森を進んでいくシーン

Essaie Pas - 514 376-9230

ミナが車で森を進んでいくシーンで流れた曲は、Essaie Pasの『514 376ー9230』です。

ミナはガソリンスタンドで姉からの留守電を聞き、そのまま道をまっすぐ進んでいきます。留守電を繰り返し聞いているようで、姉の言葉を繰り返していましたが…深い森に入っていくのが不穏でしたね。

そうして走っていく先で音楽を聞き始め、ダークなシンセサイザーが特徴的な曲を聞きます。女性ヴォーカルによる印象に残る曲でした。

 

キアラが”鳥かご”でレコードを流すシーン

Saint-Saens - The Swan (Le Cygne) from Carnival of the Animals

Clara Rockmore & Nadia Reisenberg - CARNIVAL OF THE ANIMALS, XIII. LE CYGNE (THE SWAN)

キアラが”鳥かご”でレコードを流すシーンで流れた曲は、Clara Rockmore & Nadia Reisenbergの『CARNIVAL OF THE ANIMALS, XIII. LE CYGNE (THE SWAN)』です。

キアラは”鳥かご”と呼ばれるハウスにて、レコードの「白鳥」を流し、ゆっくり踊り始めました。両手を大きく動かしていくのは舞台劇のようでしたね。キアラは植物に詳しく、夫のジョンについて話をしていたのが印象的です。

「白鳥」は、サン=サーンスの『動物の謝肉祭』第13曲をテルミンとピアノで演奏したものです。​ロックモアのテルミンは、まるで人の声のような滑らかさで、白鳥の優雅な動きを見事に表現しています。​ ※上記は別の演奏者による動画です。

 

子供のミナが母とドライブに行くシーン

Goldberg - FOUR BOYS

子供のミナが母とドライブに行くシーンで流れた曲は、Goldbergの『FOUR BOYS』です。

ミナの母親は姉妹を呼んでドライブ。子供のミナは窓から手を出して風を感じているようでしたね。母親は「髪が台無し」といって窓を閉めますが…。

ミナまた窓を開け、母親は怒らせるつもりなのかと怒りを露わにしていました。男性ヴォーカルの歌が流れる中、事故のシーンに移るのが冷や冷やします。

「Four Boys」は、ベトナム戦争で命を落とした若者たちへの追悼歌。静かなアコースティックギターと内省的な歌声が印象的です。

 

キアラが地下で音楽を流して踊るシーン

Candi Staton - Young Hearts Run Free (Official Music Video) [HD]

Candi Staton - YOUNG HEARTS RUN FREE

キアラが地下で音楽を流して踊るシーンで流れた曲は、Candi Statonの『YOUNG HEARTS RUN FREE』です。

ミナやキアラたち4人は、ローリー・キルマーティン教授の過去の録画を見て、脱出経路を知ります。明日は出発すると決め、みんなは寝ようとしていたかなと思いましたが…キアラは音楽を流し始め、ダニエルを誘いました。

寝床にいたダニエルでしたが、キアラに誘われるがまま一緒に踊ります。彼が過去を吐露するのを見守りつつ、無事に脱出できると良いなと思いました。

「Young Hearts Run Free」は、明るいディスコサウンドに乗せて、束縛からの解放と自立を力強く歌う名曲です。

 

ミナたちがバスに乗るシーン

The Chieftains featuring The Low Anthem - SCHOOL DAYS OVER

ミナたちがバスに乗るシーンで流れた曲は、The Chieftains featuring The Low Anthemの『SCHOOL DAYS OVER』です。

ミナとキアラ、マデリンの3人はバスに乗って最後尾の席へ。前の席にいたおじいさんが音楽を流していたので、音を大きくして欲しいと頼みましたね。

明日、ミナは大学に行って教授の望みを叶えると言いますが…ここからラストにかけての展開も見ものでした。

「School Days Over」は、若者が学校を終え、炭鉱で働き始める様子を描いています。

 

サウンドトラック

カテゴリー - 挿入歌・サントラ
関連キーワード -

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

こでぃも

年100本以上の洋画を見て海外ドラマもついつい見続けてしまう こでぃもです。新作公開映画は年に20本観るので時間が欲しくてしょうがないです(笑)マーベル、DC、ディズニーを見たり、ネットフリックスのオリジナル作品も凄いなと思う今日この頃。アクション映画の迫力、ファンタジーの魅力などなど、皆さんにも映画のおもしろさを伝えつつ、楽しんでいければと思いますのでよろしくお願いします!