2019年2月1日公開の映画『メリー・ポピンズ リターンズ』。
「プラダを着た悪魔」のエミリー・ブラントがメリー・ポピンズを演じています。さらに、「キングスマン」のコリン・ファース、「マンマ・ミーア!」のメリル・ストリープなど豪華キャストが出演。
映画『メリー・ポピンズ リターンズ』の挿入歌9曲をシーンごとにご紹介します。
『メリー・ポピンズ リターンズ』で流れた曲とは?
点灯夫のジャックがロンドンの街の外灯を消していくシーン
Lin-Manuel Miranda - (Underneath The) Lovely London Sky
点灯夫のジャックがロンドンの街の外灯を消していくシーンで流れた曲は、Lin-Manuel Miranda(リン=マニュエル・ミランダ)の『(Underneath The) Lovely London Sky』です。
少し冷えた空気とちょっとだけ寂しい空気のある早朝を感じられるシーンです。
私はヴィンテージ・ファッション愛好家なので、ついまじまじとジャックの服装をチェックしてしまいます。
マイケルが屋根裏部屋で亡くなった妻を偲ぶシーン
Ben Whishaw - A Conversation
マイケルが屋根裏部屋で亡くなった妻を偲ぶシーンで流れた曲は、Ben Whishaw( ベン・ウィショー)の『A Conversation』です。
子どもたちへの接し方に悩むマイケルですが、子どもたちの懐き方を観ていると、十分素敵なパパだよ、と背中をポンポンと優しく撫でたくなります。
亡くなった直後は意外と平気(実感がない)ですが、ふと遺品や思い出に触れたときにぐわーっと感情にのみ込まれてしまいますよね。
メリーポピンズとジョージーたちがお風呂に入るシーン
Emily Blunt 他- Can You Imagine That?
メリーポピンズとジョージーたちがお風呂に入るシーンで流れた曲は、Emily Blunt(エミリー・ブラント)他キャストによる『Can You Imagine That?』です。
子どもの頃、湯をはった浴槽に入るときによく本シーンのような想像をしていました。ある日はサメがいっぱいの危険な海、またある日はリトルマーメイドのようなサンゴ礁の海。
メリーポピンズの「Avoid the bubbles」の言い方がとても良き。
メリーポピンズたちがロイヤルドルトンの器の世界で馬車に乗るシーン
Emily Blunt,・Lin-Manuel Miranda 他 - The Royal Doulton Music Hall
メリーポピンズたちがロイヤルドルトンの器の世界で馬車に乗るシーンで流れた曲は、Emily Blunt,・Lin-Manuel Miranda(エミリー・ブラント&リン=マニュエル・ミランダ)他キャストによる『The Royal Doulton Music Hall 』です。
前作もアニメーションとのコラボシーンは素晴らしかったですが、今作も変わらずとても素敵なシーンになっています!
前作当時に比べるとアニメーションの技術が向上しているので、映像だけで観ていても十分に楽しめます。
メリーポピンズがロイヤルドルトン・ミュージックホールでゲスト出演するシーン
Emily Blunt,・Lin-Manuel Miranda 他 - A Cover Is Not The Book
メリーポピンズがロイヤルドルトン・ミュージックホールでゲスト出演するシーンで流れた曲は、Emily Blunt,・Lin-Manuel Miranda(エミリー・ブラント&リン=マニュエル・ミランダ)他キャストによる『A Cover Is Not The Book』です。
エミリー・ブラントのミュージカルの才能にびっくり!もっとたくさんの作品でエミリー・ブラントの歌とダンスが観たい!
好きなシーンが多くて一番のお気に入りシーンを選ぶのが難しいですが、本シーンは間違いなく上位にランクイン。
メリーポピンズがジョージーたちを寝かしつけるシーン
Emily Blunt - The Place Where Lost Things Go
メリーポピンズがジョージーたちを寝かしつけるシーンで流れた曲は、Emily Blunt(エミリー・ブラント)の『The Place Where Lost Things Go』です。
「なくしていないものはなくしていない」の翻訳がとても素敵。
大人以上に家を失うことに不安を感じているジョージーたちに、観ている私もやるせなさを感じます。
トプシーが第2水曜日の憂鬱を語るシーン
Meryl Streep 他 - Turning Turtle
トプシーが第2水曜日の憂鬱を語るシーンで流れた曲は、Meryl Streep(メリル・ストリープ)と他キャストによる『Turning Turtle』です。
トプシーの憂鬱がよくわかります。月曜日はなんとか頑張れるけど、水曜日しかも月半ばの水曜日なんて気分が沈みます。はやく連休が来ないかしらと願うことも。
終盤の「おしゃれキャット」の演奏シーンのようなわちゃわちゃ感が楽しい気分になります。
ジャックが迷ったジョージーたちを励ますシーン
Lin-Manuel Miranda - Trip a Little Light Fantastic
ジャックが迷ったジョージーたちを励ますシーンで流れた曲は、Lin-Manuel Miranda(リン=マニュエル・ミランダ)の『Trip a Little Light Fantastic』です。
どんなに暗闇でも小さな灯りを道しるべに、とてもポジティブなメッセージですね!落ち込んだ時は、小さな灯りを見つけるようにしようと思います。
言葉遊びのシーンはミュージカルならではの華やかなダンスシーンでずっと見惚れていました。ブロードウェイのステージを観ている気分。
マイケルが子どもの頃を思い出して風船で飛ぶシーン
Ben Whishaw 他 - Nowhere To Go But Up
マイケルが子どもの頃を思い出して風船で飛ぶシーンで流れた曲は、Ben Whishaw( ベン・ウィショー)と他キャストによる『Nowhere To Go But Up』です。
人生は風船のように浮いたり沈んだりの連続。
大人は明日にでも忘れてしまうほど単純なことですが、人生は子どもの頃のように想像力を働かせて、楽しむだけでいいのです。
筆者の感想
私は前作(1964年版)の「メリー・ポピンズ」が大好きで、観始める前からワクワク・ドキドキ、『メリー・ポピンズ リターンズ』の公開をとても楽しみにしていました。
『メリー・ポピンズ リターンズ』は前作を超えることはできませんが、新しいメリーポピンズの魅力にはまってしまいます。とくに言葉遊びのシーンとラストの風船のシーンは前作に負けないぐらい最高のシーンです!
変わらず美しいツンツン度の高い、エミリー・ブラントのメリーポピンズにすっかり夢中。ツンツンしているけど、子どもたちのことを一番に考えている新メリーポピンズの姿にキュンとなります。
前作と同様に夢と希望に溢れているストーリーなので、ぜひ家族時間に楽しんで観てほしい映画です。
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