2025年3月28日にNetflixで公開された映画『ライフリスト』
ロリ・ネルソン・スピールマンの小説を原作とした、アメリカのロマンティック・コメディ映画。
偉大な母が、適当に生きる娘・アレックスに「13歳の頃に書いた目標を達成する事」と助言した。
無理難題を叶えようとするアレックスは、母の想いと秘密を知る。
- 主演：ソフィア・カーソン『ディセンダント』シリーズ
- 監督：アダム・ブルックス『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月（脚本）』『ラブ・ダイアリーズ 』
13歳の頃の夢は漫画家だったbeersyです！
ライフリストって作った事ありますか？私は無かったような…。
本作は自分の人生を顧みたくなる、温かい作品です。
この記事では、Netflix映画『ライフリスト』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介いたします！
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『ライフリスト』の評価＆感想
- 感動度
- 3
- 脳トレ度
- 3
- 再鑑賞度
- 4
- サプライズ度
- 3
- 話題性
- 4
映画が観客の心にどれだけ響くか、感動の深さや涙の数を評価する。
物語の複雑さや、観客が考えるきっかけを与えるか、推理や考察が必要かなどを評価。
何度も見返したくなる魅力があるか、2回目以降に新しい発見や解釈ができるかを評価。
期待を裏切る展開、驚きのエンディング、斬新な演出など、映画全体のサプライズ要素を評価。
人々の間でどれだけ話題になるか、SNSでのシェアや友人・家族との会話のタネになるかを評価。
ネトフリの新作をチェックしていて、ソフィア・カーソン綺麗だな〜と思って視聴してみました。
社長のママに言われて、13歳の頃に書いたライフリスト（やりたい事リスト）を叶えて行く物語。
この手の映画にしては、割と衝撃的な事実が発覚してサプライズ感のあるお話です。
真実の愛、夢、そして家族愛が堪能出来て、コメディ要素もあり。
でも残念ながら途中までは面白かったのですが、終盤にかけてちょっとご都合主義展開が…。
特に恋愛部分に関しては、もう少しリアルに揺れ動く心の内などを描いて欲しかったです。
（あまり色々考え過ぎると楽しめないかも）
それでも夢を叶えるために奮闘するアレックスは、とても魅力的でした。
そして本作、筆者は特に音楽に惹かれました！サントラがかなり良い。
また、アレックスがピアノを弾くシーンにはうっとりしました。
観た後は前向きな気持ちになれる、そんな温かい作品です。
以下より重要なネタバレを含みます。
『ライフリスト』のネタバレ
母の遺言
ニューヨークで暮らしている女性・アレックス。
彼女は教師だったが退職し、母・エリザベスの会社の部下として化粧品会社に勤める。
大学を中退した変わり者の彼氏・フィンは、家族にあまり好かれていない。
特に目標も無く生きるアレックスは、なぜかエリザベスのお気に入りだったが、彼女は病気が再発しなす術もなく亡くなってしまう。
悲しみに暮れるアレックスは、失意のどん底にいた。
ーー
遺言執行人の弁護士、ブラッド・アッカーマンは、エリザベスの遺言によると「会社を相続するのは義妹である」と明かす。
兄達にはそれぞれの遺産が相続されたが、アレックスには封筒を差し出し「会社は解雇」と通告した。
アレックスは、自分が会社を継ぐのだと思っていたために動揺する。
エリザベスからの封筒の中には「アレックスへ」と書かれたDVDと、13歳のアレックスが書いた「ライフリスト」が入っていた。
ーー
エリザベスは、DVDでこう語る。
「自分の価値を知って、最高の人生を送って欲しい」
「あなたが書いた、この紙に書いてあるリストを達成して行って。ひとつ達成するごとに、ブラッドが1枚ずつDVDを渡してくれる」
「1月1日までに全てを達成出来たら、遺産が書いてあるこの赤い手紙を渡すわ」
アレックスは驚きながらも、リストに向き合って行く決心をした。
ーー
アレックスはまずフィンと話し合おうとしたが、彼はどうやら遺産を目当てにしているようだ。
自己中な夢を語られたアレックスは目を覚まし、同棲していた家を出る。
そしてリストに書かれていた「白鯨」を読み始め、ピアノで「月の光」弾く練習をし、タトゥーのデザインを探し、コメディアンにも挑戦してステージに上がった。
リストを達成して行く彼女に、ブラッドはDVDを渡す。
映像の中のエリザベスは「あなたはより安全でつらくない方に妥協した。でも来週は来週は怖いと思う事を毎日してね。恐ろしいけど、人生が変わるわ」と話していた。
娘の目を覚ますため、エリザベスは心を鬼にしたのですね…。
女社長となるまでにも相当な努力と覚悟があったはず。
でも母が偉大過ぎると、子は臆して霞んでしまう気もします。
怒らないで向き合う事にしたアレックスは偉い！
新しい出会い
ブラッドが「僕は女性シェルターでボランティアをしている。そこには高校があって、学期末まで働ける教師を必要らしいよ、興味ある？」と提案し、アレックスは早速その高校へと向かう。
電車の中で白鯨を読んでいると、素敵な男性と目が合い少し会話をしたが、車内が混雑し見失った。
ーー
アレックスが受け持ったクラスは問題児ばかり。
1人の生徒をケア出来ず怒らせてしまい、カウンセラーのギャレット・テイラー医師に呼ばれ部屋に入ると、そこには先ほど電車で会った男性がいた。
2人は驚いたが、子供達について話し合う。
ーー
次にアレックスは、エリザベスと離婚し疎遠だった父・サミュエルと仲直りするため、食事へ。
しかしそこで「ママに何をされたの」と問い詰めると、エリザベスは浮気をしており、アレックスには実の父親が別にいるという衝撃の事実を聞かされた。
実の父はジョニー・アルバレズというクラブ歌手で、エリザベスはアレックスを妊娠後に別れ、父と話し合って秘密にしておく事にしたらしい。
アレックスは、兄夫婦達にその事を打ち明け「本当の父親を探す！」と言って調べ始めた。
さらにブラッドに相談するも、彼も初耳だと驚き、探偵を雇うには高額な費用がかかると悩む。
しかしその後アレックスは、またエリザベスからのDVDを見て心を打たれ、やっぱり母を憎む事は出来なかった。
ーー
アレックスはギャレットと急接近。
彼のパーティーでプロバスケ選手を見つけ仲良くなり、「プロバスケ選手と1on1」の項目を叶えるため、連絡先を聞き出す事に成功する。
その様子を見ていたギャレットはアレックスの魅力に惹かれ、デートに誘った。
アレックスも彼の申し出を受け、2人は恋人同士となる。
ーー
アレックスは高校の問題児達のためにチャリティーフェスを企画したり、そこにバスケ選手を呼んだりして、次々とライフリストを達成して行く。
ピアノ教室に通い、発表会で「月の光」を弾き、生徒達と打ち解け、ギャレットを家族に紹介した。
兄達はギャレットの人柄に触れ安堵し、アレックスの成長に笑みをこぼす。
しかしアレックスは幸せを噛み締めながらも、いつもギャレットが家に来ない事や、全てのデートプランを彼が決める事に対して「彼の世界に2人で暮らしているみたい」とブラッドに打ち明けた。
ブラッドは「ギャレットと話し合った方がいい」とアドバイスをし、さらに「ジョニー・アルバレズを探すための探偵を雇ったよ。費用は僕が彼女のニーナとのデートの洋服を、君がスタイリングしてくれればいい」と伝え励ました。
その後すぐに、ジョニーはバーモント州でミュージシャンをしていると発覚した。
この歳で出生の事実を聞かされて、しかも母はもういなくて…アレックスの心中たるや嵐のように荒れた事でしょう。
それでも前向きに生きる彼女は、すでにライフリストがなくても成長していますよね。
そして、ギャレットとの間に暗雲が立ち込めています。
というか、最初からブラッドルートかと思いましたが。
ブラッドはニーナと仲が良さそうですし、どうなるのか？
真実の愛
アレックスはギャレットに想いをぶつけ、ギャレットも自分の行いを反省してアレックスの家に行く事に。
しかしギャレットは、アレックスの友人や家族と打ち解ける事が出来ず愚痴を漏らす。
2人は口論になって、大喧嘩をしてしまった。
ーー
翌日、ブラッドがギャレットの代打となり、一緒にジョニーに会いに行く。
ブラッドの美しい彼女であるニーナも一緒だが、彼女は仲の良い2人を見て複雑な表情を浮かべた。
ジョニーはすぐにアレックスに気付き、実の親子が再会する。
会話を楽しんだ2人は、明日も会う約束をした。
ニーナが一足先に帰国したため、アレックスとブラッドはクラブで酒を酌み交わす。
意気投合した2人は、その夜ベッドを共にしてしまった。
ーー
翌朝、約束の時間を過ぎてもジョニーは現れなかった。
アレックスは落ち込み、ブラッドに「なんとなくこうなると分かってた」と呟いた。
ニューヨークに戻る道中、ブラッドが告白めいた事を言うため、アレックスは「あれは過ちよ。あなたにはニーナがいる」と制する。
しかしブラッドは「実はニーナとは、君の事で喧嘩別れをしたんだ」と明かした。
そして「君はギャレットの事は愛してないはず。君は周りから認められたいだけで…」と説教じみた事を言ってしまい、アレックスは「私に生き方の指南をしてるの？」と怒って去って行く。
そしてギャレットときちんと話し合い、お別れする事になった。
また、サミュエルとも会って和解する。
ーー
1月1日、アレックスはライフリストを達成した。
ただ一つ「真実の愛を見つける」項目だけを残して…。
アレックスが俯き加減で弁護士事務所へ行くと、ブラッドではない男性が現れ「彼はパートナーに昇進したんです」と伝える。
そしてエリザベスの遺言に関しては、「短期間で真実の愛を見つける事が不可能な事を、あなたのお母さんは知っていた。妥協しないで相手を見つければ良いと言っていましたよ」と明かし、赤い封筒を差し出した。
アレックスが涙しながら封筒の中を見ると、彼女が1番手放したくなかった「実家」の相続権を譲渡する旨が書かれていた。
ーー
アレックスは、ブラッドの家へ行き今の想いを告白する。
彼が、自分にとっての「真実の愛」だと確信したからだった。
ブラッドもアレックスの気持ちを受け止め、キスをする。
2人の気持ちは翌年になっても変わらず、アレックスはやっとリストを達成したのだった。
いやいや〜宙ぶらりんのカレカノがいるのに、それはダメだ！
…と思ってしまう筆者は頭がカタイのか？心から喜べない展開でした。
ニーナが何かしてしまったとかなら納得出来たのに、略奪愛で「真実の愛」って。
ただ、アレックスの頑張りは本物だったのでそこは労ってあげたい。
あまり深く考えないで観た方が良いですね！笑
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何回観ても何度も感動して、ワクワクして、そして前向きになれる傑作！
落ち込んだ時は絶対に観ていただきたいです。
