この記事では、iFデザインアワード2020を受賞したBluetoothイヤホン「EarFun Air」をご紹介します。
実際にEarFun Airを使ってみて感じたのは、5,000円台のイヤホンなのに音のバランスが良く、しっかりと芯のある音が楽しめる値段以上の音が楽しめるアリなイヤホンです!
EarFun Airを実際に使ってみたのでご紹介していきます!
7,999円でノイキャン付Bluetoothイヤホン『EarFun Free Pro 2』を実機レビュー!
続きを見る
EarFun Airを実機レビュー
EarFun Air
付属品
EarFun Airの付属品
EarFun Airには、3つの付属品が入っています。
- 充電ケース
- USB Type-Cケーブル
- イヤーピース4サイズ
EarFun Airは、イヤホンの王道的な形となった完全独立型のBluetoothイヤホンです。
そのため、充電ケースに入れることでイヤホン本体の充電をしてつかうことになります。
EarFun Airの充電ケーブル(USB Type-Cケーブル)
充電ケースの充電は、付属のUSB Type-Cケーブルを使って充電します。
Type-Cを使って急速充電をすることができるため、10分の充電で2時間の使用が可能となっています。
EarFun Airイヤーピース
そして、嬉しいことにイヤーピースは、極小、小、中、大の4サイズ付属されています。
3サイズのイヤーチップが入っているBluetoothイヤホンが多いですが、このEarFun Airは4サイズあるため、より自分の耳のサイズに適したフィット感を見つけやすくなっています。
充電ケース
EarFun Airの充電ケース(閉じた状態)
EarFun Airに付属している充電ケースでまず感じたのは、とても軽いことです。
最大で35時間もEarFun Airを使用できるバッテリーを積んでいる割にとても軽く、これなら何ら支障なく持ち運べます。
EarFun Airの充電ケース(開けた状態)
充電ケースの開閉は、マグネット式になっており、開けやすく、しっかりとカチッと閉まる感じがとても良いです。
スマホとのBluetooth接続も簡単で、充電ケースの中央にあるボタンを押すだけでBluetooth接続は完了します。
一度接続ができれば、次からは充電ケースを開けてイヤホンを取り出すだけでスマホに自動で接続されてスマートです!
EarFun Airの充電ケース(充電)
充電ケースは、下部にUSB Type-Cケーブルの接続先があります。
イヤホンの使用頻度にもよりますが、最大で35時間使うことができるので、3日に1回、4日に1回程度といった毎日充電する必要がないのでとても良いです。
また、充電ケースはワイヤレス充電にも対応しています。
EarFun Air本体
EarFun Air本体
EarFun Airは、とてもシンプルで老若男女だれでも使えるデザインになっています。
長く伸びている棒状の部分がAppleのAirPodsを連想しますが、EarFun Airの方が圧倒的に安く、コスパの面では勝っています。
EarFun Air本体
EarFun Airは、タッチで音楽や通話をコントロールすることができます。
イヤホンの外側の一番面積の広い部分をタップします。
説明書に日本語で詳しく操作方法が書かれているので、操作に関しては特に問題はあります。しかし、タッチ式の操作になるため髪がかかっているとうまく操作できない時がありました。
タッチでの操作のため誤作動が心配されますが、1タップでの操作はなく、2タップや3タップ、長押しの操作になるため誤作動の心配はありません。実際に使っていても誤作動はありませんでした。
使う人のことを考えられたイヤホンになっています。
EarFun Air本体
充電ケースに入れたEarFun Air
EarFun Airは、充電ケースにしっかりとマグネットで装着できるので、充電ケースから外れて落ちるということはありません。
しかし、充電ケースからイヤホンを取り出す時は、取りこぼさないように注意が必要です。
音質
EarFun Airの音質は、正直言ってとても良かったです。
5,000円近くのBluetoothイヤホンはこれまでも何台も使用してきましたが、EarFun Airはとても5,000円という安さを感じさせない音質で音楽が聴けました。
高音はやや弱めに感じますが、中音と低音がしっかりと出ており、音のバランスがとてもきれいに感じれます。低音がここまでしっかりと出ている格安イヤホンに感動を覚えたくらいです。
5,000円という安さでこの音質が聴けると思うと、格安Bluetoothイヤホンもまだまだ捨てたもんじゃないです!「高ければいい音質」という概念すら忘れさせてくれるほどです。
これは「価格の割には音質がいいよね」といったレベルではなく、価格の割に音質が良すぎるんです。
上を見れば高いイヤホンはたくさんあります。それらに比べてれば明らかに弱点となるところはあり、音の抑揚や表現力といった点では劣っています。
しかし、音質が良いので、スマホや音楽アプリにあるイコライザ機能をうまく使えばそれなりに表現豊かな音色が楽しめるのでやりようは十分あります。
EarFun Airの音質は、価格と音質の両方をとって考えても、とても満足度の高いBluetoothイヤホンです!
【2024年最新】Apple Musicの使い方!初心者から上級者向けまで
続きを見る
Spotifyのイコライザ設定の方法!好みの音すべて解説!
続きを見る
EarFun Air
良かった機能
EarFun Airを使ってみてとても良かった点が3つあります。
- 装着検出機能
- 長押しで音量調整
- 2つあるマイク
音質だけでなく、5,000円のイヤホンにしては充実した機能が2つと愉快人のことを考えられた仕様が1つあります。
それぞれ解説していきます。
装着検出機能
EarFun Airには、装着検出機能があります。
これは、イヤホンを耳に装着すると再生中の音楽が自動で再生され、イヤホンを取り外すと自動で音楽が停止する機能のことです。
検出の精度も高く、「装着したのに音楽が再生されなかった」や「取り外したのに音楽が止まらなかった」といったことはありませんでした。
すぐに音楽が消えて、簡単に停止できる便利さはとても良く、5,000円台のイヤホンによくこの機能が入っているなと感心しました。
長押しで音量調整
これは、イヤホンを使う人のことをよく考えた仕様だなと思った点です。
EarFun Airは、本体をタッチすることで音楽を再生したり、停止したり、次の曲へスキップしたりするのですが、音量の上げ下げは長押しになります。
これがとても便利で、長押しで音量を段階的に上げられるので、何度もタップしたりする必要がなくやりやすいです。下げるときも同じです。
例えば、AppleのAirPodsやAirPods Proはイヤホン本体を操作して音量を操作することはできず、iPhoneやApple Watchなどを操作して音量を調整する必要があります。
そういった面で見ると、EarFun Airは使う人のことをよく考えた操作方法になっていてとても気に入っています。
AirPods vs Pro!9つの違いを実機比較!オススメはどっち?
続きを見る
AirPods Pro実機レビュー!3つのポイントと1つの残念点とは?
続きを見る
2つあるマイク
EarFun Airには、片方のイヤホンに2つのマイクが搭載されています。両耳で合計4つのマイクがあります。
EarFun Airのマイク
マイクは、イヤホンのタッチ部分と棒状の下の部分にあります。
普通はマイクは片耳に1つのことが多いですが、EarFun Airは2つのマイクを搭載することでしっかりと音を拾いつつもクリアな音で通話が可能になっています。
また、ある程度の限度はありますが、多少の騒音であれば声をクリアにして音を届けてくれるので、テレワークや移動中の通話などにも適しているBluetoothイヤホンです。
EarFun Air
検討ポイント
EarFun Airは、良いところがたくさんありますは、さすがに良いところだけではありません。
実際に使ってみて、ここは購入前に知っておいたほうがいいなという検討していただきたいポイントが2つあります。
- 曲戻しができない
- 曲のスキップや音声アシスタント起動の3回タップがやりにくい
曲戻しができない
EarFun Airは、右のイヤホンを3回タッチすることで「曲をスキップする」という機能が使えます。
しかし、左のイヤホンを3回タッチすると曲を前に戻すのではなく、音声アシスタントの起動になり、曲を前に戻すという操作はできません。
音楽を聴いていてなかなか曲を前に戻すという操作はやりませんが、いざという時に不便だったりします。
実際にEarFun Airを使ってみて、本当によく使い人のことを考えた作りになっていると感じ、この「曲を戻す」という操作はなかなか使わないためイヤホンの機能として捨て、それよりもイヤホンとして使う価値のあるSiriやGoogleアシスタントなど音声アシスタントの起動に割り振っているかと思います。
そういった意味で見るとよく考えられているなと感じますが、「曲を戻る」の機能をよく使う人からしたら残念ですよね。(よく使う人がいるのかどうかわかりませんが。)
曲のスキップや音声アシスタント起動の3回タップがやりにくい
EarFun Airはタッチ部分を3回タッチすることで操作できる機能があります。曲のスキップや音声アシスタントの起動です。
この「3回タップ」がなかなかうまくタッチできないときがあり、また、タッチした時に音が出たり振動したりするわけではないので本当にタッチできているのかどうかがわかりません。
髪の毛が指とイヤホンの間にあったり、指が濡れていたりするとうまくタッチできないときもあるので、この点は注意が必要です。
スペック
スペック | |
Bluetooth | バージョン5.0 |
対応コーデック | SBC、AAC |
通信距離 | 最大15m |
バッテリー容量 | 55mAh(片耳イヤホン) 500mAh(充電ケース) |
充電時間 | 約1.5時間(イヤホン) 約2時間(充電ケース) |
電池持続時間 | イヤホンを1回の充電で最大7時間 充電ケースと一緒に使って最大35時間 |
重量 | 51グラム(イヤホン+充電ケース) |
防水 | IPX7 |
注目すべきポイントは3つです。
- 対応コーデック
- 重量
- 防水
対応コーデック
EarFun Airの対応コーデックは、SBCとAACです。
そのため、AndroidでもiPhoneでも、音質を最小限の劣化でBluetooth接続で音楽を聴けます。
Bluetoothのコーデックとは?スマホで音楽を高音質で聴く方法
続きを見る
重量
充電ケースとイヤホン本体合わせて、約51グラムという超軽量なBluetoothイヤホンです。
50グラムはだいたい卵1個程度なので、どれくらい軽いイヤホンなのかがよく分かるかと思います。
防水
EarFun Airは、IPX7の防水規格になります。
この「IPX7」は、だいたいの性能でいうと、『深さ15cm~1mで30分間沈んでも大丈夫』という防水性能になります。
なので、運動やトレーニングなどの汗は心配ありませんし、雨や水しぶきなども問題ありません。
防水については安心して使えます。
EarFun Air