1992年9月23日公開の映画『美女と野獣』。
フランスの民話を元にした、ディズニーの長編アニメーション映画。
主役声優:ベル役/英語版・ペイジ・オハラ 日本語版・伊東恵里
野獣役/英語版・ロビー・ベンソン 日本語版/山寺宏一
監督:ゲーリー・トゥルースデイル、カーク・ワイズ
美しい心を持ったヒロイン・ベルと、魔法により野獣の姿へ変えられてしまった王子の、ファンタジー・ラブロマンス。
大ヒットを飛ばし、のちに実写化もされました。
この記事では、映画『美女と野獣』で流れる音楽7曲をご紹介します。
※以下ネタバレ有り
公開日 | シリーズ作品名 |
1992年 | アニメ版『美女と野獣』 |
2017年 | 実写版『美女と野獣』で流れた挿入歌14曲をシーンごとに解説! |
アニメ『美女と野獣』で流れる曲とは?
ベルが本を読みながら街を歩くシーン(オープニング)Be
英語版
ペイジ・オハラ - Belle
日本語版
伊東恵里 - 朝の風景
ベルが本を読みながら街を歩くシーン(オープニング)で流れた曲は、ペイジ・オハラ・伊東恵里の『Belle/朝の風景』です。
ペイジ・オハラは、アメリカの女優、歌手、画家。伊東恵里は、日本の女優、歌手、声優。
本好きの美しい娘・ベルが歌いながら街を歩きますが、そのベルは「風変わり」であると街の人々もこぞって歌うシーン。
なんとも失礼な歌ですが、この曲で今作のヒロイン・ベルがどのような女性なのかが分かります。
「ボンジュール♪」と声を掛け合う歌詞なので、オープニングから楽しくなりますね!
ガストンが仲間達に励まされているシーン
英語
リチャード・ホワイト - Gaston
日本語
松本宰二 - 強いぞ、ガストン
ガストンが仲間達に励まされているシーンで流れた曲は、リチャード・ホワイト、松本宰二の『Gaston/強いぞ、ガストン』です。
リチャード・ホワイトは、アメリカのオペラ歌手、声優。松本宰二は、日本のバリトン歌手、声優。
ベルに思いっきりフラれ、「なぜなんだ!?」と塞ぎ込むガストンを、ル・フウ始め手下や仲間達が励ますシーン。
ガストンは、ディズニー映画イチ憎たらしいけれど、お馬鹿でなんだか憎めないキャラだと個人的には思っています…!
「強いぞ、ガストン」はその名の通り、彼の魅力がたっぷりバリトンボイスで歌われる、誰得な楽曲。笑
ルミエールが率先し、ベルをもてなすシーン
英語版
ジェリー・オーバック - Be Our Guest
日本語版
若江 準威知 - ひとりぼっちの晩餐会
ルミエールが率先し、ベルをもてなすシーンで流れた曲は、ジェリー・オーバック、若江 準威知の『Be Our Guest/ひとりぼっちの晩餐会』です。
ジェリー・オーバックはアメリカの俳優、声優。若江 準威知は、日本の舞台俳優、歌手。
野獣からの晩餐会への誘いを断り、閉じ込められてしまったベルを、ルミエールを始めとするお城の食器や家具達がもてなすシーン。
もうちょっと静かにしたほうが良いんじゃないかい…?と思うほどに思いっきりショーを始めるルミエール達。
でも、食器達が一同に踊るその様は圧巻で、素晴らしいの一言!
作画も華やかで美しいアニメーションを盛り上げる、楽しい歌です♪
ベルと野獣の距離が縮まって行くシーン
英語版
ペイジ・オハラ・ロビー・ベンソン - Something There
日本語版
伊東恵里・山寺宏一 - 愛の芽生え
ベルと野獣の距離が縮まって行くシーンで流れた曲は、ペイジ・オハラ・ロビー・ベンソン、伊東恵里・山寺宏一の『Something There/愛の芽生え』です。
ロビー・ベンソンは、アメリカの俳優、声優。山寺宏一は、日本が誇るレジェンド声優。
オオカミに襲われているベルを助けた野獣。
助けられたあと一度は逃げようとしたものの、思い留まるベルはやはり心の綺麗な女性で、
果敢に無数のオオカミに立ち向かう野獣もまた、根っからの悪人ではないのだなと、二人の関係がよく観えて来るシーン。
「愛の芽生え」は、オープニングの「朝の風景」と同じメロディで、ここではお互いに惹かれ合っている胸中が歌詞となっています。
ベルと野獣がダンスをするシーン
英語版
アンジェラ・ランズベリー - Beauty and the Beast
日本語版
ポプラ - 美女と野獣
ベルと野獣がダンスをするシーンで流れた曲は、アンジェラ・ランズベリー、ポプラの『Beauty and the Beast/美女と野獣』です。
アンジェラ・ランズベリーはイギリスの女優。ポプラは、日本の歌手。
心が通じ合って来た二人。(特に野獣が)ギクシャクしながらもダンスをする、後世に残る名シーン。
今でも人気の楽曲で、英語版も日本語版もそれぞれ二人をよく表している歌詞が魅力的です。
優しいポット夫人の歌声が染み渡る、ディズニーが誇る名曲♪
ガストン達が、野獣の城へ襲撃しに行くシーン
英語版
リチャード・ホワイト - The Mob Song
日本語版
松本宰二 - 夜襲の歌
ガストン達が、野獣の城へ襲撃しに行くシーンで流れた曲は、リチャード・ホワイト、松本宰二の『The Mob Song/夜襲の歌』です。
ベルを手に入れたいがために、野獣の有る事無い事を喋って街の人々を恐怖に陥れ、野獣を悪者にし襲撃しに行こうとするシーン。
野獣は立ち向かうなどそんな気力も無く伏せっており、かなりハラハラする展開です。
ガストンのバリトンボイスと仲間達の迫力満点な合唱が、緊張感のある場面を盛り上げます!!
エンドロール
エンドロールで流れた曲は、セリーヌ・ディオン、ピーボ・ブライソンの『Beauty and the Beast』です。
セリーヌ・ディオンは、カナダの歌手。ピーボ・ブライソンは、アメリカのR&B、ソウル歌手。
アカデミー歌曲賞を受賞したこの曲は、ダンスシーンでポット夫人が歌った歌のデュエット版。
圧巻の歌唱力を持つ歌手二名によるエンド・ソングは、物語の余韻に心地よく浸らせてくれました♪
筆者の感想
ロングヒットとなっている今作は、挿入歌の良さにも定評があります。
名曲「美女と野獣」だけではなく、どの曲も記憶に残りやすいので名シーンをすぐに思い起こさせてくれますよね!
幼い頃に観た時は、エンディングで野獣から王子様に戻った時の顔が怖くて、野獣のが良い!と騒いでいた筆者でありますが…。笑
誰もが憧れる、ファンタジー・ラブロマンスの金字塔だと思います。
「リトル・マーメイド」「アラジン」「塔の上のラプンツェル」などの作曲を手掛けているアラン・メンケンのインストも、ぜひ一緒に聴いてみてくださいね♪
サウンドトラック
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