2007年3月17日公開の映画『ナイト ミュージアム』。
アメリカの映画。
主演:ベン・スティラー。監督:ショーン・レヴィ。
この記事では、映画『ナイト ミュージアム』で流れた音楽8曲をご紹介します。
公開日 | シリーズ作品名 |
2007年 | ナイトミュージアム |
2009年 | ナイトミュージアム2 |
2015年 | ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 |
『ナイト ミュージアム』を観る方法
『ナイト ミュージアム』で流れた曲とは?
ラリーが館内放送で歌い遊ぶシーン
Survivor - Eye Of The Tiger
ラリーが館内放送で歌い遊ぶシーンで流れた曲は、Survivorの『Eye Of The Tiger』です。
1982年にリリース。
サバイバーは、アメリカのロックバンド。
仕事が続かないTHE・ダメ男ラリー、博物館で夜警することになります。
初日にはしゃぎ館内放送で遊んで、ダメ男っぷりを発揮するシーン。
夜勤やったことないけど、これは気持ちがわかる。多分私もやる。笑
大声で歌ったり、爆睡したり、適当に過ごします。これから起こることを知らずに…!
冒頭では、ラリーという男がどういうキャラか明確に理解出来て、物語に入りやすくなっています。
子どもにも伝わりやすいので、こういった点はファンタジー&コメディのメリットですね◎
ここでラリーが熱唱している曲は、サバイバーの「Eye Of The Tiger」
あの映画「ロッキー」でお馴染み、ファイターのための曲♪
広いところで熱唱したくなる、シャウトしたくなる楽曲です!
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ラリーが口笛を吹くシーン
kidzone - Dem Bones
ラリーが口笛を吹くシーンで流れた曲は、kidzoneの『Dem Bones』です。
Dem Bonesは、ハロウィンでよく歌われる童謡。
※ネタバレ有り
散々遊んでついには勤務中に爆睡してしまうラリー。
椅子から転げ落ち、起きて口笛を吹くシーン。
はて?恐竜の全身骨格がない…?ここから、この博物館の秘密が明かされます!
だってこんなラクなお仕事ないもの〜!
もっと言うと、夜勤は電気代をかけてこんなに館内を明るくしてはいけません。笑
ここでラリーが何気なく吹いている口笛ですが、海外では有名なハロウィンの歌。恐竜の「骨」に絡めたのかな?
軽快に吹いたあとに「あれ?」となる感じ、このあたりのワクワクする描写は、観ている子どもも釘付けになりますね◎
ラリーがセシルに電話をするシーン
The Champs - Tequila
ラリーがセシルに電話をするシーンで流れた曲は、The Champsの『Tequila』です。
1958年にリリース。
チャンプスは、アメリカのロックバンド。
※ネタバレ有り
骨が無くなったと思ったら、恐竜が動いてるー!!!!
実際にあったらめちゃくちゃ怖いシーン。
ここからファンタジー満載!面白くて笑える場面がたくさんあります◎
びっくりしたラリーは警備の先輩であるセシルに電話をしますが、パリピじいちゃんなので浮かれパーティ中。笑
こういう歳の取り方っていいなぁ!
恐竜が動くことなどなんでもない様子で、緊迫したラリーを放置し電話を切ってしまいます。さぁどうする!?
この、セシルのパーティ会場で流れている曲は、チャンプスの「Tequila」
グラミー賞のR&B部門受賞。ドラマやパーティ会場などでよく流れているので、聞いたことのある人も多いのでは?
ノリノリのサーフ・インストゥルメンタル曲です♪
ラリーがエレベーターに乗るシーン
Barry Manilow - Mandy
ラリーがエレベーターに乗るシーンで流れた曲は、Barry Manilowの『Mandy』です。
1974年にリリース。
作中ではインストゥルメンタルがかかっているが、アメリカの歌手であるバリー・マニロウの曲。
※ネタバレ有り
この美術館は、展示されているものたちが動き出す!!
恐竜の全身骨格は遊びたかっただけらしい…しっぽ振ってるしかわいい。笑
マンモスが出て来たりネアンデルタール人が出て来たりモアイさんと話したり。びっくりするけどちょっと楽しそう!
そして、突然アッティラという遊牧民が襲って来て、エレベーターに逃げ込みます。
アッティラって調べてみると、キリスト教の信者からはかなり恐れられていた民族だそうで。
確かに!見た目が怖い!!!襲われたら泣きますね。
そんな緊迫した場面の、エレベーターの中で流れている曲は「Mandy」
エンドロールに記載されている歌手名「Leetown」の情報が無かったのですが、オーケストラ?のようなインストゥルメンタルです。
もとはバリー・マニロウの曲で、歌声もピアノも歌詞も優し〜い癒し系の楽曲♪
ミニチュア人形の展示場を見るシーン
Stephen Foster - Camptown Races
ミニチュア人形の展示場を見るシーンで流れた曲は、Stephen Fosterの『Camptown Races』です。
1850年にリリース。
スティーブン・フォスターは、19世紀半ばのアメリカを代表する歌曲作曲家。
猿と格闘し、小さい人々に吹き矢で攻撃されたラリー。
これは嫌〜な痛みを伴いそう…もう本当に散々ですね。ここまで来ると不憫です。笑
そして、小さい人々のいる展示場を見ると何やら活発に動いている…というシーン。
この後ラリーは縛られ倒されるのですが、これはもうガリバーですね!
ここで出て来るカウボーイの「ジェデダイア」も実在する人物で、西部開拓時代の探検家だそう。
演じているオーウェン・ウィルソンは、「アルマゲドン」でもカウボーイかぶれキャラ役を演じていました◎
また、このあと助けてくれるルーズベルト大統領を演じているのは、ロビン・ウィリアムズ。
優しい面持ちのレジェンドですが、残念ながら今はその姿を観る事は出来ません…。
今回もラリーの相談役として、大統領として、癒し系の演技がピッタリでした!!
ミニチュアの人々が歌っている曲は、スティーブン・フォスターの「Camptown Races」
和名「草競馬」有名な曲なので聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?
ラリーが美術館の夜警の仕事に戻るシーン
Fatboy Slim featuring Bootsy Collins - Weapon Of Choice
ラリーが美術館の夜警の仕事に戻るシーンで流れた曲は、Fatboy Slim featuring Bootsy Collinsの『Weapon Of Choice』です。
2001年にリリース。
イギリスのクラブDJ・ミュージシャンであるファットボーイ・スリム(ノーマン・クック)と、アメリカのミュージシャン兼ベーシスト、ボーカリストであるブーツィー・コリンズのフューチャリング曲。
息子であるニッキーのため、一度は投げ出してしまおうとした夜警の仕事に戻るシーン。
歴史をめちゃくちゃ勉強し、再度美術館に戻ります。
恐竜の全身骨格との骨投げゲームのため、取り出したるはラジコン!
考えましたね〜。恐竜は喜んで遊びに行きました◎
他にも色々なグッズを取り揃え、前日とは打って変わって落ち着いた対処をします。
ラリーの閃きセンスは健在で、今まで失敗して来た仕事も無駄ではなかったのではないでしょうか?
生き生きとしたラリーが観られてちょっと嬉しくなるシーンです◎
ここで流れるのは「Weapon Of Choice」リズムとエレクトロサウンドがクセになる!
サビの前の音なんかは、色々なドラマやバラエティなどでも聞いた事がありますよね。
MVには俳優のクリストファー・ウォーケンが出演。グラミー賞最優秀MV賞受賞。
タップダンスに絡めてあって面白いので、ぜひ観てみてください♪
エンディング
Earth, Wind & Fire - September
エンディングで流れた曲は、Earth, Wind & Fireの『September』です。
1978年にリリース。
アース・ウィンド・アンド・ファイアーは、アフリカ系アメリカ人によるファンクミュージック・バンド。
※ネタバレ有り
敵はいない映画なのかな?と思いきや、実は古株夜警オジィたちが悪者で、不思議な力を持つ石版と価値のある骨董品を盗もうとしていました。
まさかの展開に驚き!わかりやすいけれど、かなり面白いストーリーになっているんですね!!
ちなみに、ツタンカーメンに閉じ込められていたのはアクメンラーという王子で、演じているのは「ボヘミアン・ラプソディ」フレディ役のラミ・マレック。
この俳優さんも、今やカメレオン俳優ですよね!
ラストは展示されている人々や動物と協力し、無事に石版を取り戻してパーティタイム♪
みんなが仲良く踊っているのを観てほっこり◎めでたしめでたし!!
パーティの曲はアース・ウィンド・アンド・ファイアーの「September」
有名なのでほとんどの人が耳にしているでしょう!
とても幸せなラストにマッチした、ダンス・ミュージックです♪
エンドロール
Keke Palmer featuring Cham - Tonight (From "Night at the Museum")
エンドロールで流れた曲は、Keke Palmer featuring Chamの『Tonight (From "Night at the Museum")』です。
2006年にリリース。
アメリカの歌手・女優・声優であるキキ・パーマーと、ジャマイカのレゲエミュージシャン・俳優であるシャム(ベイビー・シャム)のフューチャリング曲。
※ネタバレ有り
ラリーの「指パッチンライト」で完!とはなんともオシャレな。
エンディング〜エンドロールはキャラクターたちが音楽に合わせていて、こちらもノってしまいます!
さらに、エンドロールには悪オジィたちがお掃除しているシーンが。
どうやらラリーは盗みのことを黙っている代わりに、お掃除を命じたそうです。
ブツクサ言いながらきちんと掃除しているオジィたち、最後は音楽に合わせて踊っていてこれまたほっこり◎笑
特に、セシル役のディック・ヴァン・ダイクは、「メリー・ポピンズ」でも披露したタップダンスをこの時にもちらっと披露!
キレッキレの動きに注目です。
エンドロールの曲は「Tonight」
夜が舞台である映画のラストにふさわしい、ノリノリのダンス・ミュージックです♪
筆者の感想
ナイト ミュージアムは、ストーリーが子どもでもわかりやすく笑えるコメディも満載!
しかしながら、ラリーの父親としての苦悩や家族愛、展示場の人物の友情、人生観など、様々なことを考えさせられる映画でもありました。
ファンタジーだから子ども向き!と思わず、大人もしっかり観ることをオススメしたいです◎
また、実在していた歴史上の人物たちや、動く動物たちの実写化・映像のクオリティも素晴らしいものでした。
特にお猿さん(デックス)はどこからどこまでが本物?人形?と思うほどのリアルさ!これも見どころポイントです。
全てまるっと幸せに終わりましたが、筆者はひとりだけ灰になってしまったネアンデルタール人が哀れでなりませんでした。笑
挿入歌は世界的にも有名な曲が多く使われており、大人には楽しい内容になっています♪
ぜひご家族で観てみてくださいね!!
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