2022年8月26日公開の映画『DC がんばれ!スーパーペット』。
スーパーマンの相棒である犬のクリプトが動物たちと協力し、ヒーローを救うアクション・コメディ映画です。監督はジャレッド・スターン。声の出演はドウェイン・ジョンソン、ケビン・ハートらです。
この記事では、映画『DC がんばれ!スーパーペット』で流れた音楽のうち16曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『DC がんばれ!スーパーペット』で流れた曲とは?
オープニング
John Williams - Theme from Superman (Main Title)
オープニングで流れた曲は、John Williamsの『Theme from Superman (Main Title)』です。
DCのヒーローたちのシルエットが映し出されるオープニングにて、スーパーマンのテーマが流れたりしました。ゆっくりと映画が始まっていくのが良いですね。
「Theme from Superman (Main Title)」は、1978年公開『スーパーマン』映画のメインテーマ。壮大なヒーロー像を象徴するクラシカルなオーケストラ曲です。
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クリプトが朝の散歩に向かうシーン
Queen - You're My Best Friend
クリプトが朝の散歩に向かうシーンで流れた曲は、Queenの『You're My Best Friend』です。
クリプトの朝は早い!スーパーマンはまだ寝ていても遠慮なく起こしにかかるのが犬らしさもあると言えますね。そうしてまだ眠そうなスーパーマンを起こし、一緒にお散歩へ。
とっても、クリプトも空を飛べるので、空を行く姿が印象的です。楽しそうな音楽と共にクイーンのヴォーカルの歌が続きます。
強盗の車を見つけては止めに行き、巨大ロボットを倒し、日常的な楽しさもわかるワンシーンが続きました。
動物シェルターで犬たちが過ごすシーン
A Tribe Called Quest - Electric Relaxation
動物シェルターで犬たちが過ごすシーンで流れた曲は、A Tribe Called Questの『Electric Relaxation』です。
動物シェルター(保護施設)の外観が映し出されると、ゆったりしたビートに乗せて、リズミカルな曲の前奏が流れます。
ヒップホップ・ジャズラップの歌が聞こえてくる中、犬のエース、ブタのPB(ピービー)、カメのマートン、リスのチップ、毛の抜け落ちたモルモットのルルが登場!
彼らの性格などが良く分かるシーンとなりました。
クリプトがポップコーンを準備するシーン
R.E.M. - Superman
クリプトがポップコーンを準備するシーンで流れた曲は、R.E.M.の『Superman』です。
クリプトはポップコーンをレンジで温めて準備万端!明るい曲調と優しい男性ヴォーカルの歌が流れ始めます。ポップロックで、明るく軽やかなギターリフが特徴的でしたね。
心地よいテンポが続きますスーパーマンと一緒に大好きなテレビを見るのを楽しみにしていましたが…スーパーマンがロイス・レインとデートをすると知ってショックを受けるのでした。
DCヒーローたちが助けに来るシーン
Sturgill Simpson - Sing Along
DCヒーローたちが助けに来るシーンで流れた曲は、Sturgill Simpsonの『Sing Along』です。
スーパーマンたちが戦う中、アクアマン、サイボーグ、ワンダーウーマン、グリーン・ランタンらが助けに来る!そのシーンでカントリー調のどこか人懐こい雰囲気の音楽が流れます。
声は少しかすれて落ち着いた感じで、ギターも素敵でしたね。そうした中、ルーサーはパワードスーツを着てオレンジのクリプトナイトの破片をゲット!
その際にフラッシュが破片を集め、ルーサーがひと欠片だけ手に入れたと思ったらバットマンに邪魔されてしまうのでした。
クリプトがヘッドホンを付けて大音量で歌を流すシーン
Taylor Swift - Bad Blood (Taylor’s Version)
クリプトがヘッドホンを付けて大音量で歌を流すシーンで流れた曲は、Taylor Swiftの『Bad Blood (Taylor’s Version)』です。
クリプトは怒った面持ちでヘッドホンを付け、大音量で明るい音楽を流します。友情の裏切りをテーマにしたアップテンポなポップソングは、テンションが上がる一方で、少し怒りや悲しさも感じられますね。
クリプトの表情の移り変わりからもその様子が感じ取れました。 力強いテンポとクリアな歌声が前面に出る雰囲気と共に、合間にリズムを支えるドラムや重めの電子音が響きます。クリプトが一緒に歌うのにも注目ですね。
バットマンがルルの元に到着するシーン
Danny Elfman - Batman Theme (Main Title)
バットマンがルルの元に到着するシーンで流れた曲は、Danny Elfmanの『Batman Theme (Main Title)』です。
ロイスから話を聞いたバットマンはルルの元へ!バットマンのテーマが少し流れる中、さまざまなスーパーパワーを持ったモルモットたちに囲まれます。ルルの指示の元、誰がバットマンに飛びかかるのか相談し合うのはコミカルでした。
この曲は、1989年映画『バットマン』の冒頭で流れる主題曲。闇の中で活動するヒーローの重厚さとスピード感を表すインストゥルメンタルです。
ワンダーウーマンがルルを縛り上げるシーン
Charles Fox & Norman Gimbel - Wonder Woman (from The New Adventures of Wonder Woman)
ワンダーウーマンがルルを縛り上げるシーンで流れた曲は、Charles Fox & Norman Gimbelの『Wonder Woman (from The New Adventures of Wonder Woman)』です。
バットマンがモルモットたちに倒され、ワンダーウーマン登場!その際にワンダーウーマンのテーマのファンファーレのみが流れました。
ルルを光る鞭(真実の投げ縄)で縛りますが、ルルはワンダーウーマンのブーツをけなして余裕そうでしたね。モルモットの群れにワンダーウーマンが襲われてしまうのはハラハラします。
この曲は、1970年代TVシリーズ『ワンダーウーマン』(シーズン2以降のタイトルは “The New Adventures of Wonder Woman”)の主題歌です。最初の部分の音だけが使われました。
エースが臭いを確認しながら歩くシーン
The Pharcyde - Passin’ Me By
エースが臭いを確認しながら歩くシーンで流れた曲は、The Pharcydeの『Passin’ Me By』です。
クリプトはエースたちとスーパーマンを探す!エースは歩道に鼻を擦り付けて臭いを確認していきます。嗅いでいく際のテンポと、「Passin’ Me By」の前奏のリズムが一緒でしたね。
クリプトは臭いを確認していくのに対し、信じられないという面持ちだったのが印象的。エースの話を聞きつつ同じように臭いを確かめていきますが…気持ち悪そうでしたね。その際にはラップパートも流れていました。
エースがクリプトの過去を話すシーン
Jac Ross - Count On Me
エースがクリプトの過去を話すシーンで流れた曲は、Jac Rossの『Count On Me』です。
エースは子供の頃に家族に飼われ、赤ん坊と一緒に過ごしていました。青いスカーフを首に付けてもらって楽しそうなシーンがしっとりとした音楽と共に続きましたが…。
赤ん坊が階段から落ちそうなのを止めた際に誤解されでしまったのです。腕を噛むようにして引っ張ってしまい、噛み跡を残してしまったからでしたね。夕日を見ながらエースが昔話をするのにぴったりな音楽でした。
PBが特訓を意気込むシーン
Europe - The Final Countdown
PBが特訓を意気込むシーンで流れた曲は、Europeの『The Final Countdown』です。
力を使いこなそうとするPBたちですが上手くいかず…そんな中、PBが特訓シーンを鼓舞し、キーボードの特徴的な音が流れ始めます。
ギターと力強いドラムも合わさって「ファイナル…」と歌が少し流れると同時に音が止み、チップの暴走から始まるのが面白かったですね。
「The Final Countdown」は80年代を代表するロックナンバー。「冒険や大勝負を前にしたワクワク感」をストレートに表現しているのが特徴です。
子猫がクリプトたちを探すシーン
Charles Bernstein - Jump Rope (from A Nightmare on Elm Street)
子猫がクリプトたちを探すシーンで流れた曲は、Charles Bernsteinの『Jump Rope (from A Nightmare on Elm Street)』です。
子猫から隠れるクリプトたちですが、狭い車の中でPBが大きくなってしまう!ぎゅうぎゅうになって苦しそうなクリプトたちが映し出されつつ、子猫が「1つ2つ…」と歌いながら探す様子は恐ろしいですね。
この歌は原曲の「One, two, Freddy’s coming for you」にかけているようでした。 原曲は1984 年映画『エルム街の悪夢』で、女の子たちが縄跳びしながら歌うわらべ歌として使われていました。
マートンが子猫の手りゅう弾を防ぐシーン
Percy Faith & His Orchestra - Theme from “A Summer Place”
マートンが子猫の手りゅう弾を防ぐシーンで流れた曲は、Percy Faith & His Orchestraの『Theme from “A Summer Place”』です。
かわいい子猫は尻尾からミサイルのような兵器を発射し、エースが身体を張って食い止める!そうしてマートンが全力で走り、スローのようなシーンが始まる際の音楽が流れます。優しいバラード曲はゆったりした心地良い曲調でしたね。
子猫が毛玉を掃くと手りゅう弾に変わって投げつけてきますが、マートンはゆったりタンポポを食べる余裕もありました。手りゅう弾を子猫に戻し、戦いを終えるのがクールです。
ルルがレックスを助け出すシーン
Burt Bacharach and The Posies - What the World Needs Now Is Love
ルルがレックスを助け出すシーンで流れた曲は、Burt Bacharach and The Posiesの『What the World Needs Now Is Love』です。
レックスを助け出したルルは嬉しそうにする中、 ゆったりとした穏やかなリズムの落ち着いたワルツ風な曲が流れます。
身体をそっと揺らしたくなるような音と共に、ルルとレックスが手を取り合って回るのが良いですね。裏切られてしまいますが…。
この曲は1965年のヒット曲で、深い思いやりや平和を願うシンプルで温かい歌です。
力を取り戻したクリプトがルルに挑むシーン
The Chemical Brothers - Block Rockin’ Beats
力を取り戻したクリプトがルルに挑むシーンで流れた曲は、The Chemical Brothersの『Block Rockin’ Beats』です。
スーパーパワーを取り戻したクリプトはルルの元へ!クールな音楽と共に速めで力強い鼓動のようなリズムがスタートします。聴いていると自然と体が動くようなエネルギーがありますね。
モルモット軍団がクリプトに向かう中、圧倒的な力でそれぞれをねじ伏せます。光線を出したり、テレポートしたり、色々な能力のモルモットたちが見れるのが楽しいですね。
最後の虹を作り出すモルモットは可愛さもありました。
巨大化したルルとヒーロー&ペットが戦うシーン
https://youtu.be/oXo6G5mfmro?list=RDoXo6G5mfmro
Canned Heat - Let’s Work Together
巨大化したルルとヒーロー&ペットが戦うシーンで流れた曲は、Canned Heatの『Let’s Work Together』です。
巨大化したルルに対し、ヒーローとペットが協力して戦う!「みんなで力を合わせよう」というメッセージを込めた、60年代後半のブルースロック曲が流れました。
ハスキーな男性ヴォーカルとギターやオルガンが軽く弾むように鳴るのが良いですね。 音楽と共にヒーローたちがペットと攻撃をしたり、攪乱したりするのが見どころです。バットマンは話が長いようでしたが(笑)
エンディング
Taylor Swift - Message In A Bottle (Taylor’s Version) (From the Vault)
エンディングで流れた曲は、Taylor Swiftの『Message In A Bottle (Taylor’s Version) (From the Vault)』です。
スーパーペットたちが出動するという流れてエンディングへ。クリアで少し甘い女性ヴォーカルの歌が流れ始めます。
かわいい絵柄で登場人物・ペットたちが描かれる中、アコースティックギターと控えめなドラムとベースが流れていきました。
孤独感と希望を描いたこの曲は、切ない気持ちと静かな強さのバランスがありますね。