2007年1月27日公開の映画『幸せのちから』。
1981年のサンフランシスコ、医療機器の販売営業をしている主人公のクリス・ガードナーは、仕事が上手くいかず、家賃や税金の支払いに追われる毎日。
蓄積した家賃の滞納と税金の差し押さえで、幼子を抱えたままホームレスになったクリスは、不遇のときから抜け出そうと奮闘します。
『アイ・アム・レジェンド 』のウィル・スミス主演、『ベスト・キッド 』のジェイデン・スミスの初出演作品で、実話に基づいたヒューマンドラマです。
この記事では、映画『幸せのちから』で流れた曲をご紹介します。
『幸せのちから』で流れた曲とは?
大家から退去を迫られたクリスが1週間の滞在条件にペンキを塗るシーン
George Benson - This Masquerade
大家から退去を迫られたクリスが1週間の滞在条件にペンキを塗るシーンで流れた曲は、George Benson(ジョージ・ベンソン)の『This Masquerade』です。
とうとう住む家まで失いつつあるクリスと息子のクリストファー。自分の事業の失敗が子どもを巻き込むなんて、胸が痛くなります。
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クリスが証券会社のインターンを受けるために生活の道筋を模索するシーン
Stevie Wonder ‐ Jesus Children Of America
クリスが証券会社のインターンを受けるために生活の道筋を模索するシーンで流れた曲は、のStevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)『Jesus Children Of America』です。
クリスの頭の回転の速さに脱帽。どうやったら貧困生活から脱却できるのか、クリスの諦めない強さがまぶしい。
Tomなら刑務所に入った時点で、ビジネスにふさわしくない服装だった時点で、明日生きるための不安を抱えたとことで心が折れて諦めてしまいそうです。
クリスが上司の車を移動させている間にクライアントとの約束の時間が迫りくるシーン
Stevie Wonder ‐ Higher Ground
クリスが上司の車を移動させている間にクライアントとの約束の時間が迫りくるシーンで流れた曲は、Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の『Higher Ground』です。
思わず「上司!(怒)}となってしまうワンシーンですが、クリスがなんとか間に合わせようと走る姿にハラハラ。
目先の利益に囚われて大きな損をしてしまうのがクリスの欠点。でも、現金がないのならクリスと同じをやってしまいそうです。
クリスが在庫になっていた医療機器を売りさばきながらインターン生活を送るシーン
Morning Morning - Richie Havens
クリスが在庫になっていた医療機器を売りさばきながらインターン生活を送るシーンで流れた曲は、 Richie Havens(リッチー・ヘブンス)の『Morning Morning』です。
なんとか食いつなぎながら、モーテルで暮らしながらインターン生活を送るクリス。
どの国もお金をとる時は素早くて、配るのは亀のようにゆっくりなのですね。
支援教会グライドに並ぶためクリスとクリストファーが荷物を抱えて走るシーン
Joe Cocker - Feelin' Alright
支援教会グライドに並ぶためクリスとクリストファーが荷物を抱えて走るシーンで流れた曲は、Joe Cocker(ジョー・コッカー)の『Feelin' Alright』です。
余裕のないクリスに振り回されている幼いクリストファーの涙を見ていると、とても胸が苦しくなりますね。
クリスの必死さも理解できる分、クリストファーに明るい未来がやってきますようにと祈らずにはいられません。
テストが終わったクリスとクリストファーが色々な場所を転々とするシーン
Roberta Flack - Bridge Over Troubled Water
テストが終わったクリスとクリストファーが色々な場所を転々とするシーンで流れた曲は、Roberta Flack(ロバータ・フラック)の『Bridge Over Troubled Water』です。
家族で食事を楽しむ姿を見てほほ笑むクリストファーが健気で、涙が止まりません。
エンドロール
Seal - A Father's Way
エンドロールで流れた曲は、Seal(シール)の『A Father's Way』です。
貧困生活を送りながらもインターン生活で仕事を勝ち取るクリスを見ていると、現状を悲観するだけではなく、最大限の努力が大切と感じました。
最後のテロップを読むとさらにびっくり!クリスのその後の成功がまさにアメリカン・ドリーム!