『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』で流れる17曲をシーンごとに解説！

2017年7月1日公開の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』。

シリーズ5作目であり、ジャックが海の死神と呼ばれる亡霊、サラザールに狙われる物語が描かれます。ジャックの少年時代、バルボッサの秘密、ウィルの息子など見どころの多い映画！監督はヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリで、日本の興行収入は67億円ほどでした。

この記事では、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』で流れた音楽17曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます

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『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』で流れた曲とは？

ウィルの息子のヘンリーが海に出るシーン

Geoff Zanelli - Dead Men Tell No Tales

ウィルの息子のヘンリーが海に出るシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『Dead Men Tell No Tales』です。

ディズニーのロゴなどが流れるオープニングと共に穏やかな曲が流れつつ、どこか不穏な雰囲気を表します。

そうしてポセイドンのことを描いた本やジャックの指名手配書などが映し出されるのですが…その持ち主はウィルの息子のヘンリーだとは驚きですね。

灯台が闇夜を照らす中、子供のヘンリーは手漕ぎボートで海へ！地図を見ながら場所を確認し、石をおもりにして沈んでいく様はハラハラしますよ。

サラザールがヘンリーがいた船を襲うシーン

Geoff Zanelli - Salazar

サラザールがヘンリーがいた船を襲うシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『Salazar』です。

「タララン　タララン」という差し迫ってくるような音楽と共にサラザールが登場！船にいた者たちを亡き者にしていくサラザールたちは、その見た目が特徴的…。

自身を「死」と表現するサラザールですが、血のような黒いものを滴らせるのが恐ろしいですね。反逆者として海兵たちに牢に入れられていたヘンリーが無事に済むのかハラハラしつつ見守ることになるでしょう。

少し静かな曲に変わり、ゆっくりとサラザールが近付いて来て姿を見せるのに注目ですよ。

銀行の開業とカリーナの逃走が描かれるシーン

Geoff Zanelli - No Woman Has Ever Handled My Herschel

銀行の開業とカリーナの逃走が描かれるシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『No Woman Has Ever Handled My Herschel』です。

セント・マーティン・ロイヤル銀行の開業に多くの人が集まり、強固な銀行のお披露目がされます。その際に穏やかで明るめな曲が流れていき、店の前の通りではカリーナが追われるというシーンが描かれました。

魔女と言われて追われるカリーナが心配になりつつ、金庫を開くと中にはジャックの姿が！海賊を捕えるために騒ぎが大きくなっていくのが見ものですね。

1トンという重さの金庫を持ち去るため、ジャックの仲間たちが準備していくのにも目が離せませんよ。

カリーナがヘンリーに日記のことを話すシーン

Geoff Zanelli - You Speak of the Trident

カリーナがヘンリーに日記のことを話すシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『You Speak of the Trident』です。

カリーナは手錠をかけられたヘンリーの元に行き、ガリレオ・ガリレイの日記について話をします。その際に静かでテンポの良い曲が流れ始め、ポセイドンの槍の場所を示す地図について話をする2人に引き込まれますね。

真剣に話をする2人が、夜空の星が道しるべにしていくのも楽しみですね。徐々に曲が盛り上がっていく中、カリーナが逃げようとして失敗するのにハラハラさせられるでしょう。

魔の三角海域からサラザールが解放されるシーン

Geoff Zanelli - The Devil's Triangle

魔の三角海域からサラザールが解放されるシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『The Devil's Triangle』です。

魔の三角海域（バミューダ・トライアングル）が崩れていき、サラザールたちが日の光を懐かしむ際に曲が流れます。長年、閉じ込められてきたことからの開放感はすさまじいでしょうね。

低音で迫ってくるような重々しい曲は呪いが解かれたシーンにぴったり。サラザールが自由を確信し、海賊狩りを行っていく様は必見となりますが…バルボッサがサラザールの脅威を感じたり、ジャックが命を狙われたりする展開からも目が離せません！

バルボッサがシャンサから話を聞くシーン

Geoff Zanelli - Shansa

バルボッサがシャンサから話を聞くシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『Shansa』です。

静かで怪しげな曲が流れていく中、バルボッサは捕えられていたシャンシャという魔女から話を聞きました。

魔術に使うであろう怪しげなものがたくさんある中、シャンサは血を引き換えに多くのことを教えてくれるとのことでしたね。

そうしてバルボッサは彼女から海賊狩りを進めるサラザールの脅威を知って決意を固める！海賊として生きることを止めないと言う彼に対し、シャンサがコンパスを渡すという展開はワクワクしますね。

ジャックがギロチンで処刑されそうになるシーン

Geoff Zanelli - Kill the Filthy Pirate, I'll Wait

ジャックがギロチンで処刑されそうになるシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『Kill the Filthy Pirate, I'll Wait』です。

行進のような曲が流れる中、ジャックはギロチンの元へ！ヘンリーが助けに来てくれる際には盛り上がる曲調を見せつつ、アクションシーンに見入ってしまいますね。

ギブスたちが大砲を放ち、ギロチン台を破壊する際の低音でパワフルに奏でる管楽器も特徴的。こうして処刑が大変な事態になっていく中、首を吊られそうになるカリーナを助けつつ、ジャックも窮地を脱するのが見ものです。

ジャックが仲間と共にボロボロの船を出すシーン

Geoff Zanelli - The Dying Gull

ジャックが仲間と共にボロボロの船を出すシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『The Dying Gull』です。

ゆったりと、そして力強く荒波を超えていくような曲調の1分ほどの曲です。ジャックたちがボロボロの船を海に出そうとする際に曲が流れ、いったん船が止まってしまった際にはどうなるかと思いましたね。

海に到着すると同時に音階が流れるようにしつつ、盛り上がっていくのが特徴的。ヘンリーとカリーナは縛られたままですが、ジャックたちが2人をどうするのかにも注目ですね。

バルボッサがサラザールの船と対峙するシーン

Geoff Zanelli - El Matador Del Mar

バルボッサがサラザールの船と対峙するシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『El Matador Del Mar』です。

バルボッサはサラザールの船を見つけ、戦うことを決意！しかし、サラザールの船は徐々に展開していってバルボッサの船を丸呑みにするような勢いを見せる際に曲が流れます。

「ダララーラー」という低音のリズムが刻まれていき、徐々に音量も上げていくのが特徴。サラザールが過去にジャックに出し抜かれた際などにも流れますよ。

ジャックがサメに襲われるシーン

Geoff Zanelli - Kill the Sparrow

ジャックがサメに襲われるシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『Kill the Sparrow』です。

ジャックを狙うサラザールは、死んだサメを解放し、海中から追わせる！無数のサメたちがジャックのボートを狙う際に、迫ってくるような曲が流れます。

また、この曲の後半のパートは、ジャックがサメに縄を引っ張らせる際に流れます。リズムと力強さがある曲は、海を勢い良く進んでいくシーンにぴったり。

ヘンリーと共に砂浜に不時着し、サラザールの仲間たちが迫ってくるのですが…彼らは海から出られないということが分かるのに注目ですよ。

ブラックパール号を瓶から解放するシーン

Geoff Zanelli - She Needs the Sea

ブラックパール号を瓶から解放するシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『She Needs the Sea』です。

静かな曲調で始まり、徐々にパワフルな曲になっていきます。バルボッサはジャックが持っていたブラックパール号を開放する際に曲が流れ始めますよ。

黒ひげの剣で瓶を貫き、浜辺に持っていくと段々大きくなる船…かと思いきや、模型サイズにしかならないのは笑ってしまいますね。

それを見たバルボッサは船を海に入れるよう、英語の台詞だと「She Needs the Sea」と言っていました。曲のタイトルにもなっており、この後の船長争いも見ものです。

バルボッサがカリーナと日記について知るシーン

Geoff Zanelli - The Brightest Star in the North

バルボッサがカリーナと日記について知るシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『The Brightest Star in the North』です。

カリーナはバルボッサに名を聞かれて「北の空で一番明るい星」と答えます。バルボッサはカリーナ・スミスだとわかり、その際に少し切ない曲が流れるのが印象的。

ジャックはその話が聞こえたことで、バルボッサに交渉を持ち掛けるのが見ものですよ。静かで心に響くような音楽が続き、マーガレット・スミスという名を出していくジャックから目が離せません。いつもは強気なバルボッサが、しおらしいのは印象に残るでしょう。

イギリス軍の船がジャックに攻撃をしようとするシーン

Geoff Zanelli - I've Come with the Butcher's Bill

イギリス軍の船がジャックに攻撃をしようとするシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『I've Come with the Butcher's Bill』です。

イギリス軍の船を発見し、今にも攻撃されそうなブラックパール号！迫ってくる音楽が流れる中、イギリス軍の船がサラザールの船に飲まれるのは凄まじい…。

サラザールの曲のテーマが続く中、炎が上がるのは恐ろしいですね。最速の船と名高いブラックパール号なら、サラザールから逃げられるかと思われましたが…サラザール本人が「ツケを払ってもらうぞ」と言ってやって来るためハラハラさせられますよ。

カリーナが海底への道を切り開くシーン

Geoff Zanelli - Treasure

カリーナが海底への道を切り開くシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『Treasure』です。

カリーナは日記が示していた場所を解き明かし、島にあった光る岩を星空の道しるべと重ね合わせたことで海底への道を切り開きます。

幻想的な曲が流れる中、海底を歩けるようになったジャックとカリーナは、ポセイドンの墓に到着！ポセイドンの槍を発見する際に、重々しさを感じる音楽が少し流れますね。

そこにヘンリーの身体を借りたサラザールがやって来てジャックを襲う！シリアスな曲が続く中、カリーナがポセイドンの槍を引き抜くのでした。といっても彼女は蹴り飛ばして槍を地面から引き抜くのは豪快と言えるでしょう。

ポセイドンの槍により海の呪いが解かれるシーン

Geoff Zanelli - The Power of the Sea

ポセイドンの槍により海の呪いが解かれるシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『The Power of the Sea』です。

サラザールが襲ってくる際に迫ってくるような曲が流れ、ポセイドンの槍を奪ったサラザールはヘンリーの身体から解き放たれる！ジャックが窮地に陥る中、ポセイドンの槍を壊せば海の呪いは解けると考えたヘンリーとカリーナは行動を起こしました。

そうして槍を破壊すると、穏やかな声のような曲が流れる中、呪いが解けた船員たちが次々と海から上がっていく…人間の身を取り戻した彼らは喜ぶのも束の間、割れた海が元に戻ろうとするのには目が離せませんよ。
果たしてジャックたちは助かるのでしょうか？

カリーナたちがバルボッサに命を救われるシーン

Geoff Zanelli - My Name Is Barbossa

カリーナたちがバルボッサに命を救われるシーンで流れた曲は、Geoff Zanelliの『My Name Is Barbossa』です。

バルボッサはジャックたちを助ける際に、錨に捕まって娘のカリーナを助けるたる！覚悟を決めた彼錨から手を放し、ジャックから受け取った剣でサラザールを突き刺すのですが…。

バルボッサがカリーナを助けて海に沈んでいく様子は泣かずにはいられませんでしたね。生還したジャック、ヘンリー、カリーナを見守りつつ、カリーナが「私の名はバルボッサ」と言っていたのが印象的。壮大な曲と共に彼らが映し出されました。

彼女はバルボッサの名を受けつぎつつ、生きていくのかなと思いました。

エンディング

Geoff Zanelli - Beyond My Beloved Horizon

エンディングで流れた曲は、Geoff Zanelliの『Beyond My Beloved Horizon』です。
カリーナは自身の名をバルボッサと

こうして海の映像と共にキャストの紹介が流れるエンディングで壮大なテーマが流れていきます。ウィルの呪いも解けて、彼がエリザベスとハグをするのはシリーズを通して見てきて良かったと思いましたね。

流れるような海を思わせる曲のパートを踏まえて、ヘンリーとカリーナの冒険を思い出させてくれますね。一方、ジャックはウィルたちを見やりつつ、嫌そうな顔をするのも印象的。彼なり友情関係なのかなとも思いつつ、星が示す方へ自由な海賊暮らしを続けるのかなと思いました。

サウンドトラック

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