そんな思いを持っているあなたのために、
この記事では、『AirPods(第三世代)の実機レビュー』をご紹介していきます!
AirPods(第三世代)
Editor's Rating:
好きなところ
- AirPodsと空間オーディオの相性がよく、音に空間を感じて楽しい!
- 操作がAirPods Proと同じになり、やりやすくなっている!
- 通話で自分の声がクリアに届けられる!
イマイチなところ
- 音量調整はあいかわらずできない
- 見方を変えるとAirPods Proの下に位置するイヤホン(新鮮味や感動は薄い)
結論
第三世代のAirPods Proは、第二世代とAirPods Proの中間にあるレベル。
第二世代からの乗り換えはありだが、AirPods Proからの乗り換えはなし。ノイキャンの有無で第三世代かAirPods Proかを選択する。そんなイヤホン。
第二世代から進化した幅も広く、イヤホンとしての完成度は高い。
しかし、元々あった機能や性能を組み合わせたものなので新鮮味はない。
実物を見ていこう!
2021年10月28日発売、AppleからのBluetoothイヤホンで、AirPodsの第三世代です!
AirPods(第三世代)
付属品
付属しているのは、AirPods本体、充電ケース、Lightning- USB タイプCケーブル、説明書の4点。
自分オリジナルのAirPodsが手に入るので、購入はApple公式ストアがいいかもです!
付属ケーブル
付属している充電ケーブルは、Lightning - USB タイプCケーブルです。
充電ケースのサイズ感
高さ46.40 mm、幅54.40 mm、厚さ21.38 mmのAirPodsを充電、収納しておくケース。
本体と充電ケース
充電ケースに収納することで、イヤホン本体の充電が可能になっている。
充電ケースを充電は、LightningケーブルまたはMagSafeに対応。
本体
AirPods本体は、前モデルの第二世代から大幅にデザインが変わっており、AirPods Proに近いものとなっています。
各AirPodsとの比較はこの先でご紹介していきますね!
操作方法
音楽を再生したり、止めたり、次の曲へスキップしたり、通話に出たりなどは、イヤホン本体の柄の部分を押して操作します。
スペック表
スペック項目 | AirPods(第三世代) |
カラー | 白 |
値段 | 23,800円(税込) |
ノイズキャンセリング | ― |
外音取り込みモード | ― |
空間オーディオ | ◯ |
耐水性 | ◯ |
バッテリー(本体のみ) | 最大6時間の再生、4時間の連続通話が可能 |
バッテリー(充電ケース使用時) | 最大30時間の再生、20時間の連続通話が可能 |
本体の充電方法 | 付属の充電ケースにしまうだけ |
充電ケースの充電 |
|
音声AIアシスタント | Siri |
マイク |
|
操作方法 | 本体の柄の部分を押す |
サイズ(本体) | 高さ:30.79 mm 幅:18.26 mm 厚さ:19.21 mm |
重量(本体) | 4.28 g |
サイズ(充電ケース) | 高さ:46.40 mm 幅:54.40 mm 厚さ:21.38 mm |
重量(充電ケース) | 37.91 g |
Bluetooth | ◯(Bluetooth5.0) |
センサー |
|
チップ | H1ヘッドフォンチップ |
AirPods 3の大きな特徴は2つ
充電ケースの充電はケーブルとワイヤレスに対応
AirPods(第二世代)との比較
左:第二世代、右:第三世代
AirPods(第三世代)を、前モデルの第二世代と比較してみます!
下記表の赤文字は、第三世代になったことでAirPodsが進化された良いところになります。
スペック項目 | 第三世代AirPods | 第二世代AirPods |
カラー | 白 | 白 |
値段 | 23,800円(税込) | 16,800円(税込) |
ノイズキャンセリング | ― | ― |
外音取り込みモード | ― | ― |
空間オーディオ | ◯ | ― |
耐水性 | ◯ | ― |
バッテリー(本体のみ) | 最大6時間の再生、4時間の連続通話が可能 | 最大5時間の再生、3時間の連続通話が可能 |
バッテリー(充電ケース使用時) | 最大30時間の再生、20時間の連続通話が可能 | 最大24時間の再生、18時間の連続通話が可能 |
本体の充電方法 | 付属の充電ケースにしまうだけ | 付属の充電ケースにしまうだけ |
充電ケースの充電 |
|
|
音声AIアシスタント | Siri | Siri |
マイク |
|
|
操作方法 | 本体の柄の部分を押す | 本体のヘッド部分をタッチ |
サイズ(本体) | 高さ:30.79 mm 幅:18.26 mm 厚さ:19.21 mm | 高さ:40.5 mm 幅:16.5 mm 厚さ:18.0 mm |
重量(本体) | 4.28 g | 4 g |
サイズ(充電ケース) | 高さ:46.40 mm 幅:54.40 mm 厚さ:21.38 mm | 高さ:53.5 mm 幅:44.3 mm 厚さ:21.3 mm |
重量(充電ケース) | 37.91 g | 38.2 g |
Bluetooth | ◯(Bluetooth5.0) | ◯(Bluetooth5.0) |
センサー |
|
|
チップ | H1ヘッドフォンチップ | H1ヘッドフォンチップ |
AirPods2とAirPods3の大きな違いは3つ
左:第二世代、右:第三世代
イヤホンのそもそもの形が大幅に変更されています。
また第三世代になり、コンパクトなサイズ感になっているのは、デザイン面でいい進化ですね!
左:第二世代、右:第三世代
充電ケースのサイズ感はほぼ同じです。
第二世代は縦型、第三世代は横型という違いだけです。
空間オーディオ
空間オーディオについては、以下の記事で詳しく解説しているので、簡単に説明をしていきます。
Apple Musicの空間オーディオとは?やり方や対応イヤホンを解説!
続きを見る
空間オーディオは、動画や音楽を再生したとき、音に位置感覚を感じ、まるで自分がその音が出ている場にいるかのような体験を味わえる機能です!
空間オーディオとは
第二世代では、空間オーディオには対応していないため、「ごく普通に音を聴いている」ような感覚です。
AirPodsから出る音を聴く。
そのため音に立体感や臨場感はあまりなく、どこか平面的な印象の音でした。
これが第三世代になったことで、空間オーディオに対応します。
実際に聴き比べてみるとわかりますが、アーティストが自分のまわりで歌っているような感覚です。
ひとつの音楽を聴いているのではなく、歌手やそれぞれの楽器を個別に感じられ、それらが集まることでひとつの音楽になっている印象です。
AirPods第三世代で空間オーディオ
耐水性
第三世代になったことで、耐水耐汗性が追加されました。
ランキングやトレーニングをするとき、雨のなかでも安心してAirPodsで音を聴きながら行えます。
そのため耳の穴にひっかけるような感じで装着するので、激しい運動をすると外れてしまう可能性があります。
第二世代よりは心配はありませんが、実際にランニングをしてみて感じました。
この点は、AirPods Proのほうが装着感があるので、安心して使えます!
バッテリー
一回の充電で使える時間が第三世代になり伸びています。
数字は参考値でしかありませんが、実際に3時間ほど通話をしたり、5時間ほど音楽を聴いてみましたが、バッテリーは大丈夫でした。
イヤホン本体の充電がなくなっても、充電ケースに5分入れれば1時間使えます。しかし充電ケースはLightningケーブルやワイヤレスでの充電が必要になるのでいざというときに困ります。
充電ケースの充電
第三世代AirPodsの充電ケースは、MagSafeに対応しています。
ワイヤレスでの充電が可能なので、家に帰ってきたらAirPodsをそこに置くみたいなルーティーンになるといいかもしれませんね!
操作方法
第二世代から第三世代になって、大きな変化のひとつが操作方法です。
第二世代AirPodsの操作はヘッド部分をタッチ
第二世代は、イヤホン本体のヘッド部分(耳に装着する球体の部分)をタッチして操作しました。
上画像の左側にあるイヤホンの凹んでいるあたりです。
第三世代AirPodsの操作は柄の部分を押す
第三世代になり、AirPods Proと同じタイプの操作方法になりました。
イヤホンの柄の部分(細く伸びているところ)を指でつまんで押し込むように操作をします。
またこの操作方法になったことで、第二世代ではできなかった、1回押す曲の再生・停止・電話応答、2回押す次の曲へスキップ、3回押す前の曲へスキップ、長押しでSiriの起動の4つの操作方法も追加されています。
AirPods Proのとってもよいところを第三世代は受け継ぎ、つまんで押し込むように操作するので、操作が的確にできてとてもいいです!
AirPods Proとの比較
左:AirPods Pro、右:第三世代AirPods
第三世代AirPodsは、第二世代での不満点を解消するためAirPods Proのいいところがつまったイヤホンです。
第二世代から大幅な進化を遂げており、AirPodsといいよりも、AirPods Pro Liteのような印象が強くなっています。
AirPods ProとAirPods(第三世代)の違いを比較していきます。
下記表の赤字が違いとなります。
スペック項目 | AirPods(第三世代) | AirPods Pro |
カラー | 白 | 白 |
値段 | 23,800円(税込) | 30,580円(税込) |
ノイズキャンセリング | ― | ◯ |
外音取り込みモード | ― | ◯ |
空間オーディオ | ◯ | ◯ |
耐水性 | ◯ | ◯ |
バッテリー(本体のみ) | 最大6時間の再生、4時間の連続通話が可能 | 最大4.5時間の再生、3.5時間の連続通話が可能 |
バッテリー(充電ケース使用時) | 最大30時間の再生、20時間の連続通話が可能 | 最大24時間の再生、18時間の連続通話が可能 |
本体の充電方法 | 付属の充電ケースにしまうだけ | 付属の充電ケースにしまうだけ |
充電ケースの充電 |
|
|
音声AIアシスタント | Siri | Siri |
マイク |
|
|
操作方法 | 本体の柄の部分を押す | 本体の柄の部分を押す |
サイズ(本体) | 高さ:30.79 mm 幅:18.26 mm 厚さ:19.21 mm | 高さ:30.9 mm 幅:21.8 mm 厚さ:24.0 mm |
重量(本体) | 4.28 g | 5.4 g |
サイズ(充電ケース) | 高さ:46.40 mm 幅:54.40 mm 厚さ:21.38 mm | 高さ:45.2 mm 幅:60.6 mm 厚さ:21.7 mm |
重量(充電ケース) | 37.91 g | 45.6 g |
Bluetooth | ◯(Bluetooth5.0) | ◯(Bluetooth5.0) |
センサー |
|
|
チップ | H1ヘッドフォンチップ | H1ヘッドフォンチップ |
AirPods3とAirPods Proの大きな違い
左:AirPods Pro、右:第三世代AirPods
イヤホン本体のデザインは、第三世代AirPodsがAirPods Proに寄っていった感じです。
違いは、イヤーチップがあるAirPods Pro、イヤーチップがない第三世代AirPodsということで、装着したときの感じが違います。
第三世代は、耳穴にひっかけるように装着するので、フィット感が気になる方には第三世代が合っていると思います。
下:AirPods Pro、上:第三世代AirPods
充電ケースは、同じ形ですが、第三世代AirPodsのほうが若干小さいです。
ノイズキャンセリング
AirPods Pro側に寄ったAirPodsですが、ノイズキャンセリングは搭載していません。
ノイズキャンセリングは、周辺の雑音(車、話声、工事、電車など)をカットして、再生している音だけを届けてくれる機能です。
そもそもイヤーチップがないタイプのイヤホンなので、ノイズキャンセリングがあったとしてもいまいちな評価になるでしょう。
それよりも、第二世代から大幅に進化して、AirPods Proの良さを取り入れているところが第三世代のポイントです!
音楽の音量でかき消せる程度の雑音も気になりません。
ですが、大きい音の雑音や高い音の雑音(電車のなか、人混み、カフェで食器がぶつかる音など)は、音量だけではかき消せないので、没入感は失われます。
音楽や動画だけに浸って、徹底的にその世界観を楽しみたいのであれば、ノイキャンがあるAirPods Proがオススメですね!
外音取り込みモード
ノイズキャンセリング機能がないので、外音取り込みモードもありません。
外音取り込みモードという機能はなくても、再生している音を小さくすれば、外音取り込みモードのように周辺の音を聞き取ることも可能です。
ですが、AirPods Proを長押しすると会話がしやすくなるみたいな機能はないので、音量は下げる必要があります。
また、AirPods全体で言えることですが、音量はスマホやパソコン本体を操作しないといけないので、AirPodsを装着しながら会話をしたり、周辺の音を聞きたいなら停止してしまうのが手っ取り早いです。
バッテリー
AirPods第三世代が一番新しいAppleのイヤホンになります。
技術の進化のため、バッテリーに関しては、AirPodsのなかでもっとも性能がいいです。
音質はどんな感じ?
AirPods(第三世代)を実際に使ってみて、音質は、AirPods(第二世代)とそこまで大きな大差はありませんでした。(若干、低音がパワー増しているかな?程度です。)
そもそもがいい音だったので、音質の向上を感じにくいというのはあるかと思いますが、実際に聴き比べてみても『音の質』に関しては同じと思っていたほうがいいでしょう。
そのほうが音質のところでがっかりすることはないです。
「音の質」は同じであっても、「音の感じ方」は、第二世代と比べてリッチになっています。
「リッチ」というのは、音をよりリアルに近い感覚で聴けるとイメージです。
それが次に紹介する空間オーディオに対応したからであり、iPhone+Apple Musicで音楽を聴く人にはいい選択と言えます。
空間オーディオはどんな感じ?
「音の質」の面では、第二世代と第三世代では、大きな差はありませんが、「音の感じ方」がより音の楽しみを与えてくれます。
空間オーディオで音楽を聴くことで、「ひとつの音楽を聴いている」のではなく、「歌手やそれぞれの楽器が個別にあり、それらが集まることでひとつの音楽になっている」という体験ができます。
空間オーディオについて、使い方については次の記事で解説しています!
Apple Musicの空間オーディオとは?やり方や対応イヤホンを解説!
続きを見る
どのAirPodsがオススメ?
AirPodsシリーズを値段で比較すると。
値段だけを見ると、AirPods Proが最も高く、AirPods3、AirPods2の順番です。
値段だけでは判断できません。
AirPodsシリーズを性能・機能で比較すると。
値段の違いがあるように、それに合わせて性能や機能も優劣が変わってきます。
AirPodsシリーズを比較すると。
どのAirPodsシリーズを購入しようか迷っている方は、どの機能が必要で、それに対してその値段を出せるかで検討してみてください。
AirPods 2は、最低限の機能で、安くAirPodsシリーズを使いたいならオススメです。
AirPods 3は、ノイキャンと外音取込モードが必要なく、手頃にAirPods Pro並の音質を楽しみたい方にオススメ!
AirPods Proは、音楽や動画をいい音で、自分だけの集中できる世界で楽しみたい方みんなにオススメです!
実際にAirPods 3を使ってみての感想
AirPods(第三世代)を実際に使ってみて感じた良かったところは2つです。
- 空間オーディオが楽しい
- 操作がしやすい
AirPods 3は、AirPods 2とAirPods Proの中間にあるBluetoothイヤホン
音の楽しみ方や操作がしやすくなっているので、買い替えはオススメです!
AirPods Proのほうがイヤホンとしてのレベルは高いため、わざわざ劣化させることもないでしょう。
バッテリーは、第三世代AirPodsのほうが優秀ですが、買い換えるほどえはありません。それであるなら充電しましょう。
AirPods、AirPods Proともに現在所有していない方は、『ノイズキャンセリングは必要か?』というのポイントで検討してみるのがオススメです!
そんな方は、AirPods Proをオススメします!
一方で、
そんな方は、AirPods(第三世代)をオススメします!
購入前にここだけは事前にチェック!
AirPods(第三世代)、AirPods Proを購入するにしても、以下2つは事前にチェックしておきましょう!
- 使っているスマホは「iPhone」ですか?
- 使っている音楽アプリは「Apple Music」ですか?
どちらも「Yes」なら、どのイヤホンよりもAirPodsシリーズがオススメです。
「iPhoneでない」ならAirPodsシリーズはおすすめしません。
AndroidでもAirPodsは使えますが、使えない機能が出てくるので、宝の持ち腐れとなりもったいないです。
Androidにあったイヤホンの選択をオススメします!
全11のイヤホン🎧の種類とは?特徴とオススメを徹底解説!
続きを見る
「Apple Musicでない」なら、AirPodsの購入と同時にApple Musicに移行するのがオススメです。
iPhone+Apple Music+AirPodsの組み合わせは、瞬時にBluetoothで接続され、空間オーディオのリッチな音楽体験ができます。
Apple Music以外だと、空間オーディオが使えなかったり、iPhoneとの相性でApple Musicより利便性が損なわれることもあります。
今使っている音楽アプリがApple Music以外なら、Apple Musicへの引越しを検討してから、AirPodsの検討をおすすめします!
Apple Musicの料金を徹底解説!5つのプラン・月額・年額の違いとは?
続きを見る
どちらも「No」ならAirPods Proにするのはオススメできません。
デメリットのほうが目立ってしまうので、別のイヤホンを使うことをオススメします!
全11のイヤホン🎧の種類とは?特徴とオススメを徹底解説!
続きを見る