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映画『千と千尋の神隠し』で流れる22曲をシーンごと解説!

beersy

映画『千と千尋の神隠し』で流れる22曲をシーン別にご紹介!

https://www.ghibli.jp/works/chihiro/



2001年7月20日公開 映画『千と千尋の神隠し』

スタジオジブリの長編アニメーション映画。

甘えん坊で頼りない主人公・千尋が異世界に迷い込み、神々が通う湯屋で働きながら成長し、

豚にされてしまった両親を助けようとする冒険ファンタジー。

大ヒットを記録、興行収入は316億円を突破し、20年近くにわたり興行収入ランキングトップの座を守り抜来ました。

この記事では、映画『千と千尋の神隠し』で流れる22曲をそれぞれのシーンの説明を踏まえてご紹介します。

※以下ネタバレ有り

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『千と千尋の神隠し』で流れる曲

千と千尋の神隠し

https://www.ghibli.jp/works/chihiro/

 

オープニング

泣きはらした顔の千尋が、車の後部座席に寝転がっているシーン。

田舎に引っ越して来た都会っ子の千尋。ふてくされながらも、クラスの友達からもらった花を大事そうに持っているのが、幼く可愛らしいですね。

ピアノの旋律で静かに始まる曲ですが、曲の後半では父の運転暴走シーンの激しい曲が流れます。

 

トンネルを抜け草原に出るシーン

トンネルを抜け草原に出るシーンで流れた曲は、久石譲の『とおり道』です。

両親と千尋がトンネルをくぐりますが、彼ら千尋にかなり冷たくないですか? ちょっと可哀想になってしまうシーン。

特にお母さん…一人娘なんだからもうちょっと優しい言い方して!

ピアノをメインに、シンセサイザーとオーケストラで神秘的な曲に仕上がっています。これぞ久石ワールド♪

 

千尋の両親が勝手に店の食べ物を食べるシーン

千尋の両親が勝手に店の食べ物を食べるシーンで流れた曲は、久石譲の『誰もいない料理店』です。

今作でいちばんの見どころと言っても過言ではない、両親が得体の知れない食べ物を貪り食うシーン。

特に父が一口で食べたプルプルしたもの、当時話題になりました。笑

静かに打たれる打楽器と、おどろおどろしいメロディーが、とても不気味でゾワゾワします。

 

千尋とハクが出会うシーン

千尋とハクが出会うシーンで流れた曲は、久石譲の『竜の少年』です。

一人でフラフラ歩く千尋が、湯屋の前で不思議な少年・ハクと出会い、追い払われるシーン。

ジブリ作品でも上位に来るイケメン・ハク様。ふっと息をかける魔法の使い方も素敵♪

このあと両親がブタになってしまっているのを発見しますが、トラウマものですよね!

シンセサイザーの神秘的なメロディーのあとに、千尋が逃げ惑うシーンで使用される迫力のある楽曲が流れ、物語は大きく動きます。

 

ハクが隠れている千尋に話しかけるシーン

ハクが隠れている千尋に話しかけるシーンで流れた曲は、久石譲の『夜来る』です。

塞ぎ込み怯える千尋に、ハクがその世界の食べ物を与えるシーン。

空から湯婆婆のカラス・湯バードが千尋を探しているのがヒヤヒヤしますね!

哀愁のある前半と、緊張感のある中盤、迫力のある後半と三部に分かれており、

一曲でこのシーンをまるっと表現したトラック。

 

ハクが千尋に湯婆婆と釜爺の事を教えるシーン

ハクが千尋に湯婆婆と釜爺の事を教えるシーンで流れた曲は、久石譲の『とおり道』です。

トンネルを抜け草原に出るシーンでも使用されています。

 

千尋が釜爺のところに向かうシーン

千尋が釜爺のところに向かうシーンで流れた曲は、久石譲の『千の勇気』です。

地上からかなり高い場所の壁を伝って、釜爺の元へと向かうシーン。

観ているこちらがヒヤヒヤゾワゾワするような道のりですが、懸命な千尋から目が離せません!

背筋が凍るような不協和音、ジョーズの登場シーンのような静かで不気味な楽曲です。

 

ススワタリが出て来るシーン

ススワタリが出て来るシーンで流れた曲は、久石譲の『ボイラー虫』です。

釜爺の元で働く、ススワタリが登場するシーン。 このキャラ、観た事ありますよね?

そうです、この子達は映画「となりのトトロ」でお馴染み「まっくろくろすけ」です!

でもこちらのススワタリは働き者ですよね。しかも金平糖が大好き…手足も生えてて可愛いキャラデザ!

ファンタジーでコミカルな、低音の管弦楽器をメインにした楽曲が流れます♪

 

リンと千尋がエレベーターに乗るシーン

リンと千尋がエレベーターに乗るシーンで流れた曲は、久石譲の『神さま達』です。

釜爺のはからいでリンが千尋を手助けする事になり、二人で湯婆婆の部屋へと向かうシーン。

ここで出て来るお腹が大きくお椀を被った白い神は、おしら様と言うそう。なんでも子どもが大好きだとか。

千尋を手助けしていましたし、これから事あるごとに千尋の活躍を見守り、喜んでいる姿が観られますよ♪

「神さま達」は、三線などを使った民族音楽のようで、途中にはハミングも聴こえ、日本の神様を表現している楽曲です。

 

千尋が湯婆婆の部屋に通されるシーン

千尋が湯婆婆の部屋に通されるシーンで流れた曲は、久石譲の『湯婆婆』です。

ドアから魔法で強引に部屋に通されるシーン。一生懸命恐怖を堪えながら、湯婆婆に「働かせてください!」と伝えます。

このあたりですでに千尋は、この世界に来た時に比べ強くなっているような気がしますね!

そして癖のあるキャラ・頭(かしら)も登場します。オィ、オィ、オィ…

湯婆婆登場シーンで多々流れるこちらの楽曲は、不協和音と高低差のあるメロディーで、迫力満点です。

 

千尋がハクに連れられて、両親に会いに行くシーン

千尋がハクに連れられて、両親に会いに行くシーンで流れた曲は、久石譲の『湯屋の朝』です。

エレベーターの中ではそっけなかったハクが、優しく橋の所へおいで…と両親の元へ案内してくれるシーン。

完全なるツンデレのハク様に、筆者の心は鷲掴みに。和風な見た目も相まって、魅力しかございません!!

「湯屋の朝」は、壮大な景色を表しているかのような、ダイナミックな楽曲ですが、ススワタリやカオナシのテーマもミックスされています。

 

ハクが千尋の洋服と手作りのおにぎりを渡すシーン

ハクが千尋の洋服と手作りのおにぎりを渡すシーンで流れた曲は、久石譲の『あの日の川』です。

ハクが「辛かったろう、さっお食べ…」と、千におにぎりを与えるシーン。

このあと、眠る千尋に釜爺がざぶとんをかけてあげるのもほっこりポイントです。

「あの日の川」は、ピアノの旋律が優しく儚さも感じられる、まさに「ハクの優しさ」を表現した楽曲。

エンドソング「いつも何度でも」を歌う木村弓さんが「いのちの名前」という歌詞を付けた歌を歌っていますが、CDのみで公式の音源が無いのが残念。

代わりに、カバーされた平原綾香さんの歌を貼っておきます↓

 

千が仕事を始めるシーン

千が仕事を始めるシーンで流れた曲は、久石譲の『仕事はつらいぜ』です。

リンと千が大湯の掃除を押し付けられるシーン。

文句を言いながらもしっかり千を教育しながら働くリンさん、これは見習わないと…。

ここで名キャラ・カオナシがご入店してしまいます!

太鼓や笛など日本の楽器が鳴り響く、力強い民謡のような楽曲。

 

クサレ神が来店するシーン

クサレ神が来店するシーンで流れた曲は、久石譲の『おクサレ神』です。

ドロドロで悪臭を放つクサレ神が、湯屋に入って来るシーン。

口を抑える千に「お客様に失礼だよ!」ともてなす湯婆婆は、さながら一流ホテルマン。これも見習わなければ…。

だんだんと近付いて来るクサレ神を表現した、打楽器を用いた不気味で迫力のある楽曲です。

 

千が湯婆婆に褒められるシーン

千が湯婆婆に褒められるシーンで流れた曲は、久石譲の『神さま達』です。

リンと千尋がエレベーターに乗るシーンでも使用されています。

 

千とリンがまんじゅうを食べながら話しているシーン

千とリンがまんじゅうを食べながら話しているシーンで流れた曲は、久石譲の『6番目の駅』です。

千とリンが海を観ながら語り合うシーン。おまんじゅう?あんまん?が美味しそうなシーン。

「いつかあの街へ行くんだ」というリン、叶うといいね…!と幸せを願わずにはいられません。

センチメンタルな気分になる、ピアノを用いた哀愁のある楽曲。

 

白竜が紙の鳥に追われているシーン

白竜が紙の鳥に追われているシーンで流れた曲は、久石譲の『竜の少年』です。

千尋とハクが出会うシーンでも使用されています。

 

千が白竜(ハク)を助けに行くシーン

千が白竜(ハク)を助けに行くシーンで流れた曲は、久石譲の『千の勇気』です。

千尋が釜爺のところに向かうシーンでも使用されています。

 

千が坊のクッションに隠れているシーン

千が坊のクッションに隠れているシーンで流れた曲は、久石譲の『湯婆婆狂乱』です。

おっきい赤ちゃん、坊の登場。湯婆婆の息子ですが、なぜか湯婆婆の事を「ばぁば」と呼んでいます。

ムッチムチに甘やかされて育った坊の成長も、今作の見どころのひとつ!声優はなんと俳優の神木隆之介さん(当時8歳)です。

ここで流れる曲はのちに湯婆婆が狂乱するシーンでも使用される、最初から激しくパワフルなオーケストラの楽曲ですが

湯婆婆が坊にキスをするこのシーンでは、静かなオルゴール部分が流れます。

 

千が坊に血を見せ、坊が泣くシーン

千が坊に血を見せ、坊が泣くシーンで流れた曲は、久石譲の『底なし穴』です。

何を言っても聞かない坊に、血を見せて怯えさせるシーン。

歩けなかった坊が、頑張ってヨタヨタと千を追って来るのがなんとも可愛らしい!

しかし、ハクは頭(カシラ)によって穴に落とされそうになっており、絶体絶命の大ピンチ。

そんな状況を表現した、迫力があるテンポの速い楽曲です。

 

白竜が湯婆婆に反撃するシーン

白竜が湯婆婆に反撃するシーンで流れた曲は、久石譲の『竜の少年』です。

白竜が紙の鳥に追われているシーンでも使用されています。

 

千が白竜の口から出た虫を踏み潰すシーン

千が白竜の口から出た虫を踏み潰すシーンで流れた曲は、久石譲の『ボイラー虫』です。

ススワタリが出て来るシーンでも使用されています。

 

釜爺が千に切符を渡すシーン

釜爺が千に切符を渡すシーンで流れた曲は、久石譲の『あの日の川』です。

ハクが盗んだハンコの持ち主である、銭婆の元へ行こうとするシーン。

献身的に動く千を見た釜爺が、事情がわからないリンに「愛だ、愛」と伝えるのが実のおじいちゃんぽくて好き。笑

ピアノをメインにした静かで哀愁のある、オープニングの「あの夏へ」をアレンジした楽曲。

 

カオナシが千と対峙するシーン

カオナシが千と対峙するシーンで流れた曲は、久石譲の『カオナシ』です。

人や食べ物を飲み込み、凶暴・巨大化してしまったカオナシに、千が神さまにもらったニガダンゴを与えるシーン。

カオナシが何を食わせタァー!!と追いかけつつリバースしまくるこの場面、思わずこちらも気持ち悪くなりますね。

緊迫感・焦燥感のある恐ろしい楽曲が、物語にスピードをもたらしています。

途中に流れるシンセサイザー音は、これまでのカオナシの登場シーンで多く使われていました。

 

リンが千を線路に連れて行き、千とカオナシが電車に乗るシーン

リンが千を線路に連れて行き、千とカオナシが電車に乗るシーンで流れた曲は、久石譲の『6番目の駅』です。

千とリンがまんじゅうを食べながら話しているシーンでも使用されています。

 

湯婆婆が、坊がすり替わっている事に気付くシーン

湯婆婆が、坊がすり替わっている事に気付くシーンで流れた曲は、久石譲の『湯婆婆狂乱』です。

千が坊のクッションに隠れているシーンでも使用されています。

 

千とカオナシが銭婆の家に行くシーン

千とカオナシが銭婆の家に行くシーンで流れた曲は、久石譲の『沼の底の家』です。

沼の底駅に着き、動くランプの案内で銭婆の家に到着するシーン。

そのランプくんが「ピィ・ピィ・ピィ」と鳴りながら、ペッタペッタと案内してくれるのがとても可愛くて、地味に好きなキャラです!

そして、意外と優しい銭婆にはほっこり♪

オルゴールのような優しい音色と静かなオーケストラが、銭婆のこぢんまりとして温かそうな家を、よく表現していますね。

 

銭婆が千に髪留めを渡すシーン

銭婆が千に髪留めを渡すシーンで流れた曲は、久石譲の『ふたたび』です。

銭婆が、カオナシ・坊ネズミ・ハエドリと共に紡いだ髪留め(ヘアゴム)を、千にプレゼントするシーン。

「魔法で作ったんじゃ何にもならないからね」と、みんなで作り上げたお守りです。

いつの間にか、千が銭婆の事を「おばあちゃん」と呼んだり、ハクと再会したり、銭婆とお別れしたり、感動してしまうシーンの連続でした!

そんな胸に響くシーンで流れるのは、クラリネットやオーケストラを用いた壮大な楽曲です。

 

千がハクの名前を教えるシーン

千がハクの名前を教えるシーンで流れた曲は、久石譲の『あの日の川』です。

ハクが千尋の洋服と手作りのおにぎりを渡すシーンでも使用されています。

 

ハクが名前を思い出すシーン

ハクが名前を思い出すシーンで流れた曲は、久石譲の『ふたたび』です。

銭婆が千に髪留めを渡すシーンでも使用されています。

 

千が湯屋を出るシーン〜ハクとお別れするシーン

千が湯屋を出るシーン〜ハクとお別れするシーンで流れた曲は、久石譲の『帰る日』です。

たくさんのブタの中には両親はいない、と見事見抜いた千。ついに契約が解かれ自分の世界に帰る事になったシーン。

湯屋一同、千を祝福しお祭り騒ぎ!今まで出て来たキャラクター達が集合しているこのシーン、圧巻です。

そしてハクと別れトンネルをくぐったあと、千尋の髪の湯婆婆からもらった髪留めが、キラリと光るのがまたニクい演出!

「神さま達」「あの夏へ」「あの日の川」がミックスされた楽曲が流れ、感動的でとても楽しいクライマックスでした。

 

エンドロール

エンドロールで流れた曲は、木村弓の『いつも何度でも』です。

木村弓は、ライアーと呼ばれる竪琴を使用し弾き語りをする、日本の歌手・作曲家。

日本レコード大賞金賞、第56回毎日映画コンクール音楽賞、日本アカデミー賞主題歌賞を受賞しました。

木村さんの優しい歌声と、小さなハープのような楽器「ライアー」の軽やかで静かな音色が素晴らしい。

元々はお蔵入りになった映画の曲だったそうですが、世界的に有名な楽曲になりましたね!

ジブリ作品エンドロールでお馴染の「その後」はあえて描かれていないので、

成長した千尋のこれからを心の中で想像でき、映画の余韻にじっくりと浸れるエンドロールでした。

 

サウンドトラック

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イメージアルバム

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ビール党のアラフォーで二児の母beersy(ビアシィ)子ども就寝後、夜な夜なテレビを付けては夫婦で動画視聴。仕事や家事から意識を飛ばすのが得意技。アクション好きだが、雑食性で何でも鑑賞するタイプ。しかしその実態はただの筋肉好き。いつかシルヴェスター・スタローンに会うのが夢であり、それゆえ筋トレを欠かさない(嘘) 私の記事を通して、筋肉好きの読者さんが増えたら嬉しいです(?)