2019年3月8日公開の映画『シンプル・フェイバー』は、ポール・フェイグ監督によるサスペンス・コメディ。ブレイク・ライヴリー演じる謎多きエミリーが突然失踪し、アナ・ケンドリック演じるママ系ライブ配信者のステファニーがその真相を追うのが主な物語です。おしゃれな演出とブラックユーモア特徴的なスタイリッシュなミステリー作品として楽しめます。
この記事では、映画『シンプル・フェイバー』で流れた音楽のうち17曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『シンプル・フェイバー』で流れた曲とは?
オープニング
Jean-Paul Keller - Ça s’est Arrangé
オープニングで流れた曲は、Jean-Paul Kellerの『Ça s’est Arrangé』です。
映画が始まると男性ヴォーカルの軽快なリズムの歌と音楽が流れ始めます。映画のワンシーンを思わせるショットがいくつか流れつつ、そのままタイトルが表示されましたね。
映画の冒頭でステファニーが料理レシピの配信をし、エミリーが行方不明であることがわかりますが…これまで何があったか気になる、ミステリーを思わせる展開に引き込まれました。
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ステファニーがエミリーの家で踊るシーン
Françoise Hardy - Comment te Dire Adieu
ステファニーがエミリーの家で踊るシーンで流れた曲は、Françoise Hardyの『Comment te Dire Adieu』です。
子供を迎えに来たエミリーとステファニーが出会い、そのまま家に招かれます。エミリーの家は広く、高級感がある…!ステファニーは驚きつつも、エミリーの自画像の話をしたり、「この曲好き」と言ったりします。
女性ヴォーカルの歌に合わせてステファニーがステップを踏み、それをエミリーが見つけてしまうという気まずい展開を経て楽しそうにするのが良いですね。エミリーの夫のショーンは、10年前にベストセラー「夜明けの闇」を出したという話に続きますよ。
エミリーがお酒を作ってステファニーと乾杯するシーン
Brigitte Bardot - La Madrague
エミリーがお酒を作ってステファニーと乾杯するシーンで流れた曲は、Brigitte Bardotの『La Madrague』です。
エミリーは亡き夫のことを話しつつ、ステファニーはキッチンでマティーニを作ります。乾杯してお酒を飲みつつ、少しだけ女性ヴォーカルの歌とリズミカルな音楽が聞こえてきましたね。
高価な指輪をしているという話と共にショーンが帰宅し、エミリーと彼が愛し合っていることが伝わってきました。ステファニーを紹介しつつ、本の話で盛り上がるのが良いですね。
エミリーがステファニーを再び家に招くシーン
Zaz - Les Passants
エミリーがステファニーを再び家に招くシーンで流れた曲は、Zazの『Les Passants』です。
ステファニーはエミリーの息子のニッキーの迎えを頼まれたりする中、再びステファニーの家に招かれます。カメラで撮ってしまった時は冷や冷やしましたが、テンポの良い音楽が流れ始めて安心感がありましたね。
女性ヴォーカル軽快な歌が流れ、そのまま2人でお酒を飲むシーンに移りました。赤裸々に話をしていくのを見守りましょう。
ステファニーはが子供を迎えに行って車で歌うシーン
Lou Bega - Mambo No. 5 (A Little Bit of…)
ステファニーはが子供を迎えに行って車で歌うシーンで流れた曲は、Lou Begaの『Mambo No. 5 (A Little Bit of…)』です。
ステファニーはまたもやエミリーに頼まれてニッキーを迎えに行き、車で自宅へ。その際に車で「マンボ」を流してみんなで歌っていましたね。楽しそうな雰囲気が一転してエミリーが音信不通になるという展開にハラハラします。
エミリーは前にも同じように姿をくらましたという経緯をショーンから聞きつつ、警察に連絡していきますよ。
ステファニーが食事の準備をしてショーンを迎えるシーン
Brigitte Bardot - Une Histoire de Plage
ステファニーが食事の準備をしてショーンを迎えるシーンで流れた曲は、Brigitte Bardotの『Une Histoire de Plage』です。
ステファニーはエミリーの家で食事を用意し、ショーンを迎えます。ゆったりとした音楽が少し聞こえてくる中、女性ヴォーカルの穏やかな歌も聞こえてきましたね。
そこにサマーヴィル刑事が来て、ステファニーはパンを持って子供たちのいる2階に向かうのでした。エミリーが現金で車を借りた痕跡があるとのことで、彼女の特徴としてタトゥーの話をするのでした。
ステファニーとショーンが関係を持つシーン
Claudia Kane - Under My Skin
ステファニーとショーンが関係を持つシーンで流れた曲は、Claudia Kaneの『Under My Skin』です。
エミリーの遺体が湖から引き上げられ、そのまま葬儀が…エミリーの家に多くの人が集まり、通夜が執り行われたようでした。通夜を経て悲しそうにするショーンを見かねたエミリー…「よくない」と言いつつも2人は関係を持ちます。
ロマンチックな女性ヴォーカルの歌と共に夜のシーンが描かれました。
ステファニーが絵をしまって着替えるシーン
Brigitte Bardot & Serge Gainsbourg - Bonnie and Clyde
ステファニーが絵をしまって着替えるシーンで流れた曲は、Brigitte Bardot & Serge Gainsbourgの『Bonnie and Clyde』です。
次の日を迎え、ステファニーは飾ってあったエミリーの自画像を見て壁から外した…男性ヴォーカルの語りかけるような歌と軽快な音楽が流れていくのが印象的でしたね。
ステファニーはそのまま絵をクローゼットにしまい、エミリーの黒いドレスを着てみるのは彼女の心境の変化が伺えます。そこに刑事が来て彼女に400万ドルの保険金がかけられていたという事実を知る展開にも注目ですよ。
ステファニーがクローゼットを整理するシーン
Jacques Dutronc - Les Cactus
ステファニーがクローゼットを整理するシーンで流れた曲は、Jacques Dutroncの『Les Cactus』です。
エミリーが生きているのではという疑惑がありつつ、ショーンと話して心機一転!彼に「愛してる」と言われたステファニーは自分もだと返して、そのままノリの良い音楽が流れます。
ステファニーも歌いながらクローゼットを整理し、好みの絵画も飾りるのでした。楽しそうな雰囲気でしたが、まさかのホラーっぽい展開となるのには驚きましたね。
ステファニーがニッキーたちを車で送るシーン
The Brady Bunch - It’s A Sunshine Day
ステファニーがニッキーたちを車で送るシーンで流れた曲は、The Brady Bunchの『It’s A Sunshine Day』です。
ステファニーは子供を乗せて車で帰る際に女性ヴォーカルの歌が流れていましたね。ポップな感じの音楽が特徴的な中、息子とニッキーがおもちゃで遊んでた…騒がしすぎてステファニーは怒っていましたね。
ニッキーは母のエミリーから預かった封筒を渡そうとして、動揺したステファニーは車の事故を起こしそうになりました。子供たちが叫び声をあげる中、帰宅したステファニーは急いで封筒を開けるのにハラハラしますね。
ステファニーが画家の名前を知って会いに行くシーン
Mala Rodríguez - Fuerza
ステファニーが画家の名前を知って会いに行くシーンで流れた曲は、Mala Rodríguezの『Fuerza』です。
ステファニーはエミリーの自画像から画家のダイアナのサインを見つけて彼女の元へ。その際にリズムの良い音楽が流れましたね。車に乗って女性ヴォーカルのハッキリした歌が続いていく中、街並みが映し出されました。
ダイアナの元に行くとエミリーが偽名を使っていたことや、ダイアナが彼女に執心して絵を描いていたことが明かされましたね。スコー湖というキーワードと、ホープとフェイスという存在が気になっていきますよ。
ステファニーが双子の存在を知って車で帰宅するシーン
M.O.P. - Ante Up (Robin Hoodz Theory)
ステファニーが双子の存在を知って車で帰宅するシーンで流れた曲は、M.O.P.の『Ante Up (Robin Hoodz Theory)』です。
ステファニーは広報紙からクラウディアの双子の存在を知り、ライブ配信で彼女に呼びかける!双子の名前をそれとなく話に入れているのが凄いですね。
ライブ配信を見ていたステファニーは思わず「ブラザー・ファッカー!」と悪態を付くほどの真相だったということでしょう…優位に立ったステファニーは車に乗ってストリートの掟を歌詞にした歌をノリノリで歌っていました。力強く荒々しいフロウがクールですね。
ステファニーが夜にショーンを罠にかけるシーン
France Gall - Laisse Tomber les Filles
ステファニーが夜にショーンを罠にかけるシーンで流れた曲は、France Gallの『Laisse Tomber les Filles』です。
お墓の前で再会したエミリーとステファニー。エミリーは息子のニッキーのためにステファニーに計画を伝え、ショーンを罠にかけるのでした。
女性ヴォーカルのポップで軽快な歌が流れる中、夜にショーンが寝ているシーンへ。ステファニーは彼が寝ている間にパソコンを操作し、車にも罠をしかけて次の日を迎えました。
ショーンがエミリーに電話するシーン
LOLO - I Don’t Want to Have to Lie
ショーンがエミリーに電話するシーンで流れた曲は、LOLOの『I Don’t Want to Have to Lie』です。
ステファニーは料理中にショーンから電話を受けますが…勢いのある女性ヴォーカルの伸びやかな歌が流れます。ステファニーは電話に出ず、エミリーがどのように過ごしているかが映し出されますが…しっかりとリズムを刻む曲と共に、エミリーは空高く工具を投げて右目を腫らすという展開に驚きました。
エミリーは警察に事情を話に行き、ショーン逮捕につながるのが見ものでした。
警察がダレンの家に踏み込むシーン
Cypress Hill - 3 Lil’ Putos
警察がダレンの家に踏み込むシーンで流れた曲は、Cypress Hillの『3 Lil’ Putos』です。
警察に「エミリーとはダレンの家で会います」と伝えたばっかりに、警察は彼の家へ!ダレンはノリの良い音楽を流しつつ、楽しんでいたようですね。医療マリファナを使っているとのことでした。
警察の扱いに手慣れているエミリーは、ステファニーを出し抜いたかと思われましたが…なんとステファニーはライブ配信をしていた!これでエミリーは逃げられないだろうなという展開から結末を見守りましょう。
エンディング1曲目
Orelsan - Changement
エンディング1曲目で流れた曲は、Orelsanの『Changement』です。
登場人物のその後がエンディング中に字幕で流れ、エミリーは刑務所暮らしが様になっていましたね。そんなエンディング中にフランスのラッパーのOrelsanが、うまくいかない毎日や自分を変えたいという気持ちを語っていく歌が流れました。
落ち着いていて、話しかけるようにリズムに合わせて歌うのが印象的ですね。
エンディング2曲目
No Small Children - Laisse Tomber les Filles
エンディング2曲目で流れた曲は、No Small Childrenの『Laisse Tomber les Filles』です。
1964年のフランスのポップソングを、アメリカの女性ロックバンドが力強くアレンジし直した曲がエンディング2曲目で流れました。演奏はテンポよく進み、ギターの音が目立ちます。
はっきりした歌声と、自信をもって言葉を投げかけるような感じが印象的。女性たちが強いなというイメージも伝わって来て、今作のエンディングっぽいなと思いましたね。