2009年8月12日公開の映画『ナイト ミュージアム2』。
アメリカの映画で、シリーズ2作目。
主演:ベン・スティラー。監督:ショーン・レヴィ。
この記事では、映画『ナイト ミュージアム2』で流れた音楽8曲をご紹介します。
公開日 | シリーズ作品名 |
2007年 | ナイトミュージアム |
2009年 | ナイトミュージアム2 |
2015年 | ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 |
『ナイト ミュージアム2』を観る方法
『ナイト ミュージアム2』で流れた曲とは?
ラリーとアメリアが逃げるシーン
Benny Goodman & His Orchestra - Bugle Call Rag
ラリーとアメリアが逃げるシーンで流れた曲は、Benny Goodman & His Orchestraの『Bugle Call Rag』です。
1995年にリリース。
ベニー・グッドマンは、アメリカのクラリネット奏者。
あの展示物たちは、アメリカ自然史博物館からスミソニアン博物館の地下保管庫へ。
居どころが無くなってしまう…切ない冒頭シーンのあと、アクメンラーの兄・世界征服を目論むカームンラーが魔法の石版の力で復活!
その石版を取り戻すため、ラリーはスミソニアン博物館に潜入。アメリアという女性パイロットと出会い、共に行動します。
今作も面白そうなストーリー!ファンタジーながらも実在していた人物が多いため、歴史の勉強にもなるし、偉人たちがお互いの事をディスったりしているのも笑える◎
新しいキャラも増え、ワクワクする展開が盛りだくさんです!
ちなみにアクメンラーとカームンラー兄弟は、実在しないオリジナルキャラ。いると思って調べてしまいました。笑
アメリアと、写真作品である「勝利のキス」に入り込むシーンで流れているのは「Bugle Call Rag」
第二次世界大戦の勝利に沸くニューヨークの町並みにマッチした、ノリノリのジャズダンス・ミュージック♪
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ラリーとアメリアが噴水に隠れ、天使たちが歌うシーン
Bee Gees - More Than A Woman
ラリーとアメリアが噴水に隠れ、天使たちが歌うシーンで流れた曲は、Bee Geesの『More Than A Woman』です。
1977年にリリース。
ビー・ジーズは、イギリスの男性ボーカルグループ。
カームンラーは、イワン雷帝、ナポレオン、若き日のアル・カポネと結託します。
暴君・独裁者・ギャングと名の付く歴史上の暗躍した悪役スターが大集結。
彼らに、ラリーを捕まえ石版を取り戻させるよう指示します。
ちょっとしたコメディが入って、恐ろしい会合なのにあまり締まらないところが面白い◎
終われるラリー、緊迫したシーンに癒しを与えてくれるのはキュートな天使たち。
ぱたぱたと飛びながら、歌を歌ってくれます♪
彼らが歌うのは、アメリカのポップ・ロックバンドであるジョナス・ブラザーズがカバーした「More Than A Woman」
映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のために作られたダンス・ミュージックで、今作ではハープを使用し歌とラップでしっとりと仕上げられています。
アメリアがラリーにキスをし、天使たちが歌うシーン
Celine Dion - My Heart Will Go On
アメリアがラリーにキスをし、天使たちが歌うシーンで流れた曲は、Celine Dionの『My Heart Will Go On』です。
1997年にリリース。
セリーヌ・ディオンは、カナダのシンガー。
捕らえられたジェドを助けるため、ラリーが魔法の石版のパスワードを解こうと奮闘するシーン。
ここでは、「考える人」や「踊り子」など、有名な作品が出て来ます。美術の勉強!
テディもとい「ルーズベルト大統領」の胸像も出て来ますが、ニューヨークのテディとは違うみたい。
どちらのテディもユーモアがあり、また優しくキュートです♪
そして今回、前作には無かったラリーのラブロマンスが描かれていますね。
けれど、アメリアはもう存在しない人…今後どうなるのかが楽しみです!!
アメリアが突然ラリーにキスし、天使が歌いに来るシーンで流れた曲は、映画「タイタニック」でお馴染みセリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」
劇中は、前述したジョナス・ブラザーズがカバーしていますが歌声が素敵で良いですね〜♪
ラリーは音程が合っていないと言い放ちますが、とんでもない!!
まるっと聞きたいのに、音源が無いのが残念です。
ラリーとアメリアが彫刻展示室を出る時、天使たちが歌うシーン
Jonas Brothers - Lovebug
ラリーとアメリアが彫刻展示室を出る時、天使たちが歌うシーンで流れた曲は、Jonas Brothersの『Lovebug』です。
2008年にリリース。
ジョナス・ブラザーズは、アメリカのポップ・ロックバンド。
アメリアがラリーにキスをし、ロマンスが始まる予感がする…!
それはキューピッドたちも同じで、二人を歌で煽ります。笑
若干、あれ?前の奥さんはもういいんだっけ?と思いましたが、仲は悪く無いもののそこに愛は特に無かったのですね。
でもきっと別れがあるんだろうな…と勝手に先を読み、ちょっと感傷的にもなってしまうシーンでした。汗
キューピッドたちが「My Heart Will Go On」に続けて歌うのは、キューピッドの声を担当するジョナス・ブラザーズの「Lovebug」
前述した二曲はカバーでしたが、これは彼らのオリジナルソング。
軽快なギターと三人のハーモニーが心を揺さぶる、ポップなバラードです♪
アインシュタインたちが歌うシーン
KC & The Sunshine Band - That's The Way I Like It
アインシュタインが歌うシーンで流れた曲は、KC & The Sunshine Bandの『That's The Way I Like It』です。
1975年にリリース。
KC&ザ・サンシャイン・バンドは、アメリカのディスコ・ファンクバンド。
ラリーとアメリアは、パスワードの解読をお願いするためアインシュタインのおもちゃのもとへ。
首がふらふらするやーつ!地方のお土産屋さんでよく見るやつですね!!
彼らはおもちゃですが、頭脳はそのまま天才・アインシュタイン。
ささっと解いて、見事答えを導いてくれます◎
だんだんこの博物館が羨ましくなってきた…頼れる歴史上の偉人たちがたくさんいますものね。笑
ここで、アインシュタインのおもちゃたちが一瞬歌う曲は、KC&ザ・サンシャイン・バンドの「That's The Way I Like It」
サビの「uh-huh,uh-huh,uh-huh〜♪」は聞いたことのある人ばかりではないでしょうか?
またしても世界的に有名な曲が使われたシーンでした♪
展示物たちが接客をしているシーン
Earth, Wind & Fire - Let's Groove
展示物たちが接客をしているシーンで流れた曲は、Earth, Wind & Fireの『Let's Groove』です。
1981年にリリース。
アース・ウィンド・アンド・ファイアーは、アフリカ系アメリカ人のファンクミュージック・バンド。
※ネタバレ有り
無事に石版が戻りカームンラーを封じ込めて、また平和な日常が戻りました。
展示物たちは動いたまま接客をするという大胆な手法で、博物館を盛り上げています◎
こんな博物館、楽し過ぎる…!!ぜひこういうリアルな博物館を作って頂きたい。
テディは通る声でお客さんを誘導し、恐竜の骨ちゃんは男子にバカにされ本気で吼えて本領発揮。
アクメンラーは小学生の女子に言い負かされています。笑
こういう突拍子も無いアイデアが、ラリーならではですよね!
自身の会社を畳む決断はスゴイけれど、「本当の幸せは、好きなことを好きな人とすること」まさにそうだと思います◎
みんなが意気揚々と接客をしている、博物館内で流れている曲はアース・ウィンド・アンド・ファイアーの「Let's Groove」
1980年代のディスコ・ブームを象徴する、超有名なダンス・ミュージックです♪
MVもエモくて良いんですよ〜!ぜひ観てみてください!!
エンディング
Coldplay - Life In Technicolor
エンディングで流れた曲は、Coldplayの『Life In Technicolor』です。
2008年にリリース。
コールドプレイは、イギリスのロックバンド。
※ネタバレ有り
案の定、アメリアとはお別れだ…と切なかったのですが、なんと博物館のお客さんの中に激似の女性現る!
そうキタかー!!!ラリーのランデブーはまだ始まったばかり。
ギクシャクしながらも、勇気を出して話しかけるラリー!
そして、去ろうとしたラリーに向かって「私は方向音痴なの」と言う女性。
「私は道に迷わないの」と言ったアメリアとは真逆の事を言いますが、それもまた良き。
あくまで「別人」という事を暗に伝える、素敵な伏線回収ですよね!
もうラリーには心から幸せになって欲しい。
前作同様、超スッキリする場面でした◎本当に良かった良かった♪
ここで流れているのは、コールドプレイの「Life In Technicolor」
こちらはインストなのですが、これにリリックを付けた「Life In Technicolor II」がグラミー部門賞を獲得した有名曲。
とても爽やかで、スッキリ爽快なエンディングにピッタリなポップミュージックです♪
エンドロール
Jonas Brothers - Fly With Me
エンドロールで流れた曲は、Jonas Brothersの『Fly With Me』です。
2009年にリリース。
※ネタバレ有り
エンドロールではオマケ映像が出て来ます。何やら青年が細かい機器をいじっていますが一体…??
実はこれ、「勝利のキス」に入り込んだ時にラリーが話した水兵さん。
その時、ラリーが落とした携帯をいじり、のちの大発明に繋がって「モトローラ」の創始者となった…!というオチ。
もちろんこれはジョークなのですが、こういう忘れそうなシーンの伏線回収ってめちゃくちゃ面白いですよね◎
最後の最後までユーモアたっぷり楽しませてくれた、ナイト ミュージアム2でした。
エンドロールの曲は、キューピッドの歌声で出演していたジョナス・ブラザーズの「Fly With Me」
エンディングに続き爽やかなポップミュージックで、スッキリとしたラストの余韻を気持ちよく味わわせてくれました♪
筆者の感想
ナイト ミュージアム2は、前作よりもっと深いストーリーになっており、また実在した歴史上のキャラクターも増えたことから、かなり見応えのある作品となっています。
子どもにとっては歴史の勉強になりますし、大人が観てもなるほど…と昔勉強した事を思い出しながら楽しめますよ!
それぞれのキャラクターを演じる俳優さんたちが、本人に似ているのも見どころポイント。
もちろんCGも多々使われていますが、描写やパロディ・オマージュしたセリフがとにかく面白く、笑えるところがたくさんありました◎
やっぱり、ナイト ミュージアムシリーズはファンタジー作品の中でも、歴史上の人物が出て来るという点において「大人でも楽しめる作品」であると思います。
挿入歌が昔懐かしの有名曲が多いというのも、大人にとっての魅力的ポイントであると言えますね♪
せひ、ファミリーでも大人だけでも、この作品を観て頂きたいと思います!!
サウンドトラック
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