2006年7月15日公開のアニメ映画『時をかける少女』。
- 主演:紺野真琴/仲里依紗
- 監督:細田守
- 音楽:吉田潔
筒井康隆の小説を原作とした作品で、幾度となく実写化されて来た名作です。
『サマーウォーズ』や、アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされた『未来のミライ』で有名な細田守監督が初めてアニメ化しました。
男勝りな真琴が「タイムリープ」という時を戻す力を手に入れ、恋愛や進路に悩みながら成長して行くファンタジー・青春ラブストーリー。
この記事では、映画『時をかける少女』で使用された音楽8曲をご紹介します。
※以下ネタバレ有り
『時をかける少女』を聴く
聴く| Apple Music | 聴く| Spotify | 聴く| Amazon Music | 聴く| LINE MUSIC | 聴く| AWA | ダウンロード| Amazon MP3 | ダウンロード| レコチョク | 買う| Amazon CD | 買う| 楽天市場 CD | 買う| タワレコ CD |
※調査の結果、聴けるものだけリンクを設置。アフィリエイトリンクを含む場合があります。
公開日 | 細田守 作品 |
2006年 | 時をかける少女 |
2009年 | 『サマーウォーズ』で流れる19曲をシーン別にご紹介! |
2012年 | 『おおかみこどもの雨と雪』で流れる11曲をシーン別にご紹介! |
2015年 | 『バケモノの子』で流れた挿入歌28曲をシーンごと解説! |
2018年 | 『未来のミライ』で流れる23曲をシーンごとに解説! |
2021年 | 『竜とそばかすの姫』で流れる7曲をシーンごとに解説! |
『時をかける少女』で流れる曲とは?
オープニング
オープニングで流れる曲は、吉田潔の『夏空〜オープニングテーマ〜』です。
寝坊した真琴が、慌てて登校するシーン。夏の暑さが伝わって来るような、爽やかなカットです。
真琴の声優を演じた女優の仲里依紗さんは、のちに製作された実写版の主人公にも抜擢されたそう!
大雑把で荒いキャラを、見事に演じています。
ここで流れるのは、オーケストラと電子音が心地よく響く、爽やかな朝にピッタリな楽曲。
Amazon Music Unlimited
真琴が理科室で転ぶシーン
真琴が理科室で転ぶシーンで流れる曲は、吉田潔の『第一変奏曲(ゴールドベルグ変奏曲より)』です。
理科室に落ちていたクルミ型の球を触ろうとした時、不思議な世界へ飛ぶ体験をするシーン。
ここでは、かなりアンダーグラウンドな映像が流れますが、ちょっと不気味で怖いなーと思いました。
特に、無数の人間たちの影が手を挙げているところとか…。未来と何か関係があるのでしょうか?
ここでは、力強く弾かれるピアノ単音の変奏曲が流れます。
真琴が踏切に突っ込むシーン
真琴が踏切に突っ込むシーンで流れる曲は、吉田潔の『からくり時計〜タイムリープ』です。
坂道を下る真琴の自転車のブレーキが壊れ、踏切に突っ込んでしまうシーン。
思わずゾクっとする事故の場面。(これが怖くて坂道はスピード出せない…)この時に時計塔から流れる音がこれまた不気味。
鐘の音から始まり、緊迫する踏切のシーンでは迫力のあるメロディが流れます。
真琴が2回目のタイムリープをするシーン
真琴が2回目のタイムリープをするシーンで流れる曲は、吉田潔の『少女の不安』です。
過去に戻った事を伯母の芳山和子に相談し、自身でコントロール出来るかを試すシーン。
この芳山和子というキャラは、原作のヒロイン。それゆえ、真琴のファンタジーな話をすんなり受け止められたのですね!
ちなみに、女優の原沙知絵さんが声優を担当しています。
ここで流れるのは、真琴の胸中を表現した不穏なメロディ。後半になるにつれ、激しい弦楽器の音で盛り上げます。
高瀬が消火器を投げるシーン
高瀬が消火器を投げるシーンで流れる曲は、吉田潔の『Daylife』です。
いじめられていた高瀬がブチ切れ、真琴に向かって消火器を投げつけるシーン。
とんでもないとばっちりを受ける真琴。ここでタイムリープを使ったせいで、代わりに親友の友梨が怪我をしてしまう…。
時間を捻じ曲げるとこういった不幸も起きる、という教訓のような場面でした。
ここでは、激しいシーンとは対照的な、千昭と友梨の事で揺れ動く真琴の心境を表した、優しくゆっくりとした楽曲が流れます。
千昭が未来から来た事を話すシーン
千昭が未来から来た事を話すシーンで流れる曲は、吉田潔の『静寂』です。
踏切に突っ込む功介と果穂をタイムリープで助け、真実を真琴に話すシーン。
どうしても「絵」が見たかったという理由で未来から来たという千昭ですが、なぜそこまでして観たかったのかがあまり描かれていないので、色々と考察するのが面白いです!(和子が話した、絵が描かれた背景が鍵っぽい…)
ここでは、時が止まった中を歩く二人を包み込む、まさに「静寂」を表した静かなピアノの旋律が流れます。
真琴が最後のタイムリープをするシーン
真琴が最後のタイムリープをするシーンで流れる曲は、奥華子の『変わらないもの』です。
奥華子は、日本の女性シンガーソングライター。多くのCMソングの作詞・作曲・歌唱を担当しています。
真琴・千昭・功介三人の想い出が走馬灯のように流れる最後のタイムリープのシーン。感動のクライマックスです。
奥華子さんの透き通る声が沁みる…!!映画の世界をそのまま歌った歌詞で、心にグっと来る名曲です。
エンドロール
エンドロールで流れる曲は、奥華子の『ガーネット』です。
真琴と千昭の想いが通じ合うも、最後には離れ離れになってしまうという切ないエンディング。
どう考えてもきっと二人は再会出来ないのだろうけれど、千昭のいる未来に真琴の生まれ変わりが現れないかな…などと思いました。
今作の主題歌であるこの曲も、奥華子さんの代表曲。
「変わらないもの」は切ないメロディですが「ガーネット」は感動的で、晴れやかな、前向きな気持ちになれる楽曲です。
サウンドトラック
『時をかける少女』を聴く
聴く| Apple Music | 聴く| Spotify | 聴く| Amazon Music | 聴く| LINE MUSIC | 聴く| AWA | ダウンロード| Amazon MP3 | ダウンロード| レコチョク | 買う| Amazon CD | 買う| 楽天市場 CD | 買う| タワレコ CD |
※調査の結果、聴けるものだけリンクを設置。アフィリエイトリンクを含む場合があります。
映画『時をかける少女』で流れる8曲をシーン別にご紹介!
続きを見る
映画『おおかみこどもの雨と雪』で流れる11曲をシーン別にご紹介!
続きを見る
映画『バケモノの子』で流れた挿入歌28曲をシーンごと解説!
続きを見る
映画『未来のミライ』で流れる23曲をシーンごとに解説!
続きを見る
『竜とそばかすの姫』で流れる7曲をシーンごとに解説!
続きを見る