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『ベルファスト』で流れる16曲をシーンごとにご紹介!

とまと

『ベルファスト』で流れる16曲をシーンごとにご紹介!

https://youtu.be/B3TC-p6nELo



2022年3月25日公開の映画『ベルファスト』

『オリエント急行殺人事件』や『ナイル殺人事件』の監督として、また『ハリー・ポッターと秘密の部屋』『TENET テネット』にも出演したイギリスを代表する名俳優として知られるケネス・ブラナーが自身で脚本・監督を務め、第94回アカデミー賞脚本賞を受賞した今作品。ケネス・ブラナー監督の半自伝的作品として作られました。

この記事では、映画『ベルファスト』で流れた音楽16曲をシーン毎にご紹介します!

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『ベルファスト』で流れた曲とは?

オープニングシーン

Van Morrison - Down To Joy

オープニングシーンで流れた曲は、Van Morrisonの『Down To Joy』です。

現在のベルファストが驚くほど鮮やかな映像で映し出されるオープニングシーンで流れるのは、ベルファスト出身のシンガーソングライター、ヴァン・モリソンによる書き下ろし曲『Down to Joy』です。喜びに満ち溢れた名曲を、70代後半とは思えないパワフルな歌唱力で歌い上げてくれました…映画が始まってないのに心が満たされちゃいますね!

ヴァン・モリソンは、この曲で第94回アカデミー歌曲賞にノミネートされました。


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おばあちゃんの家に集まるシーン

Star Trek: Main Theme (From "Star Trek")

Alexander Courage - Star Trek Theme(スタートレックのテーマ)

おばあちゃんの家に集まるシーンで流れた曲は、Alexander Courageの『Star Trek Theme(スタートレックのテーマ)』です。

バディの家族がジュディ・デンチ演じるおばあちゃんの家に集まるシーンでバディが観ているテレビ番組は『スタートレック』です。今でも根強い人気がある『スタートレック』シリーズ、記念すべき第1話が放送されたのが1966年ですから、1969年のシーズン3放映を観ている設定ですね!

スタートレックの他にも、後年ケネス・ブラナーが監督する『マイティー・ソー』のコミックや映画『チキチキ・バンバン』など、当時のカルチャーがところどころに散見されます。

 

ベルファストの路上でバディの両親が踊るシーン

Van Morrison - Caledonia Swing

ベルファストの路上でバディの両親が踊るシーンで流れた曲は、Van Morrisonの『Caledonia Swing』です。

路上で華麗にダンスを踊るバディの両親…美男美女ですね!マーロン・ブロンドを意識した開襟シャツとヘアスタイルがこんなに似合うなんて…奥さんもブリジット・バルドーのような盛り髪がステキです!

流れている曲はオープニング曲と同じヴァン・モリソンによる『Caledonia Swing』(2016)ピアノとサックスをヴァン・モリソンが担当しているインスト曲です。

二人がなりきっているフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースは、1930年代ハリウッドで一世を風靡した映画スターです。名ダンサーとして知られています!

バディが学校で好きな女の子を探すシーン

Van Morrison - Bright Side of the Road (Official Audio)

Van Morrison - Bright Side of The Road

バディが学校で好きな女の子を探すシーンで流れた曲は、Van Morrisonの『Bright Side of The Road』です。

バディが好きな女の子の家を外から見つめるシーンで流れてくるポップな曲は、ヴァン・モリソンの『Bright Side of The Road』です。バディの表情がなんとも言えません…!

11thアルバム『Into the Music』(1979)に収録されています。ジョン・トラボルタが天使役を演じた映画『マイケル』(1996)やイギリス映画『ぼくのプレミアライフ』(1997)でも使用された名曲です。2009年1月20日、オバマ大統領就任式の祝賀コンサートでシャキーラがこの曲を歌ったことでも話題になりました!

バディが朝食を食べるシーン

Ruby Murray - Real Love

バディが朝食を食べるシーンで流れた曲は、Ruby Murrayの『Real Love』です。

1935年ベルファスト生まれのルビー・マーレーは、1950年代イギリスで最も人気のあった女性歌手で、『Real Love』は1958年にリリースされ、UKヒットチャートで18位になったラブソングです。

ヴァン・モリソン同様、ベルファストを代表する歌手であるルビー・マーレーは今なおベルファストで愛されています。2000年にはベルファスト出身の劇作家マリー・ジョーンズによる伝記劇『ルビー』が発表され、ベルファストのシアターで上演されました。

バディが学校で窓の外を見るシーン

Van Morrison - Warm Love (Official Audio)

Van Morrison - Warm Love

バディが学校で窓の外を見るシーンで流れた曲は、Van Morrisonの『Warm Love』です。

『Warm Love』はヴァン・モリソンの7thアルバム『Hard Nose the Highway(邦題:苦闘のハイウェイ)』(1973)に収録されている曲です。外を見るバディに続き、物思いに耽るバディのお母さんや遠くで働いているお父さんなど、それぞれの時間を過ごす家族の映像が流れます…ケネス・プラナー監督の映画は、こういう日常の切り取り方がとっても美しいですよね。

バディが数学で良い点数をとったシーン

Van Morrison - Jackie Wilson Said (I'm in Heaven When You Smile) (Official Audio)

Van Morrison - Jakie Wilson Said

バディが数学で良い点数をとったシーンで流れた曲は、Van Morrisonの『Jakie Wilson Said』です。

『Jakie Wilson Said』は、ヴァン・モリソンの6thアルバム『Saint Dominic's Preview(邦題:セント・ドミニクの予言)』(1972)に収録されている曲です。好きな女の子の近くに行きたいからと勉強を頑張ったバディの笑顔、そして隣には座れなかった時のふてくされ顔…とっても可愛らしいですね!

この曲の題名になっているジャッキー・ウィルソンは、キングオブソウルと呼ばれるR&B/ソウル歌手です。代表曲『Reet Petite』から影響を受け、ヴァン・モリソンが作ったそうです。

バディのお母さんが泣いて電話を切るシーン

Do not forsake me, oh, my darling - Tex Ritter original soundtrack High Noon

Dimitri Tiomkin and Ned Washington - Do Not Forsake Me

バディのお母さんが泣いて電話を切るシーンで流れた曲は、Dimitri Tiomkin and Ned Washingtonの『Do Not Forsake Me』です。

バディの万引き事件を受け、バディのお父さんが帰ってくるシーンで流れる『Do Not Forsake Me』は、直前にバディがみていた西部劇『真昼の決闘(原題:High Noon)』(1952)の主題歌です。後のモナコ皇妃、グレース・ケリーが夫に愛想をつかすシーンが映し出されます…。

この曲を作ったディミトリ・ティオムキンは、露・サンクトペテルブルク音楽院で学んだ後、アメリカに移住しハリウッド映画で数多くの名曲を残した作曲家です。作詞を手がけたネッド・ワシントンは米・ペンシルバニア出身の作詞家で、映画『ピノキオ』の主題歌で知られる『星に願いを』の歌詞も作詞しました。

クライマックスの暴動でバディが盾にされるシーンでもこの曲が使われています。

バディが家族や友達と公園で遊ぶシーン

Van Morrison - Days Like This (Official Video)

Days Like This - Van Morrison

バディが家族や友達と公園で遊ぶシーンで流れた曲は、Days Like Thisの『Van Morrison』です。

『ベルファスト』は、いわゆる北アイルランド紛争が題材となっています。北アイルランド紛争の始まりは1968年頃とされ、そこから30年近くテロや暴力行為が横行していました。

このシーンで流れたヴァン・モリソンの『Days Like This』(1995)は、北アイルランド紛争の停戦を訴えるテーマ曲としてテレビで使用された曲です。一見のどかで平和なシーンですが、歴史や曲の背景を知ると、違うものが見えてきますね。

バディの叔母が調子外れの歌を歌うシーン

アイルランド民謡 - Danny Boy

バディの叔母が調子外れの歌を歌うシーンで流れた曲は、アイルランド民謡の『Danny Boy』です。

故郷を去るなんて出来ないと移住をためらうバディのお母さん。ぼやきを聞きながら、叔母は「アイルランド人は根っからの旅人だ」と伝えます。家族を置いて故郷を去れないと思う妹の気持ちを思いやる叔母の優しさがジーンときますね…。

残された人には、電話とギネスとダニーボーイの楽譜があれば良いと言った通り、酔った様子で叔母がろうろうと歌うのが「ダニーボーイ」です。ダニーボーイはアイルランド民謡『ロンドンデリーの歌』に歌詞をつけた曲で、戦地に赴く息子に向け歌う歌としてアイルランドに広まりました。

バディの父を乗せたバスが空港に向かうシーン

Van Morrison - Stranded

バディの父を乗せたバスが空港に向かうシーンで流れた曲は、Van Morrisonの『Stranded』です。

『Stranded』は、ヴァン・モリソンの31thアルバム『Magic Time』(2005)に収録されている曲です。切ないシーンにぴったりのサックスですね。

このサックス、実はヴァン・モリソン自身が演奏しています!歌だけでなく、サックス・ギター・キーボード・ハーモニカなども自身で演奏できるなんて…素晴らしいですね。ヴァン・モリソンは、音楽好きの家庭で育ち、サックスは、幼い頃にジミー・ジュフリーの『The train and the river』を聴いて、父親にサックスをねだったそうです!

クリスマスに映画館で映画を見るシーン

Chitty Chitty Bang Bang (Selections)

Chitty Chitty Bang Bang - Richard M. Sherman & Robert B. Sherman

クリスマスに映画館で映画を見るシーンで流れた曲は、Chitty Chitty Bang Bangの『Richard M. Sherman & Robert B. Sherman』です。

バディと家族が映画館で観ている『チキチキバンバン』(1968)のテーマ曲です。子供向けの楽しいファンタジーミュージカル映画ですが、その原作を書いたのは007シリーズの原作者、イアン・フレミングだというので驚きです!彼が唯一手がけた童話で、1964年に発表されたそうです。

クリスマスプレゼントには『サンダーバード』や『007 アストンマーティン』のおもちゃに紛れてアガサクリスティの本もありました。(アガサクリスティ原作の『オリエント急行殺人事件』や『ナイル殺人事件』のリメイク版もケネス・プラナーが監督してるんですよ!)

バディがお父さんをこっそり見送るシーン

Carrickfergus - Van Morrison& The Chieftains

バディがお父さんをこっそり見送るシーンで流れた曲は、Carrickfergusの『Van Morrison& The Chieftains』です。

この曲は、アイルランド出身の『The Clancy Brothers』が1964年にリリースし、世界的に知られるようになったアイルランド民謡です。作品内で使われたヴァン・モリソン版は、1988年にリリースされた アルバム『Irish Heartbeat』に収録されています。

『Irish Heartbeat』は、収録曲10曲のうち8曲がアイルランド民謡で、アイルランドの伝統音楽を奏でるグループとして有名なthe Chieftains(チーフタンズ)がバックバンドとしてサポートしています!

暴動でバディが盾にされるシーン

Do not forsake me, oh, my darling - Tex Ritter original soundtrack High Noon

Dimitri Tiomkin and Ned Washington - Do Not Forsake Me

暴動でバディが盾にされるシーンで流れた曲は、Dimitri Tiomkin and Ned Washingtonの『Do Not Forsake Me』です。

ここで流れた『Do Not Forsake Me』は、バディが万引きをし、バディのお母さんが泣いて電話を切るシーンで流れたのと同じ曲です。Do Not Forsake Me=私を見離さないで、という意味の題名で、「どんな運命が待っているのかわかならいけれど、立ち向かわなくてはいけない。」というようなことが歌われています。

西部劇『真昼の決闘』(1952)の主題歌ですが、こういう使われ方をすると、さらに心に響きますね…。

おじいちゃんのお葬式の後、バディの両親が踊る曲

Love Affair - Everlasting Love (Official Video)

Love affair - Everlasting Love

おじいちゃんのお葬式の後、バディの両親が踊る曲で流れた曲は、Love affairの『Everlasting Love』です。

バディのお父さんが歌い、遠くで見つめていたお母さんがそれに答え、二人の距離が縮まりダンスになるシーン…バディの表情がまた良いですね!

『Everlasting Love』は、米・テネシー州出身のソウルシンガー、ロバート・ナイトが1967年にリリースし、大ヒットした曲です。ここで使われたのは、イングランドのロックバンドLove affairが1968年にカバーしたバージョンです。全英チャートで1位を記録しました。ちなみに、Love affairのキーボティスト、モーガン・フィッシャーは1985年から日本に拠点を移し、今でも日本国内で活動しているんですよ!

予告編でもこの曲が使われていました!予告編はコチラ!

ケネス・ブラナー監督『ベルファスト』予告編

 

エンディングソング

Van Morrison - And the Healing Has Begun (Official Audio)

And The Healing Has Begun - Van Morrison

エンディングソングで流れた曲は、And The Healing Has Begunの『Van Morrison』です。

最後に流れるのも、もちろんヴァン・モリソンの楽曲です。1979年リリースの『Into the Music』に収録されています。

ベルファスト出身のヴァン・モリソンとケネス・プラナーだけでなく、バディの母役カトリーナ・バルフ(ダブリン出身)父役ジェイミー・ドーナン(ベルファスト出身)祖父役キアラン・ハインズ(ベルファスト出身)と、主要キャストもアイルランド出身の俳優で固めた今作品、それぞれの祖国への想いが伝わる作品でしたね。

カテゴリー - 挿入歌・サントラ
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とまと

洋画大好きライターのとまとです!好きな恋愛映画はLost in translationとJackie Brown。いやいやBleederも捨てがたい…。ちょっぴりビターなストーリーに激弱です。
音楽は「U2よりNirvanaが好き」に共感しまくるグランジ好き。アイラブコートニーラブ♡
毛布を被って映画を観るのがトマトスタイル、映画館よりお家で観たい派です!動画サブスク万歳!