2024年で96回目となる世界最高峰の映画の祭典「アカデミー賞」は、映画作品で流れた楽曲が歌曲賞としてノミネートされ、アーティストが生パフォーマンスするのも見どころ。
今年は5組のアーティストが生パフォーマンスする予定。
第96回アカデミー賞に出演して生パフォーマンスを行うアーティストと楽曲についてご紹介していく。
第96回アカデミー賞 歌曲賞ノミネート楽曲
第96回アカデミー賞の歌曲賞には、以下5曲がノミネートされている。
作品名 | 楽曲タイトル |
バービー | What Was I Made For? |
バービー | I'm Just Ken |
フレーミングホット!チートス物語 | The Fire Inside |
ジョン・バティステ: アメリカン・シンフォニー | It Never Went Away |
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン | Wahzhazhe (A Song for My People) |
そして、各楽曲はアカデミー賞授賞式で生パフォーマンスが予定されており、以下のアーティストによって歌唱される予定となっている。
- What Was I Made For?:ビリー・アイリッシュとフィニアス・オコーネル
- I'm Just Ken:ライアン・ゴズリングとマーク・ロンソン
- The Fire Inside:ベッキーG
- It Never Went Away:ジョン・バティステ
- Wahzhazhe (A Song for My People):スコット・ジョージとオーセージ・シンガーズ
What Was I Made For?:ビリー・アイリッシュとフィニアス・オコーネル
2023年7月にリリース。映画『バービー』のサントラに収録されたビリー・アイリッシュによるバラード曲。
今回の第96回アカデミー賞 歌曲賞にノミネートされているが、第66回グラミー賞(2024年)で最優秀レコード賞を含む5部門にノミネートされ、最優秀ソング賞を受賞している注目曲。
ちなみに、映画で流れる楽曲がグラミー賞 最優秀ソング賞を受賞したのは、セリーヌ・ディオンが歌った映画『タイタニック』の「My Heart Will Go On」以来となる。
Céline Dion - My Heart Will Go On
ビリー・アイリッシュは、Apple Music 1のThe Zane Lowe Showのラジオ番組で「正直に言うと、私たちは本当にインスピレーションを感じられない時期がありました」と語っていたが、この『What Was I Made For?』を作詞作曲したことで兄であるフィニアス・オコネルと自信喪失やスランプから抜け出したと語っている。
グラミー賞に続いてアカデミー賞受賞となるか注目だ。
I'm Just Ken:ライアン・ゴズリングとマーク・ロンソン
映画『バービー』のサウンドトラック『バービー・ザ・アルバム』に収録され、ライアン・ゴズリングが映画で演じるケンをテーマにした曲。
ビリー・アイリッシュの『What Was I Made For?』も『バービー』からアカデミー賞 歌曲賞にノミネートされており、2023年を象徴する映画であることは間違いなく、作品賞の受賞にも注目だ。
作曲作詞にはマーク・ロンソンとアンドリュー・ワイアットが携わっている。
マーク・ロンソンはブルーノ・マーズとの楽曲『Uptown Funk』や『Locked Out of Heaven』、レディ・ガガの『Million Reasons』、デュア・リパの『IDGAF』や『Dance the Night』などが有名。
アンドリュー・ワイアットは、名前は日本で有名ではないが、ブルーノ・マーズの『Grenade』や『When I Was Your Man』、レディ・ガガの『Shallow』、マイリー・サイラスの『Mother's Daughter』、ビリー・アイリッシュの『What Was I Made For?』など数多くの人気曲を手掛けている。
Mark Ronson - Uptown Funk (Official Video) ft. Bruno Mars
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The Fire Inside:ベッキーG
映画『フレーミングホット!チートス物語』のサントラに収録されているベッキーGの『The Fire Inside』。
映画は、「マイクポップコーン」や「ドリトス」を発売するフリトレー工場の清掃員として仕事に就く中卒の主人公リチャード・モンタニェスが「チートス Flamin'Hot 激辛チーズ味」というスナックを考案。清掃員から副社長にまで上り詰めた情熱と信念を胸に意志を貫く姿を描く物語となっている。
楽曲『The Fire Inside』は内なる情熱や決意を讃える楽曲で、自分自身の信念に従って進む力と他人が自分をどう見ようとも自分の道を進む勇気について語っており、映画とのリンクがとても強い楽曲。
アカデミー賞でのパフォーマンスを観終えたら、映画『フレーミングホット!チートス物語』も視聴もおすすめだ。
フレーミングホット!チートス物語|予告編
Disney+独占配信のため視聴は『Disney+』のみとなる。
『フレーミングホット!チートス物語』を観る方法
It Never Went Away:ジョン・バティステ
Netflixのドキュメンタリー映画『アメリカン・シンフォニー』で流れる楽曲。
映画は、バティステと彼の妻であり作家でもあるスレイカ・ジャウドの人生を追っており、ジャウドが肺がんの治療を受けるという激動の一年を描いている。
この曲『It Never Went Away』は、物理的な世界を超えて強くも穏やかな愛を讃える感動的なバラードだ。
『アメリカン・シンフォニー』を観る方法
Wahzhazhe (A Song for My People):スコット・ジョージとオーセージ・シンガーズ
マーティン・スコセッシ監督の映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』のために書かれた楽曲がこの『Wahzhazhe (A Song for My People)』。
この楽曲はオセージ語というアメリカ オクラホマ州のオセージ族が使う言語で歌詞が書かれており、映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』が描く1920年代のオクラホマ州でオセージ族が実際に経験した悲劇の物語にリンクしている。
作詞作曲のスコット・ジョージはオセージ・ネイションであり、オセージ族が経験した悲劇からこの楽曲を聴いた人々に「立ち上がって、背を高くして、誇りを持ってください。」とインタビューで語っている。
映画は過激な描写があるが、時代背景や楽曲に込められた思いを知ってから視聴するとさらに深く楽しめておすすめだ。
第96回アカデミー賞の視聴方法
第96回アカデミー賞(2024年)を日本で視聴するには、WOWOW独占配信となるため視聴は「WOWOWのみ」となる。
放送時間は2024/03/11(月)午前7:00から。
日本語による同時通訳で配信されるため、受賞者のスピーチや進行を理解しながら視聴できる。
抜け道的な方法としては、VPNという日本にいながら海外でネット通信をしているようにできるサービスを使うことで無料視聴も可能。
このVPNを使う理由は、海外の配信サービスは日本から使うとブロックされるためで、VPNを使えば日本にいながら別の国にいるようにできる。
しかし、VPNというサービスの中には悪質なものや通信速度が著しく低下してしまうサービスもあるためサービス選択には注意が必要。
もし安心したブランドのVPNを使いたいなら筆者も使っている「ExpressVPN」がおすすめ。
30日間の返金保証があるためサービスの質には自信があるのだろう。
またExpressVPNは世界的で5,000万以上のダウンロードがされているブランドのため安心して使えるのもおすすめポイントだ。
利用手順は以下の通り。
- ExpressVPNに登録をする
- ExpressVPNのアプリをスマホにインストールする
- 無料視聴できる国に接続して、第96回アカデミー賞を無料配信しているサービスを利用する
手順3については、以下の表をもとにVPNで接続する国とサービスをチェックしてもてほしい。
サービス名 | 国 | 利用方法 |
ITVX | イギリス | VPNに接続してITVXの無料アカウントを作成してから視聴 |
CTV | カナダ | VPNに接続して視聴 |
7plus | オーストラリア | |
RTÉ Player | アイルランド | |
ProSieben | ドイツ |
通信状況やシステム要件によって視聴できない場合があるため、アカデミー賞が始まる前に各サイトから視聴できるかテストしておきましょう。
各アーティストのパフォーマンスを観るなら日本語訳は必要ないと思うので、無料視聴できる方法もチェックしてみてもいいかも!