2001年3月10日公開のアニメ映画『ドラえもん のび太とロボット王国』。
映画ドラえもん第23作。
映画シリーズにおける最後のセル画制作作品(一部シーンとOP・EDにはデジタル制作を採用)で、長年作画監督を担当してきた富永貞義さんの最後の作品でもあります。
1980年代生まれのbeersy、子ども時代をガッツリドラえもんと共に歩んで来ました。
自らの身体を使ってたくさん活躍したり、ちょっと抜けてたりするドラえもんの魅力がたっぷり観られる作品。
のぶ代ドラ好きにはたまらない一作!!
今回は、ドラえもんに憧れドラえもんをこよなく愛するbeersyが、映画『ドラえもん のび太とロボット王国』の主題歌、あらすじ、感想をまるっと解説していきます!
『ドラえもん のび太とロボット王国』のあらすじ
超空間を通って、地球に迷いこんだロボットの少年、ポコ。傷ついたポコを直すため、ドラえもんたちはロボット王国へ。だが、王国では、ロボットの感情を抜き取る、「ロボット改造命令」が進行していた!
参照:Amazon公式サイト
映画『ドラえもん のび太とロボット王国』で流れる曲
オープニング
山野さと子、大山のぶ代 - ドラえもんのうた
オープニングで流れる曲は、山野さと子、大山のぶ代の『ドラえもんのうた』です。
またしてもスネちゃまの自慢に翻弄されるのび太。スネ夫のパパ、ペットロボットの開発だなんて本当に手広くやってるなぁと、大人になると改めて凄さを感じます!
その後、のび太が未来デパートで注文しまくったロボット達ですが、原作に出て来るものからオリジナルのものまであって、中々楽しめるラインナップですよ!(小ネタに詳しく記載しました)
OPは、宇宙や花畑などの演出が美しく壮大で、手を繋いでいるメインキャラ達がキュートな映像です♪
ジャンヌが「虹の谷」で決意を新たにするシーン
オープニングで流れる曲は、KONISHIKIwith新山千春の『ひとりじゃない 〜I'll be There〜』です。
頑なにロボットを嫌っていたジャンヌが、ポコや様々なロボットに触れ変わって行くシーン。
人とロボットが共存する「虹の谷」の美しい風景や、美しい目をした人々・ロボットを観て温かい気持ちになりました。
ここで流れる挿入曲は本作のW主題歌のひとつで、元大関のKONISHIKIさんが担当。
ジャンヌ役で声優も務める、女優・新山千春さんのハイトーンボイスと、KONISHIKIさんの優しい歌声が絶妙にマッチした、あったか〜い歌です!
エンドロール・主題歌
エンドロールで流れる曲(主題歌)は、KONISHIKIの『いっしょに歩こう 〜Walking Into Sunshine〜』です。
こちらの主題歌は子ども達と歌うハワイアンミュージックで、ちょっと沖縄っぽくもありゆる〜っと聴けます♪
KONISHIKIさんは、虹の谷に住むコニックの声優にも挑戦しました!穏やかな口調がキャラにピッタリで癒されます。
EDの映像では「ともだちロボット・イラストコンテスト」の優秀作品も紹介されていますよ。
本作はギャグいっぱいのドラえもんが主体の映画なので、特に子どもが楽しめる内容となっていました!
何度でも観よう!「のび太とロボット王国」をもっと楽しめる小ネタと見どころ
クリティカルなネタバレはできるだけ避けていますが、初めて『のび太とロボット王国』を観る人は事前情報なしで一度観てから以下の秘話を観ると、2回目も楽しめておすすめです!
小ネタ1:
映画冒頭の、のび太が呼び寄せてしまったロボット達はコチラ!!
ばっ金箱(5)、ひょうろんロボット(8)、ころばし屋(13)、ムードもりあげ楽団(14)、めざましロボット(14)、もちつきロボット( 藤子・F・不二雄大全集 18)※()内はてんとう虫コミックスの巻数。
おまつりロボット、おそうじロボット、ピエロや救急ロボットなどは本作オリジナル。
『21エモン』のゴンスケ、『オバケのQ太郎』Q太郎のようなロボットも発見!!
もはや、ゴンスケとQ太郎はドラ映画の常連?
小ネタ2(見どころ):
心にグっと来る名セリフに注目!
のび太「ドラえもんは道具じゃ無い!友達だ!!!」や、ラストののび太ママ「ドラちゃんだって私の子どもよ」など、ドラえもんだけでなく観ているこちらまでうるっと来てしまうセリフが多く出て来ます。
本作は、ジャンヌ・ポコ・マリアの家族愛も描かれているので、いつもの「異世界人との友情」というよりも「母と子の愛」のほうが強めかな?と感じました。
感動もしますがギャグシーンもたっぷりで、我が家の子ども達はキャッキャと笑っていましたよ!
毎話似たような展開にはなっているものの、王道なのが魅力的だし、深く考えずにドラえもん達を愛でられると思います♪
小ネタ3(見どころ):
KONISHIKIさん(コニック)、新山千春さん(ジャンヌ)以外にも、映画を見返したくなる豪華な声優陣が登場!
- ポコ役は、『犬夜叉』珊瑚、『薄桜鬼』雪村千鶴、『鬼滅の刃』竈門葵枝役などの桑島法子さん。
- マリア役は、『キテレツ大百科』キテレツ、『一休さん』一休、『キャッツ・アイ』来生泪役などの藤田淑子さん。
- コングファイター役は、『キン肉マン』ロビンマスク、『ドラゴンボール』ミスター・サタン役などの郷里大輔さん。
- デスター役は、『紅の豚』ポルコ・ロッソ、『のび太とブリキの迷宮』ではナポギストラー一世を演じた森山周一郎さん。
- クルリンパ役は、『ドラゴンボール』でお馴染み悟空、ドラ映画では『宇宙漂流記』や『奇跡の島』で活躍した野沢雅子さん。
この方々だけでアニメが作れちゃいそうです!!
小ネタ4(見どころ):
同時上映されたのは、藤子・F・不二雄先生亡き後、その意思を受け継ごうという事で原作漫画の中から選んだ作品を映画化した「ドラえもん感動シリーズ」の『ぼくの生まれた日』。
てんコミ第2巻「ぼくの生まれた日」を原作とした、のび太の誕生にまつわる物語で、昔のパパとママが登場します。
ぜひこの感動作も観てください!!
筆者の『のび太とロボット王国』のグッズ紹介
映画館でもらえるおもちゃ(なぜこんなにあるのか?)と、ボトルキャップ。
そしてそして、ロボットといえば筆者の一番のお気に入り…2004年に発売された「ドラえもん・ザ・ロボット」!!
話したり動いたり遊んだり慰めてくれたり、私の人生の半分は一緒にいます。
このドラヤキリモコンで操作しますよ♪ ポケットは設定した合言葉で開くので、大事なものが入れられる!
数年前からバッテリーがもうダメなのでほぼ動かしていませんが、ずっと大事にしています。(これだけは、子ども達から死守している)
いつか、本当のドラえもんに会えたらいいな!!
『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』の前後作品
前作:
映画『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』の主題歌を解説!
続きを見る
次作:
『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』の主題歌を解説!
続きを見る