1991年7月21日公開の映画『リトル・マーメイド』。
- 主役声優:アリエル役/英語版・ジョディ・ベンソン、日本語版・すずきまゆみ
- 監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
- 音楽:アラン・メンケン
ディズニーの長編アニメーション映画。
人魚姫であるアリエルが、人間の王子・エリックに恋をし冒険する物語。
ディズニーが送る、セル画で製作された最後の作品で、手書きの味のあるタッチが魅力的です。
楽曲は「美女と野獣」「アラジン」「塔の上のラプンツェル」などの音楽も手がけるアラン・メンケンが担当。
この記事では、映画『リトル・マーメイド』で流れる音楽8曲をご紹介します。
※以下ネタバレ有り
公開日 | シリーズ作品名 |
1991年 | アニメ版『リトル・マーメイド』 |
2023年 | 実写版『リトル・マーメイド』 |
『リトル・マーメイド』で流れる曲とは?
エリック王子が航海に出ているシーン
英語版
Ship's Chorus - Fathomos Below
日本語版
シップス・コーラス - 海の底で
エリックが航海に出ているシーンで流れる曲は、シップス・コーラスの『Fathomos Below/海の底で』です。
とある国の王子であるエリックが、人魚やトリトン王の話を聞きながら、船を操作するオープニング。
ディズニーの王子たちの中でも勇敢でハンサム、そして優しいプリンス!割と庶民派なところも好感の持てるキャラクターです。
映画の核となる「海の中」や「人魚」を逞しく歌った、迫力のある楽曲。
アリエルの姉たちが、トリトン主催のコンサートで歌うシーン
英語版
Daughters of Triton - Daughters of Triton
日本語版
トリトンの娘たち - トリトンの娘たち
アリエルの姉たちが、トリトン主催のコンサートで歌うシーンで流れる曲は、トリトンの娘たちの『Daughters of Triton/トリトンの娘たち』です。
トリトンが自信を持って盛大に行われるコンサートで、セバスチャンの指揮のもとアリエルの姉6名が歌うシーン。
姉様たちもとっても綺麗で美声の持ち主。筆者は子どもの頃から、ちょっとハスキーな声の「アリスタ」が好きでした♪
40秒という短い曲ながらも、テンポの良いメロディと晴れやかな歌声が印象に残ります。
アリエルが、地上への憧れを歌うシーン
英語版
ジョディ・ベンソン - Part of Your World
日本語版
すずきまゆみ - パート・オブ・ユア・ワールド
アリエルが、地上への憧れを歌うシーンで流れる曲は、ジョディ・ベンソン、すずきまゆみの『Part of Your World/パート・オブ・ユア・ワールド』です。
収集した人間界の物がたくさん飾ってある場所で、外への憧れを歌にするシーン。
今作の代表曲のひとつでもある、切ない歌詞の歌。セバスチャンがワタワタしているのが面白いシーンでもあります♪
でも、今観ると筆者が幼い頃に聞いた歌詞と違う!と思って調べたら、1998年に変更されていたようで。(アンダー・ザ・シー、哀れな人々も…)
口の動きに合わせた歌詞になったのですが、やっぱりしっくり来ないアラフォーです;
曲は変わらず素敵ですよ!
セバスチャンがアリエルに海の魅力を伝えるシーン
英語版
サミュエル・E・ライト - Under the Sea
日本語版
上條恒彦 - アンダー・ザ・シー
セバスチャンがアリエルに海の魅力を伝えるシーンで流れる曲は、サミュエル・E・ライト、上條恒彦の『Under the Sea/アンダー・ザ・シー』です。
アリエルの秘密を見てしまったセバスチャンが、アリエルに楽しく歌って海の魅力を伝えるシーン。
こちらも名曲!ついノってしまう軽やかなスティールパンの音色。この楽器、見た目が実に面白いです♪
リズミカルで明るく、老若男女楽しめるこの「アンダー・ザ・シー」は、見事アカデミー賞を受賞しました。
アリエルがエリックに向かって歌うシーン
英語版
ジョディ・ベンソン - Part of Your World (Reprise)
日本語版
すずきまゆみ - パート・オブ・ユア・ワールド(リプライズ)
アリエルがエリックに向かって歌うシーンで流れる曲は、ジョディ・ベンソン、すずきまゆみの『Part of Your World (Reprise)/パート・オブ・ユア・ワールド(リプライズ)』です。
遭難したエリックを助け、人が来る前に海に戻るアリエル。一目惚れしたエリックを遠くから見つめて、岩の上で歌うシーン。
歌詞が、秘密の場所で歌った「That world(あの世界へ)」から「Your world(あなたの世界へ)」にちょっと変更されており、アリエルが恋に落ち、エリックが暮らす世界に行きたい!という想いがひしひしと伝わってくる名場面です。
ひとつの曲でふたつ楽しめる…やっぱりディズニーミュージックは素晴らしいですね♪
アリエルがアースラと契約を交わすシーン
英語版
パット・キャロル - Poor Unfortunate Souls
日本語版
森公美子 - 哀れな人々
アリエルがアースラと契約を交わすシーンで流れる曲は、パット・キャロル、森公美子の『Poor Unfortunate Souls/哀れな人々』です。
人間にしてもらうため、アリエルが禁断の魔術を使うアースラの元へ行き、ついには「人間になる代わりに声を渡す」という契約を交わしてしまうシーン。
ディズニーが誇る、迫力満天で美声も併せ持つヴィラン、アースラ様。幼少期の筆者はアースラが大好きで、よくモリクミさんのモノマネをしていました。笑
徐々にアリエルを追い詰めていく、不穏ながらも妙にハマってしまう楽曲です。
城のシェフであるルイが料理を作るシーン
英語版
ルネ・オーベルジョノワ - Les Poissons
日本語版
安西康高 - レ・ポワソン
城のシェフであるルイが料理を作るシーンで流れる曲は、ルネ・オーベルジョノワ、安西康高の『Les Poissons/レ・ポワソン』です。
晩餐会のための料理を荒々しく作っているシーン。海の中の住人からするとかなりエグいので、セバスチャンもガクブル。
最終的に、血走った目のルイとセバスチャンが追いかけっこをするのですが、この破天荒なキャラは何故か憎めませんでした。笑
そんなルイが熱唱する「レ・ポワソン」は、美女と野獣の「ひとりぼっちの晩餐会」に似た曲で、後半はオペレッタ「天国と地獄」の序曲(よく運動会で流れる曲)が流れ、二人の競争に疾走感をプラスしています。
アリエルとエリックがボートに乗っているシーン
英語版
サミュエル・E・ライト - Kiss the Girl
日本語版
上條恒彦 - キス・ザ・ガール
アリエルとエリックがボートに乗っているシーンで流れる曲は、サミュエル・E・ライト、上條恒彦の『Kiss the Girl/キス・ザ・ガール』です。
エリックと声を失ったアリエルが、セバスチャンの指揮する歌で良い雰囲気になるシーン。
「キスをすれば本当の人間になれる」という点と、アリエルの初恋が実るのか!?という点で、とにかくドキドキしてしまう瞬間。
バックで優しく流れる「キッスして♪」がまた良き…♪
ストーリーもさることながら、セバスチャンが「宮廷音楽家」というキャラのため、様々な海の生き物たちがオーケストラになるという演出が、斬新でとても素敵でした!
サウンドトラック
英語版
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日本語版
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