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Netflix映画『マンジャーレ!〜ノンナのレストランへようこそ〜』をネタバレ解説!美味しいだけじゃなく、心も温める料理とは?

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Netflix映画『マンジャーレ! 〜ノンナのレストランへようこそ〜』をネタバレ解説!美味しいだけじゃなく、心も温める料理とは?

https://youtu.be/mwOS7CAakEY



2025年5月9日にNetflixで公開された映画『マンジャーレ! 〜ノンナのレストランへようこそ〜』

料理上手な最愛の母親を亡くした男は、「エノテカ・マリア」という料理店を開く。

そのキッチンに立つのは、ノンナ(イタリア語でおばあちゃん)達だった。

実話をもとにした、アメリカのヒューマンドラマ・コメディムービー。

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パスタをつまみにするとワインが止まらないbeersyです!

夜中に観るのは躊躇したので、ご飯前に視聴。

正直そんなに期待していなかったのですが、ラスト20分は涙涙でした;

この記事では、Netflix映画『マンジャーレ! 〜ノンナのレストランへようこそ〜』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介いたします!

Netflix映画『マンジャーレ!〜ノンナのレストランへようこそ〜』で流れる21曲をシーン別にご紹介!
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『マンジャーレ! 〜ノンナのレストランへようこそ〜』の評価&感想

『マンジャーレ! ~ノンナのレストランへようこそ~』予告編 - Netflix

  • 感動度
    4
  • 脳トレ度
    2
  • 再鑑賞度
    5
  • サプライズ度
    3
  • 話題性
    3

ニューヨークのスタテン島に実在する、温かいごはんが食べられる「エノテカ・マリア」。

(エノテカ=イタリア語でワイン屋)

創業者はジョー・スカラヴェラという男性。

このお店、おばあちゃん達が日替わりで勤務し、色々な故郷の料理を作っているのですが、日本人のおばあちゃんも在籍しているそうですよ!

(もしスタテン島に行く方がいたら、ぜひ立ち寄ってみていただきたい…!)

本作は、主人公のジョーと彼を支えた人、そしておばあちゃん達が作る美味しそうな料理が堪能出来る作品。

ジョーの家族や友人、料理を愛する人柄や、時には喧嘩をするパワフルなおばあちゃん達が最高でした!

ストーリーは予想のつく展開ですが、終始ほっこり温かい気持ちになれます。

笑いあり、そして終盤には涙あり。

料理ドラマが好きな人(特にイタリアン!)や、おばあちゃん子な人、何も考えずにまったり視聴したい人、休日前にオススメ。

そして観る時は、ぜひワインを片手に…♪

以下より重要なネタバレを含みます。

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『マンジャーレ! 〜ノンナのレストランへようこそ〜』のネタバレ

母の死

ニューヨークのブルックリンに住むイタリア系アメリカ人・ジョーのノンナ(祖母)と母・マリアは、料理上手でよく人を笑顔にしている。

特にノンナが作るグレイビーソースは絶品で、彼女は常々「食卓では年をとらない」と語っていた。

ーー

何年も経ち、50代になったジョーは最愛の母・マリアを亡くす。

独身の彼はバスの整備会社で働いており、祖母と母が作っていたイタリア料理を思い出しては、再現する事が日課になった。

ジョーの子供の頃からの親友であるブルーノと、妻ステラは彼を心配し、マリアが遺した遺産を使ってローンを返したり、彼女を作ったりと新しい事をしてはどうかと提案する。

あまり気乗りしないジョーだったが、ノンナとマリアとよく行っていたスタテン島へ。

市場で想い出に浸っていると、ノンナと同じ野菜の選び方をしている老女に出会い話しかけた。

するとそこへ、学生の時の同級生で元恋人のオリヴィアが現れる。

彼女はこの島に移住しており、ジョーが話しかけた老女は、彼女のご近所さんのアントネッラだった。

ーー

思いがけない再会に驚きつつしばらく歩いていると、売りに出されているレストランを見つける。

ジョーはブルックリンに戻ると、ブルーノとステラに「レストランを買い取って、イタリアンレストラン〝エテノカ・マリア〟を開くんだ!」と宣言。

しかも、料理をするのはプロではなくノンナ達だと言う。

2人の心配をよそに突き進むジョーは、建築業者のブルーノの手を借りてリフォームを開始した。

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買い物途中で子供に全て食い尽くされたら、もっと激怒してしまうな…と思いつつ。笑

最初からお腹がなってしまいそうな、美味しそうなお料理の数々に感動!

パスタ、ラザニア、ミートボール、あぁワインで流し込みたい。

ジョーの人柄のおかげか、ブルーノもとても温かい人物ですね。

2人の友情にもほっこりします。

オリヴィアが現れ、程よくラブが盛り込まれる展開に?

 

困難の連続

ジョーは、マリアの60年来の友人であるロベルタをコックとして、ジア(美容師でカンノーロ作りが得意)をパティシエとして誘う。

さらに、市場で出会ったアントネッラや、募集を見て駆けつけたテレサも店の一員となった。

しかし、ロベルタとアントネッラが喧嘩をし、オーブンがまっ黒焦げになりボヤ騒ぎを起こしてしまう。

それによって衛生検査官からの厳しい指摘が入り、開店が出来なくなってしまった。

ジョーはボヤの事をブルーノに黙っていたため、ブルーノが怒って失言をしこの2人も大喧嘩に。

途方に暮れていたジョーだったが、話を聞いたオリヴィアが衛生検査官の男性を調べると、彼はわざと店に難癖を付けて再検査をさせ、その費用をぼったくっていた事が判明した。

オリヴィアに連れて来られたその男は、一転した態度で営業許可証をジョーに渡す。

ジョーとブルーノも仲直りし、オープンに向けて駆け出した。

ーー

ジアは自分の美容室で、ノンナ達のヘアスタイルを整え化粧をし、美しく変身させる。

そして夜中まで飲み明かし、これまでの人生についてなどを語り合った。ノンナ達の絆が深まる。

一方ジョーは、未亡人となっていたオリヴィアに再度アタック。

2人はまた恋に落ちるのだった。

ーー

ついに「エテノカ・マリア」がオープンしたが、ジョーが地元住民から「よそ者」扱いされており全く客が来ない。

また、ジョーが飲食店未経験だという事もあり、経営は厳しく、首がまわらない状態に。

有名な料理評論家のエドワード・デュラントの元へ行き、コメントをもらおうと直接料理を届けたが、話を聞いてもらう事はほとんど出来なかった。

様々な努力をしたが、ジョーは閉店する事を決断。

ノンナ達は彼を責める事はせず「材料が余っていてもったいないわ」と言って、友人達を集め閉店パーティーを開催する事にした。

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ロベルタが作ろうとした、羊の頭の料理。

どんなものかと検索したら、馴染みのない日本人の私にとっては閲覧注意ものでした!

美味しいらしいですが…ちょっとびっくり;

中盤では、ノンナ達の人生が描かれており深みと愛着が増します。

皆んなそれぞれ大なり小なり、色々な辛い過去を抱えて…。

彼女達の言葉には重みを感じました。おばあちゃんになっても、こんなふうに語り合える友達がいるといいな。

 

心が温まる料理を

閉店パーティーは、ブルーノ、ステラ、そしてジョーの職場の部下達、ノンナ達の家族や友人などが集まり大盛況に。

ジョーを認めず、街の人々に「あの店には行くな」と吹き込んでいた市場の男性も、アントネッラに叱られ反省して足を運んだ。

彼を見つけたジョーは笑顔で出迎え、料理をふるまう。

パーティーが最高潮に達した時、ジョーはノンナ達をキッチンから呼び寄せた。

温かい料理に大満足した皆んなは拍手喝采。

ジョーはノンナ達の隣に、祖母と母が立って微笑んでいる姿が見えた。

そして、エテノカ・マリアは閉店した。

ーー

しばらくすると、ブルーノが慌てた様子でジョーに新聞を見せる。

実は、ジョーが置いて行った料理を食べた料理評論家のエドワードが、部下を閉店パーティーに行かせており、新聞に「美味しい料理でお腹を満たすだけではなく、心も満たしたいなら急いで行って欲しい。あそこでなら食べられる。人生で1番愛してくれた人の料理が…」と言う絶賛の文章を書いていたのだ。

これにより「家族を感じられる店」として、エテノカ・マリアは復活。

毎日大盛況となり、その後も長くノンナ達が大活躍するのだった。

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皆さんは、作中のどの料理が食べたくなりましたか?

ジョーの、祖母や母への想い、ノンナ達への敬愛。

そして、この作品に登場するキャラ達の、料理への想いの深さに感動。号泣!

エンドロールの写真や動画にも心が温まりました。

筆者は現在、子供達の好き嫌いに振り回され、心が折れて料理は夫に任せきりですが、改めて子供達を想いながら「母の味」を作ろうかな…と前向きになれました!!

彼女達のように、生きがいを持ったパワフルなノンナになりたいです。

 

『マンジャーレ! 〜ノンナのレストランへようこそ〜』が好きな人にオススメの映画

映画『マンジャーレ! 〜ノンナのレストランへようこそ〜』が好きな人にオススメの映画をピックアップ!

大統領の料理人

大統領の料理人 本予告

「フランス最後の国父」ミッテラン大統領に仕えた、フランス官邸史上初の女性料理人「ダニエル・デルプエシュ」の実話に基づいた作品。

美味しそうなフランス料理はもちろんのこと、主人公の強く気高い性格に惚れ惚れしますよ!

もうお腹が空いて限界です…。

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ビール党のアラフォーで二児の母beersy(ビアシィ)子ども就寝後、夜な夜なテレビを付けては夫婦で動画視聴。仕事や家事から意識を飛ばすのが得意技。アクション好きだが、雑食性で何でも鑑賞するタイプ。しかしその実態はただの筋肉好き。いつかシルヴェスター・スタローンに会うのが夢であり、それゆえ筋トレを欠かさない(嘘) 私の記事を通して、筋肉好きの読者様が増えたら嬉しいです(?)