1995年4月15日公開のアニメ映画『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』。
映画版『クレヨンしんちゃん』の第4作目。
このあと、1996年にしんのすけの妹である「ひまわり」が誕生。三人家族の野原家の映画は本作で最後となり、ファンの間では「初期の傑作」「初期の総決算的作品」と評価されています。
作者である臼井儀人先生が本作のタイトルは付けたものの、この作品を最後に関わりを持たなくなり、原作漫画も描かなくなりました。
今までの作品の悪役も好きでしたが、本作のマカオ&ジョマも憎めない!さらには感動要素が盛り込まれ、今見返してもウルっと来ました。
筆者がリアタイで観た最後の作品なので、本作はクレしん映画の中でもかなり思い入れがあります♪
今回は、映画『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』の主題歌、あらすじ、感想をご紹介いたします!
『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』のあらすじ
テーマパーク〝ヘンダーランド〟への遠足に、ふたば幼ち園のみんなはわくわく。でも遊園地は悪の本きょ地だった。
地球の運命はしんちゃんにかかっている!
『ヘンダーランドの大冒険』で流れる曲
オープニング
野原しんのすけ(矢島晶子)- パカッポでGO!
オープニングで流れる曲は、野原しんのすけ(矢島晶子)の『パカッポでGO!』です。
1995年から約1年間、アニメのOP曲として使用。このCDには、野原家族が歌う「ホリデー ラップップ」も収録されています。
クレイアニメーションも定着して来た第4作目。しんのすけとシロがメインですが、本作に欠かせない3ヒーロー(ぶりぶりざえもん、アクション仮面、カンタムロボ)も登場しワクワクさせられます!
冒頭の、イケメン剣士とオカマの二人は一体何者なのか?ダークでちょっとシリアスなのに、濃ゆいキャラ二人の登場で一気にクレしんワールドになりました♪
ヘンダーランドのCMが流れるシーン
酒井知香子 - 変だ変だよ、ヘンダーランド
ヘンダーランドのCMが流れるシーンで流れる曲は、酒井知香子の『変だ変だよ、ヘンダーランド』です。
しんのすけが幼稚園で歌い、野原家のテレビにこのCMが映し出されるシーン。
「チカゴーローナンカーヘンダ!」が、当時小学生の間でちょっと流行ったみたいで、妹がしきりに言っていたのを思い出しました。笑
楽しそうなCMよりも、ヒロシが晩酌している食卓が気になって気になって…。みさえの作るごはん最高じゃないですか?
ちょうど良い品数と、隣に座る妻。主婦の鏡!!素敵!!!
エンドロール
雛形あきこ - SIX COLORS BOY
エンドロールで流れる曲は、雛形あきこの『SIX COLORS BOY』です。
女優・元グラビアアイドルの雛形あきこさんが、エンドソングを担当。劇中に本人役でも出演しています!
カラフルでポップな作品かと思いきや、かなりのホラー要素満載。特に、ひろしとみさえが人形になってしまうシーンにはゾワゾワさせられました;(トラウマになった人も多数いる模様)
でも、それをひっくり返すクレしんならではのギャグ要素もたっぷりとあって、最後は笑いと感動で心が温まりますよ♪
ラストのおいかけっこシーンは本作一番の見どころです!!
また、『ドラえもん』等、藤子・F・不二雄作品にも多く関わっているアニメーターの本郷みつるさんは、本作を最後に2008年までクレしん映画作品を降板。
そういった意味でも、貴重な初期のクレしん映画となっています!
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 コミック