2024年12月20日公開の映画『ライオン・キング:ムファサ』。ライオンのシンバの娘キアラが、ムファサの過去を知る物語。ムファサの幼少期、タカ(後のスカー)との出会いと冒険、そして友情の亀裂が描かれます。
ライオン・キング:ムファサ
- 未体験
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- 感情移入
- 4
- 再鑑賞
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- 予測不可
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- サウンド
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ムファサとタカの出会いにほのぼのしつつ、後半の展開は切なかった…!映像も歌も良かった!
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
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『ライオン・キング:ムファサ』は人気?どんな人が観ている?
川崎の映画館で土曜日の昼の回に観に行くと、大人の人が多かったですね。意外に子連れ、学生さんは少なかったようです。(この週に公開した映画のラインナップを考えると、じっくり映画を楽しみたい人が多いのかも?)
女性が多かったようですが、席の埋まり具合は3割以下でした。でも大きなスクリーンで実写アニメならではの動物たちの姿を見たり、冒険模様を見たりできたのが良かった!渡辺謙の歌を映画館で聞けるのもなかなか無いと思ったので満足です。
以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレありで解説!
ムファサ
ライオンのシンバとナラの娘のキアラは、両親の帰りを待っていました。プンバァたちが子守りを任される中、マントヒヒのラフィキの元で話を聞くことに…シンバの父、ムファサの過去が明かされます。
子どものムファサは両親と共に緑の少ない地で育ち、雨がもたらした洪水に巻き込まれました。流されていったムファサが目覚めると、子ライオンの姿が…彼はワニが迫っていると知らせ、ムファサは間一髪助かります。
子ライオンはタカと呼ばれ、母ライオンがワニから彼らを守りました。群れの王であるタカの父は、よそ者を退けたいと思いましたが…兄弟が欲しかったタカと、優しい母によりムファサは群れのメスライオンと共に過ごすことになります。
ムファサの両親は「ミレーレ」という豊かな土地の話を歌いながら彼に教え、迷子になった後、ムファサはその地を目指すことになりましたね。タカとの出会いを経て、どうなるかと思いましたが…。
競争に勝たせてもらったムファサはメスライオンたちと狩りをして過ごすのでした。タカは寝てばかりいる王である父の姿よりも、母の方に目が行きます。こうした展開からタカの心境を考えさせられました。
出会い
大きくなったムファサは、タカの母と共に狩りへ。タカはこっそり付いていきますが…そこに白いライオンたちが襲いかかります。
ムファサのおかげで助かりましたが、大きな白いライオンのキロスが迫っていると判明。タカの両親は、タカとムファサに逃げるよう言い、2匹は緑のある地へ到着します。メスライオンのサラビと従者の鳥のザグーと出会い、マントヒヒのラフィキを見つけてミレーレを目指し始める一同。
深い谷を越えるとキロス一行が迫ってきたため、サラビは象の群れを利用しました。ムファサたちは危険を避けつつ、ラフィキの案内で雪山へ。ザグーに雪を落としてもらって足跡を消しつつ、先に進みます。
キロスが『Bye Bye(バイバイ)』を歌いながら、タカの両親を追い詰めていくのは恐ろしさがありましたね。歌は少し、軽く「バイバイ」と言ってはいましたが…大きな白いライオンの迫力が伝わってきました。
サラビたちと出会った後、谷の底を歩いていく一同は楽しそう!そんな中、タカがサラビに惹かれているとムファサに明かし、応援していくのですが…ゾウの群れからムファサがサラビを助け、彼は「助けたのはタカ」だと言う展開が後に響いていくのに注目です。
裏切り
道中でサラビはムファサの才能に気づき、2匹は良い仲に…それを見たタカはムファサに何もかもが奪われると感じます。タカはキロス一行の元に行き、仲間に加わると言ってムファサたちの元に戻りました。
タカは岩に爪痕を残しつつ下山。そこにはさまざまな動物たちと、草原が広がっていたのです。キリンはムファサに危険を呼び寄せたのでは声を掛けると…そこにキロス一行が現れました。ムファサはキロスと戦い、動物たちを鼓舞。白いメスライオンたちにサラビと周りの動物たちが立ち向かいます。
ムファサたちは地割れによって水に落とされました。キロスに岩をぶつけることでムファサは勝利。タカはムファサを水から引き上げましたが…危険を招いたこともあり、これからは「スカー」と名乗ることになったのです。
その後、ムファサは動物たちの王として時を過ごします―こうして一連の話を聞いたキアラはムファサのことを想いつつ、シンバとナラが戻ったことに喜びます。生まれたばかりの弟にすり寄り、早速話を聞かせようとするのでした。
タカはムファサに裏切られたと感じてしまいましたね。ワニから助けたのはタカ、それに恩を感じているのはムファサ…それでも、少しずつ関係が変化していってしまうのは悲しくもありました。
キロスとの戦いはムファサの勇敢さと呼びかけがあったからこその勝利という感じでしたね。水中戦でも勝てたのが見ものでした。スカーとなったタカのその後は…前作をもう一度見てみようかなと思いました。
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実写映画『ライオン・キング』
広大なサバンナを舞台に、未来の王となる子ライオン、シンバの成長を描く物語。父である偉大な王ムファサから王としての心構えを教わるシンバですが、叔父スカー(昔の名はタカ)の陰謀によって、父を失い、王国を追われてしまいます。
失意の中、陽気な仲間たちと出会い、成長していくシンバ。自分の故郷を取り戻すため、勇気を振り絞り立ち上がる姿は、観る者の心を揺さぶりますよ。
CGアニメ実写ならではの、リアルで美しい動物たちの描写と、心に響く歌と音楽が見どころ!圧倒的な映像美と共に自然や景色が楽しめるのが良いですね。名曲の数々も、実写版ならではの臨場感と感動で楽しめます。
そして、ムファサの過去を知ってから改めて前作を見ると色々と見方が変わりますね。ムファサの生い立ちや、彼が抱えていた想いを胸に、実写版「ライオン・キング」を観ると、シンバとムファサの親子の絆が、より一層深く心に響きます。
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トランスフォーマー/ONE
舞台は、トランスフォーマーたちの故郷である惑星サイバトロン。「オライオンパックス」と「D-16」という名前で暮らしていた頃のオプティマスプライムとメガトロンのストーリーが描かれます。
兄弟のように育った二人は、やがて異なる道を歩むことに…彼らが対立することになった理由が描かれます。トランスフォーマーたちの友情、そして別れを描く、壮大な物語です。
トランスフォーマーシリーズの原点、つまり「なぜ彼らは戦うことになったのか?」という疑問が明かされる作品。二人の関係性の変化を見たり、トランスフォーマーたちの戦いが見れたりするのが見どころです。
「ムファサ」で感じた友情の脆さや、変化していく感情に共感したなら、きっと「トランスフォーマー/ONE」の物語にも深く引き込まれるでしょう。異なる世界でありながら、普遍的なテーマが、心に響くはずです。