そんな思いを持っているあなたのために、
この記事では、『AirPods Maxの実機レビュー』をご紹介していきます。
AirPods Maxは買う価値があるのか?
音質やノイキャン、外音取り込みの性能から操作性、おすすめできる人を解説していきます!
実際にAirPods Maxを使ってみて、どうだったのか一緒に見ていきましょう!
−− AirPods Max −−
Editor's Rating:
好きなところ
- 見た目も質感もめちゃめちゃ高級感がある
- 空間オーディオのリアリティある音声体験
- ドルビーアトモスでの最高音質
- 誤操作一切なしの抜群の操作性
イマイチなところ
- ヘビー級の重量感
- 折りたたみできない
- 高い
結論
Appleから初めて出た高級ヘッドホン AirPods Max
見た目や質感はとても高級感があり、肝心の音質や音声体験もとてもリッチ
性能面、操作面も抜群に良い最高品質なヘッドホン
とても重たく、折りたたみできないため、長時間利用や持ち運びには向かない。そして圧倒的な高級感は価格にも。
AirPods Maxを実機レビュー!
AirPods Maxをレビューしていくのに、この記事では以下の7つのポイントをご紹介していきます。
- 付属品
- 外観、デザイン
- 音質
- ノイキャン、外音取り込み
- 操作性
- 接続性
- 気になるところ
付属品
AirPods Maxの付属品
AirPods Maxの付属品は、シンプルに電源ケーブル、ヘッドホン本体のカバーの2つです。
電源ケーブルは、USB Type-C / ライトニングケーブルです。
AirPods MaxはUSB Type-C / ライトニングケーブルで充電
iPhoneだけを使っているのであれば特に問題はないかもしれないが、ライトニングケーブルというのは残念な点です。
Macだけでなく、AndroidやWindows PCなどではUSB Type-Cを使うのが主流のため、AirPods Max(iPhoneも)のために色々なケーブルを持たなきゃいけないと考えると、ライトニングケーブルは少々不便さを感じます。
AirPods Maxの充電ケーブル面では、残念さを感じます。
AirPods Maxには、ケースが付属しています。
AirPods Maxのケースが付属
このケースはAirPods Maxを安心して持ち運びができるようなケースではなく、AirPods Maxを傷から守るのがメインとなるケースです。
素材はシリコン性でとても肌触りがよく、質感はとても良いです。
しかし、AirPods Maxを衝撃から守れるものではないため、持ち運びをするときに使えるかと言ったら正直いらないです。
表側はシリコン性で、裏側はスウェード性となっています。
素材、質感、肌触りはとても良く、しっかりと傷から守ってくれるケースとなっています。
中華製のような安っぽさはなく、さすがAppleと言える高級感あるケースとなっています。
質感はさすがAppleのヘッドホンケース
実際にAirPods Maxをケースに入れてみるとこんな感じ。
このケースはあくまでもAirPods Maxに傷がつかないよう守るためのケースであって、ソニーのWH-1000XM4やボーズのNC Headphones 700のようにヘッドホン全体を収納するケースではありません。
アームの部分が飛び出ている点も持ち運びを想定していないことがわかります。
AirPods Maxを傷から守るケース
AirPods Maxを固定する部分は、磁石でしっかりとつきます。
以下の画像のように指で抑えてないと勝手に閉じて磁石でつくようになっているので、AirPods Maxがケースから飛び出るといった心配はありません。
磁石でしっかりと固定
ケースにしまったAirPods Max(表面)
ケースにしまったAirPods Max(裏面)
外観、デザイン
AirPods Max
AirPods Max
AirPods Maxを装着したときに、頭上当たる部分は、メッシュ素材のクッション性があるものです。
実際に装着してみるとよくわかりますが、頭にヘッドホンが密着している感じや違和感がまったくなく、自然なつけ心地でヘッドホンを装着できます。これがとても良い感じです。
また、メッシュ素材なので通気性もあり、衛生面も考えられていて結構気に入っています。
メッシュ素材で装着感と通気性がある
耳に装着するイヤー部分もメッシュ素材のクッションになっています。
内部には、右側の「R」と左側の「L」がわかるようになっており、装着を検知するセンサーがあります。
メッシュ素材のクッションが付け心地Good!
左側も右側も同じ作りです。
装着検知のセンサーがある
イヤー部分は、形状記憶のクッションなので、AirPods Maxを装着した時に自分の顔の形に合わせてフィットしてくれる感じがあります。
違和感なくAirPods Maxを装着できます。
また、メッシュ素材なので蒸れや汗を感じづらく、清潔感も保たれます。
フィット感あるイヤークッション
右耳の上部には、AirPods Maxを操作するボタンが2つあります。
ノイキャンと外音取り込みの切り替えをする楕円形のボタン、音量や音楽のコントロール、通話の操作をするDigital Crownというボタンです。
タッチや押し込みなどの操作ではなく、ボタンでの操作になります。これが本当によく、操作性と安定性はピカイチです!
AirPods Maxは2つのボタンで操作
右耳の下側には、AirPods Maxを充電するライトニングケーブルがあります。
付属のケーブルやiPhoneのケーブルでも充電ができますが、ライトニングケーブルという点は残念です。
ライトニングケーブルにすることでユーザーの囲い込みを狙っているのかどうかはわかりませんが、USB Type-Cで揃えてほしいところです。
AirPods Maxの充電はライトニングケーブル
AirPods Maxのアーム部分は、固くしっかりとした作りになっています。
手で押してもびくともしない強度があり、AirPods Maxを装着した時にしっかりとした装着感を感じます。
メッシュ素材で通気性や装着感がありながら、強度もあるので、しっかりとした装着感ですが、より自然な感じで装着できているのがとても良いです。
上部のメッシュ部分は堅いアームになっている
AirPods Maxの大きの調整は、伸び縮みで調整します。
伸び縮みの調整はとてもしっかりとしており、ちゃんと力を入れないと調整できません。装着している時にアーム部分の長さが変わる心配はありません。
一回自分のサイズに調整してしまえば、ちょっとしたことではサイズがズレることはないので、次使うときからが楽です。
アームの調整
アームの最小がこのくらい
最小アームのAirPods Max
最大にアームを伸ばしたAirPods Maxがこちら
最大アームのAirPods Max
AirPods Maxは装着した時に、頭をしっかりと締め付けてくれる力があります。
イヤークッションは形状記憶のクッションになっているので、アームを最大に伸ばして余裕をもたせて装着してもしっかりとしたつけ心地があります。
音質
AirPods Proの音質は完璧です。
完璧というのは、音質が良い、音がきれい、高音から低音が出ている、音のバランスが良いという「音」に関するすべての点で不満がないということです。
それもそのはずで、AirPods Maxは、Appleが作った約70,000円の高級ヘッドホンです。
AirPodsやAirPods ProのBluetoothイヤホンの倍以上の値段で、SONYやボーズのノイキャンヘッドホンと比べても2〜3万も高いです。
「高すぎる」という声はありますが、約7万円という値段を考えてもAirPods Maxの音質は納得できるものになっています。
AirPods Maxを購入するか検討する時は、「音質」よりも、その他の部分を重点的に考えて、7万円を出す価値があるのかをチェックすることをおすすめします。
音質に関しては申し分なく良い音なので、買って後悔はしないでしょう。後悔するとしたらその他の点です。
約7万円という値段は安くはありません。音質だけでなく、その他の部分で買う価値があるのか、お金を出す価値があるのか、を検討して購入することをおすすめします。
ノイキャン、外音取り込み
AirPods Maxのノイキャンは、とても素晴らしいです。
AirPods Maxには、6つもの外向きマイクがあります。この6つのマイクを使って周囲の音を検知し、ノイズを取り除いてくれるのです。
ヘッドホンを装着してノイキャンをオンにすると、自分の心臓の音が聴こえるくらい静寂に包まれます。
近くで話しかけられてもまず気が付きません。雑音から開放される感じをとても強く感じました。
また、AirPods Maxの形状は、アームの締め付けが強く、形状記憶のイヤークッションになっているため自分の耳周りの骨にしっかりとフィットします。(締め付けが強くてもクッションがカバーしてくれるので、フィット感と締め付け具合のバランスが丁度よい!)
そのため、ただノイキャンの性能が良いだけでなく、このフィット感と相まってさらにノイキャンの性能をアップさせていると感じました。
また、外音取り込みのモードがとても素晴らしく、ノイキャン以上に感動しました。
ノイキャンは正直な所、音楽を再生してしまえばノイキャンがないイヤホンやヘッドホンでもそこそこ周囲の音は遮断できます。
ノイキャンをONにして音楽を流せば、たいていのイヤホンやヘッドホンは自分だけの世界に入り込める体験ができます。
しかし、外音取り込みはそうではなく、性能にとても左右されるものです。
AirPods Maxの外音取り込みは、とても性能が良く、これは一つ買いのポイントです!
外音取り込みがあるイヤホンやヘッドホンは多々ありますが、砂嵐のようなサーっという音が聞こえたり、マイクで音を拾って聞こえるように流しているためどこか機械的な音になっています。
一方で、AirPods Maxの外音取り込みは、自然な感じで周囲の音が聞けて、ヘッドホンをしているのとしてないのとほぼ変わりないほどリアルな音で聞こえます。
さらに、AirPods Maxの装着性も素晴らしいため、ヘッドホンをしているのを忘れるかのような体験を外音取り込みではできます。
また、iPhoneのサウンド認識機能を活用すれば、自宅でAirPods Maxを使っていてもドアベルや警報、犬の鳴き声などを認識してくれるので、外音取り込みを使わなくても使い勝手良いです!
操作性
AirPods Maxは、流行りのタッチ式ではなく、ボタンでの操作になります。
ボタン操作と思うと、スマホからガラケーに戻ったかのような感じがしますが、操作性はヘッドホン史上抜群に良いです!
右耳の上部にあるDigital Crownを回すことで、音量を上げたり、下げたりができます。
タッチ式だと細かく音量を調整できないので、結局スマホで音量を調整したりすることがありますが、AirPods Maxは、このDigital Crownを使うことでとても細かく、正確に音量を調整できます!
これがとっても便利でいい感じです!
細かく正確に調整できるAirPods MaxのDigital Crown
Digital Crownは、ボタンのように押し込むことで音楽や通話のコントロールができます。正確に、素早く音楽や通話をコントロールできるので、ヘッドホンの操作はボタン式が良いということがわかりました。
1回:曲の再生・停止、電話に出る・切る
2回:次の曲へスキップ、着信拒否
3回:前の曲へ戻る
音楽や通話のコントロールも正確で素早く
Digital Crownともう一つある楕円形のボタンは、ノイキャンと外音取り込みの切り替えです。
1回押すとノイキャンから外音取り込みモードになるように、切り替えたいときはボタンを押せばOKです。
ボーズやSONYのようにノイキャンのレベルを変更できるヘッドホンもありますが、実際のところそこまで細かくノイキャンを調整することってありませんでした。ノイキャンレベルマックスか外音取り込みモードのどちらかの仕様が主です。
AirPods Maxはシンプルにノイキャンと外音取り込みの2つのモードだけで、ボタンで正確に素早く変更できるのがとても良かったです!
ノイキャンと外音取り込みの切り替えもボタンで楽ちん!
接続性
AirPods Maxは、iPhoneやiPad、MacのApple製品との接続は抜群に良いです。
特に自動でのデバイス切り替えが素晴らしく、iPadで音楽を聴いている時にiPhoneに通話が来るとiPhoneに自動的に接続を切り替えてくれます。
iPhone、iPad、MacのAppleデバイスでは、とてもスムーズに、切り替えたいと思う時に瞬時に切り替えられる使いやすさがあります。
また、AirPods Maxには装着検出の機能があるので、AirPods Maxを装着すると、自動でiPhoneなどに接続されます。
音楽の再生途中ならiPhoneを操作することなく、瞬時に音楽が流れ始めます。
Appleデバイス間でのAirPods Maxの切り替えもそうですが、瞬時にAppleデバイスに接続されるという点もとても使いやすく、ストレスを感じません。
しかし、Appleのヘッドホンなので、Androidでの使用はできませんので注意してください。
気になるところ
ここまでは基本的にAirPods Maxの良い点、素晴らしい点をご紹介してきましたが、気になる点もあります。
- ケースの用途
- カツカツなって心配
- 重量
- サイズ感
まず、「ケースの用途」ですが、AirPods Maxのケースは、傷がつかないようにするためのものです。
持ち運びに特化されているのではなく、約7万円もするAirPods Maxが傷つかないように守るためだけにあるケースといえます。
傷つかないためだけのAirPods Maxケース
傷がつかないためにケースがあるのはとてもいいですが、本当に必要かなといった思いもあります。
次に、「カツカツなって心配」ということですが、これはAirPods Maxを持った時に右耳と左耳がぶつかってカツカツ鳴ります。
AirPods Maxを持った時の若干の振動でぶつかり合ってカツカツ鳴り、この音がけっこう大きく、割れたり、壊れたりするんじゃないかととても心配になります。
用途がないケースはこのカツカツから守るために、という見方もできますが、ケースから出した時にカツカツしますし、何回もカツカツしてたらそのうち壊れたり、ハゲるんじゃないかと心配です。
カツカツ鳴るAirPods Max
次に、「重量」ですが、AirPods Maxの重量は、384.8g(公式サイト)です。実際に計測してみたら385gでした。
385gという重さは、ヘッドホンにしてはとても重く、350mlの缶ビール(350g)よりも重いヘッドホンです。
重いヘッドホンで心配な点は、装着した時にありますが、AirPods Maxはメッシュ素材の上部、しっかりと絞めてくれる強めのアーム、形状記憶のイヤークッションのおかげで重さがあっても装着の問題は改善されています。
長時間の装着は、さすがに疲れが出てきますが、385gという重さにしてはとても良くできているといえます。
問題なのは、持ち運びのときです。
カバンに350mlの缶ビール以上の重さがあるものを入れるのはなかなか勇気がいります。また、ケースにしまってもヘッドホンを小さくとじれるわけではないので、広いスペースも必要になります。
重量に関しては、装着面では素材感や仕様でカバーできていますが、持ち運びには圧倒的に適していません。
持ち運びには適さない重量のAirPods Max
最後に「サイズ感」です。
サイズ感は、通常のヘッドホンとほぼ同じサイズ感なので、違和感はありません。
しかし、折りたたんだり、小さくしてケースにしまったりすることはできないので、持ち運びには適していないサイズです。
重量もあり、サイズ感もあり、カバンに入れて移動中に使うにはなかなかチャレンジャーな選択となるヘッドホンです。
約7万円というのも考えると、持ち運びは避けたいですね。
これで持ち運ぶのはなかなか勇気がいる
結局どうなの?ひと目で分かるAirPods Maxまとめ
- 音質は素晴らしい。文句のつけようなし!
- 音の特徴は、バランスの良い高音と中音があり、低音がそれを包み込んでいるかのよう
- 装着感も最高!フィット感がさらにいい音の体験を。
- Digital Crownでの操作は完璧!正確に、素早く、音楽と通話をコントロールできる
- ノイキャン性能良し!
- 自然に聞こえる外音取り込みモードはノイキャン以上に感動!
しかし、
- 重く、コンパクトにならないため持ち運びには適さない!
- ケースは持ち運び用ではなく、傷づかないためのもの
- 約7万円する
AirPods Maxを実際に使ってみて、このヘッドホンは移動中や外出先で使えるようなヘッドホンではないと感じました。
自宅や職場など移動しない場所での使用が好ましく、そのために作られたヘッドホンと言えます。
ケースの形状があのような傷つかないためだけになっているのも、Appleはそもそも移動中ではなく、一定の場所での使用を想定しているのでしょう。
AirPods Maxをオススメできる人とは?
AirPods Maxをオススメできる人は、以下のような方です。
必須!!
- Appleユーザー
- 自宅、職場など移動以外のシーンで音楽を聴く
どれかに当てはまればAirPods Maxはオススメ!
- 音楽を最高の環境で楽しみたい
- 長い目で見て、音楽をいい音で楽しんでいきたい
- これ以上ない最高の音質、使いやすさ、装着性を兼ね備えたヘッドホンがほしい!
どれかに当てはまればオススメはできない
- コスパ重視の方
- 移動中でもヘッドホンを使っていい音で音楽を聞きたい方
- Androidユーザー
AirPods Max、SONY WH-1000XM4、Bose NC 700を比較
ヘッドホンでとても人気が高い、SONYとBoseのヘッドホンをAirPods Maxと比べていきましょう!
- Apple:AirPods Max
- SONY:WH-1000XM4
- Bose:Bose Noise Cancelling 700
外観、デザイン
左上BoseNC 700、右上SONY WH-1000XM4、中央下AirPods Max
SONYはザ・ヘッドホンといった感じのデザインで、Boseはスタイリッシュな奇抜なデザインとなっています。
これらと比べるとAirPods Maxは、とてもシンプルなデザインで、形状はヘッドホンですが、デザインはヘッドホンらしさを感じないものとなっています。
また、AirPods Maxは5色カラーがあります。
- スペースグレイ
- シルバー
- グリーン
- スカイブルー
- ピンク
AirPods Maxは5色展開
一方で、ソーニ―はブラックとプラチナシルバーの2色展開と少なく、オーディオファン向けの印象が強いです。
SONY WH-1000XM4は2色展開
Boseは、ブラック、ラックスシルバー、ソープストーン、トリプルミッドナイトの4色展開です。
Bose NC 700は4色展開
サイズ・重量
サイズ感はどのヘッドホンも変わらない
ヘッドホン本体のサイズ感はどれも大きな違いはありません。
アーム部分の幅はAirPods Maxはダントツで幅広い!
AirPods Maxは幅広い
重量は、以下の通りです。
Apple AirPods Max:385g
SONY WH-1000XM4:250.5g
Bose NC 700:261g
一番重く、ヘッドホンの中でもヘビー級「AirPods Max」
最も軽く、コンパクトにもなる機動性抜群のWH-1000XM4
重量は軽めだが、コンパクトにできないBose NC 700
サイズ感、重量でもっとも優れているのは、SONY WH-1000XM4です。
軽く、コンパクトに折ってケースにしまえるので持ち運びに適しています。
この点は、AirPods Maxと真反対で、持ち運びでも使えるSONY WH-1000XM4の機動力は、AirPods Maxよりも素晴らしいです。
機動力に優れたSONY WH-1000XM4
仕様
AirPods Maxだけがライトニングケーブルで、SONYもBoseもUSB Type-Cを使って充電します。
上からSONY、Bose、Apple
使いやすさや汎用性はUSB Type-Cに軍配で、ライトニングケーブルを採用したAirPods Maxは残念な感じがあります。
イヤー部分のクッション性を比較してみました。
Apple AirPods Max:メッシュ素材で形状記憶
SONY WH-1000XM4:革で低反発のような弾力性あり
Bose NC 700:革のクッション
AirPods Maxのイヤークッション
SONY WH-1000XM4のイヤークッション
Bose NC 700のイヤークッション
イヤークッションは、AirPods MaxとSONY WH-1000XM4が素晴らしいです!
AirPods Maxは、サラッとしたつけ心地で、SONY WH-1000XM4はしっとりとしたつけ心地です。
実際に付けてみるとどちらもフィット感があり、違和感を感じにくい自然なつけ心地があります。
メッシュ素材のAirPods Maxのは、通気性もあるので機能面では優れています。
アーム部分の素材感、触り心地も比べてみました。
Apple AirPods Max:メッシュ素材で、頭のフィット間と通気性あり
SONY WH-1000XM4:革素材で、クッション性あり
Bose NC 700:シリコン性で、クッション性あり
AirPods Maxのアーム部分
SONY WH-1000XM4のアーム部分
Bose NC 700のアーム部分
アーム部分で最もいい感じなのは、AirPods Maxです。
メッシュ素材なので頭に設置している感じがなく、頭へのフィット感がとても素晴らしいです。また、通気性もあるので清潔面でもいい感じです!
SONYは、革素材のクッション性があるものなので、フィット感がありますが、頭にくっついている感じがして、それが嫌な方は合わないでしょう。
Boseは、シリコン素材のクッション性があるものなので、フィット感があり、頭への違和感を感じづらいです。しかし、AirPods Maxのように通気性がなく、シリコンという素材から手入れはより必須になります。
ヘッドホン本体の素材感から汚れや手汗、脂、指紋の目立ち具合を比べてみました。
Apple AirPods Max:指紋は目立たず、とてもきれい
SONY WH-1000XM4:指紋や手の脂は見立ちづらいが、見立つところもちらほら
Bose NC 700:指紋は目立たないが、手汗や脂の後が気になる
AirPods Maxは指紋や脂が気にならない
手入れをしないと気になるところが出てくるSONY WH-1000XM4
手入れをしないと気になるところが出てくるBose NC 700
AirPods Maxは、アルミニウムの素材なので指紋がつかず、手汗や脂などの汚れもまったく目立ちません。素材感はダントツに良いです。
長く使っていけば手入れは必要になってきますが、SONY WH-1000XM4やBose NC 700と比べて、目立ちにくく、とても高級感のある素材となっています。
音質
音質は、AirPods Max、SONY WH-1000XM4、Bose NC 700のどれも違いを見つけるのが難しいほど音質はいいです。
クリアなきれいな音が出ていることは確かですが、それぞれに音の特徴があります。
AirPods Maxの音質の特徴は、音のバランスの良さ、音の広がり方をとても広く感じることです。
音質が良いだけでなく、高音・中音がきれいに出ていて、しっかりと低音が出ているので音のバランスが良く、物足りなさを感じない音になっています。
また、音の表現力が高いのか、自分のまわりに音が広がっているかのような空間を感じます。
音の特徴は、しっかりとバランスのとれた高音と中音があり、それを低音が包み込んでいるかのような音になっています。
AirPods Maxの音の特徴
SONY WH-1000XM4は、AirPods Maxに引けを取らないとても高音質で表現豊かな音が出ます。
AirPods Maxとの違いは、低音の質感が違うことで、SONY WH-1000XM4の方が低音の輪郭がしっかりとしています。
AirPods Maxの低音は、SONY WH-1000XM4と違って、しっかりと出ている高音と中音を包み込んでいるイメージでが、SONY WH-1000XM4は、高音、中音、低音のすべてがしっかりとした輪郭で聴こえます。
SONY WH-1000XM4の音の特徴
Bose NC 700は、低音をとても強く感じる音になっています。
高音や中音の音質が悪いということではなく、音のバランスが低音メインな印象を受ける音です。
また、高音よりも中音のほうがメイン感が強く、全体的に音の低さが目立っている印象があります。
Bose NC 700の音の特徴
ノイキャン・外音取り込み
どのヘッドホンにもノイズキャンセリングと外音取り込みモードの2つがあります。
ノイキャンの性能はどれも申し分なく、音楽を再生すれば周囲の騒音やノイズはまったく聞こえなくなります。
外音取り込みモードは、どれもノイズがなく、とてもクリアな音で周囲の音が聞けます。どれも不満な点はありません。
しかし、AirPods Maxはより自然な聞こえ方に近い感じがして、ヘッドホンを付けていても付けていなくてもほぼ変わらない聞こえ方がします。
ノイキャン、外音取り込みの性能では、どれを選んでも満足いくものが得られます!
Apple AirPods Max:外音取り込みノイズなし(より自然に近い)
SONY WH-1000XM:外音取り込みノイズなし
Bose NC 700:外音取り込みノイズなし
操作性
操作性は、AirPods Maxに軍配です。
AirPods Maxは、タッチ式ではなく、ボタンでの操作になります。
そのため、間違った操作をするのは極稀で、正確に、素早く操作できる点は、SONYやBoseよりも素晴らしかったです。
タッチ式で操作するSONY WH-1000XM4、Bose NC 700でもすばやく操作できますが、タッチ式なので、音量が細かく調整できなかったり、間違えて操作したり、意図しない操作になったりすることがあります。
操作性は、SONY WH-1000XM4やBose NC 700が悪いということではなく、AirPods Maxの操作性が良すぎるという意味で軍配が上がります。
接続性
iPhone、Mac、iPadなどAppleデバイスで使うなら、AirPods Maxが抜群に接続性は良いです。
AirPods Maxを装着すると、自動で接続してくれるので、とても早く音楽を聴くことができます。
また、デバイス間での切り替えもとてもスムーズにできるので、Appleデバイスを複数持っており、音を切り替えたいときは本当に便利です。
SONY WH-1000XM4、Bose NC 700の接続は、iPhone、Android、Mac,、WindowsなどBluetoothで接続ができます。
なので、AirPods Maxよりも汎用性が良く、デバイスに縛られない良さはあります。
電源をONにすれば、一度接続したデバイスに自動で接続されるので、煩わしさや接続の面倒はありません。
操作性と同じで、SONY WH-1000XM4やBose NC 700の接続性が悪いのではなく、AirPods MaxとAppleデバイスの接続やデバイス間での切り替えが特に優れているという感じです。
値段
Apple AirPods Max:67,980円
SONY WH-1000XM4:44,000円
Bose NC 700:46,750円
- Apple AirPods Max:67,980円
- SONY WH-1000XM4:44,000円
- Bose NC 700:46,750円
この価格の差を見ると、いかにAirPods Maxが高いのかがよくわかります。
SONYとBoseは2,000円ほどの差なので、性能面やデザイン、音質などの好みから選びやすいヘッドホンです。
しかし、AirPods Maxは約20,000円という比較対象ではなくなるくらい価格差があるため、とても選びにくく、比較もしにくいヘッドホンではあります。
AirPods Max、SONY WH-1000XM4、Bose NC 700のオススメは?
AirPods Max | SONY WH-1000XM4 | Bose NC 700 |
67,980円 | 44,000円 | 46,750円 |
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385g | 250.5g | 261g |
折りたためない | コンパクトに折りたためる | 折りたためない |
ライトニングケーブル | USB Type-C | USB Type-C |
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高音と中音の裏で低音が響いている | 高音、中音、低音のどれもがバランス良く出る | 低音メイン |
ボタンでの操作で正確に、細かく、素早く操作できる | タッチ式の操作は細かく音量を調整できず、たまに誤作動 | タッチ式の操作は細かく音量を調整できず、たまに誤作動 |
Appleデバイスとの接続 | どのデバイスでも対応 | どのデバイスでも対応 |
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トータル的に、筆者がオススメするのは、SONY WH-1000XM4です!
SONY WH-1000XM4
AirPods Maxのレビュー記事ですが、比較をしてみて本当におすすめできるのはSONY WH-1000XM4でした。
理由は、とてもシンプルで、値段が一番安いヘッドホンなのですが、音質、性能、操作性、接続性のどれをとってもバランスが良いからです。
AirPods Maxはとても素晴らしいヘッドホンで、購入して損はしません。
不満な点はほとんどないので、完成に近いヘッドホンといっても過言ではありません。
しかし、約7万円というのがやはりネックです。
値段も一緒に考えると、最もコスパ良く、最高の音楽体験ができるのはSONY WH-1000XM4だと、実際にAirPods Maxを使ってみて感じました。
まとめ
Apple初のヘッドホン「AirPods Max」を実際に使ってみて、とても素晴らしい音、洗練されたAppleらしいデザイン、使い心地や使いやすさを追求された操作性など、さすがAppleといいたいヘッドホンです。
7万円が気にならないのなら購入しても損はない、とても素晴らしいヘッドホンでした!
この記事では、『Apple AirPods Maxの実機レビュー』をご紹介しました。
SONY WH-1000XM4やBose NC 700も実機でご紹介しています!