2006年7月1日公開の映画『カーズ』。
スピードと栄光を求める若きレーシングカー、ライトニング・マックィーンは、偶然迷い込んだ田舎町「ラジエーター・スプリングス」で多くの大切なことを学びます。仲間たちとの絆や、本当の成功の意味に気づくライトニングの成長物語です。
この記事では、映画『カーズ』で流れた音楽12曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
公開年 | シリーズ作品 |
2006年 | カーズ |
2011年 | カーズ2 |
2017年 | カーズ/クロスロード |
『カーズ』で流れた曲とは?
ライトニング・マックィーンがレースに出場するシーン
シェリル・クロウ(Sheryl Crow) - Real Gone
ライトニング・マックィーンがレースに出場するシーンで流れた曲は、シェリル・クロウ(Sheryl Crow)の『Real Gone』です。
映画の冒頭で名前を呼ばれたライトニング・マックィーンは「準備OK!」という感じでしたね。真っ赤な車体を見せつつ、ビストン・カップ出場シーンが始まるのにワクワクさせられました!
女性ボーカルの歌詞がピッタリだなと思いつつ、軽快な曲が素敵。無名の新人がチャンピオンになるのか、レースの行方が気になります。クラッシュなどが起きて大変な事態が起きる中、 タイヤの交換をせずに走り続けるマックィーンが、タイヤをバーストさせてしまう展開は特にハラハラしました。
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マックィーンがCMをするシーン
Joey Miskulin - Rust-Eze Polka
マックィーンがCMをするシーンで流れた曲は、Joey Miskulinの『Rust-Eze Polka』です。
スポンサーの「ラスティーズ」のCMのためにマックィーンが宣伝!一連のシーンで音楽が流れていたので、この曲かなと思います。サビた車ばかりのテント内を見てマックィーンは「ダサい」と嫌悪してましたね。
陽気な音楽と車たちの様子はピッタリでした。 ラスティーズはサビをとるクリームのようですが…「スポンサーを変更したい」とボヤくマックィーンを見守りましょう。
トレーラーに乗ってダイナコに向かうシーン
ラスカル・フラッツ(Rascal Flatts) - Life Is A Highway
トレーラーに乗ってダイナコに向かうシーンで流れた曲は、ラスカル・フラッツ(Rascal Flatts)の『Life Is A Highway』です。
1週間後にカリフォルニアで決着をつけることになるマックィーン。ダイナコに向かうためトレーラーに乗ると、彼をモチーフにしたアイテムだらけでしたね。
クールなギター音と共にハイウェイを走り抜けるイメージの歌詞が印象的でした。男性ボーカルの歌と共に夜の高速を走りつつ、景色が映し出されるのがカッコイイです。
改造車たちがトレーラーを囲むシーン
Jabu - Rollin’ In The Rearview
改造車たちがトレーラーを囲むシーンで流れた曲は、Jabuの『Rollin’ In The Rearview』です。
ネオン色に光る装飾、火を噴くエンジン、派手な見た目!改造車の4台がクールに登場するシーンで、リズムをしっかり刻む音楽が流れました。
男性ボーカルのラップのような歌が聞こえる曲は悪事を働こうとする車たちのシーンを盛り上げます。この改造車たちは映画の最後の方にも登場するのでお見逃しなく!
トレーラーが居眠り運転するシーン
ケニー・G(Kenny G) - Songbird
トレーラーが居眠り運転するシーンで流れた曲は、ケニー・G(Kenny G)の『Songbird』です。
改造車の1台がゆったりとした音楽を流すと、トレーラーは居眠り運転!その影響でマックィーンは道路に放り出されてしまい、自分が乗っていたトレーラーを探すことに…果たして見つけられるのでしょうか?
滑らかなソプラノサックスの音色と、リラックスしたメロディは眠ってしまうのもわかりますね。どこか暖かい感じがする中、ドラムのリズムはゆったりとしたテンポは、控えめながらも確かなビート感を生み出し、楽曲の優雅さを支えています。
メーターが夜の街を案内するシーン
ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams) - My Heart Would Know
メーターが夜の街を案内するシーンで流れた曲は、ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams)の『My Heart Would Know』です。
廃れた雰囲気の「ラジエーター・スプリングス」に到着してしまったマックィーン…交通裁判をし、サリーとメーターと知り合い、道路を直し…色々と出会いがありましたね。
そんな中、メーターに誘われてトラクターをからかいに行くのです。夜の畑でイタズラを仕掛け、町に戻るという一連のシーンの中で、穏やかな田舎町風の音楽が流れていました。
車たちが朝を迎えるシーン
ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix) - Star Spangled Banner
車たちが朝を迎えるシーンで流れた曲は、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)の『Star Spangled Banner』です。
星条旗に敬礼する車がいる一方で、ロックの神様・ジミヘンの曲を流している車もいるという、自由な朝を思わせますね。ジミヘンのクールなギターが印象的です。
一方でマックィーンは悪夢にうなされ、ガレージへ。そこで1951年から3年間、ピストン・カップで優勝していたのがハドソン・ホーネットだったのです。ワクワクしたマックィーンの気持ちもわかるなと思いました。
サリーが昔のラジエーター・スプリングスについて話すシーン
ジェームス・テイラー(James Taylor) - Our Town
サリーが昔のラジエーター・スプリングスについて話すシーンで流れた曲は、ジェームス・テイラー(James Taylor)の『Our Town』です。
車は楽しみながら、地形に沿った道路を走っていたという昔の話をするサリー。当時賑わっていた町が映し出されつつ、引き込まれるような男性ボーカルの歌が流れます。
穏やかな曲調と昔を懐かしむような雰囲気がシーンと合っているなと思いつつ、10分短縮するための道路を走るようになったという切なさを感じる流れは心に染みますね…。
「どう変わろうと僕らの町なんだ」という歌詞の締めくくりと共に、サリーとマックィーンの会話に移るのでした。
マックィーンが新しい車体に変わっていくシーン
チャック・ベリー(Chuck Berry) - Route 66
マックィーンが新しい車体に変わっていくシーンで流れた曲は、チャック・ベリー(Chuck Berry)の『Route 66』です。
ドックがすごい走りを見せ、マックィーンは全盛期にレースを辞めてしまった理由を聞きました。クラッシュ事故から復帰してもチャンスは与えられなかった…そんな話を経て、次の朝を迎えます。
道路を直し終えたマックィーンはタイヤを変えてもらい、オーガニック燃料の魅力に気付く!新しい可能性を知りつつ、ボディペイントをしてもらう一連のシーンで軽快な音楽が流れます。男性ボーカルのノリの良い歌と合わせてワイワイする感じが良いですね。
マックィーンの合図でネオンが点灯するシーン
ザ・コーズ(The Chords) - Sh-Boom
マックィーンの合図でネオンが点灯するシーンで流れた曲は、ザ・コーズ(The Chords)の『Sh-Boom』です。
新しい見た目の車になったマックィーンは、サリーを喜ばせるために街のネオンを直した!思わずステップを踏みたくなるような男性ボーカルの歌が流れつつ、シアン色やパープル色などに光る町が素敵です。
どの車もノリの良い感じで楽しむ中、マックィーンとサリーの関係が良さげでしたが…マスコミが押しかけてくる展開に移りますよ。
エンディング1曲目
ジョン・メイヤー(John Mayer) - Route 66
エンディング1曲目で流れた曲は、ジョン・メイヤー(John Mayer)の『Route 66』です。
ダイナコとの契約を断り、ラスティーズのおかげで今自分があることに気付くのが良いですね。そんなダイナコに頼みをし、チームの本拠地をラジエーター・スプリングスへ!地図に載せてもらうことにもなり、マックィーンがサリーと車を飛ばすシーンと共にエンディングに移りました。
走っていくような曲と共に男性ボーカルの歌が流れます。3000キロの道を楽しんでいけと言う歌詞と共に、賑わうラジエーター・スプリングスの様子が映し出されるのが良いですね。改造車4台が逮捕されたり、ドックの経歴を展示する施設ができたり…マックィーンとドックがドライブしている様子も見どころでした。
エンディング2曲目
ブラッド・ペイズリー(BRAD PAISLEY) - Find Yourself
エンディング2曲目で流れた曲は、ブラッド・ペイズリー(BRAD PAISLEY)の『Find Yourself』です。
エンディングの2曲目はマックィーンが、旅の途中で自己発見をしていく過程を反映したテーマソングとして描かれました。雰囲気は、カントリー・ロックの温かさと自由を感じさせるのが特徴的。
ブラッド・ペイズリーならではのギター演奏が際立ち、穏やかなアコースティックギターのメロディが曲全体に自然でリラックスした雰囲気を与えていますよ。
壮大でダイナミックなサウンドへと展開していくので、映画の中でマックィーンが心を開き、新しい場所で新しい自分を見つけていく過程を感じさせました。