2017年8月25日公開の映画『ヒットマンズ・ボディガード』。
アメリカのアクション・コメディ映画。
一流のボディガードであるマイケル・ブライスが、ひょんな事から一流の殺し屋であるダリウス・キンケイドを護衛することに。
性格も仕事の仕方も正反対の2人が、ベラルーシの独裁者・ヴラディスラフ・デュコビッチから人々を救う。
- マイケル・ブライス役:ライアン・レイノルズ
- ダリウス・キンケイド役:サミュエル・L・ジャクソン
- ヴラディスラフ・デュコビッチ役:ゲイリー・オールドマン
- 監督:パトリック・ヒューズ
この記事では、Netflix映画『ヒットマンズ・ボディガード』で流れる音楽14曲をご紹介します。
※以下ネタバレ有り
公開日 | シリーズ作品名 |
2017年 | ヒットマンズ・ボディガード |
2022年 | ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード |
『ヒットマンズ・ボディガード』で流れる曲とは?
オープニング
オープニングで流れた曲は、Willie Dixon&Memphis Slimの『Sittin' And Cryin' The Blues』です。
ブルースの名曲を数多く残したソングライター、歌手のウィリー・ディクソンと、シカゴ・ブルースの名ピアニスト、メンフィス・スリムの曲。
ブライスが、車の中で用を足しているシーンで流れます。
最初から日本語が出て来てちょっと嬉しかった矢先、突然狙撃されてしまう日本人のおじさま…。武器商人て日本にもいるのでしょうか?
(ちなみに、演じているのはTsuwayuki Saotomeさんという方です)
凛々しく素敵なボディーガードのブライスが、目に見えて落ちこぼれているのがわかります。
映画『デッド・プール』のライアン・レイノルズは、やはりこういったちょっと抜けている感じのキャラクターを演じるのが、最高にハマっていますね!
キンケイドがソニアと電話をしているシーン
キンケイドがソニアと電話をしているシーンで流れた曲は、Lionel Richieの『Hello』です。
ライオネル・リッチーは、アメリカのシンガーソングライター、音楽プロデューサー。全世界で1億枚以上のアルバムを売り上げる、ポップス界の重鎮です。
愛するソニアに対し、キンケイドがこの曲を歌うシーン。
電話をしながら、自ら受けた銃弾を取り除く手術をしている、超絶痛そうなカットです。
ソニアは罵詈雑言を浴びせますが(めっちゃ口悪い!)節々に、夫に対する愛が感じられますね。
物語中盤の、ソニアとキンケイドの馴れ初め回想シーンでは曲自体が流れます。
盗んだ車の中で、キンケイドが歌うシーン
盗んだ車の中で、キンケイドが歌うシーンで流れた曲は、Samuel L. Jacksonの『Nobody Gets Out Alive』です。
ブライスを茶化すように(励ますように?)、キンケイドが歌い出すシーン。
歌上手だな!?と思ったら、この曲はサミュエル・L・ジャクソン本人が歌った本作書き下ろしの曲でした。
ゆるりとしたブルースが彼の雰囲気によくマッチしていますね♪
恋バナをしたり、自分のスキルで張り合ったりと、2人がどんどん親密?になっていく様が観ていて面白い!
エンドロールの2曲目でも使用されています♪
キンケイドに張り合い、ブライスが歌い出すシーン
キンケイドに張り合い、ブライスが歌い出すシーンで流れた曲は、Ace of Baseの『The Sign』です。
エイス・オブ・ベイスは、スウェーデンの音楽グループ。 ヴォーカルの女性2人+男性2人というメンバー構成で、ダンスミュージックを多く発表しています。
キンケイドがノリノリなのが気に入らないブライス。車のラジオが故障しているため、自らが歌い出すシーン。
口の上手いキンケイドにはお手上げ!言い合いになったら絶対に勝てる気がしません。笑
ヒッチハイクした車で、キンケイドがシスター達と歌うシーン
ヒッチハイクした車で、キンケイドがシスター達と歌うシーンで流れた曲は、I Ragazzi della Quadrigliaの『Bevilo tutto』です。
I Ragazzi della Quadrigliaは、アコーディオンで演奏するイタリアのカドリーユ・ユニット。
(カドリーユとは、4組の男女のカップルが四角になって踊る伝統的なダンス)
シスター達と盛り上がって歌うキンケイド。高度な歌唱スキルを持っている事に驚くシーン。
彼の人当たりの良さは、ある意味では最強の武器ですね!一緒に歌って踊りたくなります♪
アムステルダムに到着し、ブライスの自宅へ向かうシーン
アムステルダムに到着し、ブライスの自宅へ向かうシーンで流れた曲は、Bobby "Blue" Blandの『Ain't No Love In The Heart Of The City』です。
ボビー・ブルー・ブランド は、アメリカのブルース歌手。ゴスペルの影響を強く受け、楽器を弾かずに歌一本で活躍しました。
オランダの首都・アムステルダムに到着した2人。多くの移民が住む自由な街で、美しく陽気な街並みが映し出されます。
こんな綺麗な街で、本作で1番のド派手なアクションが始まっちゃいますよ!
キンケイドが、チューリップを購入し時計台に向かうシーン
キンケイドが、チューリップを購入し時計台に向かうシーンで流れた曲は、Junior Wells' Chicago Blues Bandの『Ships on the Ocean』です。
ジュニア・ウェルズは、アメリカのブルース・シンガー、ハーモニカ奏者。ファンク・ブルースというジャンルを築き上げました。
キンケイドが黙ってブライスの家を抜け出し、ソニアのためにチューリップを買って時計台に置くシーン。
次々と彼に襲い掛かろうとする追手を、ブライスが静かに倒していきます。ここでのブライスはボディガードというか、それこそ凄腕の殺し屋にしか見えません。笑
キンケイドがどれほどソニアを愛しているか…そしてソニアも時計台に置かれた花にすぐ気付くので、2人の確固たる愛が感じられました!
ビールを飲んでいるブライスの後ろで、銃撃戦が行われているシーン
ビールを飲んでいるブライスの後ろで、銃撃戦が行われているシーンで流れた曲は、Lloyd Priceの『Just Because』です。
ロイド・プライスは、アメリカのR&B、ロックンロール・シンガー、実業家。ロックンロール創成期、数多くのヒット曲を生み出しました。
本作の中で、1番この映画らしさが出ている筆者お気に入りのシーン。
ビアガーデンの店主に愚痴っているブライスの後ろで、銃撃戦が始まり一般市民は阿鼻叫喚!
店主も隠れているのに、逃げないできちんとブライスの話を聞いてあげてるのも、職務を全うしていてかなりツボです♪
キンケイドがブライスを助けに来るシーン
キンケイドがブライスを助けに来るシーンで流れた曲は、Refusedの『New Noise』です。
リフューズドは、スウェーデンのハードコア・パンク・バンド。ハードコアなんて歌いそうにない、爽やかな風貌のボーカルのシャウトが素敵!
キンケイドが放った爆弾の爆発と共にこの曲が流れ、華麗に敵をなぎ倒して行くシーン。
ブライスに対する拷問が超しんどそうだったので、キンケイドのシルエットが観えた瞬間たぎりました!!確固たる友情が築き上げられた瞬間でもあります。
いつもおちゃらけていた彼の、ただただカッコイイ姿を堪能出来ますよ♪
ブライスとルーセルの出会いが語られる、回想シーン
ブライスとルーセルの出会いが語られる、回想シーンで流れた曲は、Foreignerの『I Want To Know What Love Is』です。
フォリナーは、アメリカのロックバンド。 1970年代後半の産業ロックで人気を博しました。
キンケイドがソニアに恋に落ちた理由もクセがありましたが、ブライスとルーセルの出会いもクセがスゴイ!!
彼曰く「運命的」だそうですが、なぜこのシチュエーションで恋に落ちるのか一般市民にはわかりません。笑
フォリナーの大ヒット曲の1つである、コテコテのラブソングが良い感じに面白さを煽っています♪
ブライスは走り、キンケイドは車で追手から逃げるシーン
ブライスは走り、キンケイドは車で追手から逃げるシーンで流れた曲は、Spiderbaitの『Black Betty』です。
スパイダーベイトは、オーストラリアのオルタナティブ・ロックバンド。男女混成で、ポップスとロックを融合させたロカビリー風のメロディが魅力的!
シートベルトを締めろと口酸っぱく注意していたブライスが、何故かしておらず事故の衝撃でフロントガラスから発射。笑
キンケイドのゆる〜い毒に侵されているようです!
こちらの曲「Black Betty」は、20世紀頃から歌われているアフリカ系アメリカ人の伝統的な歌で、アメリカのフォーク・ブルース歌手のリード・ベリーが作曲したと言われています。
アメリカのロックバンドであるラム・ジャムがカバーした曲も超クール!ぜひあわせて聴いてみてください♪
Leadbelly - Black Betty
ブライスが厨房・工具店で戦うシーン
ブライスが厨房・工具店で戦うシーンで流れた曲は、Chuck Berryの『Little Queenie』です。
チャック・ベリーは、アメリカのシンガーソングライター、ギタリスト。「ロックの殿堂」入り第1号となった、ロックン・ロールの創始者の1人で「ロック界の伝説」とも呼ばれています。
そんな歴史のあるアーティストが作ったノリノリのロックと、ド派手な戦闘アクションが見事に融合!
緊迫感のあるカットを明るい雰囲気でまとめ上げているのは、アクション・コメディ映画ならではの手法ですね。映画『キングスマン』もそんな感じ!
エンディング〜エンドロール
エンディング〜エンドロールで流れた曲は、King Harvestの『Dancing in the Moonlight』です。
キング・ハーヴェストは、アメリカのロック・バンド。この曲は、様々なアーティストにカバーされた名曲で、YouTube検索するとたくさん出て来ますよ!
人が酒を呑んでたり殺し合いをしてたり、挙げ句の果てには燃えている人もいたりと、超カオスな状況で抱き合うキンケイドとソニア。
激しい2人にピッタリのシチュエーション…なのか!?
本作は、車や銃の激しいアクションと、思わず笑ってしまうコメディと、甘酸っぱいラブ・ストーリーも加えられており、とにかく飽きることなく最後まで楽しむ事が出来ました♪
サウンドトラック
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