山崎貴の脚本、VFX、監督による怪獣映画で、2023年11月3日に公開。
戦後の日本を舞台に、ゴジラ生誕70周年を祝う作品です。
物語は1945年の第二次世界大戦末期から始まり、海軍少尉・敷島浩一の目線で描かれます。神木隆之介らが出演し、人間ドラマにも注目です。
この記事では、映画『ゴジラ-1.0』のネタバレ解説をご紹介!!
どんな映画?おすすめポイントを紹介!
ゴジラ-1.0
ゴジラの迫力を新しく描き、人間ドラマにも感動できる映画でした!
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
ストーリー
ゴジラが初登場するシーンから再度現れる際のストーリーが見もの!敷島(しきしま)がどういった経緯でゴジラを知ったのか、彼の生き様をどう描くのかもポイントなのですが…内容に大きく触れそうなのでここまでにしておきます!
演出
ゴジラの迫力はこれまでにない演出もあって凄かった!映画館で観た際に音響やスクリーンの迫力からその場にいたかのような臨場感もありましたね。
ゴジラについてなどの詳細はネタバレで!
この作品ならではの切り口
特撮からハリウッドまで様々な描き方をされたゴジラですが…70周年記念という中で邦画ならではの切り口が見どころでしたね!戦後の日本ならではの状況や、「ゴジラはこんなに…!」と思える切り口が良かったです。
おすすめポイント
ゴジラの脅威を間近で感じつつ、「この後どうなるの!?」とハラハラする展開を楽しみたい人にオススメの今作!
『ジュラシック・パーク』シリーズの恐竜が怖いと思ったり、戦後の悲惨な様子も描かれるので、そうした演出が苦手な人は配信で見る方が良いかもしれませんね。
映画館で見ると迫力のあるゴジラの”あの”演出が特に見どころですので、ぜひオススメしたいです!
以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレありで解説!
特攻
1945年、終戦間際。敷島は特攻命令を受けますが戦闘機の故障により大戸島の整備班の元へ。そこに恐竜のような大きな怪物が現れ、島に伝わる「ゴジラ」と呼ばれるのを目の当たりにします。整備班は橘のみ生き残り、敷島はゴジラに攻撃できなかったことで責められました。
戦争が終わって敷島が実家に戻ると両親もろとも燃えた火事の跡が…隣人から嫌味を言われながらも敷島は生活を整え始めます。ある日、敷島は赤子を抱いた典子と出会い、彼女は孤児の赤子の明子と家に居座り始めました。息子を失った隣人は明子を気にかけて白米を渡し、その後も気にかけます。
終戦間際となる中、敷島は特攻を命じられて戦闘機を飛ばしますが、機体の故障により大戸島に到着…しかし、整備班から機体の故障は見受けられないと言われ、動揺しているようでしたね。親から「生きて帰ってこい」と言われたのもあるせいか、敷島は特攻を避けたのではという感じが伝わってきました。 そんな彼が帰宅すると両親は火には焼かれたと隣人から聞き、家もほぼ壊れていた…なんのために出向いたのか、消失感もあったと思います。典子や明子との出会いにより、少し変化も感じさせますね。
新生丸
敷島は高給な仕事を見つけて向かうと、戦争でバラ撒かれた機雷の除去を行うことに…木造の船「新生丸」で海を行き、機雷を爆破しつつ同船した3人と仲を深めました。
その後、敷島たちは破壊された大型船の調査を受け、その様子からゴジラの仕業だと判明。時間稼ぎをするため、機雷を使ってゴジラを攻撃しますが…口内への攻撃もすぐに修復してしまうのでした。そこに大型の船が加勢に来たことで窮地を脱したように見えましたが、ゴジラは船を大破させます。
敷島は再びゴジラの脅威を目の当たりにし、帰宅した際に動揺した姿を典子に見せてしまいます。その後、海から日本に上陸したゴジラが銀座を襲い、壊滅的な状況に…会社勤めをしていた典子もまたゴジラに襲われそうになる中、敷島は彼女を助けに向かいます。典子を見つけて手を引いて走っていく中、ゴジラは熱線を放って都市部が大爆発…典子は吹き飛ばされました。
新生丸を動かすのは秋津と呼ばれる威勢のいい男性!そして「博士」と呼ばれる野田、見習いで「小僧」と呼ばれる水島と共に敷島が船に乗って活躍するのが見ものでしたね。機雷の鎖を斬って海面に浮上させ、それを遠くから撃って破壊するのは爽快でした。 そうした中、ゴジラを初めて目の当たりにする秋津たち…機雷では歯が立たない様子は見ていてハラハラします!
ゴジラ
敷島はようやく前向きに生き始めていましたが、典子を失ってショックを受けます。そうした折、勇姿が集まってゴジラを倒す策を練りました。野田が作戦を立案し、集まった元軍の男たちは「本当にゴジラに勝てるのか?」と疑問視…それでも政府が頼れない今、これが最善の策だと伝えます。
敷島は作戦にあたってゴジラを誘導するための飛行機に乗ることに…橘の力を借りて飛行機に爆薬を積み込み、ゴジラとの戦いに備えたのです。こうしてゴジラを倒す作戦が決行し、1500メートルの深さがある海まで誘導した敷島。そこで野田たちはゴジラを急速に海底に落として、次に海面に引きずり出します。水島が多くの船に協力を求めたことでゴジラは海面へ。そこに水島は戦闘機ごと口内に向かって特攻してとどめをさし、自身は脱出装置を使って生還しました。
港には明子を連れた隣人の姿があり、電報で典子が生きていたという知らせを受けて急いで病院へ。敷島は典子との再会に喜ぶのでした。
海軍工廠で兵器の開発を担っていた野田は物凄い作戦を立案!まさかゴジラを海の圧力で倒そうとするとは驚きました。急速に降下・浮上させる作戦に目を見張りつつ、敷島は秘密裏に爆薬を搭載する飛行機を用意していくのも気になる展開!生きることをテーマにした内容も見ものでした。 ビルと同じくらいの大きさのゴジラが熱線を放つ際に、尻尾から背びれにかけて青白い突起が順々に現れたり、大爆発が起きたりする演出も凄かったです!
映画『ゴジラ-1.0』で流れる曲(挿入歌)3曲をシーンごとに解説!
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GODZILLA ゴジラ
2014年に公開され日本の特撮怪獣映画「ゴジラ」のハリウッドリメイク作品。ギャレス・エドワーズが監督し、アーロン・テイラー=ジョンソンが主演を務めます。渡辺謙が科学者役を演じ、ゴジラの脅威を目の当たりにさせられる展開が繰り広げられます。
ゴジラの圧倒的な存在感と戦闘シーンがポイント!ハリウッドならではの大規模な演出と、驚きの敵怪獣の凄まじさが見どころです!
『GODZILLA ゴジラ 2014』を観る方法
シン・ゴジラ
2016年に公開された庵野秀明が総監督・脚本による作品。東宝が12年ぶりに製作し、体長118.5メートルのゴジラは圧巻です。政府も絡んでいく中、ゴジラとどう戦っていくのかがポイントで、興行収入は81.5億円を記録しました。
長谷川博己、竹野内豊、石原さとみなどが出演し、緊迫感ある展開や特撮技術がすごい!政治的なリアルな描き方も見どころですね。