2015年7月11日公開の映画『バケモノの子』。
細田守監督による4作目の映画で、渋谷の街とつながるバケモノの世界「渋天街」に迷い込んだ少年が剣や生き方を学んでいく物語。人の子であり、バケモノに育てられた子の成長に注目です。エンディングは、Mr.Childrenで、日本の興行収入は58億円ほどでした。
この記事では、映画『バケモノの子』で流れた音楽28曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
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公開日 | 細田守 作品 |
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『バケモノの子』で流れた曲とは?
オープニングで「渋天街」が紹介されるシーン
高木正勝 - 祝祭
オープニングで「渋天街」が紹介されるシーンで流れた曲は、高木正勝の『祝祭』です。
リズミカルな楽器の音に低音の金管楽器がうなるような音を上げ、お祭りのような盛り上がりを見せる曲です。映画のオープニングに相応しい雰囲気があり、「渋天街」の紹介していくのに引き込まれますね。
新しい長の座を狙う者たちを火のような影で演出しつつ、熊徹が大太刀を振り回す影絵や彼には弟子や息子がいないことに対して不安そうなナレーションが続いていくので展開が気になります。
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渋谷で蓮(九太)が独りぼっちでさまようシーン
高木正勝 - 引き合う力
渋谷で蓮(九太)が独りぼっちでさまようシーンで流れた曲は、高木正勝の『引き合う力』です。
鈴やチャイムを思わす楽器の音が流れ、迫ってくるような音が続いていく曲です。渋谷のセンター街付近で孤独を感じていた蓮。
母を亡くし、離婚した父は居場所不明…親戚に引き取られることを拒んだ蓮が家を飛び出して座り込んでいる際に曲が流れます。フードを被った熊徹が話しかけ、蓮が拒むという不穏なシーンに合ってる曲でしたね。
蓮がバケモノの後を追い、警察に追われる展開から目が離せません。
蓮が「渋天街」に迷い込むシーン
高木正勝 - 三千世界の迷い子
蓮が「渋天街」に迷い込むシーンで流れた曲は、高木正勝の『三千世界の迷い子』です。
途切れ途切れに感じる音で始まり、曲の後半から盛大な雰囲気を表します。警察から逃げて狭い道を通る蓮は「ここは本当に渋谷?」と疑問になりながらも進み、その際に曲が流れます。
通路の先には獣人がたくさんおり、蓮が必死に出口を探す際に曲が盛り上がっていくのが良いですね。夜の街に多くの者たちが行き交い、露店商などの明かりで賑わうのが見どころでした。
熊徹が蓮を家に連れていくシーン
高木正勝 - まだ生まれてもいない大地から
熊徹が蓮を家に連れていくシーンで流れた曲は、高木正勝の『まだ生まれてもいない大地から』です。
穏やかなピアノの音で始まり、ゆったりとした曲が続いていきます。豚のような顔をした百秋坊に助けられ、迷い込んだ蓮を送り届けようとするのですが…熊徹に半ばさらわれるようにして連れてかれます。
住宅街を歩くシーンで曲が流れ、熊徹の家は酒瓶や洗濯もので散らかっていましたね。ここから9歳の蓮を「九太」と呼ぶようになる熊徹ですが、2人がどうなっていくのかワクワクさせられます。
猪王山と熊徹が一騎打ちをするシーン
高木正勝 - バケモノ交興曲
猪王山と熊徹が一騎打ちをするシーンで流れた曲は、高木正勝の『バケモノ交興曲』です。
単音で音を刻んでいく楽器の音に、木管楽器を中心に盛り上げを見せる曲。様々な楽器が加わっていくため、ボリュームを感じさせます。
猪王山と熊徹が話し、人間の子は闇に付け込まれると大変だと警告される展開から曲が始まります。
仕方なく構える猪王山、体操をする熊徹…拳を振るっていく二人のスピード感のあるアクションから、力強くぶつかり合うシーンまで観客と共に盛り上がりを見せていくのが良かったです。
追い込まれた猪王山が観客に応援されるシーン
高木正勝 - 谷底の巨きな力
追い込まれた猪王山が観客に応援されるシーンで流れた曲は、高木正勝の『谷底の巨きな力』です。
小刻みな音色が徐々に迫ってくるような印象を感じさせ、緊迫した雰囲気を表す曲です。猪王山が熊徹に追い込まれると、周りの者たちは猪王山を応援!それを見た九太は熊徹が独りぼっちだと認識するのが印象的です。
膝を付いた熊徹は鞘に入ったままの刀を振るいますが劣勢…その勝負を見据えていた九太は「負けるな!」と掛け声を上げる展開が熱いですね。
九太が熊徹に弟子入りするシーン
高木正勝 - 芽吹く丘
九太が熊徹に弟子入りするシーンで流れた曲は、高木正勝の『芽吹く丘』です。
静かなピアノの音と共に熊徹が九太を見やります。負けたことに悔しそうにする熊徹に対し、九太は弟子になることを決めるのが印象的でした。
ウサギ顔の宗師は熊徹に弟子を取るよう焚きつけたのは自分だと言い、人間の子を率いれても構わないと告げる…悠々とした態度のウサギ顔の宗師の姿や言動は見ていてふんわりとした気持ちにもなれました。
果たして熊徹と九太はどういった生活をしていくのかが楽しみです。
熊徹の家を九太が掃除するシーン
高木正勝 - 光の踊り場
熊徹の家を九太が掃除するシーンで流れた曲は、高木正勝の『光の踊り場』です。
穏やかな音楽と単音が時折響いていく曲が、九太の掃除をするシーンで流れます。熊徹に剣を教わろうとしますが上手くいかず…こうして九太は弟子らしく熊徹の部屋を掃除するのは健気ですね。
九太は街で買い物をし、猪王山の子供たち二人に接するのにも注目ですね。彼らと関わりを持ち、九太は改めて熊徹に猪王山との違いを言い放つのも見ものでした。
こうして宗師から紹介状を複数もらって旅に出るという展開は楽しみになります。
九太が熊徹の動きをマネし始めるシーン
高木正勝 - 子どもの宇宙
九太が熊徹の動きをマネし始めるシーンで流れた曲は、高木正勝の『子どもの宇宙』です。
リズミカルで陽気な雰囲気の曲で、徐々にパワフルな感じになっていくのが特徴。九太は熊徹になりきることを意識し始め、彼の動きをマネするシーンで曲が流れます。
楽しそうな曲と共に、九太が真剣に熊徹のステップや刀を振り回す様をマネするのが良いですね。熊徹は九太の動きに気付き、鏡写しのような動きをし合うのは周りから見ると滑稽。
熊徹に「うっとうしい!」と言われても九太は諦めないのが印象的です。
熊徹と九太たちが旅を始めるシーン
高木正勝 - 賑やかな旅
熊徹と九太たちが旅を始めるシーンで流れた曲は、高木正勝の『賑やかな旅』です。
賑やかな珍道中というような感じの曲と共に、熊徹と九太は旅に出ます。笛の音色が印象的な音楽と共に木の上を走ったり、階段を駆け上がったりする熊徹の姿はカッコいいですね。
何かにつけて九太に「遅い!」と言いつつ、紹介状の示す先である賢者を訪ねていくのが見どころでしょう。幻を作り出す者、念を使う者などから強さの秘訣を教わっていくのですが、果たして役に立つのか考えてみたくなりますね。
九太が熊徹の動きを先読みしていくシーン
高木正勝 - 夏空の少年たち
九太が熊徹の動きを先読みしていくシーンで流れた曲は、高木正勝の『夏空の少年たち』です。
常夏やトロピカルな雰囲気を思わせるような陽気な音楽に、笛の音色が軽快に続いていく曲です。熊徹は九太が動きをマネすると知って少し嬉しくなったのか、誇らしげでしたね。
素直な弟子をまるで子供のように扱うようになるのは熊徹の成長なのかもしれません。こうして九太は熊徹の歩き方や姿勢をマネしていくと、見ていなくても彼の動きが分かるように!
熊徹の足の音で足運びが認識できるようになり、次のステップに進むのは見ものですよ。
熊徹の動きを読めるようになった九太が成長していくシーン
高木正勝 - 充たされた子ども
熊徹の動きを読めるようになった九太が成長していくシーンで流れた曲は、高木正勝の『充たされた子ども』です。
伸び伸びとした音楽に、穏やかで中華風の音も感じさせていく曲が九太の成長と共に流れていきます。九太は熊徹の動きがマネできるようになり、動きを先読みもできるように!
熊徹は剣の持ち方などを九太に教えるようになり、逆に九太は熊徹に相手のことをよく見るよう教えていくのが良いですね。この後、九太は猪王山の次男と戦って勝利を収めたり、大きなスイカが割れるようになったりするのが勇ましいです。
17歳になった九太が熊徹と夕陽をバックに腕を合わせていくシーンもステキでした。
図書館から帰ろうとする楓が絡まれるシーン
高木正勝 - もうひとつのこの世
図書館から帰ろうとする楓が絡まれるシーンで流れた曲は、高木正勝の『もうひとつのこの世』です。
九太は渋谷に迷い込み、図書館で楓という女子高生に話しかけました。彼女は図書館でうるさくしていた学生に注意をすると、図書館から出た際に絡まれてしまうのです。
神秘的な音で始まり、徐々に広がりを見せていく曲が流れる中、九太が男たちを殴り倒す!曲が止んで九太と楓が桜の木の下で会話するシーンになるのですが、彼女がお礼を言うのも構わず、「助けたつもりはない」と九太が返答するのが印象的ですね。
楓に九太(蓮)が勉強を教えてもらうシーン
高木正勝 - 風は飛んだ
楓に九太(蓮)が勉強を教えてもらうシーンで流れた曲は、高木正勝の『風は飛んだ』です。
穏やかでリズミカルなピアノの音で始まり、九太は渋谷の図書館で勉強をするようになるシーンが描かれます。楓に文字を教わりつつ、たくさんの本を読んでいく九太…洋服を買って、クジラの話を考察したり、集中力の高さが伺えますね。
九太の成長を感じさせるテンポの良い曲であるのが印象的です。楓は必死に勉強して大学に行くと話しつつ、親との関係について説明してくれましたね。本音を言える相手がいることを喜んでいる姿が心に残りました。
九太が父親に会いに行くシーン
高木正勝 - ふたつの顔
九太が父親に会いに行くシーンで流れた曲は、高木正勝の『ふたつの顔』です。
静かなピアノの音と共に切なさも感じさせる曲が、九太(蓮)が父親の元に向かうシーンで流れます。父の住所がわかり、家を訪ねようとしますがなんて言ったら良いかわからず遠ざかる九太…困った表情で道を歩く九太にピッタリな曲が流れていきましたね。
しかし、靴屋の前で父を見つけて声を掛けると父は抱き着いて涙を流すのです。まさか九太のことをずっと探していたとは驚きで、親子関係が元に戻るのかなと見入ってしまいます。
父に怒りを覚える九太が心の闇を見かけるシーン
高木正勝 - 泥中の蓮
父に怒りを覚える九太が心の闇を見かけるシーンで流れた曲は、高木正勝の『泥中の蓮』です。
九太は父親の元に行くと熊徹に言い、熊徹は元の粗暴な性格に戻ってしまいましたね。そして父親に「今まで辛かっただろう」と言われた九太は決めつけられたことに怒ってしまうという展開に…。
不穏な音楽が流れ始め、神秘的な音が加わっていくシーンとなりますが、渋谷の喧騒にかき消されそうになりましたね。そこに子供の頃の九太の影(闇)のような姿を見かけて動揺する九太!果たして影の正体は何だったのでしょうか?
熊徹が猪王山と決着をつけるシーン
高木正勝 - 熊の肖像
熊徹が猪王山と決着をつけるシーンで流れた曲は、高木正勝の『熊の肖像』です。
新たな宗師を決めるため、猪王山と熊徹の戦いが始まります。迫ってくるような音楽に賑わいをみせる曲が加わっていくのが特徴。
最初から全力で戦い始める熊徹は猪王山を吹き飛ばしますが、その後は猛牛のようにいなされていく…スタミナ切れとなった熊徹に猪王山がぶつかっていくため手に汗握る戦いが繰り広げられます。
ダウンした熊徹のカウントダウンが始まり、痺れを切らした九太が前に出るのに注目ですよ。
九太に激励された熊徹が猪王山に勝利するシーン
高木正勝 - あなたの内側からあなたを支えるもの
九太に激励された熊徹が猪王山に勝利するシーンで流れた曲は、高木正勝の『あなたの内側からあなたを支えるもの』です。
九太が熊徹を叱咤激励すると、「言われなくてもわかってる!」と言って熊徹が突進を始める!勢いのある曲が流れ、戦いの決着を導くような雰囲気を感じさせますね。
九太が熊徹に指示を飛ばし、徐々に笑い始める熊徹の姿は勇ましいですね。2人で戦っているような感じを見守りつつ、刀を弾いた熊徹!そして最後は猪王山の顔へ熊徹の拳が入り、勝負がつくという展開が熱かったです。
熊徹の勝利を観客たちが称えるシーン
高木正勝 - 美しい季節
熊徹の勝利を観客たちが称えるシーンで流れた曲は、高木正勝の『美しい季節』です。
ゆったりとした音楽に、熊徹の勝利を称える観客の歓声が合わさっていくワンシーンでしたね。九太に熊徹は悪態を付きつつ、新しい宗師の誕生にさらに盛り上がるのが良いですね。
これで、めでたしめでたしかと思いきや、なんと熊徹の背に剣が刺さる…!?モノを動かしたりできる「念動力」を操る一郎彦の仕業であり、猪王山のために良かれと思って行動したようですが豹変した様子が気になることでしょう。
一郎彦が熊徹に剣を飛ばすシーン
高木正勝 - 闇
一郎彦が熊徹に剣を飛ばすシーンで流れた曲は、高木正勝の『闇』です。
一郎彦の力により熊徹にさらに剣が喰い込み、九太を煽る一郎彦…その身体の中心には深い闇と渦巻く白い光が見受けられましたね。不穏さを煽る曲が流れる中、倒れた熊徹を見た九太は感情を爆発させていきます。
目が赤くなり、身体の内側から何かが出てくるような演出と共に剣を飛ばす九太!寸でのところで剣は止まりましたが、闇が一郎彦を取り込み消えてしまった…この後どうなるのか全く分からない展開が続きます。
猪王山が一郎彦を拾った時のことを説明するシーン
高木正勝 - ゆりかごうた
猪王山が一郎彦を拾った時のことを説明するシーンで流れた曲は、高木正勝の『ゆりかごうた』です。
キラキラと音を立てるような曲が流れ、猪王山が雨の中で歩いているシーンが映し出されます。渋谷の通路に捨てられていた赤子を拾い、自分が育てれば人間の子でも闇に染まることはないだろうと考えていたことを話す猪王山…。
しかし、一郎彦は自分が父のような姿では無いと気付き始めて、歪んでいったようでしたね。一郎彦の闇を追い払うことができなければ大変な事態になると知った九太が動き出します!
百秋坊たちが九太を止めようとするシーン
高木正勝 - 少年詩篇
百秋坊たちが九太を止めようとするシーンで流れた曲は、高木正勝の『少年詩篇』です。
百秋坊が渋谷に向かう九太を叱りつけますが、彼はそれでも一郎彦の元に行くという決心を見せましたね。そうして静かなピアノの音が流れる中、九太は一郎彦を助け出すと言うのです。
これまで育てて来てくれた者たちのおかげで、自分は闇に染まらずに済んだと語ると百秋坊たちは感動した様子でしたね。感動的なワンシーンを経て、九太が渋谷に向かう様子と共に穏やかな曲が続いていくのが印象的でした。
一郎彦が渋谷で九太を襲うシーン
高木正勝 - うつろな夢のあと
一郎彦が渋谷で九太を襲うシーンで流れた曲は、高木正勝の『うつろな夢のあと』です。
九太は楓に本を返し、戦いが待っていることを告げます。そこに一郎彦が現れて九太は楓を連れて渋谷を逃げる!そこに静けさの中で怪しさも表すような曲が流れ、弦楽器が加わっていきます。
九太たちに危機が迫る様子が映し出される中、一郎彦の静かな怒りをひしひしと感じさせましたね。刀を交える二人を見やる渋谷の人たちは、人離れした動きを見てテレビの撮影だと思っていたようでしたが…。
一郎彦が腕を膨張させて九太を殴りつけたことで皆が逃げ出すのにもハラハラさせられました。
九太が楓と地下鉄に乗るシーン
高木正勝 - 輝ける贈りもの
九太が楓と地下鉄に乗るシーンで流れた曲は、高木正勝の『輝ける贈りもの』です。
静かなピアノの音で始まり、少しずつ音色が増えていく曲が地下鉄に乗るシーンで流れます。楓は九太が戦うなら一緒にいると言いつつ、彼のおかげで勇気を持てたと話すのが印象的でした。
渋谷で爆発が起きる中、バケモノの世界にも動揺が走りますが…重症の熊徹が「なんとかする」と言って九太を助けたいと言うのが感動的。半端モノの自分にできることをと叫び、神に転生する権利を得ていく展開にワクワクさせられますよ。
一郎彦が九太を追い詰めて楓が前に出るシーン
高木正勝 - 白鯨
一郎彦が九太を追い詰めて楓が前に出るシーンで流れた曲は、高木正勝の『白鯨』です。
お祭りのような雰囲気を感じさせつつ、笛などの音色が足早に続いていく曲です。闇に飲まれた一郎彦に負けないと意気込む楓の姿が印象的ですね。
最後の戦いに相応しい曲が流れる中、一郎彦の巨大なクジラの姿を九太が取り込もうとするのにはハラハラさせられます。そこに熊徹が剣の姿になって現れ、付喪神になったと知る九太!最後の戦いを見守ってくださいね。
熊徹が付喪神となって九太の元に現れるシーン
高木正勝 - 胸の剣
熊徹が付喪神となって九太の元に現れるシーンで流れた曲は、高木正勝の『胸の剣』です。
少しずつ広がりを見せる音と共に落ち着いた曲が続いていきます。熊徹が「胸の中の件が重要」と言っていたのを思い出す九太は、付喪神として大太刀になった熊徹を取り込んでいく…。
その際に静かな曲が流れつつ、九太が熊徹とのこれまでの関わりを思い出していくのが印象に残ります。熊徹への感謝の念や師匠としての敬意なども踏まえて色々と思い出させてくれました。
こうして気をためつつ、一郎彦の姿を見極める九太を応援したくなるワンシーンです。
戦いを終えた九太の暮らしが映し出されるシーン
高木正勝 - わたしの名は
戦いを終えた九太の暮らしが映し出されるシーンで流れた曲は、高木正勝の『わたしの名は』です。
クラリネットの平穏な音色と共に、一郎彦が目覚めるとベッドの周りに家族がおり、記憶があいまいになっているようでしたね。その頃、九太は胸の中の熊徹と会話をしつつ、渋谷の街が朝日に染められていくのを見やります。
そうして九太は渋天街で歓声を浴びつつお祝いが始まる!楓もやって来て願書の件を説明しつつ、花火が打ち上がるというラストは華やかでしたね。
渋谷で暮らすようになった九太の後日談と共に流れるような音楽が印象に残りました。
エンディング
Mr.Children - Starting Over
エンディングで流れた曲は、Mr.Childrenの『Starting Over』です。
バンドによるしっかりとしたリズムが刻まれつつ、スタッフロールと共に映画のワンシーンが映し出されます。エンディングでは九太のシーンが一枚絵で代わる代わる映されるため、これまでのお話を振り返りることができました。
男性シンガーが力強く歌っていく中、笑いあり、涙ありの展開があったなと改めて思います。バケモノに育てられた2人の子供たちの成長を踏まえて、曲に聞き入ることでしょう。
サウンドトラック
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