2013年8月30日公開の映画『マン・オブ・スティール』。
ヘンリー・カビル主演のスーパーマンシリーズの1作目であり、ヒーローとして目覚めた彼の軌跡を追うストーリーが繰り広げられます。監督はザック・スナイダーで、日本の興行収入は10億円ほどでした。
この記事では、映画『マン・オブ・スティール』で流れた音楽3曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『マン・オブ・スティール』で流れた曲とは?
ジョー・エルたちが息子を地球に送るシーン
Hans Zimmer - Goodbye My Son
ジョー・エルたちが息子を地球に送るシーンで流れた曲は、Hans Zimmerの『Goodbye My Son』です。
広がりを感じさせる曲であり、神秘的な雰囲気を表しています。静かに曲が始まっていき、コーラスのような歌声と徐々に盛り上がっていくのが特徴。
ハンス・ジマーは1957年生まれのドイツの作曲家で映画音楽も制作しており、『Inception: Time』、『Gortoz A Ran (From "Black Hawk Down")』などが有名な曲です。
クリプトン星は資源が枯れていくだけでなく、いずれ崩壊するだろうとジョー・エルは言っていましたね。そんな中、まだ赤子のカル・エルを地球に送ることになる際には、彼の妻であるララも悲しんでいたのが印象に残ります。
子供に生きて欲しいという思いを伝えつつ、壮大な音楽の『Goodbye My Son』が流れますが、神秘的な歌声は別れの曲らしい感じがしました。
ジョー・エルがゾット将軍と対立する序盤や、カル・エルことクラーク・ケントが両親について知る中盤も見どころでしょう。クリプトンの失敗の産物だと認識していた両親が、クラークを命懸けで守って夢を託したというエピソードも印象的です。
クラークが油田作業員を助けて海から上がるシーン
Chris Cornell - Seasons
クラークが油田作業員を助けて海から上がるシーンで流れた曲は、Chris Cornellの『Seasons』です。
カントリー風のゆっくりとしたギターを奏でる音に、男性シンガーの歌が加わっていく曲です。力強さがありながらもスローテンポで歌い上げるのが特徴。
クリス・コーネルは1964年生まれのアメリカのシンガー兼ギタリストで、『You Know My Name』、『Nothing Compares 2 U』などが有名な曲です。
クラークは船に乗って作業をしており、荒い波で荷物に押しつぶされそうになった際に助けてもらっていましたね。しかし、その後すぐに炎上する海底油田の施設から作業員を助けるという凄まじいシーンが繰り広げられるのに驚かされます。
燃えている施設の中でクラークは作業員を逃がしていき、鉄塔を支えたりするのは目を見張りました。少し気を失ったクラークは海から上がり、洋服が燃えてしまったことから近くの家で服を拝借するシーンで『Seasons』が流れます。
穏やかな歌と共にクラークが人とは違う強さを持っていることが伝わってくる中、バスを見て子供の頃のことを思い出していくのにも注目です。
クラークがバーで働くシーン
Allison Crowe - Ring Of Fire
クラークがバーで働くシーンで流れた曲は、Allison Croweの『Ring Of Fire』です。
穏やかで明るい楽器音に男性シンガーの落ち着いた歌声が加わっていく曲です。リズムよく歌が続いていき、映画ではアリソン・クロウが歌っています。
アリソンは1981年生まれのカナダの歌手で、『Viva Las Vegas』、『Hallelujah』などが有名な曲です。
こちらはアリソン・クロウの撮影時の光景です。
クラークはバーで働いており、ステージでは女性シンガーが『Ring Of Fire』を歌っていましたね。弾き語りをしながら歌うとまた違った印象がありつつ、店の雰囲気が伝わってくるのが印象的。
クラークは女性店員が客に絡まれているのを見て割って入り、飲み物をかけられても何もしません。客に殴り掛かられて、モノを投げられてそのまま出ていくクラーク…そうしてトラックの運転手が外に出ると、なんとオブジェのように串刺しになったトラックが!
表立っては行動を起こさないクラークですが、これはひとえに育ての父の教えを守っていたからですね。父はクラークに特別な力があることは明かすべきでは無いと言い聞かせてきましたが、クラークが自身のルーツを知ることでどういった選択をするのか見守ってください。
筆者の感想
スーパーマンとして活躍を始める前のクラーク・ケントの物語は、悩みが多く、多くの人に支えられてきたのだなと改めて思いましたね。優しい彼に今後、どういった展開が待ち受けているのか…バットマンとの戦いも含めて見守りたくなることでしょう。
一方、ゾット将軍と手下たちは手荒で地球人へ危害を加えることを何とも思っていないようでしたね。クラークの家を壊したり、彼の育ての母であるマーサを脅したりするのにはハラハラさせられました。
そんなクラークとゾット将軍の戦いはインパクトがあって目が離せない!凄まじいアクションは見どころとなりましたが、個人的にはロイスとジョー・エルが協力しながら敵地を脱出するシーンも熱い展開だなと思いました。
サウンドトラック
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