映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』で流れる24曲をシーンごとに解説！

2017年7月21日公開の映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』。

悪党のブラットとグルー&ルーシー、そしてミニオンたちの新たな冒険を描くコメディアニメ映画です。80年代のヒット曲と共に繰り広げられるコミカルなシーンやアクションが見どころです。

この記事では、映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』で流れた音楽24曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます

『怪盗グルーのミニオン大脱走』で流れた曲とは？

悪党のブラットがボートを走らせるシーン

Berlin - Take My Breath Away

悪党のブラットがボートを走らせるシーンで流れた曲は、Berlinの『Take My Breath Away』です。

悪党のブラットは子役として人気…しかし、思春期を過ぎたあたりから落ち目となってしまいました。そんな彼がロボットのプライムと共に船に乗り、「ろくでなしミュージック！」と言うと、ゆったりとした曲と共に女性シンガーの歌が流れます。悪党の音楽を書けるよう促し、次の曲を流します。

「Take My Breath Away」は80年代のヒットバラードで、映画「トップガン」の主題歌でもあります。

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ブラットがダイヤを盗もうと進んでいくシーン

Michael Jackson - Bad (Dance Extended Mix Includes ‘False Fade’)

ブラットがダイヤを盗もうと進んでいくシーンで流れた曲は、Michael Jacksonの『Bad (Dance Extended Mix Includes ‘False Fade’)』です。

ブラットはマイケル・ジャクソンの歩き方をマネしながら軽快に船上へ！リズミカルな曲で思わずステップを踏みたくなるサウンドは参入時のスマートさ際立ちますね。マイケル・ジャクソンの代表曲の一つであり、力強いダンスナンバーが特徴でした。

ステップを踏みながら余裕な雰囲気で金庫を破壊し、ルービックキューブの兵器を使って脱出！そこにグルーとルーシーが到着するのに注目ですよ。

グルーと対峙したブラットがダンスを始めるシーン

Phil Collins - Sussudio

グルーと対峙したブラットがダンスを始めるシーンで流れた曲は、Phil Collinsの『Sussudio』です。

ルーシーのおかげで空に浮かんでいく大型船に乗り込んだグルー！ブラットと言い合いをしながら銃を向け合うのがおもしろいですね。

ブラットは「ダンスバトルだ！」と言ってフィル・コリンズのヒット曲と共に華麗なステップを披露しました。シンセサイザーを多用したポップソングと共に掛け声を合わせていくのが見どころですよ。

グルーがブラットの騙し討ちに遭うシーン

Jump

グルーがブラットの騙し討ちに遭うシーンで流れた曲は『Jump』です。
グルーのパンチでノックアウトされたかと思われたブラットですが演技だった！首からかけたキーボードを演奏すると「ジャッジャ！ジャッジャ！」という音共に激しい音波（強風？）が発生し、グルーが吹き飛ばされました。（おそらく上記の曲が元になっていると思います）

「Jump」は、アメリカのロックバンドVan Halenが1984年にリリースした代表曲。特徴的なシンセサイザーのリフで始まり、その後に続くギターソロもとても有名です。ロックとポップの要素が融合した典型的な80年代のサウンドを持ちますよ。

宙づりのグルーがビルを横切っていくシーン

Happy Birthday

宙づりのグルーがビルを横切っていくシーンで流れた曲は、グルーたちによる『Happy Birthday』です。

吹き飛ばされたグルーは全裸にピンクの被り物？のような格好のまま宙づりに…空を行く大型船に運ばれ、オフィスビルで「ハッピバースデートゥーユー♪」と歌っている人たちが彼を見やります。

グルーも気まずそうにしながら歌って通り過ぎようとしましたが…会社の人たちは大笑いしながらグルーをスマホで撮影していくのでした。

グルーを笑うミニオンたちがDJとして盛り上げるシーン

Ricky Martin - Maria (Pablo Flores Spanglish Radio Edit)

グルーを笑うミニオンたちがDJとして盛り上げるシーンで流れた曲は、Ricky Martinの『Maria (Pablo Flores Spanglish Radio Edit)』です。

グルーを笑いながら二人のミニオンはビーチでDJをし、遊んでいた人たちを盛り上げていましたね。ビーチには水着の人が多く、曲と共にジャンプしてはしゃぐのが印象的。リッキー・マーティンのラテンポップヒット曲は軽快で思わずノリノリになりたくなる曲ですよ。

グルーが改造車と並ぶシーン

Migos - Fight Night

グルーが改造車と並ぶシーンで流れた曲は、Migosの『Fight Night』です。

ヒップホップトラックであり、激しいビートが特徴的な曲を流す改造車が道路を走る！体を揺らしながら車に乗る運転手…柄が悪そうでしたが、グルーを相手にしてはいけませんね。グルーの大きな車？と張り合おうとし、壁に叩きつけられる様子は「やっぱりな」と思いました。

グルーはブラットが気に入らないと悪態を付きつつ、助手席のルーシーはいつも通り過ごしていたのが印象に残ります。

グルーとルーシーが反悪党同盟の本部に向かうシーン

Pharrell Williams - Despicable Me

グルーとルーシーが反悪党同盟の本部に向かうシーンで流れた曲は、Pharrell Williamsの『Despicable Me』です。

「サンセット」に到着する際にファレル・ウィリアムスの曲、映画「怪盗グルー」のテーマソングが流れます。男性の歌が静かな雰囲気と共に流れていく中、施設の中を話しながら進んでいくグルーとルーシー。

ソファに座ったかと思いきや、そのまま空高く移動していき本部へ向かうのでした。反悪党同盟のリーダー交代のお知らせを聞き、バレリーンがグルーが呼ばれるのは恐ろしさも感じますね。

ブラットがフランスでダイヤを盗むシーン

A-Ha - Take On Me

ブラットがフランスでダイヤを盗むシーンで流れた曲は、A-Haの『Take On Me』です。

フランスのパリでデュモンダイヤが偽物にすり替えられたとのことで鑑定士が到着…案内する警備員たちですが、鑑定士に化けていたブラットが彼らを全員眠らせました。そうして変装を解き、A-Haのシンセポップな曲をカセットで流しながら華麗に盗み出します。

ミラーボールを取り付けてカラフルな光と共に天井窓を破って決め台詞を残すブラット、意外にすごいかもしれません！

ルーシーが子供部屋を見に来るシーン

Pharrell Williams - There’s Something Special

ルーシーが子供部屋を見に来るシーンで流れた曲は、Pharrell Williamsの『There’s Something Special』です。

ファレル・ウィリアムスの穏やかなメロディと感動的な歌詞が特徴的な曲が流れる子供部屋…ぐっすり眠るマーゴ、イディス、アグネスたちを見やるルーシーの穏やかな表情が良いですね。

ブラットとルーシーが話をしたり、アグネスがユニコーンのぬいぐるみを売ったり、穏やかで感動的なシーンが続きますよ。

グルーの母が泳ぎの練習をするシーン

Garota De Ipanema

グルーの母が泳ぎの練習をするシーンで流れた曲は、『Garota De Ipanema』です。

グルーは母に会いに行き、プールで泳ぐ練習をしている母を呼びました。その際に穏やかな曲が流れていて、広々としたプールや建物の良さを際立たせていましたね。双子の秘話が明かされる展開もお見逃しなく！

「Garota De Ipanema（イパネマの娘）」は、前奏部分で主に楽器演奏が中心。曲の冒頭ではギターやピアノによる美しいボサノバのリズムが奏でられ、静かでリラックスした雰囲気を作り出します。

グルーたちがフリードニアに向かうシーン

Pharrell Williams - Fun Fun Fun

グルーたちがフリードニアに向かうシーンで流れた曲は、Pharrell Williamsの『Fun Fun Fun』です。

グルーは生き別れ同然の双子の兄に会いに自家用ジェットへ！子供たちと共に向かう中、ファレル・ウィリアムスによる楽しい雰囲気のアップテンポナンバーが流れます。

ルーシーはトランプで盛り上げようとし、グルーは兄のドルーに会うのが楽しみな様子でしたね。

金ぴかモービルに乗ってグルーたちが町に出るシーン

Pharrell Williams - Chuck Berry

金ぴかモービルに乗ってグルーたちが町に出るシーンで流れた曲は、Pharrell Williamsの『Chuck Berry』です。

ドルーはグルーの家族たちを褒め、何でも持っている…乗り物もたくさんあって、ルーシーと娘たちはドライブに向かうのでした。ドルーは父親の秘密基地にグルーを案内し、悪党の才能がないと言われて気落ちしていたようです。

金ぴかのモービルを見せるとさすがにグルーも乗りたいと思ったようで、ノリの良い音楽と共に盛り上がるシーンへ！軽快な歌と共に崖すらも縦横無尽に走り回るのが見事でした。

ミニオンたちが「SiNG！」のオーディションに出るシーン

I Am The Very Model Of A Modern Major General

ミニオンたちが「SiNG！」のオーディションに出るシーンで流れた曲は、ミニオンたちによる『I Am The Very Model Of A Modern Major General』です。

グルーの元を去った多くのミニオンたち…ピザの配達に吊られてテーマパークに迷い込み、そのままオーディションに参加！？そうして歌い始めることになって、曲に合わせてミニオン語で歌いながらステップを踏んでいくのが見ものですね。どこかで見覚えのあるオーディションでした。

1879年に初演されたギルバートとサリヴァンのオペレッタ「ペンザンスの海賊（The Pirates of Penzance）」の中の有名なパターソング（早口の歌）の一つでした。息ピッタリなミニオンたちに注目ですね。

逮捕されたミニオンたちが刑務所で過ごすシーン

Pharrell Williams - Freedom

逮捕されたミニオンたちが刑務所で過ごすシーンで流れた曲は、Pharrell Williamsの『Freedom』です。

ミニオンたちが白黒の囚人服を着ながら幅を利かせる刑務所シーンにて、ファレル・ウィリアムスの自由をテーマにしたアンセムソングが流れます。

勢いがある歌と共に、囚人から貢物を受けたり、圧倒したり、すごいなと思えましたね。思わず指を一緒にならしたくなる中、グルーとの思い出を思い返すのは心が温まります。

ブラットがエクササイズするシーン

Olivia Newton-John - Physical

ブラットがエクササイズするシーンで流れた曲は、Olivia Newton-Johnの『Physical』です。

派手な色のエクササイズ服を着たブラットが登場する際にオリビア・ニュートン＝ジョンのヒット曲であり、エクササイズの定番ソングが流れました。

バランスボールを使ったり、ストレッチのような動きをしたり…鍛えながらもダイヤを抱えている姿が印象的です。子供の頃に活躍した映像を見直しながら、悪だくみを考えるのは冷や冷やしますね。

ミニオンたちが脱獄するシーン

Pharrell Williams - Doowit

ミニオンたちが脱獄するシーンで流れた曲は、Pharrell Williamsの『Doowit』です。

ミニオンたちは脱獄を決意し、扇風機やトイレ、浴槽や洗濯機などを盗んでいく！見つからないように動き回る際に軽快な曲が流れました。そうして作り上げたのはまさかの大型の空飛ぶ船を作り上げました。脱獄した彼らの行方が気になりますね。

「Doowit」というフレーズは、行動を起こすことや積極的に何かを行うことを促すものですよ。曲全体が楽しくリズミカルなトーンで、聞いていると元気になりますね。

グルーとドルーがブラットの寝室に忍びこむシーン

Nena - 99 Luftballons

グルーとドルーがブラットの寝室に忍びこむシーンで流れた曲は、Nenaの『99 Luftballons』です。

グルーとドルーがブラットの寝室に忍びこみダイヤを盗もうとしますが…ブラットが起きてしまって慌てて隠れる！目覚まし時計から軽快な女性シンガーの曲が聞こえてきました。

「99 Luftballons」は、1983年にリリースされたNenaのオリジナルドイツ語版の曲です。世界的に大ヒットし、特に英語圏で広く受け入れられました。キャッチーなメロディと反戦メッセージが特徴で、1980年代の音楽シーンで重要な位置を占めていましたよ。

ブラットが歌いながら寝室を出るシーン

99 Red Ballons

ブラットが歌いながら寝室を出るシーンで流れた曲は、『99 Red Ballons』です。

ブラットは歌いながら寝室を出て、しっかりダイヤも持っていった…グルーとドルーは後を追いつつ、大量のブラット人形に襲われていくのは冷や冷やし明日。

「99 Red Balloons」は、1983年にリリースされたNenaの英語版の曲です。冷戦時代の核戦争の恐怖をテーマにしており、99個の風船が誤ってレーダーに捉えられ、戦争を引き起こすというストーリーが描かれています。ブラットの悪事に関わる内容ですね。

ミニオンたちが空を移動するシーン

99 Bottles Of Beer

ミニオンたちが空を移動するシーンで流れた曲は、ミニオンたちによる『99 Bottles Of Beer』です。

ミニオンたちは絶望的な表情で歌っているかと思いきや、甲板にいたミニオンたちはすごい元気そうでしたね。グルーの元に戻れることを楽しみにしているようでした。

「99 Bottles of Beer」は、伝統的なアメリカのフォークソングで、特に長距離バス旅行やキャンプファイヤーなどでよく歌われます。

グルーがブラットにダンスバトルを挑むシーン

Madonna - Into The Groove

グルーがブラットにダンスバトルを挑むシーンで流れた曲は、Madonnaの『Into The Groove』です。

ブラットは巨大ロボットに乗ってハリウッドの街を襲う！巨大風船を撒いて街ごと宇宙へ飛ばそうとするとは大胆ですね。ドルーのおかげで助かったグルーですが…ダンスバトルをブラットに挑むとは驚きです。

女性シンガーのノリの良いダンスミュージックが流れる中、ダンスをしながら戦っていくのは見ものです。この曲はマドンナのヒット曲であり、ダンスミュージックとしても有名ですよ。

グルーがブラットを吹き飛ばすシーン

Dire Straits - Money For Nothing

グルーがブラットを吹き飛ばすシーンで流れた曲は、Dire Straitsの『Money For Nothing』です。

ダイアー・ストレイツのヒット曲であり、ギターリフが特徴的な曲をグルーが演奏！衝撃派を放ってブラットを吹き飛ばすシーンは序盤と対照的でした。ドルーを助けに行き、ルーシーや娘たちも無事…そして巨大なピンクの風船を爆発させたメルたちも戻って来てひと段落ですね。

その後、ルーシーが母親と呼ばれて喜び、グルーとドルーは寝る準備…ミニオンたちを先導するドルーの企てにも注目ですよ。

エンディング1曲目

Pharrell Williams & Trey Parker - Hug Me

エンディング1曲目で流れた曲は、Pharrell Williams & Trey Parkerの『Hug Me』です。

エンディングではファレル・ウィリアムスとトレイ・パーカーのデュエット曲が流れました。グルーとドルーの簡単なイラストと共にスタッフ紹介が続いていきましたね。ポップな絵が楽しそうでした。

「Hug Me」はエネルギッシュで陽気なポップソングで、ユーモアと温かさが融合した内容です。Trey Parkerの独特の声とPharrellのプロデュースが見事にマッチし、映画の楽しい雰囲気を盛り上げます。この楽曲は、リスナーにポジティブな気持ちと楽しさを提供します。

エンディング2曲目

Pharrell Williams - Yellow Light

エンディング2曲目で流れた曲は、Pharrell Williamsの『Yellow Light』です。

エンディング2曲目はしっかりとしたリズムと一定のテンポがクセになる曲でしたね。終始ノリの良い本編を思い出させてくれました。

「Yellow Light」によるファンキーでリズミカルなポップソングで、映画の楽しい冒険を思い出させてくれます。明るいメロディとキャッチーなリズムが特徴なので、聞いてて元気になりますね。独特のスタイルが光りつつ、映画の魅力を引き立ててました。

サウンドトラック