2011年6月4日公開の映画『パラダイス・キス』。
- 主演:早坂紫/北川景子、小泉譲二/向井理
- 監督:新城毅彦
- 音楽:池頼広
『天使なんかじゃない』『ご近所物語』『NANA』などで根強い人気を誇る、矢沢あいの漫画『パラダイス・キス』(1999〜2003年に連載)を原作とした実写映画。
自身の生き方に不満を抱く受験生の紫が、矢沢芸術学院の服飾科に在籍するジョージや仲間達と出会い、夢を追う…という青春物語。
紫とジョージの恋愛模様や、劇中に出て来るたくさんの煌びやかな服飾品にも注目して頂きたい作品です。
主題歌・エンディングテーマは、シンガーソングライターのYUIが担当。キュートで伸びやかな声が最高!
この記事では、映画『パラダイス・キス』で使用された音楽11曲をご紹介します。
※以下ネタバレ有り
『パラダイス・キス』で流れる曲とは?
オープニング
YUI - HELLO
オープニングで流れる曲は、YUIの『HELLO』です。
ネイルやアクセサリー、おしゃれなカフェや洋服が映し出される、ワクワクするオープニング。
スタッフクレジットと共に、主人公の紫役・北川景子さんが登場します。実写版の紫は、オシャレには無頓着なギャルっぽい印象。
原作では、スラっと背の高い黒髪ロングのキャラだったのでいささか戸惑いましたが、北川さんが美しいので全てヨシ!!
今作の主題歌「HELLO」はリズミカルでキュートな出だしですが、どこか切なさも感じられて本当に名曲だと思います。
公式チャンネルでは少しだけMVが観られますよ♪様々な衣装を着たYUIさんが超キュート!!
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紫が仕事を探すシーン
Sweetbox - I Know You're Not Alone
紫が仕事を探すシーンで流れる曲は、Sweetboxの『I Know You're Not Alone』です。
スウィートボックスは、ドイツの音楽グループ。代表曲は「Everything's Gonna Be Alright」など。
家出をした紫が、ジョージの家で本を見ながら仕事を探すシーン。
結局、ヤザガクの如月星次(演:平山浩行)の紹介でモデルの仕事をしますが、ここに現役モデルの竹下玲奈さんが登場します!美しい〜。
バックで流れているのは、煌びやかな世界にピッタリのガールズバンドのポップスです♪
ショーが始まり、モデルがランウェイを歩くシーン①
note native - Rock This World
ショーが始まり、モデルがランウェイを歩くシーンで流れる一曲目は、note nativeの『Rock This World』です。
ノート・ネイティヴは、日本のハウスミュージシャン、DJの田尻知之によるソロ・プロジェクト。ジャニーズWESTやSKE48などの楽曲にも参加しています。
思うように歩くことが出来ず焦る紫を他所に、ファッションショーが始まるシーン。
風船が舞う中キュートなモデル三人が登場!紫の母やジョージの父も観に来ています。ワクワクしますし、隅々までモデルの服をチェックをしたくなりますね!
ここで流れるのはショーのオープニングにふさわしい、エフェクトを使ったノリノリのクラブミュージック。
ショーが始まり、モデルがランウェイを歩くシーン②
Grace feat. two roses - Kiss Me
ショーが始まり、モデルがランウェイを歩くシーンで流れる二曲目は、Grace feat. two rosesの『Kiss Me』です。
浩行(演:山本裕典)、実和子(演:大政絢)、嵐(演:賀来賢人)が三人で会場に入るシーン。
ここで登場するのは、わんこを連れたキュートなモデル。80年代を思わせる、バービー人形のようなファッションです。
とても可愛いのですが、大胆に露出したもっちり足に釘付け。笑
ここでは、アーティスト情報が乏しいのですが、アイドルのような女性ボーカリストが歌うポップスが流れます。
ショーが始まり、モデルがランウェイを歩くシーン③
壱岐尾彩花 - Plastic Baby ※非公式
ショーが始まり、モデルがランウェイを歩くシーンで流れる三曲目は、壱岐尾彩花の『Plastic Baby』です。
壱岐尾 彩花は、日本のファッションモデル、タレント、歌手。小室哲哉プロデュース、エイベックスでデビューしました。
紫とジョージが舞台裏で、イザベラ・嵐・実和子が会場で、それぞれ緊張しているシーン。
和装をアレンジした衣装を身に纏った、エキゾチックな顔立ちのモデルが登場。堂々たるウォークが煌びやか…!筆者がショーのシーンで一番好きなモデルさんです。
また、緊張顔のイザベラを演じている、俳優の五十嵐隼士さんの女装の美しいこと!原作ファンからはキャスティングに賛否両論のある今作ですが、五十嵐さんだけはマッチしていたのかなーと思いました。
ここで流れるのは、力強いラップのような歌が特徴的な、ダンス・ポップミュージック。
ショーが始まり、モデルがランウェイを歩くシーン④
i-dep - MAGIC feat.Cana
ショーが始まり、モデルがランウェイを歩くシーンで流れる四曲目は、i-depの『MAGIC feat.Cana』です。
アイ・デップは、日本のミュージシャン、音楽ユニット。小松未可子やシシド・カフカなどに楽曲提供しています。
ジョージのライバルである、香(演:加藤夏希)率いるグループのモデルが登場するシーン。ちなみにこのモデルは石田ニコルさんです!
ショーの服?と思うとかなり首を傾げてしまうファッションですが、「売れる服」というのはまた違ったものなのでしょう…。
筆者はこの映画好きですが、ここのファッションだけちょっと納得のいかないシーンでした。笑
ジョージが紫にビーズの指輪を付けるシーン
note native - Horizon
ジョージが紫にビーズの指輪を付けるシーンで流れる曲は、note nativeの『Horizon』です。
不安そうな紫に「お前にはこうなって欲しい」とビーズで作られた蝶の指輪を渡すシーン。
うしろでうっすらと聴こえるのが、キーの高い女性ボーカルの声が特徴的な、クラブ・ミュージックです♪
歯の浮くようなセリフですが、これがジョージの成せるワザ!
このシーンに憧れすぎて、彼氏(現旦那)にANNA SUIの指輪を買ってもらった良き思い出…。笑
こんな雰囲気の指輪を欲しいと思った方は、ぜひANNA SUIへGO!!
紫がランウェイを歩くシーン
Sweetbox - Everything's Gonna Be Alright
紫がランウェイを歩くシーンで流れる曲は、Sweetboxの『Everything's Gonna Be Alright』です。
ポップな衣装が多い中、オールブルーのドレスに身を包んだ紫が登場するシーン。
シックなドレスがクールな北川さんによく合ってますよね!ポージングを決める様は流石のひとことです。
そして、ここで流れる曲も絶妙にマッチ!「G線上のアリア」をサンプリングしたこの曲、結婚式でもよく耳にしますね♪
街に紫の広告が溢れているシーン
GOOD COMING - Life Case
街に紫の広告が溢れているシーンで流れる曲は、GOOD COMINGの『Life Case』です。
グッドカミングは、日本の音楽ユニット。代表曲は「明日に」「Ours~ボクらの足跡~」など。
モデルとして成功した紫が街中の広告塔になっており、それを浩行が見つめるシーン。
遠くに行ってしまった紫を想う浩行ですが、隣にいるのは彼女?
原作とはだいぶ違う設定ですが、ジョージとのハピエンへのフラグが立っています!!
渋谷の街で流れているのは、爽やかなポップスです。
紫がプロモデルの仕事をしているシーン
紫がプロモデルの仕事をしているシーンで流れる曲は、cargoの『For The Light』です。
cargoは、1MC、1DJ、2人の女性ボーカルからなる、日本のハウス/クロスオーバーユニット。
有名になった紫が、カメラマンの前で堂々としたポージングを決めるシーン。
このクネクネとした動きを見ると、モデルは柔軟性も必要なのだなーと思いますね。なんだか腰痛そう…としか思えない。笑
クールなイメージながらも、お花を付けたフェミニンな衣装も着こなす北川さん、流石です。
ここでは、モデルの気分をアゲるようなクラブ・ミュージックが流れます。
エンディング・エンドロール
YUI - YOU
エンディング・エンドロールで流れる曲は、YUIの『YOU』です。
紫とジョージがニューヨークのアトリエで再会、濃厚なキッスをして物語はエンディングを迎えます。
観ていてドキドキしてしまう程のキスシーンにウットリ。子どもには観せられない!笑
ストーリーは原作とかなり相違していますが、(原作では紫は浩行と結ばれる)ジョージとのハピエンも観られて筆者は嬉しかったです♪
エンドロールまでたっぷりと流れるYUIさんのバラードは、パラキスの美しい服飾品の世界観や恋愛模様を損なわず、切ない歌声が心に染み渡りました!
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