そんな思いを持っているあなたのために、
この記事では、『Apple HomePod miniの実機レビュー』をご紹介していきます。
HomePod miniは、Appleからリリースされている小型スマートスピーカーです。
初代HomePodよりも、安く、小さくなったモデルで、10,800円(税別)で購入できます。
HomePod miniの中身、どんな音質で、どんなスマスピなのか一緒に見ていきましょう!
−− HomePod mini −−
Editor's Rating:
好きなところ
- コンパクトで設置しやすいサイズ感
- 高音重視のクリアな音質
- 2台セットでよりリッチな音になる
- 安い
イマイチなところ
- 低音がやや弱め
- iPhoneは必須
結論
Appleのコンパクトスマートスピーカー HomePod mini
とても小柄なサイズで、デスクやキッチン、リビングなど設置する場所は選びやすい
小さいながらしっかりと音は出て、高音から中音がメインのクリアな音質が特徴的
1台だと低音はやや弱めだが、2台セットにすると音のリッチさが増す。そして、2台でも購入しやすい価格がいい
2023年2月発売の『HomePod 第二世代』のレビューはこちらから!
👉 新型Apple HomePod 2をレビュー!空間オーディオを最高レベルで楽しめる!
HomePod miniを実機レビュー
Apple HomePod miniを実機ビュー
この記事では、HomePod miniを2台用意してレビューをご紹介しています。
形、サイズ
HomePod miniは、球体の形状をしているスマートスピーカーになります。
HomePod miniは球体状
上部にはタッチでの操作パネルがあり、音量の上げ・下げ、音楽の再生・停止、Siriの起動をタッチで操作できます。
全体はメッシュ状で覆われており、統一感のあるシンプルなデザインとなっています。
HomePod miniはメッシュ状で覆われている
サイズはとてもコンパクトで、手のひらに乗るとても小さいサイズのスマートスピーカーとなっています。
HomePod miniは手のひらサイズ
幅約10cm、高さ宅8.5cmとなっています。
重量は345gで、350mlの缶の飲み物とほぼ同じ重さに鳴っています。女性でも子供でも片手で持てます。
電源はケーブルはHomePod miniから直接生えています。
直接生える電源ケーブル
電源ケーブルの先端は、USB Type-Cになっています。付属の電源アダプタを接続して電源に差し込みます。
ケーブルの先端はUSB Type-C
USB Type-Cなので、付属で入っている電源アダプタを使わなくても、今持っているUSB Type-C用の電源アダプタを利用することもできます。
付属の電源アダプタにUSB Type-Cを差し込んで使用
付属の電源アダプタは白なので、白いHomePod miniなら本体からケーブル、電源アダプタまで白で統一できますが、黒いHomePod miniの場合、電源アダプタだけ白になります。(ちょっと気になる。)
セットアップ
HomePod miniのセットアップは、iPhoneがあれば3~4回タップするだけで設定画完了します。
step
1HomePod miniを電源に接続
まずは、HomePod miniを設置して、電源ケーブルに接続します。
step
2iPhoneを近づける
次に、HomePod miniにiPhoneを近づけます。
すると、HomePod miniの設定が始まるので、「設定」をタップします。
HomePod miniにiPhoneを近づけて設定開始
step
3設定をタップ
いくつか設定項目があるので、選択してタップをします。
HomePod miniを設置する場所の設定
カメラでHomePod miniの上部を入れる
これでHomePod miniの設定は完了します。
step
4設定完了を待つ
あとは、iPhoneが自動で設定をしてくれるので、HomePod miniの設定が終わるまで待ちます。
だいたい2~3分で設定が完了します。
設定を待つ
HomePod miniは、音楽の再生、Apple TVやiPhoneとの連携、Siriを使った操作などWi-Fi環境が必要になります。
しかし、Wi-Fiの選択やパスワードは入力する必要がなく、iPhoneに接続されているWi-Fiが自動で接続されるようになっているので、とても簡単に設定が終わってしまいます。
iPhoneとHomePod miniというAppleでの連携だからこそできる便利さがあります。
音質
まず、音質を知る前に知っておいてほしいのは。HomePod miniは10,800円(税別)で購入できるスマートスピーカーだということです。
値段と音質は、密接に関わっている所ですので、この10,800円という数字は頭に入れておいてください。
HomePod miniの音質
HomePod miniの音質を一言で表すと、『よくこのサイズで、ここまでパワフルな音が出るな』です。
HomePod miniは、手のひらサイズのコンパクトなスマスピで、設置場所は柔軟に選べます。
それだけが初代HomePodとの違いや売りではなく、『このコンパクトなサイズで、しっかりとパワフルでクリアな音を出せる』というのがHomePod miniの特徴的な音質です。
約1万円のスピーカーなので、安くはありません。
HomePod miniの音はとても繊細で、音の輪郭がしっかりとわかる音質なので、はじめて聴いた時、音質の良さをとても感じれました。
1万円という価格を考えると、これは「アリ」な選択のスマートスピーカーです。
高音から中音の音は、とても満足度の高い音色です。
一方で、低音の方を見てみると、しっかりと低い音が出ていることは感じれますが、高音や低音に比べると表現力は欠けます。
ヒップホップやEDMなどを聴いてみても、低い音がしっかりと出ているのは感じれるのですが、出せる低音の幅は高音や中音と比べて広くありません。
初代HomePodと比べてみると、低音の響きや重み、ずっしりと深い音はHomePod miniでは感じれません。
しかし、HomePod miniは、高音と中音がとてもキレイでクリアなので、低音の表現力の欠けをカバーしてくれている印象です。
音質全体的に見ると、よくこのサイズ、この価格でここまでパワフルで、質のいい音が出せるなといった感動を覚えるほどです。
音量は、とてもパワフルでいい感じです。
音量を上げても音が余裕を持って出ていますし、音割れすることなく、音楽を楽しめてよかったです。
ステレオ再生は満足度とても高い!
筆者は、HomePod miniを2台購入しました。
HomePod miniは、iPhoneから2台を連携することができます。
iPhoneのホームアプリでHomePod mini2台を連携
この連携した時のHomePod miniから出る音は、とても良かったです。
HomePod miniの間で音楽を聴くことで、自分の周囲に音が広がっているような感覚になり、HomePod miniから音が出ているのではなく、自分の周りで音が出ている聴こえ方を楽しめます。
先程、HomePod miniは低音がやや隠れがちという紹介をしましたが、ステレオ再生にすることで、とてもリッチな聴き方ができるのでそんなことは一切忘れてしまいました。
1台のHomePod miniだと、そこから音が出ているという聴こえ方をします。
また、音量を上げても、空間に広がっていくような聴き心地はいまいちです。
しかし、2台のHomePod miniがあることで、その空間全体を音で満たしてくれます。
HomePod1台で音楽を聴くと、約33,000円しますが、HomePod miniは2台でも約2万円です。
満足度はとても高く、生活レベルを2万円でそれ以上の生活レベルまで高めてくれてオススメです!
できること
HomePod miniができることは、たくさんありますので一覧でご紹介していきます。
- 音楽の再生
- Apple TVと連携して動画を見る
- ポッドキャストの再生
- 計算
- 会話
- 知識の検索
- リマインダーに追加、確認
- メモに追加、確認
- スケジュールを追加、確認
- マップで近くの店を調べる
- iPhoneを探す
- メッセージを送る
- 家電の操作(電気、鍵、エアコン、扇風機など)
- インターコム
HomePod miniのできることでチェックしておきたいポイントは、4つあります。
音楽の再生
HomePod miniのSiriにリクエストをすれば音楽の再生ができます。
- 「Hey,Siri、音楽を再生して」
- 「Hey,Siri、(アーティスト名)を再生して」
- 「Hey,Siri、(曲名)を再生して」
- 「Hey,Siri、(ジャンル名)を再生して」
- 「Hey,Siri、オススメの曲をかけて」
などなど、リクエストできる音楽は様々あります。
また、音楽の再生や停止、次の曲へのスキップなども声で操作が可能です。
基本的に、Siriで操作できる音楽は、Apple Musicの音楽になります。
Appleだからこそできる連携の強さはここにもあります。
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Apple TVと連携して動画を見る
HomePod miniは、Apple TVと連携することができます。
連携することで、Apple TVで見る動画の音声をHomePod miniのスピーカーから出すことができるので、テレビのスピーカーよりもより良い音で動画鑑賞が楽しめるようになります。
こちらについては、この記事の「Apple Musicとの連携」で詳しく解説していきます。
家電の操作(電気、鍵、エアコンなど)
HomePod miniに搭載されてるSiriに対応したスマート家電を使うことで、家電を声だけで操作することができます。
- 電気やライト
- エアコン
- 鍵
- 防犯カメラ
- テレビ
など連携できる家電はたくさんありますので、Siri対応の家電を用意して自宅をスマートハウスにできてしまいます。
インターコム
インターコムは、HomePod、HomePod miniが2台以上あると使える声のやり取りです。
「Hey,Siri、ご飯ができたよとみんなに伝えて」などとSiriにリクエストすると、家にあるすべてのHomePod、HomePod miniに音声で伝えてくれます。
部屋を指定して声を届けたりもできます。
HomePodを全部屋に設置するのは金銭的に負担が大きいですが、HomePod miniなら手頃な価格で、家中をつなぐことができます。
Apple TVとの連携
HomePod miniは、Apple TVと連携することで、動画やミュージックビデオなどの音声をHomePod miniから出すことができます。
設定はとても簡単で、iPhoneのホームアプリからApple TVとHomePod miniを連携するだけです。
Apple TVとHomePod miniを連携
Appleで揃えることの強みがここでも出てきます。
AirPlayという接続は、Appleデバイスで身の回りを固めているとなんでも連携ができるのでとっても便利です
AirPlayで連携
Apple TVとHomePod miniを連携して音楽や動画を再生してみたのですが、音はとてもよかったです。
ここまでリッチな音で映像と音が楽しめるとなると、テレビのスピーカーにはもう戻れません。
音楽は、ただ音楽を聴くだけでなく、Apple Musicを使えばミュージックビデオを見ながら音を出せます。
音楽鑑賞はただ聴くだけでなく、五感をフルに活用して楽しめるということを教えてくれます。
動画は、Apple TV+だけでなく、NetflixやプライムビデオなどApple TVで使える様々な動画サイトで再生する動画をHomePod miniで再生できます。
音楽だけでなく、動画を見ても、映像の世界に入り込んだかのような臨場感とリアリティを感じる動画鑑賞が楽しめました。
ここでも、HomePod miniを2台あればステレオ再生ができるので、1台ではなく、2台のHomePod miniを用意することを強くオススメします!
初代HomePodとの違い
Appleのスマートスピーカーには、HomePodとHomePod miniの2機種あります。
左HomePod mini、右HomePod
初代HomePodとHomePod miniは、デザインや素材はおなじになっています。
カラーリングも黒と白で同じです。
サイズは、HomePod miniがとても小さく、高さや約半分、重量は約6倍ほど違います。
HomePod mini | HomePod | |
幅 | 97.9mm | 172mm |
高さ | 84.3mm | 142mm |
重量 | 345g | 2.5kg |
上部のデザインや操作方法も一緒です。
HomePod miniは、音量の「+」「-」が常に見える
上部で唯一違う点は、HomePod miniは、音量を上げ下げする「+」「-」が常に見えることで、本体にアナログで表示されています。
一方で、HomePodは、電源にいれることで、「+」「-」がデジタルで表示されます。
初代HomePodとHomePod miniでできることに違いはありません。
違うのは、サイズと音質です。
音質は、HomePodの方がいい音が出ます。
低音は重く、深みがあり、響くような表現豊かな低音はHomePodにあり、HomePod miniにはありません。HomePodを購入したほうが音はいいです。
しかし、値段を見てみると、HomePodは約36,000円、HomePod miniは、約12,000円です。倍近い値段の差があるHomePodとHomePod mini
価格も考慮してHomePodとHomePod miniを比べてみると、HomePod miniを2台用意したほうが満足度は高いです。(2台でも約24,000円でHomePodより安い)
安く、価格以上の値段を楽しめるという点で見てみると、HomePod miniをオススメします!
同価格帯のスマスピと比較(Amazon Echo)
Apple HomePod miniの同価格帯のスマートスピーカーには、AmazonのEchoがあります。
左Amazon Echo、右Apple HomePod mini
サイズ感は、HomePod miniの方が約半分のコンパクトさです。
HomePod mini | Amazon Echo | |
幅 | 97.9mm | 144mm |
高さ | 84.3mm | 133mm |
重量 | 345g | 940g |
形状は、どちらも球体です。
左Amazon Echo、右Apple HomePod mini
Amazon Echoは、本体上部に物理ボタンがあります。これらのボタンを押して、音量調整や音声アシスタントの起動を操作できます。
HomePod miniは、タッチ式になっています。
音質の方は、HomePod miniとAmazon Echoで特徴が違います。
HomePod miniは、高音や中音がとてもキレイに出ている印象を受けます。低音はやや表現力に欠け、重みや響きと言った低音の楽しみはやや薄いです。
Amazon Echoは、低音の響きや深い音がとても印象的で、低音がしっかりと出ているのでHomePod miniよりもパワフルさを感じます。
実際に音楽を聴き比べてみて、音質が良いな、こっちで音楽を聴きたいなと感じたのは、Amazon Echoの方です。
一つ一つの音がしっかりと重みを持っており、軽々しくない音が聴けたので、HomePod miniよりもAmazon Echoのほうが体全体で音楽を聴いているような間隔になれました。
音質だけで見るのであればAmazon Echoの方を筆者はおすすめします!
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オススメできる人とは?
Apple HomePod miniをオススメできる人は、以下のような方です。
- iPhoneユーザーで、この先もAppleデバイスで固めていく方
- Apple TVユーザー
- 安く、それなりにいい音で音楽や動画を楽しみたい人
HomePod miniは、良くも悪くもAppleのスマートスピーカーです。設定にはiPhoneが必要になります。
良い面で見れば、Appleで揃えることでこの上ない接続の安定性と使いやすさを手にすることができます。
しかし、悪い面で見てしまうと、Appleで揃えなければいけないという縛りにかけられてしまいます。
そのため、iPhoneだけでなく、この先もAppleデバイスで揃えていくと考えている人には、HomePod miniをおすすめします。
また、Apple TVユーザーの方もHomePod miniを連携することで、動画をテレビ以上の音で楽しめるのでいい選択肢となります。
そして、HomePod miniは1台から使えるスマートスピーカーですが、1台だけではなかなかメリットを感じることができず、音楽にしろ動画にしろやや物足りなさを感じてしまいます。
それは、同価格帯のAmazon Echoが1台でとてもいい音が出るためです。
HomePod miniは、Appleで連携することの使いやすさ、インターコムの使用、接続の安定性が良いポイントでもあるので、2台以上HomePod miniが揃えられる人におすすめしたいです。
- Appleで揃えることで制限がかかるのが気になる
- 2台揃えるのはちょっとな。。
- もっとコスパ良くしたい
と考えているのであれば、Amazon Echoをオススメします!
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